概要
- ギリシャ神話のティーターン(タイタン)神族の1名で、天空を支えているとされる巨人(巨神)。
- 日産自動車が販売している小型~中型トラック。
- 東南アジアに生息するカルコソマ属のカブトムシ。→アトラスオオカブト
- セガサミーHDの子会社。複雑な経緯をたどって現在に至っている。詳細はATLUS参照。
- 愛知県にあるラジコンメーカー、ミワホビーのブランド名。山本昌氏のために作られた「YM34」もこのメーカーの物。
- 「鉄腕アトム」に登場する、自らの意志で人間を傷つけることのできる心を持ったロボット。 ⇒ アトラス(鉄腕アトム)
- 仮面ライダーXに登場する、GOD機関の神話怪人の一人。⇒鉄腕アトラス
- 「ファイアーエムブレム外伝」の登場人物。⇒アトラス(FE)
- ドラゴンクエスト2に登場するモンスター。詳しくはギガンテスを参照。
- 「ロックマンゼクスアドベント」のボスキャラクターの1人。⇒アトラス(ロックマン)
- 「Fate/GrandOrder」に登場するサーヴァント。⇒アトラス(Fate)
巨神アトラス
アトラスはティターン神族と呼ばれる原初の巨神族の中で最強の腕力を持っているとされた神である。アトラスは大地の女神・ガイアと天空の支配者・ウラノスの間に生まれた神、イアペトスとクリュメネの息子として生まれた。
しかし従弟であるゼウスらオリュンポス神族によりティターン神族はボコボコにされて全員(おとなしそうな連中はオリュンポス側についた)が地獄に落とされ、最後までゼウスに抗い続けたアトラスは山の上で天空を支え続ける刑罰を受けることとなった。
娘たちにあたるヘスペリデスは黄金の林檎を守っていた。
十二の試練の一つとして黄金の林檎を入手する必要があったヘラクレスに天を背負ってもらうことで一時的に解放され、黄金の林檎をとってきて渡したことがある。
天を支える苦痛に耐えかねたとも、メデューサの首を持つペルセウスと戦ったともいわれている。
彼の魂は天に上りうしかい座になって輝き続け、石化した死体は今なおアトラス山脈として大空を支え続けているという。
なお、ヘラクレスはペルセウスの曾孫(兼、腹違いの弟)にあたるので、時系列的にみて矛盾しているのだが……
後に16世紀の地理学者メルカトルが地球を抱えたアトラスの図を地図帳の表紙に書いたため、今でも地図のことはアトラスと呼ばれている。
また、ガンダーラ美術の影響からか、仏教寺院などに建造物を支えるようにアトラスの彫刻が刻まれている事も。
ゴッドオブウォーシリーズにおけるアトラス
第2作目とPSP対応の外伝『落日の悲愴曲』にて登場。CVは楠見尚己が担当。
『ゴッドオブウォー』シリーズの世界では、ティタノマキア終結後は他のタイタン族諸共タルタロスに幽閉されていたが、同じくオリュンポスの神々を憎むペルセポネと結託したことで釈放される。彼女に導かれて太陽神ヘリオスを誘拐、彼の持つ太陽の力を使い冥界から地上を支える柱を破壊し、自分たちの消滅を覚悟でオリュンポスの神々に復讐しようとした。
しかし世界を救うために駆け付けたクレイトスとの死闘の末、ペルセポネは倒され、自身も手枷の鎖を地上へと括り付けられてしまい、壊した柱の代わりに世界を支える羽目になってしまった。この際、神々と関わることがいかに不条理かをクレイトスに語り掛けた。
その後クレイトスがオリュンポスの神々との決別を露わにし、イカロスの翼を奪い冥界へと戻ってきた際に再開、当初は過去の一件から恨みを晴らさんとクレイトスを握りつぶそうとするも、彼が自分たちタイタンと協力しオリュンポスと戦おうと決意していることを理解すると、自らの魔力を分け与えた後に地上にへと送り返した。
彼から授かる魔法「アトラス・クエイク」は、地震を起こして周囲一帯の敵を吹き飛ばすことが出来る。第2作目の魔法の中では魔法力消費量が一番激しい半面、最も攻撃力が高く、レベルアップすると発動中にボタンを連打することによって岩石をばらまき、さらにダメージを与えられるようになる。また、全魔法の中では唯一無敵時間が発生する。
関連タグ
日産のアトラス
1981年12月に、これまで販売していた2トントラックのキャブオールとプリンスクリッパーを統合する格好で誕生。1982年2月には1トントラックのプリンスホーマーとキャブスターも統合している。
3代・39年間にわたって生産され続けたが、2021年6月限りで製造・販売が打ち切られることになった(ただしオーダーに関しては実は2020年一杯で打ち切られた)。
2tクラスについては1995年から2012年10月までいすゞからエルフの一部車種を融通してもらっていたほか、2012年11月から2021年1月まで三菱ふそうトラック・バスからキャンターを融通してもらい「NT450アトラス」の名で発売していた。そして2021年4月以降はいすゞエルフに戻り、NT450の名を外し再び「アトラス」となっている。
なお、エルフOEMに戻った現行モデルで「2tクラス」と称している車種については、日産内での社内形式呼称がH43型だった2012年のOEM打ち切り前のものと同一ではあるが、再開後はH4*系の形式を使わず1tモデルの形式と同じF25型に統一されている。なお、H43型より車種バリエーションは絞られている。
1tモデルについては、2019年8月末にいすゞと再度OEM供給を再開した際にいすゞから供給されたエルフのディーゼル車を「アトラス ディーゼル」の名で販売。自社生産の車種(いすゞにもOEM供給されていた)生産終了後は「アトラス1.5tクラス」に車名を変更している。