20世紀フォックス
にじっせいきふぉっくす
概要
『エイリアン』『猿の惑星』といった人気シリーズを抱える、大手アメリカ映画会社の一角。
現代の映画作品ではほぼ常識となった、横縦比2:1以上の横長画面を「シネマスコープ(シネスコ)」というが、これはフォックスが1953年に始めたものである。
1915年にウィリアム・フォックスが設立したフォックス・フィルムと、1933年にダリル・F・ザナックが設立した20世紀映画が合併し、1935年5月31日に「20世紀フォックス」として設立された。
1981年から1984年にかけて、アメリカのメディア王であるルパート・マードックが率いるニューズ・コーポレーションに買収され、傘下企業となった。
2019年、テレビ・映画部門を含む大部分の事業が、ニューズ・コーポレーションからディズニーに売却された。
買収話は2017年頃から表面化し、当初からディズニーで話がまとまっていたものの、2018年になってユニバーサル・ピクチャーズやドリームワークスを擁するコムキャストが、ディズニーのそれを大幅に上回る買収額を掲げて交渉に参加し競合した。最終的に同社は撤退したものの、ディズニーが映像化権を擁するアベンジャーズと、20世紀フォックスが映像化権を持つX-MENの競演がとうとう実現するのではと期待したコミックファン達はしばらくやきもきさせられた。
なお、映画・映像配信などの部門がディズニー傘下に移った後も大手テレビネットワーク「FOX」などはニューズ・コーポレーション傘下に残留しており、「FOXコーポレーション」として事業を継続している。
2020年2月21日を持って、FOXコーポレーションとの混同防止のため、「20世紀スタジオ」に改称された。お馴染みのあのロゴマークも、下段の「FOX」が「STUDIOS」に変更された。
その他・トリビア
本社はカリフォルニア州ロサンゼルスにある。なお、本社ビル(フォックス・プラザ)は『ダイ・ハード』でロケに使われたことで有名。
先述したように、ファンファーレつきの企業ロゴは有名。
当初は2Dの平らなアニメだったが、時代の流れで3DCGの立体的なものへ進化した。
ファンファーレは社のために独自に作曲されたもの。
21世紀を迎えた現在でも20世紀フォックスのままだが、かつてニューズ・コーポレーション傘下にあった2013年に、同社の娯楽・文化部門分社化によって総合エンターテイメント企業「21世紀フォックス」が誕生していた。同社は20世紀フォックスの他、アメリカの大手テレビネットワーク「FOX」や同じくヨーロッパの「スカイ」、世界トップクラスのドキュメンタリーチャンネル「ナショナルジオグラフィックチャンネル」などを擁していた。
2019年に同社の大半の事業がディズニー傘下に移った事で、2020年2月以降はディズニー傘下の「20世紀スタジオ」とニューズ・コーポレーション傘下の「FOXコーポレーション」に二分という事になる。
配給映画
実写映画
タワーリング・インフェルノ - ワーナーブラザーズと共同
特攻野郎Aチーム THE MOVIE
ALIEN(エイリアン / エイリアン2 / PROMETHEUS)
STARWARS(スター・ウォーズ) - 2012年まで
TAXI NY
関連タグ
トランスフォーマー超神マスターフォース…前半のタイトルロゴがまんま本社のパロディである。後半は変更されたが…
肝付兼太…劇団21世紀FOXなる劇団を立ち上げておられた。劇団名の名づけた理由はネタっぽい