概要
略称「学生夫婦」
広島男児×ロシア乙女、“とびきりにあほで幸せ”な高校3年生夫婦の物語。
作者は小雨大豆。6年の連載を終えたニコニコ漫画「九十九の満月」の次に決まった連載漫画。
えっ?その間にNGがあった? そうかぁ…。
小雨「連載ってスムーズにいかんもんですね…。」
2017年11月1日~2017年11月24日に30話短期集中連載を経て、ツイ4の連載決定。
2018年2月27日の9:30から毎日更新中。
他の小雨作品で冒険ファンタジーやミステリー、奇妙な物語集、酔狂なラジオアニメ、妖怪絵巻ものを経て、今作は現代の架空日本を舞台にした恋愛学園コメディの4コマ漫画。
あらすじ
広島男児・鬼城御伽(愛称:オト)とロシア乙女・鬼城ポリーナ(愛称:ポーニャ)は、高校3年生の新婚夫婦。
夫はあほなので思わず「結婚したい」と言ってしまい。
妻はさらに輪をかけてあほなので「ジャアシヨウ!結婚!!」と答えた。
めでたく籍を入れた学生夫婦。夫のオトに合わせて妻のポーニャは来日。
オト「日本まで来んでも良かったんじゃないんか?卒業まで向こうにおっても…。」
ポーニャ「えー。新婚早々別居なんてやだヨー!!フーフナカヨク登下校!!」
そんなわけでー
二人そろって高校生活にカチコミダー!
夫婦仲良く、学んで生きよう。
この物語はー
この学生夫婦が、ささやかで貴重な毎日を全力で楽しむ物語である。
(公式サイト、本編から引用)
作品の特徴
本作も小雨節が全開!
- キャラの背景やエピソードが豊富で、相変わらずの設定過多である。こういった何気ない話でも、後々それが秀逸な伏線回収をした上で読者を驚かせる展開を見せるのが、小雨節の特徴の一つ。
- キャラクターの出会いや交流による心境の変化や成長を深く感じ取れる展開では、4コマ4話分の大ボリュームで更新されている。
- 作者の趣向で、コマの要所に妖怪のような生物がわっちゃいしていたり、キャラクターが身につける髪飾りなどが感情に合わせて良く動く。
- 作者の創作愛で、サブカルチャーやトリビアが豊富。タイトル含め言葉遊びも豊富。
ポーニャ「ニッポンのカケコトバは奥が深いヨ!!」
- 本作も他小雨作品のキャラクターなどが登場するスターシステムを採用している。だが、今作は現代のような時代が舞台で、過去作に架空の大正時代が舞台の作品がある。この事から、過去作から続いく架空日本が舞台や設定が変更され現代のような日本が舞台の物語と仮定して読むとおもしろいかもしれない。
登場人物
※年齢は最初に登場した数を記載しています。
鬼城御伽(おにじろ おとぎ)
夫・東京帝都大付属高校3年
愛称:オト
好きなもの:妻(ゲロ可愛い!!)
本作の主人公兼ヒロインでツッコミ担当の広島男児。
出身は広島。6才の時は東京→10才の時はアメリカ→11才の時に再び東京へと、親の都合なのか引っ越しを繰り返す少年時代を過ごした。現在も(親も)広島弁を話す。
日本に帰国後間もなく大病を患い、治療のためにアメリカで療養していた。闘病中見舞いに来た、昔アメリカに住んでいた頃の(輪にかけてあほの)幼なじみと学生結婚し、再発の可能性が残りつつも帰国。
昔は硬派だったが、可愛い妻の影響からか今は見る影もない。教室でよく読書している。勉強も出来、妻へのフォローと見せかけて騙すなどユーモアもある。料理が得意で、ビーフストロガノフのロシア料理を作れるなどかなりの腕前。転校の多い学校生活だったが、幼なじみや同級生の様子から交友関係は良い模様。妻のポーニャとの仲も良好で、家では妻とチューするようだが、外ではまだ恥ずかしい模様。
ポーニャ「昨日、一緒に旅行やお風呂…」
オト「やめてつかあさいや!!」
鬼城ポリーナ
妻・東京帝都大付属高校3年
愛称:ポーニャ
好きなもの:日本(憧れのニッポンステキ☆)
本作のヒロインでロシア乙女。ロシアとフィンランドのハーフでアメリカからやってきたオトの嫁。
オトが10才の頃にアメリカに越してきた時はお隣さんで、日本語も少し話せたが、その馴れ初めはあのアニソンだった(オトは初めての海外で緊張していた中、突然の事にびびった様子)。
闘病のために再びアメリカへ来ていた(あほの)幼なじみの見舞いに行き、その場で今の夫と学生結婚し来日。
幼児体型で左の口元に黒子がある。金髪の長髪はリボンで二つに結び、獣耳のような髪は興奮するとピコピコ動く。たまに熊のぬいぐるみのような物が現れる。性格は天真爛漫で時折見せる男気がすごい!!
