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ゼロ少佐の編集履歴

2019-04-11 12:23:08 バージョン

ゼロ少佐

はじまりのぜろ

ゼロ少佐とはメタルギアソリッドシリーズの登場人物である。ゼロはコードネームであり、本名はデイビット・オウ。

人物

CV:銀河万丈

ゼロ少佐のほか、トム少佐というコードネームを使っていた時期や本名は「デイビッド・オウ」である事が公式で明かされているが、プレイヤーの前で活躍したのは主にゼロ少佐を名乗っていた頃であるため、この名前でタグ登録されていることが多い。


1909年8月12日イギリスに生まれる。

SASの一部隊の創設にザ・ボスと共に関わり、その後CIAに入局。

自身の豊富な経験から人種を問わず選抜した諜報部員と特殊部隊員の両方を兼ね備えた人員により編成された特殊部隊Force Operation X(FOX)をザ・ボスと共に立ち上げる。


初登場時はネイキッド・スネークの上官であり、彼よりも二回りほど歳も離れてはいるが互いに大切な親友同士であった。

指揮能力は非常に高く、常に紳士的で、スネークをはじめとする部下への思いやりも強い、まさに理想的な指揮官であるが、変人だらけが集結しているFOXだけあって彼も例外ではなく、その人格には重大な欠点こそないものの変なところが多い。

彼が変人であることはFOXのメンバー一同が認めるところである。


1900年代生まれだけあって、基本的に頑固で古いタイプのイギリス人であり、祖国への誇りが良くも悪くも強い。栄光あるイギリス陸軍の文化を重んじ、アメリカ軍の作戦行動を「適当」「ずさん」と若干下に見ている。


好きな食べ物シェパードパイ飲み物ならウィスキー。嫌いな食べ物はハンバーガー

こよなく紅茶を愛する英国人の鑑で、逆にコーヒーを蛇蝎の如く嫌う。

スネークが「任務が終わったら機内で温かいコーヒーを飲みたい」と発言した事に対し、激昂して放った「君はあの下品な泥水を飲むつもりなのか? 凱旋飛行の最中に!?」という言葉は非常に象徴的である。例えスネークの任務を指揮している機内であってもアフタヌーンティーは欠かさず、紅茶とスコーンがなかったら怒る。スコーンとチョコチップクッキーを一緒くたにされても怒る。


趣味は映画(主にスパイ映画や戦争映画)鑑賞と狩り。スポーツならばラグビーが好きなようだ。

特に祖国が生んだスターである007ジェームズ・ボンドの大ファンで、パラメディック曰く「007の話が出ると1時間は講義が続く」とのこと。ビデオすらない60年代に、個人で映写室とフィルムを所有しているほどで、スネークの装備にペン型拳銃を割と本気で提案したりしている。ちなみにスネークは、007の(女性関係が)華やかすぎるスパイ活動にリアリティを感じられず苦手としている。

また、余談であるが、ゼロのコーヒー嫌いは、ボンドの紅茶嫌いのパロディギャグである。ボンドは「あんな泥水を飲んでいるから大英帝国は衰退したんだ」と言い放つほどの紅茶否定派なのである。


他にも映画好きな面は見られる。バーチャスミッションの際に用いていた「トム」というコードネームは、映画『大脱走』で捕虜が掘った脱出用トンネルの名前にちなんでいる。

だが実は、トムは途中でナチスに発見された縁起の悪いトンネルだったと判明し、スネークイーター作戦では元に戻している。スネークイーター作戦開始前にわざわざフィルムを取り寄せて確認したらしい。


UMAの存在を信じており、また強い興味を持っている。

その熱中振りは、CIA内部で非公式団体「UMA探求クラブ」を立ち上げ、部下に仕事場での会報の作成を許可するほど(ちなみにシギントがこのクラブの副会長。他のメンバーはいるのかどうかさえ不明)。

通信画面のプロフィールによれば、好きなUMAはネッシーである。かつてUFOに連れ去らわれた経験があると言ってはばからないらしく、その事についてシギントが語っている。


・・・もし『MGSPW』に出てきた火を吐くワイバーンとか恐竜の生き残りみたいな怪物とかが生きているあの島の存在を知ったら間違いなく発狂しているだろうな?




※以下、ネタバレ注意!










