\ツクヨミ!/
「変身!」
ライダータイム!
仮面ライダーツクヨミ♪ ツ・ク・ヨ・ミ!
CV:大幡しえり
スーツアクター:佐野夏未
特撮番組『仮面ライダージオウ』において登場する仮面ライダーの1人。
未来人の少女「ツクヨミ」が変身する。
補完計画にて
可憐なレジスタンス未来人、ツクヨミは、縦横無尽に舞い踊る!
TTFCで配信された「仮面ライダージオウ補完計画」EP15.5で登場。
本編でベルトを捨てる決意をした常磐ソウゴ。
「主役を降りろ」と言うゲイツに「降りたら番組どーなるの!?」と反論するソウゴ。
するとゲイツは「新番組 仮面ライダーゲイツ」を提案。
さらにツクヨミは「仮面ライダーツクヨミ」を提案したのであった。
「TSUKU」の文字が描かれたライドウォッチで変身し、ドライバーの"TSUKUYOMI"の文字も流れたが、ツクヨミが光に包まれるシーンで終わったため変身後の姿は不明であった(ドライバーの待機音はゲイツのものと同じ)。
本編にて
EP48にて本当に登場。
ツクヨミを狙うアナザーディケイドを前に、ツクヨミライドウォッチとウォズから渡されたジクウドライバーで変身した。
補完計画のものとは異なり、ドライバーの待機音がジオウⅡと同じものになっている。
変身時の背後のエフェクトは、時計の一種「天文時計」であり、チェコ共和国にある「プラハの天文時計」が元ネタだと思われる。また腕時計の機構の「ムーンフェイズ」機構も意識していると思われる。
スペック
身長 | 193.0cm |
---|---|
体重 | 88.7kg |
パンチ力 | 27.2t |
キック力 | 61.3t |
ジャンプ力 | ひと跳び72.2m |
走力 | 100mを2.0秒 |
そもそもツクヨミ自身が変身しなくても強い(今までのジオウは『ツクヨミが変身しないことでバランスを取っている』とまで言われていた)上に時間停止能力を備えるというチート戦闘力がある。
スペックもジオウⅡと同等クラスとかなりの性能。更に基本フォームの為、まだまだ強化の余地があるというチートライダーが多いジオウライダーの例に漏れず、圧倒的な戦闘力を誇る。
容姿
白のベースカラーに金色のラインが入っている。
中心部分にはジオウと同じく銀色のベルト状の部品があるが、ジオウ達とは異なりドライバーに届いていない。
アンダースーツは黒。
どことなく、アナザーディケイドの悪魔的風貌に対し天使のような神聖な印象を受ける。
複眼部分は三日月をあしらったデザインであり、白のベースカラーと合わせてツクヨミを連想させるものとなっている。
パールピンクの時計盤と短めのベルト状のパーツより、女性用の腕時計をイメージしていると思われる。
能力
身体の各部に配された黄金のバンドはツクヨミの能力を制御し、強大な力による体への負担を軽減する機能がある。
また、グローブに生体エナジーを高収束させることで光刃「ルミナスフラクター」を生成することが可能。
ウォッチがオーマジオウの力を受けているためか、スウォルツに奪われた時間停止能力を再び発動している。
必殺技
タイムジャック
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』で初使用したフィニッシュタイム技。
ゲイツとウォズとともにトリプルライダーキックを繰り出すために使用。
技名は「令ジェネ」で判明(しかし、ゲイツ達の音声と重なって聞こえづらかったと言う声もあってか、後述のメモリアルフィニッシュ版で答え合わせした人が多数いた模様)
ツクヨミの出自と兄の組織を考えるとその技名は皮肉そのものである。
『ゲイツ、マジェスティ』でも使用。今回は初めて単独で使用した。
周辺が月夜になり、ライダーキックを放っている。三日月から飛来する様は完全にコレである。
劇中での活躍
本編
