パーフェクトゼクター
ぱーふぇくとぜくたー
概要
マスクドライダーシステムの最強フォーム・ハイパーフォームのみが持つことを許される最強のゼクターにして「ワームを絶滅させるための究極武器」(テレビ朝日公式サイトより)。
剣の形をしているのが特徴。
昆虫型ではないと思われがちだが、ガンモードで横から見ると、頭の大きな角が剣になったカブトムシの形になっていることがわかる。ソードモードで展開する鍔は羽で、刃の根元には青い目がある。
他のゼクター共々ZECT本部に保管されているが、危機を察知すると空間を飛び越えてハイパーカブトの下に現れる。
パーフェクトゼクターの最大の特徴は、他のゼクターを合体させることができるという点である。すなわち、使用者である天道総司の持つカブトゼクターの他にザビーゼクター、ドレイクゼクター、サソードゼクターの能力を使うことが出来る
止まり木とか虫捕り網とか言ってはいけない。
なお、パーフェクトゼクターからの召喚命令は資格者よりも優先される。
よって、ザビー・ドレイク・サソードの各ライダーが変身中にカブトがゼクターを召喚した場合、変身が強制解除される。
ちなみに、この武装が出る話(37話)直前まで天道は自分一人でワームを倒すと言いだしザビー・ドレイク・サソードのゼクター全てを手元に持っており、これがゼクターそのものを武器に必要とするパーフェクトゼクターの伏線ではないかと思われていたが別にそんなことはなかった。
柄の部分には赤、黄色、青、紫というどことなく次回作を彷彿とさせるボタンが付いており、これを押すことで各ゼクターの特徴を生かした必殺技を放つ。順番に押すと最強技「マキシマムハイパーサイクロン」「マキシマムハイパータイフーン」が使用できる。
パーフェクトゼクターは柄の部分で90度折ることが可能であり、ガンモードとソードモードを使い分けることが可能。
他の仮面ライダーから無理矢理変身アイテムを引っぺがして一人だけ必殺技を放つという、シリーズを見てもかなり異色の武器であり、唯我独尊を地で行く天道にはある意味ふさわしいと言える。
一見非効率に見えるこのゼクター奪取システムだが、実は万が一ネイティブ・ワームが敵に回った時、奪われる可能性のある三種のゼクターを強引に回収するというセーフティの機能を果たしている(カブトとガタックには強制暴走があり、ホッパーは極秘で作られたため問題視されない)。
劇中及び商品ではボタンも音声もカブト専用の武装となっているが、そもそも計画の最も要となっているのはガタックだったため、おそらくハイパーガタックも使用可能であると思われる。
最終決戦の末、マキシマムハイパータイフーンを耐え抜いたグリラスワームに折られて破壊された。その後の行方は不明。
スーパーヒーロー大戦GPではライダーフォームのカブトが使用していた。尚、この時カブトはショッカーに脳改造され、ショッカーの手先となっている他、上記のように『ハイパーフォームのカブト』が持つ事を許されるという設定を無視してカブトが持っている事になる。
Over_Quartzerではパーフェクトゼクターを振るって赤い衝撃波を放っているが、この必殺技の名称は不明。
なお、玩具版は最初から4つのゼクターがセットになっているため、容易に必殺技遊びができる他、DX版のザビー〜サソードゼクターも問題なくセット出来るのでカラーリングに拘りたい人も安心である。ただし、カラーリング自体はパーフェクトゼクター版の方が劇中に近い為、変化前を再現したいという人向けである。
技
ハイパーブレイド
カブトゼクターを使用してタキオン粒子を深紅の刃に変え、ソードモードで広範囲の敵を両断する。
ハイパーキャノン
カブトゼクターをガンモードで使用する技らしいが、劇中未使用。
と思ったら、スーパーヒーロー大戦GPで通常形態のカブトがクロックアップの状態で使用した。赤い弾丸を放っていたので恐らくこの技で間違い無いと思われる…。が、オートバジンに乗って現れた555アクセルフォームのファイズエッジでいとも容易くはたき落とされてしまった。
ハイパースティング
ザビーゼクターをソードモードで使用する技。黄色い槍状にタキオン粒子を展開させ、敵を貫く。ウカワームには命中こそしたものの、絶命には至らなかった。(顳顬にヒットした事で記憶を一時的に奪う事には成功した)
ハイパーレーザー
ザビーゼクターをガンモードで使用する技らしいが、劇中未使用。
名前から察するに、照射系の技と思われる。
ハイパーアックス
ドレイクゼクターをソードモードで使用する技らしいが、劇中未使用。
名前から予想すると、ドレイクゼクターの羽根部分を斧の刃先に見立ててタキオン粒子の刃で叩き割る技と思われる。
ハイパーシューティング
ドレイクゼクターをガンモードで使用する技。6つに分散して敵を自動追尾する光弾を射出する。
全弾命中でもカッシスワームを倒すには至らなかったが、下記のマキシマムハイパーサイクロンでトドメを刺す為の布石として機能した。
ハイパースラッシュ
サソードゼクターをソードモードで使用する技。高濃度のポイズンブラッドを帯びた光子を展開して敵を切断する。
ハイパーウェイブ
サソードゼクターをガンモードで使用する技らしいが、劇中未使用。
マキシマムハイパータイフーン
オールゼクターの力でカブトホーンを模した巨大な刃を作り、広範囲の敵を一撃で両断する。
マキシマムハイパーサイクロン
仮面ライダー史上最も迷惑な技。
オールゼクターの力で巨大な竜巻状のエネルギーを射出し、射線上の全ての敵を消滅させてしまう。
なお、反動が凄まじい為、使用するときはハイパークロックアップを発動する必要がある