概要
本項目には二次創作特有の凄まじいまでの独自解釈が含まれているため留意されたい。
2013年9月下旬、百四十文字海域において実装が確認された重雷装巡洋艦娘。
大井っちの北上さん好き好きオーラが濃縮して誕生した異能体との推測もあるが正体は不詳。
botらしく定型ツイートや自動返信も行なうが、手動で投下されるツイートの数々は「ツイッター二次創作小説」とも言えるクオリティを見せており、その構成力に脱帽する者も多い。
時折、「戦争で沈んだ史実の軍艦・大井」の重い過去をぼそっとつぶやくこともあるので、ただのクレイジーサイコレズと侮れないところがある。
なりきりアカウントやらbotアカウントやらの常識を豪快にブチ壊したその独特過ぎる世界観と言動に、関係各所が恐怖と戦慄のどん底に叩き落とされた。その衝撃は艦これ二次界隈に決して小さくない爪痕、もとい影響を与え続けている。
阿武隈を交えた壮絶な三角関係の果てに第2形態「メンヘラ大井bot」を経て最終形態「両思いガチレズ大×北bot」に至り、ストーリー展開はひとまず完結して完全自動botへ移行した。
その後数か月間は時折思い出したように手動ツイートするもののストーリー展開は無かった。
しかし2014年10月頃から上記の四角関係ストーリーよりも頻度は低いものの、今度は木曾(二代目)の熱烈アプローチを受け始め、それに嫉妬した北上がツイート中でも「クズ上」と言われるほど積極的になりつつある。
当該アカウントに登場するガチレズ鎮守府の面々
※は外部リンク(Twitter)。
なお、基本的に当該アカウントにおいては同名艦娘や提督が複数存在する解釈が採用されている。
主人公とヒロイン
語り手にして主人公。クレイジーサイコレズ(本人曰くレズ以外はクレイジーサイコノンケ)。北上さんを病的なまでに愛するオープンな変態という名の淑女。一方、男やノンケを異常なまでに毛嫌いする(ただし「漢(ex.現実の艦である大井の乗組員一同)」は別らしい)。数々のインパクト抜群な迷言を残している。
性格性癖のせいか周囲からの評判はお世辞にも良いとは言えないらしく、本人が執筆した小説によると北上が居ない時はいつも便所飯らしい。
また、大井の所属している鎮守府には複数の別個体の大井が存在し、中にはノンケの大井も存在する。
pixivユーザーでもあり、小説を中心に投稿を行っている。2014年以降の活動は寧ろこちらがメイン。
当記事メイン画像は本人による自画像。
2015年2月にPN「ガチレズ大井botの中の人」としてあたたかアンソロに参加しており、その告知以降は管理人名義のアカウントとなっている。
目下のところ関心を寄せているのはiPS細胞。理由は当該記事を読めばわかる。
愛読書も勿論その手の本……と思いきや、昨今よくある日常系百合作品の類はあざと過ぎてむしろ嫌いらしい。
なお、大井の部屋(@oi_room)はそのものずばり大井の自室であり、秘密の話をしたり片付けをさせられる木曾が悶々としたりする。
ヒロイン。大井っちの大天使。大井っちから鉄風雷火の如きレズセクハラを日常的に受けていることが窺える。基本的にノンケだった。
阿武隈、大井との三角関係のうちに大井と両思いになったはずであったが、その後もさしたる進展はない模様。
しかし木曾(二代目)が大いに熱烈アプローチをかけ始めると、それに嫉妬して「クズ上」様へとジョブチェンジを遂げ…?
