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ダイワメジャーの編集履歴

2021-01-11 16:42:17 バージョン

ダイワメジャー

だいわめじゃー

2001年生まれの元競走馬・種牡馬。

競走馬時代

2001年4月8日生まれ。

父はサンデーサイレンス。母はスカーレットブーケ。母の父はノーザンテースト

半姉にダイワルージュ、3歳下に半妹(父はアグネスタキオン)がダイワスカーレットである。


2003年2004年(2歳・3歳)

2003年に姉のダイワルージュも管理した美浦の上原博之厩舎に入厩した。

同年末(12月28日。メインレースは有馬記念)の新馬戦にて菊沢隆徳を背にデビューするも2着。

年が明けた2004年1月17日の未勝利戦で初勝利。2月29日の条件戦は4着。

初重賞となるスプリングステークス(GⅡ)は3着に入り、皐月賞の優先出走権を得る。ちなみに1着はブラックタイド(ディープインパクトの全兄でキタサンブラックの父)。


そして皐月賞は騎手がミルコ・デムーロに交代。この時点では、まだ1勝だったこともあり単勝は10番人気だった。

レースはメイショウボーラーが先頭でダイワメジャーは2番手を追走。

最後の直線でメイショウボーラーを躱して先頭に立つと道営の星コスモバルクの猛追を凌いで優勝。

デムーロは前年のネオユニヴァースに続いて2年連続の皐月賞勝利。また、1勝馬の皐月賞勝利は1950年クモノハナ以来54年ぶりとなった。


二冠の懸かった日本ダービーは、皐月賞には出ずNHKマイルカップを勝ってダービーに臨んだキングカメハメハが1番人気で、ダイワメジャーはフロックと思われていたのか4番人気に止まった。

レースはダービーレコードを更新したキングカメハメハが優勝したその後ろでダイワメジャーは伸びを欠いて6着に沈んだ。


夏期の休養を挟んで、陣営は秋戦線は菊花賞ではなく天皇賞を選択する。(騎手は柴田善臣に交代)

しかし、前哨戦のオールカマー(GⅡ)、本番の天皇賞は共に最下位(それぞれ9着と17着)になってしまい、ダービー以降の不振からネット掲示板ではダメジャーの蔑称がついてしまう。

実は皐月賞の頃から「喘鳴症」(通称「喉鳴り」)に苦しんでいたダイワメジャーは、それが悪化して低迷することとなった。

手術か引退かを迫られた陣営は手術を選択。天皇賞終了後はじっくり治療に充てることにした。


2005年(4歳)

4月のダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)で復活勝利を挙げたが、安田記念アサクサデンエンの8着に終わる。

横山典弘に代わった関屋記念(GⅢ)は2着。

続く毎日王冠(GⅡ)も5着。

クリストフ・ルメールが騎乗したマイルチャンピオンシップハットトリックの2着に敗れ、この年はGⅠで勝利を挙げられなかった。


2006年(5歳)

初戦の中山記念(GⅡ)は、日本ダービー以来にデムーロとコンビを組むがバランスオブゲームの2着に破れる。

マイラーズカップ(GⅡ)は同期の桜花賞ダンスインザムードを退け1着。

以降は引退まで騎乗停止を除いて安藤勝己が主戦騎手となった。

安田記念と宝塚記念(ディープインパクトが勝利)は共に4着に終わる。

ちなみに宝塚記念では、4枠4番4番人気で4着、なおかつ騎手は四位洋文という4尽くしの珍記録を作った。(四位がダイワメジャーに騎乗したのはこの1回だけである。)


秋は毎日王冠から始動し1着。

そして2年前に苦杯を嘗めた天皇賞はディープインパクトが凱旋門賞に挑戦するため不在。スイープトウショウが1番人気だった中でダイワメジャーは4番人気だった。

レースは最後の直線で先頭に立つとスウィフトカレントの追い込みを凌いで1着。皐月賞以来2年ぶりのGⅠ勝利を挙げたが、奇しくも馬番は皐月賞と同じく7枠14番だった。


続くマイルチャンピオンシップも1番人気に応えてGⅠ3勝目を挙げて喘鳴症からの完全復活を印象付けた。

天皇賞とマイルチャンピオンシップの連覇は1987年ニッポーテイオー以来19年ぶりであった。


ディープインパクトの引退レースとなった有馬記念はファン投票2位だったが3着。

JRA賞は最優秀短距離馬を受賞した。


2007年(6歳)

2007年はドバイ国際競走の招待を受けアドマイヤムーンと共にドバイデューティフリーに出走。結果はアドマイヤムーンの3着だった。


帰国後は安田記念に出走。最後の直線で逃げ粘るコンゴウリキシオーとの叩き合いを制してGⅠ4勝目。過去2回8着→4着だった安田記念を3度目の正直で勝利した。


しかし宝塚記念はアドマイヤムーンの12着に大敗。8着だった2005年の安田記念以来掲示板から漏れた。


秋は天皇賞連覇を狙って毎日王冠から出走するも3着。

本番の天皇賞は直線で内側の馬の斜行の煽りを受けてか9着に敗れる。勝ったメイショウサムソンは天皇賞春秋連覇を達成した。


連覇を狙ったマイルチャンピオンシップはスーパーホーネットの追撃を凌いで、史上5頭目の同競走連覇を達成し、獲得賞金も10億円の大台に乗った。


そして有馬記念を最後に今季限りでの引退を表明する。

3歳下の半妹・ダイワスカーレットの参戦も決まり、最初で最後の兄妹対決が実現した。

スカーレットも安藤が主戦騎手だったため、安藤はスカーレットを選択。メジャーは前年の中山記念以来となるデムーロが騎乗した。


結果は9番人気のマツリダゴッホが優勝し、2着にダイワスカーレット。ダイワメジャーは3着で兄妹対決は妹に軍配が上がった。


JRA賞は2年連続で最優秀短距離馬に選ばれた。


種牡馬時代

引退後は種牡馬となり、2011年に産駒がデビュー。

同年エピアセロームが小倉2歳ステークスを勝利し産駒初の重賞勝利を挙げると、翌2012年カレンブラックヒルがNHKマイルカップを勝利し産駒初のGⅠ勝利を挙げた。


産駒の傾向としては、マイル(1600m)GⅠの勝馬を多数輩出している。


2020年に引退したアドマイヤマーズが後継種牡馬に挙がっている。


主な産駒

カレンブラックヒル:’12NHKマイルカップ

コパノリチャード:’14高松宮記念

ブルドッグボス:’19JBCスプリント

メジャーエンブレム:’15阪神ジュベナイルフィリーズ、’16NHKマイルカップ

レーヌミノル:’17桜花賞

アドマイヤマーズ:’18朝日杯フューチュリティステークス、’19NHKマイルカップ、’19香港マイル

レシステンシア:’19阪神ジュベナイルフィリーズ


関連タグ

競走馬

ダイワスカーレット

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