その人柄でクラスの同級生とも打ち解けており、オトとの関係も良好。母国では毎日キスが日常だったのか、来日後も夫とチューする仲。料理は出来るようだが、オトが率先して作ってくれる。お昼の弁当当番では、まさかのコンビニおにぎり(ツナマヨ)!
封を開けても海苔がパリパリで、日本の技術はスゴイヨ!と絶賛している。
日本文化は主に漫画(死ぬほど好き!)などで学習した模様。日本の歴史や食文化なども好き。日本語堪能だが、語尾はカタコト。テンションが上がると「ござりまするカ」といった、変な語尾になる。たまに「ダー」や「ニエット」といった母国語も使う。分からない日本語はスマホでムニムニ検索している。だが、単語のリスペクトが重い。
まだ読みは苦手。得意科目は計算問題で、問題を読まなくてもフインキで解ける…ん?フインキ?
趣味はオヤジギャク。
体育の時間。体育倉庫へ石灰(せっかい)でライン書く道具を片付ける場面にて…
ポーニャ「え?ナニ?ポーニャのアドバイスはそれこそ!?大きなおせっかい!」
オト「あ、これ炭酸カルシウムなんか。」
ポーニャ「・・・」、オト「・・・」
鶴乃先生(つるのせんせい)
愛称:鶴ちゃん先生
チャームポイント:泣きぼくろ
鬼城夫婦が通う高校の女教師。担当科目は科学だが何でも知ってるぞ!夫婦仲も超良好だ!!
やる気が無いけど、真面目に面白いことが大好きで、生徒とはフレンドリーに接するいい先生。人生のためになることをよく言ってくれるぞ!
学生2人の結婚に対し、法律では18歳以上なら誰でも結婚でき、互いに納得しあって決めたことなら周りが口出しすべきでないと二人の関係を認めている。法にも校則にも触れてないなら、これは不純異性交遊では…
鶴ちゃん先生「え!?じゃあ"純粋異性交遊"!?やだ逆にエロい!エロくない!?」
落ち着いて鶴ちゃん先生!!
龍々龍々(たつた りゅうじ)
スゴイ名前…。「りゅうりゅう」ではない。
趣味:ケーキ作り。フリーマーケット巡りも嫌いじゃない。
学ランにジャージの上着を着て、耳にピアスをしている男子高校生。目つきが悪く、左の眉に傷跡がある。見た目ヤンキー(ゾンビ映画でゾンビよりもやっかいになる人っぽい)だが、「クックック」と笑いながら初対面の人にアメちゃんをあげるなど、真面目でいい人。
ケーキ作りはまさかのスポンジケーキのみ!!からのデコレーション!!からのおめでとう!!と、オトくんの退院祝いにケーキ作りを一からできるほどの腕前(オトくん曰く、女子力の鬼)。姉ちゃんがおり、ついでに気合いの入った弁当作りも出来るほど女子力は高い。
自他共に認める怖い顔で、ガラスに映った自分の顔に泣きそうになった事がある。笑顔も怖いが、44話の4話分の4コマ回では…。4ばっかで不吉だが、内容は良い話である。
オトくんとは6才の時、東京に居た時の幼なじみ。高校生の今でも関係は良好。ポーニャの事は初め複雑な心境だったが、オトくんとの関係を知り和解している。
左眉の傷は、昔オトくんとジャングルジムデスマッチで負ったもの。
龍々「昔オトくんとやりあった時にな…。いい思い出だ。」
回想では、幼い2人の他にジャングルジムの上にもう一人いるようだが?
鹿波(かなみ)
好きなもの:漫画
長期間に渡り学校を休んでいた女子高校生。縦線のトーンかベタ塗りで瞳がほとんど黒く、無表情な印象だが下記の性格で意外と表情豊か。長髪で前髪にはバッテンの髪留め。後ろ髪はお団子にして結っており、昔は一本の三つ編みにしていた。若葉を連ねた又はえんどう豆のような髪飾り(場面によってデザインが変わる…)を付けており、これは本人の感情に合わせて動くぞ!
