「あの馬鹿、いい気になって・・・。思い知らせてやる！」
詳細
天ノ川学園高校の恒例行事「クイーンフェスティバル」で優勝が有力視されている生徒と3年連続優勝を目指す風城美羽を狙って行動を起こした一般ゾディアーツ。
カメレオンだけあって身体を透明化できる能力を持ち、これを逆手にとって変身前の状態で襲われたフリをして自分に疑いがかかるのを防いでいる。
生徒を襲ったり美羽を貶めたりと目的のためには手段を選ばず、正体が明らかになった後のフォーゼ戦では美羽を人質に取るなど卑怯な行為が多かった。
変身スイッチはスコーピオン・ゾディアーツから与えられた物で、その後もスコーピオンには2回ほど助けられていた。
外見
緑の体色で、頭部に王冠のような装飾があり、口の他に腹部や背中にも舌の意図が見られる。
眼・肩・胸部の5箇所にゾディアーツ特有の星座のコアがあるが、あまりにもマイナーな星座モチーフの上にその星座をばらした状態になっているためか、星座の原型を留めた状態でコアが纏まっているスコーピオン・ゾディアーツやオリオン・ゾディアーツに比べると少し分かりづらい。
平成ライダー怪人では数少ないモチーフを採用しているためか、頭部がクウガのメ・ガルメ・レに、脚部や腰の尾は龍騎のバイオグリーザに似ているなど、オマージュ的な要素が散見される。
能力
変幻自在のトリッキーな動きで敵を翻弄し、コンクリートを破壊する程の威力がある伸縮自在の舌を攻撃手段に持つが、戦闘力は高い方ではない。
また前述した通り透明化能力を持っているが、フォーゼとの戦闘では何故か1回も使わなかった。（弦太朗は奇策で一度透明化を破っており、その経験からおそらくフォーゼ＝弦太朗相手に使ってもまた変化球な方法で破られるのがオチ、と判断したためと思われる。どうせレーダーモジュールとかもあるし。）
備考
本当に余談になるが、カメレオン座という星座は実在する（漫画『聖闘士星矢』にも青銅聖闘士「ジュネ」の聖衣として登場している）。ただし天の南極に近い星座のため、北極星を中心とした天球が見える日本（北半球）からは全く見えない。
日本人が見るにはそれこそオーストラリアなどの赤道以南の国に行くしかない。
関連タグ
仮面ライダーフォーゼ ゾディアーツ スコーピオン・ゾディアーツ
正体と最期
※第4話以降のネタバレを含む為、閲覧には注意
正体はサイドキックス(美羽の取り巻きで同部)の1人・佐久間珠恵。尾行していた歌星賢吾によって判明した。透明化したゾディアーツに襲われたかに見えたのも演技だった。
珠恵は美羽を入学時から「偉そう」と嫌っており、そこをスコーピオンに付け込まれてゾディアーツスイッチを与えられた。
正体発覚後、舌で美羽を滅多打ちにして逃亡。フォーゼとの再戦時にも美羽を人質にして手出しできなくするが、美羽の挑発に逆上して彼女を高所から突き落とし、その結果マジックハンドモジュールで美羽を救出されてしまう。後は終始劣勢であり、最期はランチャーモジュールを受け空中に飛ばされた所をライダーロケットドリルキックで爆散した。
その後意識を取り戻した珠恵は美羽とは和解したようであるが、25話まで登場しなかった。
これは単純に会いづらいからではなく、珠恵の方が会いに行ける状態ではないから、と思われる。（8話で一足先にラストワンになった三浦が、その代償で病院送りになったことが明かされており、それを考えると珠恵も病院のベッドで寝ていたと考えた方が自然である）
MOVIE大戦MEGAMAXにも別個体が登場した(財団Xの研究員が変身したため、珠恵とは別人)。
第25話で再登場し、卒業式に行われるプロムの会場を襲撃。前は使用しなかった透明化能力を駆使してフォーゼを追い詰めるが、ペンモジュールで姿を見つけられた所を仮面ライダーメテオに倒され、爆発跡に残った髪の毛が燃えて消滅した。
その正体は、コーマ・ゾディアーツの分身だった。
『MOVIE大戦アルティメイタム』ではアンダーワールドの怪人として登場。仮面ライダーバースに襲い掛かるがゼロ距離でバースバスターを叩き込まれて粉々にされた。
