概要
ウルトラマンタロウを代表する必殺技の一つ。第1話でアストロモンスを倒して以降、数多くの強敵を粉砕している。
「ストリウム光線!」という掛け声をあげ、両手を頭上で合わせてエネルギー残量を確認してから、両腕を引き絞って七色のエネルギーを体内に蓄積させた後、腕をTの字に組んで発射する必殺光線。
この腕の組み方は、タロウのみが使う独特のもの。虹色のエフェクトは第23話を最後に登場しなくなり、当時の雑誌などでは光線の威力が上がったためと書かれているが、『ウルトラマンメビウス』以降の作品では復活している。実は虹色の発光演出はタロウ本編とそれ以降とで微妙に違う(本編では両腕を引き絞ってから発光するが、客演時には頭上で手を合わせてからすぐに発光する。オーブ最終回では久々に前者の演出が使われている。)
ウルトラマンのスペシウム光線などに比べ、チャージ時間がかなり長いものの、ウルトラ戦士の中でもトップクラスの威力を誇る。
その強さは、エースのメタリウム光線の2倍、メビウスのメビュームシュートの数倍と評されている。
基本的に相手を爆発させる光線だが、エネルギーの使用量を調節することで相手を消滅させたり、爆発させずに倒すこともできる。
エネルギーをためずに使用できる簡易版ストリウム光線(クイントータス戦で使用。効果音が異なる他、真一文字の青い光線が出るという違いがある)や、テンペラー星人を倒した腕をX字に組んで発射する強化版ネオストリウム光線も存在する。
ただし、エンマーゴの盾やシェルターの甲羅でガードされたり、アリンドウ、ガラキング、テンペラー星人には通じなかったり避けられたりと効かなかったことも何度かあった上、ダークルギエルとの光線の打ち合いでは互角(途中でバリヤーに切り替えている)、ロードラの光線で相殺されたりしているため絶対無敵というわけではないようだ。
但しタロウの相手は超獣より強い宇宙大怪獣であり、強化改造された超獣程度であれば十分に通用する。
ウルトラマンギンガストリウムも使用可能。
中ボスのファイブキングを撃破して前半の山場を飾った。ただし、なぜか後半では一度も使用されなかった(しかもギンガストリウムの技の中では唯一である)。しかし『ウルトラギャラクシーファイト』では巨大化したウルトラダークキラーに対して使用した。 タロウが物語のキーパーソンの1人であったのが大きいか。
また、ウルトラマンジードのフュージョンライズ形態の1つロイヤルメガマスターは、ストリウム光線と炎を同時に放つ「ストリウムフラッシャー」という技を持つ。
タロウの息子であるウルトラマンタイガも「ストリウムブラスター」という似た技を使用する(ただし構えが父とは左右逆)。ウルトラタイガアクセサリーを使用することで、より強化された技を放つこともできる。
漫画『ウルトラマンSTORY0』では、タロウの師匠にあたるカラレスも使用している(こちらは握り拳で腕をX字に組む)ほか、タロウやカラレスに化けたババルウ星人も使用していた。
ウルトラシリーズにおいて「叫ぶ必殺技の代表格」とでもいうべき技であり(最初に技名を叫んだ技はウルトラハリケーンだが、メインの必殺技で叫ぶのはストリウム光線が初である)、タロウ自身の人気の高さもあり、近年になって技名を叫ぶウルトラマンが増えた事にも多分に影響を与えている。
ちなみに、「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」ではどういうわけか、発射時のSEが異なる。
倒された敵
ムカデンダー(首)
インペライザー(SD)(ギンガストリウム使用時)
ファイブキング(ギンガストリウム使用時)