初対面の人にいたずらや奇妙なポーズをするなど、物怖じせずユーモアがあり意地悪な性格。しかし初登場時(47話)は3日寝てない中で、ポーニャと踊るといった妙なハイテンションだった。同級生達の反応から、普段からこのような人柄(テンション)なのかよく分からない…。
(おそらく大病を患った時に)腐っていた頃のオトを知っている人物。
長期休みの理由はあまり言いたくない事であり、「同人」・「原稿」で察してあげて下さい。昔は鉛筆だったが、今は液タブでおそらく廉価版を使用している。因みにアマチュア作家だと指摘するとキレる。鹿波「 ですけど!? 」
原稿は「くさるほどあるから。くさるほど。」と、無料(タダ)で読ませてくれる…。読者(ポーニャ)の感想は、「先生が作ったとは思えないっ」と笑ってからのガチ泣きするほど。その反応を見て、他の読者(オト)も「おい俺にも貸せい!!」と読みたがるほど。因みに彼女の原稿はおそらくコレとコレ。
教室でも漫画を描いていた時期があり、「(漫画の)プロになるの?」といった言葉をよく言われていた。その度に砂を噛むような気持ちで決まった言葉を返していた。愛読者に初めて言われた言葉から、気持ちを改め更に創作活動に励んでいる模様。
高級マンション(鹿波曰く現代のトキワ荘)に一人暮らしだが、完全に持て余している!!
部屋着は着ぐるみパジャマ。
鹿波「ブイ、ブイ y(◉△◉)y」
撫子(なでしこ)
長髪で後ろは流しており、左側の髪を前に下ろし、藤(ふじ)のような髪飾りを付けている。
プライドが高く、話しかけても聞いてないフリを続ける図太さ。ただ引っ込みが付かず、赤面し震えながらも弁解を続け…更に耐えられず両手で顔を覆ってしまう始末…。
慣れ慣れしい鹿波に対しては、本当はキライではないとハッキリ言える素直な子。
撫子「な、なによ急ぬ…に声かけてきて」
用語
東京帝都大付属高校
登場人物達が通う高校。とてもフレンドリーな学生が通い、ユニークな先生が勤務している。
学校は作者の母校がモデルだが、めんどくさい所を省いたら普通の学校になった。
鬼城家
主人公(夫)とヒロイン(妻)の苗字であり、一族の名。
鬼城学生夫婦は通学にバスを使うヨ。ポーニャ「ニッポンのバスはピッてやると乗れるからカッコイイ!…カッコよくない?」
料理や皿洗いの家事は分担している。日本の物に慣れない妻に、夫は色々面倒を見ている模様。ポーニャ「炊飯器の使い方教えてもらった!水にひたして洗っちゃダメ!(`・ω・´)」
桟(ざん)という同居人?も住み、よく道草して帰りが遅くなる。
鬼城…そう!かれらは陰陽十家の一族の末裔の端っこのほぼ関係ない人達の末裔らしい。
余談
- 31話など時折描き忘れているようだが、ポーニャの口元にあるホクロは人妻感を出すために付けられた。小雨「でてます?」
- もし単行本が出るなら、15話の後に二話のオトくん病気回が入る予定。単行本が出ればな!
- 日本大好きの(学生)妻は、日本の水泳授業に対して、
ポーニャ「島国ニッポン!みんな泳げるのスゴイねー。」
オト「泳げんやつも多いがな。」
ポーニャ「あーそういう人がビート板持ち運ぶの?」
オト「んー。一から教えねばならん。」
- 27話の「慮(おもんぱか)る」で、小雨「んー思った以上に数字が良いのでこのネタ伝わって良かったです!」なぜそんなのを作った!
- ポーニャとの出会いは、34話だと10才だったのが46話では5才に変更されており、何か「過程」をフっ飛んだ事態になったが…過去作にも似たような事はよくあった。
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はいコレ持って。
ん。
コレも…
ん。
ちょっとしゃがんで
ん。
※イメージです。
ああああほか!!
こういうのは家に入ってからにせえ!!
してはいいんだ。
オト君が照れないようにしてあげたのに~
大きなおせ…大きな炭酸カルシウムじゃ!!
…それどういう意味?
なんでもないわ!!
これは幸せな俺が、幸せな夫婦となって、幸せな家庭を作り、幸せに死ぬまでの物語じゃ。