レズ仲間たち
大井っちのレズ仲間その1。赤城LOVEだが大井っちとのフラグも噂されている。互いに毒を吐き合うこともあるが、基本的に仲は良い様子。ヘタレズのスカベンジャー。隣に赤城がいない限り完璧な王子様だが、その性癖には大井っちも若干引き気味。最近は追加ボイス実装により徐々にヘタレズを脱却しつつあり、赤城に提督(♂)の服を着せて赤賀するまでに成長した。またその性指向は厳密にはレズに近いバイセクシャル。
過去に土佐に手を出したことがあるらしく木曾と大井をドン引きさせた。
大井っちのレズ仲間その2。クレイジーサイコ妹。金剛LOVE。しかし当の金剛は男性提督LOVEなためストレスが凄まじいらしく、いろんなお薬が手放せなくなったり、生理が止まっちゃったりしたりしている。また、オンオフでのテンションの落差も激しい。なお、彼女の部屋は大井っちが言葉を失うほど。
大井っちのレズ仲間その3。ガチレズ・シスコン・処女厨の三重苦。そのくせ、表向きは多数の男性と関係を持っているというドス黒い何か。しかしそれは姉の足柄LOVEが行き過ぎて男を近寄らせないよう手を回しているからだとか…。日課は足柄姉さんのストーキング。更に姉を侮辱した女や傷つけた男に対しても、人間関係がドロドロになるような報復を行なう。ただし那智曰く「恋敵は直接殺しに来る娘」であり、本人も陰湿な嫌がらせは嫌いと断言している。同性愛者でありながら異性経験豊富というアンバランスさから、メンヘラも併発しているらしい。
小説に登場した際は、現実の異性に興味が無いとされていたはずの男性警備員を相手に「とりあえず相手の外見的特徴を褒めまくって気を惹き(露骨なボディタッチも交えていた模様)、向こうが調子に乗って自分の話を始めたら楽しげに相槌を打ち続ける」という鮮やか過ぎる籠絡術を披露。
当然ながら全て演技であり、一しきり「本心を押し殺して男に都合の良い言葉だけを吐く機械になりきる」という作業が済んだ後は、あからさまに顔が青くなる程精神力を消耗していた。
周辺の方々
加賀の想い人。ゆるふわ戦闘機械ガール。加賀がヘタレすぎることもあってその好意に気付いているかどうかは微妙なところだが、少なくとも完全に餌付けされている。
小説によれば鎮守府から出たことのない箱入りのお姫様であり、性格は欲望(主に食欲)に忠実で我儘。更に一般常識に著しく欠けており、加賀のクソレズを拗らせた言動にも全く動じていない模様。一方で武人としての一面もあり、「私達の提督は、南雲中将ただひとり」と言い放っている。
と同時に、今の提督(≒艦これプレイヤー)は「居ても居なくても同じのどうでもいい存在」としか見ておらず、※原作ゲーム中の「ほぼ戦闘か任務の話しかしない生真面目な軍人キャラ」は「武人としての誇りがあるので幼稚な反発をする気は無いが、提督に一切興味が無いので私情を挟む気も無い」ことから来ている、というちょっと衝撃的なキャラ解釈がなされている。
比叡の姉で想い人。男性提督LOVE。ヤクザっぽい長女気質で、大井っちが比叡のヘタレエピソードを流す度にプレッシャーをかけてくるらしい。そしてそういった所が比叡のシスコンを悪化させていることに気付いていない。
謙虚で明朗で、礼儀正しい、金剛姉妹きっての良識人……※という人物像には何か裏があるとしか思えない、という目で見られている模様。
ちなみに大井の評価はレズとノンケの場合で両極端に分かれている
専ら他人の妄想内での登場なので本人の人となりは不明。
金剛姉妹の中で彼女だけは長らく名前が挙がることすら無かったが、どうやら一応ノンケだった模様。
つまりレズなのは比叡だけということに……。
レズの間で人気が高いノンケ。羽黒の想い人。「飢えた狼」の別名通り、男を探し活発に合コンへ参加している。が、男が出来そうになると決まって妹の羽黒が暗躍するため、今なお独り身である。(自分の狙った男を寝取られているにもかかわらず)男より羽黒を優先させる無自覚シスコンな所があるのがこれまた厄介なところ。
(ただ彼女の「男にモテると思ってやってた失敗談」は大井っちですらドン引きするような内容だったらしいので、もし羽黒がどうこうしなくても厳しいことに変わりはないかもしれない…。)
男性の理想は高い反面、女性に対しては誰であっても面倒見が良く、大井っちから見ても魅力的な(レズ素質を持った)女性。
だが羽黒が「ノンケの人が女同士は嫌だと抵抗するのが楽しいから」という理由で足柄はノンケのままでいて欲しいと思っているようなので、大井っちが羽黒を乗り越えでもしない限りはレズ側に転ぶことは無さそうである。