最終回では変身直後、時間停止能力を使いそのままスウォルツに寝返るも、アナザーディケイドが仮面ライダーオーマジオウの力の一部を吸収し、自分の世界へ退却しようとした隙に裏切り、背中からルミナスフラクターでぶっ刺した(ちなみに不意打ちでこそあるものの、アナザーディケイドの装甲はゲイツリバイブ剛烈やタジャドルコンボの攻撃すら通さない別次元の硬さを持つ)が、それでも止められずに撃破されてしまう。しかしながらアナザーディケイドの隙を作ることに成功、ソウゴに後を託した。
外伝
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』で再登場。
滅亡迅雷.netの仮面ライダー滅と仮面ライダー迅の2人を相手にしながらも特に苦戦せず、初の必殺技である上述のライダーキックを披露するなど大活躍を収めた。
また、ゲイツとウォズが繰り出した攻撃のエネルギーを1つに収束し、それを敵に向かって放つ技も披露している(ファンからは『ツクヨミボンバー』等と呼ばれている)。
『ゲイツ、マジェスティ』でも引き続き登場。
今回はカッシーンの軍団と交戦。記憶がなく、実質的な初戦闘の状態であるにも関わらず、これを無傷で撃退している。
使用アイテム
ツクヨミライドウォッチ
輝きを放つ、三日月マスクの女性ライダーは……ツクヨミだ!
未来に渡ったソウゴが現代に来る前のツクヨミの懐に入れたブランクウォッチが、オーマジオウが放った力を吸収。現代のツクヨミの手の中で覚醒した。
立体物はEP48放送終了後の2019年8月19日からプレミアムバンダイ限定で予約が開始されたDXメモリアルライドウォッチセットで発売。
他のライドウォッチと同様にキャストの音声を収録しているほか、ボタンの長押しでキャスト音声が流れない「通常モード」にすることも可能。
本編では使用しなかった、タイムマジーンを召喚する時の音声も入っている。
変身前が使用している武器。映像作品では未使用な一方で、ファイナルステージでは使用している。
pixivにおいて
当初は「補完計画」におけるネタ的な扱いだったため、オリジナルライダーとして描いたイラストもあった。
立体物
食玩【装動ゼロワンAI09】にてラインナップされることが決定。アーマーセットには、PVC素材でできたマントとルミナスフラクター発動モード再現用ハンドパーツ、ファイズフォンⅩが収録される。
余談
変身者は未来の人物だが、平成ライダーのTV本編では最後に登場した女性ライダーとなった。なお、登場自体は令和時代になってからであるものの、『ジオウ』という番組そのものは平成ライダーであるため、彼女も枠としては平成扱いとなる。
ツクヨミ役の大幡しえり氏は「仮面ライダー」という番組に出演するにあたって、ずっと「変身」を熱望しており、「補完計画」を経て本当に変身することを知った際には「とっても、とっても、とっても、喜んでいました」とのこと。また担当アクターは上述の通り、第一話からツクヨミのアクション・スタントを担当していた佐野夏未氏であり、こちらが判明した時もとても喜んでいたとのこと。
『仮面ライダーSPIRITS』で登場した同名の人物は仮面ライダーに酷似した容姿であるが、あちらは姿形が仮面ライダーに似ている超生命体である。
関連タグ
仮面ライダーファム:ライダー史上初の女性ライダーでもある。リスペクトしているのか若干デザインも似ている。
仮面ライダーキバーラ:メインヒロインが変身した仮面ライダー。「白い」「物語の最終盤で登場」「平成ライダーにとって節目の年に現れた」「ディケイドを刺し貫いた」点が共通する。
仮面ライダーバルキリー:令和ライダー初の女性ライダー。
ムーンライト伝説:変身音声が本曲のオマージュを思わせるようなテイストになっている。
月光仮面:月光菩薩(がっこうぼさつ)がモチーフであるが、ターバン部分の三日月をあしらったマークや白を基調としているなど、共通点がある。
○号ライダー