曖昧さ回避
ローンウルフの名称を持つ人物、キャラクター
- 『Halo:Reach』の主人公。→ノーブルシックス
- 『バイオハザード オペレーションラクーンシティ』の登場人物。
- 『ゼロワン_Others 仮面ライダーバルカン&仮面ライダーバルキリー』に登場するキャラクター。→仮面ライダーバルカンローンウルフ
本項目では、仮面ライダーバルカンの一形態であるローンウルフを解説する。
概要
【警告】当記事は『ゼロワン_Others 仮面ライダーバルカン&仮面ライダーバルキリー』のネタバレを含みます。閲覧の際はご注意下さい。
ダイアバレット!
不破「うおおぉぉぉぉっ!!」
オーバーライズ!
或人「…不破さーん!!」
プログライズ!
「変身っ!!」
Graciously Righteous!
Vulcan Company Limited!
ローン!ウ・ル・フ!
"It’s my rule."
「望み通り、全力でぶっ潰してやるよ…!」
ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリーに登場する仮面ライダーバルカンの新たな形態。
不破諫が仮面ライダー滅亡迅雷との決戦前に意見の違いで他のソルドにリンチに遭い機能停止寸前のソルド9から託されたダイアウルフゼツメライズキーにアサルトグリップを装着して変身する。
同じくアサルトグリップを使用した形態のアサルトウルフとは異なりグリップ自体が亡の手によって「人間用」に調整された影響か、不破自身に負担が掛かる事無く変身可能。
滅亡迅雷との戦闘でエイムズショットライザーを破壊されてしまった不破の為に、飛電或人から託されたゼロワンドライバーを使用して変身している。
これは、ショットライザーの技術を保有・利用出来るのはあくまでも正式に所持して使用しているA.I.M.S.と既に滅亡迅雷に破壊されたZAIAだけだった為、飛電インテリジェンス単独ではゼロワン由来の技術しか転用出来なかった事が原因。劇中でもイズが直接不破に「(ショットライザーの)バックアップは我が社には存在しません」とハッキリ明言されている。
この危機的状況に対して或人は社長にしか変身出来ないと言うゼロワンドライバーのプロテクトを、不破に「株式会社 仮面ライダーバルカン」を設立させる事で(社員一名とはいえ)彼を便宜上での社長にすると言う荒業を駆使して使用権を彼に移した。
社長なら誰でも良い訳では無いのは本編での天津社長時代の件から明らかだが、今回は現社長である或人が直々に進言した形の為、正当な関連企業として認められた物と思われる。
変身音声を意訳すると「高潔なる正義 有限会社バルカン」「コレが俺のルール」となる。
後半の英文は不破の口癖である「俺がやると言ったらやる!俺がルールだ!」から。
ゼロワンドライバーとゼツメライズキーを組み合わせた初の例。また、ゼロワンドライバーでゼロワン以外に変身した例はアークゼロワンに続いて二人目となる。
変身シークエンス
ゼロワンドライバーは本来起動したプログライズキーを予めベルト本体にオーソライズしてから展開するのだが、当然の如く変身者は不破なので例によってキーをこじ開けて変身する。
装填口により必ずオーソライズが行われるショットライザーと異なり、ゼロワンドライバーは装填前にオーソライズ処理を行わなければ変身エラーとなる。そしてこの点もオーソライズ手順を無視して装填しているのだが、キーを振り下ろした際にオーソライザーの前を通過していた為、オーバーライズの音声自体はちゃんと鳴って処理されている(玩具基準で考えるとこの方法では正常にオーソライズするのは難しい)。
変身認証に関してはゼロワンと同様ゼアに依存しているので、或人の所持していたゼロツードライバーとリンクする事で狼のロストモデルが地球へ転送される。
この際、ドライバーとの反応を検知した或人がロストモデル射出の反動で吹き飛ばされている。
変身ポーズも右手を大きく振り上げると言う何処と無く仮面ライダー1号(『ゼロワン』世界的には1型なのかもしれないが)を想起させる物だが、銃口を敵に向けるポーズと言った従来の要素も健在。
また、この形態ではショットライザーの弾丸型ではなく、狼型のライダモデルとして射出されるが、ゼロワンとは異なり、不破自身がジャンプしながらロストモデルを殴り付けてアーマーを装着すると言う特徴がある。
使用しているベルトの都合上、アーマーが装着される前のアンダースーツはゼロワンとほぼ同一であり、アサルトグリップの特性か滅亡迅雷ライダーズと同じく各種アーマーをバンドで装着する形で変身を完了する。
尚、ゼツメライズキーを用い人間が変身するフォームであるが、オルトロスバルカン・ジャスティスサーバルと異なり、Warning音声は鳴っていない。
この為、それらに比べれば安全な変身に当たると思われるが、これがゼロワンドライバーのお陰なのか改良型アサルトグリップのお陰なのかは不明。