大井っちの装備をじょうろと間違えたり、上官である漣に倣って変な口調になったりする面白い人。大井っち曰く、魂が受けの色をしている童貞レズでもあるらしい。また、ノンケが「何故彼氏を作らないのかトーク」を始める度にレズ同士のアイコンタクト連携によって呼び出され、一喝する役割を担っている厳しい雰囲気のレズでもある。
……が、実は小説(先述の羽黒の項目にあるやつ)において本性は割とどうしようもないぐらい豆腐メンタルであることが発覚した。
ところが改二実装で一気にイケメン化。壁ドン立ち絵と補給ボイスの「足柄は大丈夫か?」が効いたか。
ちなみに妙高型四姉妹の長女である妙高個人は取り立ててネタにされていないが、大井っちがこの四人を見た時の第一印象は「給湯室でコントやってそうな経理のOL集団」だったらしい。
レズコミュニティの一人。姉の翔鶴が好きと見せかけて、密かに加賀に執着するガチレズ。
日本海軍きっての幸運艦の一隻として有名だが、大井っちに言わせるとこういうことだそうな(ある意味非常に的確なのだが)。
レズコミュニティの一人に入っているかどうかは明言されていないが、大井っちの話から察するに、わりとアブノーマルなプレイで長門を調教している模様。
上述の通りに妹の陸奥に好き放題やられている(やらされている)ことが端々で窺えるが、そのせいなのか、大井からも妙に見くびられている節がある。(「長門さんよりも北上さんの方が強いに決まってる」などと言い回られたり。)
ネコなのに顔と言動はイケメンなので度々イケタチ枠に括られる。また「この身は陸奥に全て捧げている」と宣言している。
最大の被害者。ノンケなのに無理矢理レズコミュニティにブチ込まれることがある。主な任務はパシリと人数合わせ。もっと目立ちたいらしい。不憫。
「一番可哀想なのはむしろ吹雪」という状況を端的に表した図はこちら。
クローゼット(性志向を公にしていないセクシャルマイノリティ)のレズ。彼女の登場が大井っちと北上様の関係に重大すぎる転機をもたらした。時報持ち&高い女子力のため大井っちには妬まれ気味であった。
大井が「私はレズです」と自己紹介したら引いた。言葉遣いは悪いが、沈んでいる大井っちを励まそうとしてくれるいい人。眼帯をしているのは左目が一重なのが恥ずかしいから。意外と乙女。
ファンレターは女子からばかり来るが、本人はネコである事を大井に掴まれている。。
しかし長女属性持ちなのでまとめ役としての才覚があり、ヒステリーを起こした龍田を受け入れる度量もあるためボイタチの筆頭格として扱われることも多い。この辺りは木曾と対照的である。
姉妹艦LOVE繋がりな大井のレズ友…………だと良かったのだが、大井的には「百合キャラを作って売っているだけで本当は普通にノンケなんじゃないか」という印象で見られているようで、軽々しく百合・レズネタを持ちかけても冷淡にあしらわれて残念な展開に終わりそうな気がしてならないため、交流を持てない模様。
あくまで大井のイメージなので、実際の人物像はあまりわかっていない(前述の通り天龍で遊んでいるのは間違いないようだが)。
典型的なスケ番タイプ。天龍同様、言葉遣いは荒いが、結構優しい。しかし、男女観が戦前のそれと全く変わっていないらしく、そのギャップは大井っちをフリーズさせた。
その一方で妹の鳥海は中破絵で出血するため大井からは『世界観が違う』と思われている。
ご存知球磨型姉妹の長女にして1番艦。大井っちには「球磨姉さん」と呼ばれている。
見た目的にもキャラ的にもあまり似ていないため、大井っち的には姉という実感がないらしいのだが、そこはやはり超個性派の5人姉妹を束ねる長女。姉妹ヒエラルキーの頂点に立つ存在であり、四女の大井っちは球磨姉さんには逆らえないらしい。それゆえあまりネタにすることができず、登場頻度は低め。
稼働直後に登場した際のエピソードでは、北上さんにメロメロ状態で気もそぞろな大井っちにお説教。その際、戦前育ち故の強烈な軍国思想の持ち主という地の性格をうっかり表出している。
ちなみにこの時のお説教は、球磨姉さんお気に入りの軍歌(同期の桜)をBGMに長々と続いた。
このあたりが、大井っちが球磨姉さんに逆らえない理由のようだ。
しかもドスの利いた声を出すと、長門さんそっくりの声になるのだとか。まぁぶっちゃけ中の人一緒だしな。
球磨型姉妹の次女にして2番艦。大井っちには「多摩姉さん」と呼ばれている。
やはり姉妹ヒエラルキーの上位者であるため、大井っち的にはネタにしづらいらしく、登場頻度は低め。ちなみに球磨型姉妹の上下関係についてはこちら。
『にゃ〜』という語尾を持ちながら女社会で浮かない外交力の持ち主。
稼働から1年も経とうかというころになってひょっこり登場したと思ったら、いつのまにか腐っておられましたとさ。
挫けるな大井っち!