作中での活躍

MGS3

当時55歳。この時はスネークの上官である。

後の「FOXHOUND」となる「FOX」を立ち上げ、その有用性を証明するための作戦である「貞淑なる任務(バーチャスミッション)」を指揮した。

しかし、この作戦の失敗で責任を問われ処分されかけるも、その一週間後に、大戦を終結に導いた英雄ザ・ボス」の亡命を受け、FOXの存亡を賭けた「スネークイーター作戦」の許可が降り、その作戦を成功させて汚名を返上することとなる。

しかし作戦のためとはいえ、肉親よりも信頼でき、親友であるザ・ボスが抹殺されたことに関してはスネーク同様、遺恨が残ってしまった。


なお、物語の中盤あたりで賢者達や賢者の遺産の情報が僅かに出てくるのだが、ゼロはこの時どこまでこの背景の存在を知っていたのかは不明である。


後にシリーズの世界観の大きな影となる愛国者達の創立時のメンバーとなるがシリーズに全般的に登場するのは3のみである。


小説版によると、ザ・ボス息子を連れ去る事を察しながらも見逃しており、彼女に対して罪を償いたいと思っていた。

そのため、反共が盛んだったアメリカでソ連に属するザ・ソローが同じ部隊に居た為に赤狩りの対象になった際や居場所を失った彼女を助けている。


上述のUMA好きがたたってか、ツチノコをキャプチャーした状態で無線すると興奮しながら「さっさと任務を終わらせて生きたまま持ち帰れ!」だの「絶対に食うなよ!」と無茶苦茶なことを言いだす。


GRUライコフ少佐を露骨に嫌っており、かつてライコフに変装してソ連の機密書類を盗むための極秘作戦のためシギントが製作した変装マスクを捨てろと言い放ち、ライコフに変装した状態で少佐に無線すると「何か腹立つ」だの「ウケない」とボロクソに言う。

・・・いったい彼に何の恨みがあるんだ?


実はゼロ少佐がライコフを蛇蝎の如く嫌うのはちゃんと理由があり、前作「MGS2」が関わっている。2は女性にも受け入れられる作品を目指し主人公に美形キャラである雷電を起用したが制作側の思ったよりも売上は芳しくなかったらしい。つまりゼロ少佐は雷電にそっくりの人物であるライコフをあそこまで嫌うのは制作サイドの「2は失敗だった」とするメタ的な自虐ネタということだった。

その証拠に、ライコフの変装をしてソコロフに会おうとするとゼロ少佐が無線を入れ「その顔はウケない。私には分かる。」と言って変装を取るよう促してくる。つまり「ウケない」=「人気が出ない、売れない。」という意味だったのだろうが、当然いきなりこんな事を言われたネイキッド・スネークは困惑するばかりであった。


MPO

当時61歳。サンヒエロニモ半島におけるFOXの反乱の首謀者であるとして、国家反逆罪の容疑で拘束される。その後、スネーク(ビッグボス)の活躍で疑いが晴れ、解放される。

が、本編中での会話で、彼の事件への関与を疑わせる台詞(「ヌルと同じコードネームを持つ男」といったジーンオセロットとの会話など)があり、実際は潔白ではない可能性もある。

また、オセロットにCIA長官を殺害させ、ED後の会話でオセロットに電話をかけたのはおそらく彼だと思われる。


事件後にスネークをFOXHOUNDの初代司令官に任命する。が、サンヒエロニモ半島事件後、スネークはコロンビアで国境無き軍隊を組織していたので、どの様な経緯でFOXHOUNDを組織し脱退したのかは不明。


特定の条件を満たせばプレイヤーキャラクターとして使用可能。

初期装備はM870

スキルは他のユニークキャラと違ってずば抜けたものはない代わりにキャリアは4つあり、特にレスキュー隊(気絶した敵兵を引きずる速度が速くなる)と配達員(不要なアイテムなどをトラックに運べる)のキャリアの両方を持っている数少ないキャラなので、潜入任務での貴重な戦力となる。