容姿
バルカンのシューティングウルフとゼロワンのシューティングウルフを掛け合わせたかのような容姿をしており、ゼロワンドライバーを使用している為かベーススーツは黒。また、所々に赤いラインが走っている。色はシューティングウルフやアサルトウルフ、ランペイジバルカンよりもかなり鮮やかな青となっている。
同作品に登場し同じく絶滅種がモデルのジャスティスサーバルに比べ、モチーフのダイアウルフはそもそもが普通の狼とさして変わらない為か、狼モチーフの部分の変化はあまり見受けられない。
戦闘スタイル
ショットライザーを使わない分遠距離攻撃自体は殆ど搭載されていない為、他のバルカンの形態とは基本装備が大きく異なる。元々格闘能力の高い不破が変身者なこともあってか仮面ライダー滅亡迅雷と渡り合える戦闘能力を発揮。格闘時には時折巨大な狼のエフェクトを纏った範囲攻撃も可能としている。本編においてはアタッシュカリバーなどのゼロワン由来の武器は一切使用していないが、ローンウルフ自体に召還機能が存在しなかったのか不破自身が素手での戦いを望んだからかは不明。
公式からはまだ明確なスペックは明らかとされていないが、少なくとも格闘能力に限っていればランペイジバルカン以上の高水準である事は間違いない(尤も、ランペイジの長所は10体ものライダモデルを駆使した高い汎用性なので、どちらが優れているかはあくまでもケースバイケースだろうが)。
同じくゼツメライズキーを使って変身していたオルトロスバルカンと比べてもドライバー・変身者の双方が負担無く戦闘出来ていたが、厳密にはある程度の量産性も考慮しているショットライザーよりも社長用のワンオフ機であるゼロワンドライバーの方がスペックが優れているから故と言える。
それでも、ベルトや改良型グリップをもってしてもゼツメライズキーによる変身での負荷はゼロでは無いのか、徐々に負担を感じさせる描写や、変身解除後のダメージの深刻さといった側面も見られた(これに関しては滅亡迅雷から受けたダメージの可能性もあるが)。
必殺技
ファイナルバレット!
アサルトグリップのボタンを押してからダイアウルフゼツメライズキーを押し込んで発動。
左足に狼型のエネルギーを纏っての飛び蹴りを放つ。
余談
形態名の意味は「一匹狼」。また、テロリスト用語で単独犯で行うテロの事も指す。
A.I.M.S.を離れ単独行動をとる不破らしい名前であるが、同時に滅亡迅雷を巡る一連の事件を踏まえると、組織に属さず行動する不破もまた一歩間違えばA.I.M.S.目線でのテロリストになりかねない危うい力を有している面の示唆ともとれるか。
スーツは頭部や肩部などが専用造形で、大部分は仮面ライダー1型のリペイントと思われる(配色は同じく1型のリペイントであったアークスコーピオンと似通っており恐らくそこから再度改造した物)。
因みに、ダイアウルフは狼よりもジャッカルに近い生物だとされており、バルキリー同様に現生種その物では無く、彼らによく似た特徴を持つ動物がモチーフに選ばれる事となった。
ヒューマギア用かつ最新モデルのゼツメライズキーに武装特化させるアサルトグリップまで装着している為、人間が使用した際の反動がかなり危険なのでは?と言った不安があり、実際予告では不破が流血し倒れる場面が写されていたが上記の通り人間用に調整されており、更に社長専用のワンオフ機であるゼロワンドライバーを使用する事で安定性はオルトロスバルカンを上回る。
ライダー自体はA.I.M.S.系列のバルカンだが、ドライバーは飛電製、ゼツメライズキーはザイア製、アサルトグリップは滅亡迅雷.netが復元したアーク由来の技術であり、本編に登場した各勢力の要素を結集させた形態と言える。
A.I.M.S.系のライダーは変身の要である脳内のチップとライザーが連動する形で変身する。
よってゼロワンドライバーでバルカンに変身出来たのはチップ内のバルカンの変身データをベースにした、と考えられるが詳細は不明。
因みに、育成ギアバイタルブレスではランペイジバルカンが最強の姿だとされており、ローンウルフはデジモンでいう完全体ポジションになっている(アサルトウルフと同世代扱いである)。
関連タグ
仮面ライダーバルカン 強化フォーム 最強フォーム 究極フォーム 強化ライダー
ジャスティスサーバル:同作に登場する同僚のゼツメライズキーを使用した強化形態。但し、掛かる負担や無理の通しっぷりに関しては恐らくオルトロスバルカンと同等かそれ以上。
仮面ライダー1型 ロッキングホッパー→仮面ライダー滅 アークスコーピオン:スーツの改造元。
シューティングウルフ:本編未登場のゼロワンバージョンと本形態が、同じ狼モチーフかつ同ベルト使用の為良く似ている。
オルトロスバルカン:かつてゼツメライズキーで変身した特殊な形態。
ロンリーウルフ:名前が似ている昭和ライダーの怪人(こっちは完全に名前負け)。