大井がレズ用語を普及させすぎたせいで思いがけないとばっちりを食らっており、そのことにお怒りな反面、密かに妹をかばう姿も見られる。
木曾(初代)
球磨型5番艦であり大井っちの妹。しかし存在自体忘れられていた。ヒロポン(戦時使用された覚醒剤)の中毒患者でハッピーな幻覚を見ている。
木曾(2代目)
その初代木曾が轟沈した後、二代目の木曾が着任。こちらは改二まで成長している。
大井っち曰くボイタチ(ボーイッシュなタチ)の代表格。
さらに大井っちにカップリング絵を姉ショタと誤認される始末。
末っ子の彼女は姉妹ヒエラルキーの最下層に置かれ、当然のごとく四人の姉たちのオモチャにされる日々を送っているもよう。
だが初代木曾の、そのあまりに不憫な生涯が大井っちの同情を誘うらしく、着任以後大井っちにたっぷり世話を焼かれている。
北上さん一筋の大井っちには珍しいことだが、やはり可愛げのあるボイタチを放っておけないのがフェムネコの性というところか。
そんな大井っちのお世話焼きが、思わぬ効果をもたらしているようであり……。
大井から「吹雪のような正規空母」と呼ばれてしまうぐらいには空気。ひどい。だがある意味幸せかもしれない。 …だが。
小説にてレズであることが確定。所謂フェムタチであるが「フェムを通り越してもはや男性向け」と言われる容姿のためハードレズ(難易度的な意味で)として人生を送ってきた模様。その後紆余曲折を経て飛龍と結ばれる。
小説で登場。南雲機動部隊最後の良心。
元々男嫌い(多聞丸除く)だったこともあり、蒼龍の告白であっさりレズへ転んだ。
ついに満を期して登場した、レズ鎮守府最後の正規空母。愛する瑞鶴の幸せを想うあまり、瑞鶴を加賀に抱かせようと画策する、ガチレズ・シスコン・NTR属性を併発した逸材。大井っちが恐れ怯むレベルのクレイジー。
彼女の登場がしばらく平穏だった鎮守府に再び嵐を呼ぶ。だが、彼女が「病んだ」のは史実に基づくトラウマにあった(深く刻まれたトラウマの数々:※その1・※その2・※その3)
大井曰く、男性提督と女性提督の両方が存在するようだ。一つの鎮守府に何万人ものプレイヤーが出入りする仕様がそのまま反映されているらしい。主に大井と絡むのはガチレズな女性提督。大井っちに従順なため、都合よく使われる。
小説にも複数人登場しているが総じて扱いが酷い。特に男性提督はどうしようもないクソ提督しか出てこない上に全員殺されている。
北上が一緒じゃない演習に駆り出されて全然やる気の無い戦いをする大井に対し、叱りつけるでも手を上げるでもなく(中の人が同じであることを活かして)北上の声色を真似ながらドぎつい拒絶の言葉を叩きつけるという生々しすぎる制裁を与えた、強かな女。
レズかどうかは不明。
彼氏持ちのノンケ。レズコミュニティとの関わりは希薄。
彼氏との仲はベッタベタに甘々。つらい。
新規イラストが追加された際は、若干淡くなった髪色から「彼氏が変わったのでは」と推測されていた。
別にレズ的な関心を向けているわけではないのだが、何故か大井っちからの注目度が(やや悪い意味で)高い傾向がある。
直接登場することはほぼ無いがたまに名前を挙げられるノンケ。やはりレズコミュとの縁は薄い。
大井曰く「(異性ウケをとるという意味での)女子力の正しい使い方の体現者」のような存在で、見ているだけでガチレズである自分の肩身の狭さを思い知らされるかのようで直視ができないらしい。
大井っちも心の底では、自分の性癖が社会通念から外れていることへの気後れがある…とも取れる一幕である。彼女にとって、たとえ同性でも愛宕のような人物は色んな意味で遠い存在なのだろう。
本人が実際にLGBTかどうかは不明。
具体的に何かネタになるような行動を起こしたわけではないのだが、何故か大井から物凄く悲しいイメージを勝手に抱かれている。
逆に言えば素質があるのだが、どのみちLOの領域なので紹介できないとのこと。
大井から「ジョックレズ」だの「レズ番付上位の匂いを感じる」だの「私と北上さんをコミック百合姫の世界とするなら扶桑姉妹は快楽天」だのと、やたら過激な印象を持たれている。
ところが山城がロリコンに目覚め時雨に乗り換えた模様。扶桑姉様の明日はどっちだ。
