S級ヒーロー
えすきゅうひーろー
※以下、ONE氏原作版におけるネタバレが含まれます。ご注意下さい。
概要
漫画『ワンパンマン』に登場する組織「ヒーロー協会」の中で最高の戦力とされている17人のヒーローのこと。
ヒーロー協会は基本的にA級・B級・C級の三段階にヒーローをランク付けしているが、S級はいわば規格外の"特別枠"であり、埋もれたる逸材の救済も一つの目的として設置された。
「基準」は、それぞれが防衛軍の一個師団に匹敵する戦力を持つとされている。協会から選抜された最初のメンバーがそうであったように、災害レベル鬼の怪人を単独で撃破できるかがS級入りの基準の一つとなっている。
毎年新たなヒーローが生まれているが、一般的な概念として彼らの目指す「ヒーロー」とはA級であるとされる。一方のS級は「狂っている」と、人外的な認識をされている部分があり、憧れの範疇を外れているのだ。「ヒーローの一部は善なる怪人」と言われているが、S級に最も当てはまる表現と言っても過言ではないだろうか。
また、黒ビカリ超合金、タンクトップマスター、ぷりぷりプリズナーと、筋肉キャラが脳筋どころか比較的に常識人という傾向がある。
現在のメンバー一覧
順位は[[ONE>ONE(漫画家)]氏原作版104話時点
15位:タンクトップマスター
A級からC級まで多数の舎弟(タンクトッパー)を抱えるパワータイプのヒーロー。
B級81位のタンクトップブラックホールとC級6位のタンクトップタイガー兄弟を始めとする舎弟たちはいささか言動に問題があるが、彼自身はヒーロー精神を持った人格者である。
余談
S級ヒーローではないものの、S級相当の実力を持つヒーローも少数ながら存在する。
また作中でのヒーロー協会の職員やジェノスの発言から、S級に限らずプロヒーローと同等やそれ以上の実力を持つ「一般人」や裏社会の住人は少なくないことが示唆されている。
ただし、A級2位のイアイアンが、ぷりぷりプリズナー達の戦闘ぶりに驚愕している事から、やはりA級とS級には差があるのだろうか。
実力は間違いなくS級相当と目されているが、「弱い」ヒーローをS級に昇格させまいと
あえて今の順位に留まっている。人気芸能人という立場上、協会内でも強い影響力を持つ。
A級2~4位:アトミック侍の三弟子。アマイマスクが原因で昇級できない最も顕著な例。
A級5~7位:5位の重戦車フンドシ、6位のブルーファイア、7位のテジナーマン(後に11位)。いずれも、シッチによってS級にも引けを取らないとされている。
B級1位:地獄のフブキ
姉のタツマキと同様、超能力で戦うヒーロー。総合力では姉をはじめとするS級に遅れを取るが、作中では機転と応用力を駆使してレベル竜の怪人を自滅に追い込み事実上勝利している。
無所属:音速のソニック
忍者という職業柄(?)戦闘力に関しては間違いなくS級。
災害レベル鬼の深海王を相手に善戦し、ジェノスとも互角以上の戦いを繰り広げた。
無所属:ボンブ
S級3位のバングの兄で、「旋風斬鉄拳」の達人。ガロウの台頭以前は弟よりも大きな道場を持っていた模様。
ガロウおよび怪人協会の討伐に参戦し、兄弟で強烈な連携攻撃を繰り出した。
無所属:ガロウ
初登場の時点でS級相当の実力を持ち、覚醒後はさらに手が付けられないレベルに。
サイタマにこそ完敗したが、現時点ではS級をも超越した最強キャラの一角である。
説明不要の最強主人公。しかしそのあまりの強さと、ランキングに無頓着な本人の姿勢からその実力は世間や協会にはほとんど認知されておらず、インチキとさえ言われている。
無所属:スイリュー
リメイク版に登場する、格闘技界での伝説的な存在。
A級19位のイナズマックスと37位のスネックを一撃で破り、大多数が見破れなかったサイタマの実力を確認、サイタマに関心を寄せて似た戦法(一撃)で勝利するなど未知数だが凄まじい実力を持つ。ジェノスですら、サイタマ程ではないがやり手と認めた。会場の司会いわく、これまでの戦績を見ると技術はサイタマを上回り、攻撃力は互角のように見えるとのこと。
無所属:アクセル
民間自警団「ハンターズ」のリーダーであり、部下よりも飛び抜けた実力を持つと推測される。
自警団としての功績はヒーロー協会からも注目されており、破格の待遇と、全組織員を丸ごとヒーローとして雇う事を協会からオファーされる程の逸材で、アクセル本人もいきなりS級入りを協会側から提示されている。
無所属:ライデン
「超相撲」にて700連勝中の無敵の横綱で、常人離れした体躯を誇る。
アクセル同様、ヒーロー協会がヒーローの人材確保に翻弄されている際に声を掛けたが、以前から幾度かオファーするほど実力と知名度がある模様。「人智を超えた強さ」を持つらしく、アクセル同様、オファーを受ければS級デビューを確約されている。
無所属:剣聖会の重鎮 (村田版)
ニチリン、アマハレ、ザンバイ、ハラギリの4名。アトミック侍ことカミカゼと長きに渡り互いの腕をしのぎ合ってきた面々。それぞれの流派は巨大化し、A級のバネヒゲなど優れたヒーローをも輩出している。流派とされてるが、内包する剣技は幅広く、組織構造がどうなっているのかは不明。ハラギリが怪人化するもののカミカゼに瞬殺されており、威風ぶりに差が見られる事から、実力に関しては不明だが胆力には差があると思わしい。カミカゼ以外では、見た目と落ち着きの度合いを加味すると、最年長に見て取れるニチリンが秀でてる節がある。ニチリン自身も「自分より腕が立つヒーローが何人いる事やら」と発し、カミカゼもそれを否定していない。また、真の強者しか認めないアトミック侍が実力を認めていること、S級相当の実力を認められているアトミック侍の3弟子が上に見ている事からも、S級相当の強者達であると思わしい。