ベレト(FE風花雪月)

べれと

SRPG『ファイアーエムブレム風花雪月』の男主人公のデフォルト名。

プロフィール

誕生日	任意
年齢	???（後述）
身長	175cm
趣味	人助け、人の話を聞くこと
好きなもの	剣、笑顔、信頼に応えること
嫌いなもの	―
個人スキル	師の導き→師の導き＋
紋章	???（後述）
初期クラス	平民
CV	小林裕介

概要

ゲーム「ファイアーエムブレム風花雪月」の主人公のデフォルトネーム。尚、父親のフルネームから姓はアイスナーと思われる。そのため、pixiv等におけるタグではベレト=アイスナーが用いられる事もあるが、あくまで推定であり、作中では一度もそのようには呼ばれていない。

海外版はByleth。

物語開始時点では、父ジェラルトの傭兵団の一員で、母は故人。

表情ひとつ変えずに戦う姿から「灰色の悪魔」と畏怖されていたが、ある日、見知らぬ少女を庇って命を落としかけたところを謎の少女ソティスに救われる。賊から助けたのはガルグ＝マク大修道院付属の士官学校の生徒たちであり、これが縁で教師として士官学校に招かれ、ソティスを心に住まわせながら教鞭をとる事になる。

基本的に感情が乏しく無表情な上に、父や自分の出自すら詳しく知らなかったり、ある部分が人と違っていたりと謎が多い。また、何故かその父親によって他人との交流やフォドラの民の常識であるセイロス教から遠ざけられて育ち、世間知らずなところがある。

休日は傭兵だった頃から続けていた釣りや料理をしたり、その料理を生徒に食べさせたりして過ごしている。釣りの腕は良く父の元従者であるアロイスにそのセンスを羨ましがられるほどであったり、料理の腕は「なかなかのもの」「鮮やかな手さばき」と言われているほどには良かったりと、食事には抜かりがない模様。

行動回数を増やすとやれる事が増えて、全行動回数を食事することができるためか大食漢扱いするプレイヤーもいる。

また一部相手によっては感情が乏しい時期にも拘わらず嫌そうなリアクションもする。

ずっと人とあまり関わらずに過ごしてきた割に教師の手腕も冴えており、真面目なだけでなく一人一人に真摯に向き合う姿勢から生徒達に慕われている。有料DLCの追加クエストでは、「女子生徒と親しくしすぎて修道院の風紀を乱す」と男子生徒たちにやっかまれるほど。

支援会話を見るに「優しくて頼りになるが、不思議な人」と思われているようで、同僚からうぶに見えると言われたり、年下の女子生徒から夜這いの意味を知っているのかと問われたりと、浮世離れした印象も持たれている。

ゲーム内のプロフィールでの年齢は不明となっているが、主人公を産んですぐに亡くなったという母親の没年が帝国暦1159年とはっきりしており、物語開始時点の1180年に21歳を迎えることがほぼ確定している。

支援Sおよびペアエンド候補は女性19名、男性5名。基本的に指輪を贈る側だが、異性を含めて贈られる側になることも。

容姿

黒装束に身を包み、暗い青緑の髪と青い目を持つ。兵職は黒を基調とした衣装が多い。

女主人公（ベレス）に比べ厚着気味で、彼女と違って赤面せず、無表情ぶりに拍車がかかっている。

公式イラストで構えている剣は、古の英雄“解放王”ネメシスが女神から紋章と共に授かった「英雄の遺産」のひとつ「天帝の剣」。その身に宿る謎の紋章と呼応している。

物語の途中で髪と目が緑色に変化する。

見た目は生徒たちと同年代で、有料DLCでは士官学校の男子制服・夏服・礼服・訓練服や従者の服、神祖の服、踊り子の服に着替えたり眼鏡をかけたりできる。

ちなみに、ドロテアから「細身で素敵な体形」「もし後世で歌劇になるなら、先生役はきっと当代一の美男子が務める」と言われる辺り、美形である模様。ただ、カトリーヌとのC支援では「体格も平凡だし、特別美形でもない」、スカウト時には「綺麗な顔」と正反対のことを言われている。とはいえ、モブを含めて容姿を褒められる場面のほうが多い。

ユニット性能

主人公(FE風花雪月)の項目を参照。

その他媒体でのベレト

ヒーローズ

傭兵上がりの教師ベレト

「…ベレトだ。

　ずっと傭兵をしてきたが、今は教師の身。

　やれるだけのことはやろう。」

属性	赤
兵種	剣/歩行
武器	天帝の剣(専用)
奥義	破天
A	遠距離反撃
B	速さの封印3
C	速さの波・奇数3

風花雪月の購入特典として発売日の2019年7月26日から1年間配布されていた。

英雄召喚では2019年7月31日の神階英雄召喚で追加されたが、神階英雄ではない。

ベレスとは違ってスキル構成は速さ型。ベレス同様に天帝の剣を持ち入り、見切り・追撃効果と奥義カウントの不利な変動を無効化を内蔵されているため、風薙ぎ・水薙ぎを装備しても追撃不可にならない。

速さ型の構成で追撃や安定力と遠距離からも対応するならベレト、体力を削って超火力を出すならベレスと差別化は出来ている。

ネタバレ

その正体

異種族「女神の眷属」の神祖ソティスは、永眠後ネメシスに墓所を暴かれたが、セイロスを中心とする眷属の生き残りによって亡骸を取り戻した。

だが、その過程でソティスを主神としたセイロス聖教会を設立し、現代では大司教レアを名乗っているセイロスは、母のソティスを復活させることに執着するようになる。そこで先の争乱の黒幕であるアガルタ側が、盗んだ母の心臓から創っていた紋章石に着目。ソティスの意識を復活させるべく、自らが造った肉体にソティスの紋章石を宿す実験を繰り返していた。

その結果、12番目に造られた少女シトリーが、かつてレアが血を与えたジェラルトと恋に落ち、その間に生まれた子どもがベレトであった。しかし出産当時は母子共に危険な状態であり、母が子を救って欲しいとレアに懇願し、母に宿っていた紋章石が赤ん坊に移されたことで彼にソティスの意識が宿ったのである。

つまりベレトはレア=セイロスによって、男性でありながら「女神の化身」として創られた存在だったということである。

出産時の事情を知らないジェラルトは、何故か厳重に監視されている上に、眠るソティスの影響で泣くことも笑うこともない赤ん坊の状態を疑問視した。監視の目をかいくぐって息子を医者に診せると脈はあるが心音が聞こえない事が判明する。その事で心から信じていたレアに恐怖と不審感を抱くようになり、修道院を襲った21年前の大火災の後、レアに赤ん坊は死んだと伝えて密かに連れ出し、教団を抜け出した。

それ以降ジェラルトはセイロス教には一切関わる事もベレトに教える事もせず、またレアによって長命となったジェラルトは年齢にも無頓着だった為、そんな父親の影響を受けたベレトはフォドラの民にとって常識的なセイロス教の事も、自分の年齢すらも全く知らずに過ごしてきた。修道院に戻ったジェラルトが事実と異なる説明をしたのは、ベレトは彼の第二子であって、あの赤ん坊ではないとレアを欺くためである。

しかしベレトはその出自ゆえアガルタの手先に狙われ、1部後半で闇に閉じ込められた結果、彼を救うべくソティスの意識はベレトと融合し、その力だけが継承されることになった。

ベレト(FE風花雪月)の編集履歴