初めて大井の目の前で轟沈した艦娘。その様子は地獄絵図であった。
容姿が北上に似ているため、大井は「髪を下ろした13歳の北上さん」だと自分に言い聞かせて一人でドキドキしている。
不倶戴天の敵。ちなみに提督は同一。
本来大井ノンケ派へのフォローとして登場したはずが『ノンケというより淫売』と言われるような全然フォローになっていない有り様だったので、改めて『大井風評被害払拭計画の一環(当該アカウントプロフィール文より引用)』として「綺麗な大井bot」が登場するハメになったが、実際は無難な原作台詞の集合体であり、大井の風評被害払拭には到底なっておらず、これらは最初からネタや言い訳の類の意味でしかなかったと思われる。また、後述の総じて偏った男性提督像と合わせて考えると、これらもノンケそのものへのキャラヘイト創作の可能性も否定できない。
公式大井への影響や周囲への影響、最近の状況
多くの支持とその強い影響力
2015/07/07現在、78,523フォロワーと、フォロワー数は非常に多いため、極めて強い影響力があり、ただの二次創作の範疇を超えている。
(参考:群馬県館林市の法定人口78,580人とほぼ同じ(2015/05/01現在))
大井そのものをただのネタキャラとしてみている層や、百合、レズ、ただのカップル好きを中心とする層からは評判がよいようだが、二次創作設定を取り入れるDMMの運営方針により、少なからず公式の大井やその他のキャラに影響を与え続け、ゲームジャンルすら揺るがしているため、ただの二次創作として見るのは困難な状況になっており、大井そのものが好きなファンを中心とする一部の提督達からは強い反感を買っている。
その後の公式、二次創作においての大井の変遷
以後、大井は二次創作においてクレイジーサイコレズ として描かれることが更に多くなり、艦娘=ゲームのヒロインとしての大井の地位は失われていく。2014/10/10に追加更新されたボイスもそれを後押しし、二次創作においての大井への扱いは大きく変わり、大井のただのカップル成立の道具化やネタキャラ化が加速していく事となる。
更に公式アニメでクソレズ化した大井と、その大井に合わせるためだけの付属物と化した北上が毎週脈絡なく登場。両キャラのファンを酷く落胆・失望させる結果となった。
この時、特に大井の評判が酷く悪くなったことで、このbotの存在が悪い意味でクローズアップされる事となる。現在はなりきりとしての活動を停止したり再開したりしているものの、botとしてのアカウントは依然として残ったままである。
またアニメの影響により彼女をウザキャラと見る者が増えている。大井は原作でも衣笠の放置ボイスで彼女を睨み付けるなど、初期からやや閉鎖的な性格として設定されていた可能性があるが、ボイス更新以前は現在程まで極端なクレイジーキャラではなかった。その後、他の艦娘への気遣いなども失われ、腹黒な要素が強化されたために軽巡時代に僅かに残っていたその要素も建前となってしまい、それらの台詞は意味を失ってしまった。
またゲーム中では悪態こそつくものの提督LOVE的な描写はあり、時報ではそちらも少々重すぎるくらいに強調され、ケッコンオコトワリ勢でもないが、基本的に北上最優先で提督の目を盗んで職務すら放棄し、それを注意した提督に逆ギレするなど、やはり“北上>提督”な性格である所は変わっていない。
そもそも艦隊これくしょんは百合やレズを題材としたゲームではない。提督として艦隊を指揮しているのはプレイヤーであり、大井もれっきとしたヒロインキャラであるが、2015年バレンタインから追加ボイスの度に提督はこのヒロインから無視され続けている(2015/07現在)。
二次創作への大きな影響
本来ならば、このbotについての問題は描き手および受け取り手の良識の問題という創作一般に関する問題に帰着する。
「botがやってたからクソレズ描くー、なんか問題起きてもbotのせいだもん」などという言論は小学生のそれであり、無責任甚だしい。提督諸兄は自分の好きな大井像を見つめるべきであり、当botのせいにするのは的外れである。