MGSPW

本人は登場しないが、カズヒラ・ミラーとの怪しげな会話の記録が残っており、パス・オルテガ・アンドラーデを影で操るCIPHERとの関係も匂わせている。

また、この舞台の裏で「恐るべき子供達計画」を着々と進めており、ソリッドリキッドが生まれている。


MGSGZ

本人は登場せず、スカルフェイスやパスの言葉に出る程度。

PWの頃から姿を隠していたようで、他者を介して連絡が行われる為に組織の人間であっても出会ったものは居ない。


サブミッションの『ありえたかもしれない世界』においては、「キューバの中のアメリカ」に存在するキャンプ・オメガの施設を利用した尋問施設を設立を狙い、ブラックサイト化の計画を立て、各国の弱みである情報や密約が行き交う収容施設と化させている。アメリカ合衆国でさえ知らない預からぬ計画を隠密に行い、怪しいと思った罪の無い”民間人”をテロリストに仕立て上げ、容疑は「アメリカ市民をターゲットにしたテロ活動」と偽り、”敵性戦闘員”として世界中から拉致させている。『機密情報回収』においては、そのキャンプ・オメガの機密情報をBIGBOSSに渡そうと潜入していたアメリカの調査員の家族を人質に取らせ、計画の全貌を知るスキンヘッドの兵士に、BIGBOSSの特徴を教え、戦車を忍ばせるなど、この時からスネークを本格的に消しかけようとしていた。

手先であるスキンヘッドの兵士からはゼロ少佐の目指す国家を超えた統治世界の目的に賛同されるなど、未だに部下からの厚い信用を得ているが、サブミッションの一つ『対空機関砲破壊』では、キャンプ・オメガの証拠隠滅の為に、施設に残っていた何も知らない兵士達を見捨てるなど、目的の為に手段を選ばない横暴な行為を働いている。

スキンヘッドの兵士を尋問、又囚われたMSF兵の話からすると、全ての国家を一つに統治する愛国者達の基盤が成立している台詞が聞ける。


MGSVTPP

MSF襲撃の報を受け、犯人であるXOFを懲罰人事気味にアフリカに飛ばす、EVAに連絡を取ってスネークをキプロスの緩衝地帯にある従軍病院まで移送する、オセロットに病院の警護を頼み、いざという時の為のファントムを用意し、その運用をオセロットに委ねるなど、ビッグ・ボスとの決定的な離別を理解しつつもその身を案じる行動を見せた。

しかし、嘗てパスと直接面会をしてしまっていた事が仇となり、スカルフェイスがザ・ボスの遺品の贋物に仕込んでいた寄生虫に感染。これでいよいよ痴呆症状に歯止めが利かなくなり、愛国者達の運営はシギントと彼が管理する代理AIに完全に任せきりになってしまう。しかも人間不信と徹底した情報統制により、何処へ逃走したのかスカルフェイスやオセロットにも分からない有様であった。

それでも辛うじて意識がある内に病床で昏睡状態のスネークと面会し、初の共同任務(ヴァーチャス・ミッション)の頃からの変わらぬ友情と、自分の最後の潜伏先を機械の中に遺す事を告げて去って行ったのだった・・・。


MGS4

今作で、メタルギアシリーズ全体に大きな影を落とす「愛国者達」の創設者であった事が判明する。

親友でもあったビッグボスを英雄に祭り上げ、愛国者達の影響力の拡大を画策したが、後に方針の違い(主に「恐るべき子供達計画」の是非や「ザ・ボスの遺志」の解釈の違い)などで対立し、ビッグボスはゼロの元を離れる。そのショックから人間不信となり、組織の運用を人ではなく「代理AI」に託す事となり、表舞台からは姿を消していた。

それから今作に至るまでの間、ビッグボスがアウターヘブン「ザンジバーランド」での蜂起を起こしたのに対し、対応していたのはゼロの意思を反映させた「代理AI」だった。

物語の終盤までは生存していたが、既に年老いて動くことも話すことも出来ず、生命維持装置で辛うじて生きながらえている状態であった。

オールド・スネーク達の活躍によって代理AIが破壊されたことで『愛国者達』が消滅した後、最期は親友であったが決別し敵対関係となったビッグボスの手によって生命維持装置を止められ命を絶たれた。

享年105歳。


余談

イギリス出身の設定である為かイギリス訛りがあるらしく、海外版でのゼロにはイギリス訛りがある声優が担当しているという。

さすがに日本語ではイギリス訛りをそのまま表現するのは無理ではあるが、銀河万丈氏の独特の声色で表現していると見られる。


MGS3でソコロフへ「遅れてすまない」という伝言をスネークに頼んでいるが、これはメタルギアを代表する名台詞である「待たせたな」のオマージュである。


関連イラスト

SNAKE EATERビックボスが蜂起を決意した日

関連タグ

ネイキッド・スネーク ザ・ボス MGS3 愛国者達

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