しかしながら、ちょっとした有名人レベルにまで増大した影響力を無視出来るものではない。
「botのキャラ付けが流行っているから、そのように描いた方が受けがいいのだろう。」等というようにその時の流行を追うような作家も少なくはないし、そしてbotのキャラ付けを自分の好みの大井として受け入れてしまった作家や提督も少なくはないはずである。
そして、なにより、その後を追うように公式が大井をここまで改悪させてしまったことにより、「この姿の大井が正しい」などと考えてしまっている人も少なくないと思われる。
このような主体性のない作家や受け取り手にも問題はあるかもしれないが、これらの現象がこのbotの大きな影響力と無関係であると否定することも出来ない。
一部のbotファンと所謂百合厨問題
一方で、このbotのファンの一部と思しき人達による「カップリングによるキャラヘイト、キャラヘイトによる迷惑行為、嫌がらせ」或いは所謂百合厨のような問題も少なからず起っており(提督LOVEタグの消去、作品、作家の作品意図と無関係なタグの追加、作品に存在しないカップリング要素や、キャラ設定をコメントして言い争いをするなど)、pixiv内においても被害が起っている。
それらの行為はその一部のマナーの悪いファンの問題であり責任は彼らにあるが、拡大している所謂百合厨問題と当該botの巨大な影響力からか、作品と無関係な要素のコメントや勝手なキャラクターイメージの押しつけ行為をする者は少なくなく、身勝手な解釈の押しつけ行為や、荒らし行為、言い争いが二次創作者のやる気まで削いでいる。
自分たちの活動がこのbot、ひいては二次創作全体に迷惑をかけて自分達の首も締めている、ということに気づいて早くやめてほしいところだが、所謂百合厨問題は近年拡大傾向にあり、なかなか解決する様子はない。
繰り返しになるが、そもそも艦隊これくしょんは百合やレズを題材としたゲームではない事に留意されたい。
キャラヘイト創作?
botも含めた二次創作内での男性提督への扱いが総じて悪い。プレイヤーの分身たる提督には明確なキャラ像は存在していない(のちに叢雲の時報ボイスにおいて男性であることが判明している)が、僅かながらにゲーム内の時報等でそのキャラクター像を垣間見る事が出来る。提督はそこまで酷い人物でもなく、北上の大井へのフォローにも同意するなど、大井との関係もさほど悪いとは言い切れない。
創作や表現に不要な存在とはいっても無理に貶める必要はない。実質、男性提督へのキャラヘイト創作の側面も持っている。
原作への二次創作取り入れの恐怖・被害者の象徴として
このbotは二次創作設定を取り入れるDMMの運営方針の被害者でもある。「みなさんと一緒にゲームを作っていく」というのはあくまで理想であり、現実には運営公式の取り入れている二次創作設定はキャラクターの性格や存在を貶めるものも少なくなく、ファンの期待を裏切るものも存在する。
二次創作設定の取り入れはファンの対立を生む原因となるため、本来好ましいものではないと言える。途中から二次創作設定を取り入れ、キャラクターを変化させる事は程度の違いはあれ、旧来のキャラクター像を好んでいた人達を苦しめる事となるからである。それ故、二次創作設定を取り入れる場合でも他社の作品では注意深くそれを取り扱っている事が多いのである。
その被害キャラの代表としてあげられる事が多いのは大井であり、その影響力の大きさ故、運営・公式の次にその原因としてあげられる二次創作はこのbotである。
公式アニメは大井に限らず、多くのキャラクターがそのキャラクター描写において、二次創作だからこそ許される良くない設定を取り入れられたり、設定を悪化させられたりしている。そしてこの事が運営公式の二次創作取り入れ方針への恐怖をユーザー達に大きく伝播させる事となった。
それ故、ユーザーの二次創作への恐怖は強まり、ユーザー間の対立や、二次創作の萎縮に繋がっている。
本来、二次創作は原作者が許す限り自由なものであるはずであるが、艦隊これくしょんにおいては結果的にユーザーの対立の引き金となっている。このbotはその二次創作取り入れの恐怖と、それによる被害の象徴となっている。
関連イラスト
北上さまの反応