主人公(ペルソナ5)
ぺるそなふぁいぶしゅじんこう
THE SHOW'S OVER
プロフィール
概要
怪盗団のリーダー
ATLUSより発売のRPG「ペルソナ5」の主人公。私立秀尽学園に通う高校2年生。
過去作と同様、ゲーム内のデフォルトネームは無し。
村崎久都によるコミカライズ版での名前は「来栖暁(くるす あきら)」。
TVアニメ『PERSONA5 the Animation』では「雨宮蓮(あまみや れん)」という名前が採用。同5月発売予定の『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』や他作品とのコラボで本名で呼ばれる場合はこの名前になっている。
本名で呼ばれない場合は、コードネームである「ジョーカー」の名で呼ばれる。
ユーザーからもコードネームの「ジョーカー」で呼ばれる場合が多い。
略歴
男に絡まれている女性を助けようとした結果、男に傷害の濡れ衣を着せられ、保護観察処分の身となってしまったことから地元の高校を退学処分にされてしまう。
ほとぼりが冷めるまで郷里を離れるしかなくなり、追われるように上京し「私立秀尽学園高校」へ転入。東京の四軒茶屋にある両親の知人の知り合いの佐倉惣治郎が経営する喫茶店「ルブラン」の屋根裏に居候しながら学生生活を送ることになる。
しかし転入先でも何故か前歴の話が知れ渡っており、周囲から孤立してしまっている。
上京後間もなく、彼は青い監獄ベルベットルームへと招かれ、そこで出会ったイゴールから近い未来、その身に「破滅」が待ち受けていること、それから逃れるには「自由への更生」を果たさなければならないことを教えられる。
「更生」の一環として「イセカイナビ」を受け取った主人公は、「認知世界」と呼ばれる精神世界へと足を踏み入れペルソナを覚醒。
歪んだ欲望を抱いている「悪人」達の精神世界「パレス」に侵入し、欲望の象徴「オタカラ」を盗み出し改心させる、「心の怪盗団」のリーダーとして行動することになる。
上記の通り、「プレイヤーの分身」ながらも中々に込み入った身の上の持ち主である。
人物
口数は少ないが上記の通り正義感の強い性格で、人助けの結果無実の罪を着せられても助けた人間を恨む事は無い。だが前述の傷害事件がきっかけで、警察に対する不信感はやや強いようだ。
己のペルソナには「己が信じた正義の為に、あまねく冒涜を省みぬ者」と評される。
プレイヤーの操作によって性格は如何様にも変化するが、基本的には物静かでクール。
自身が窮地に陥った時も、保身の為に自らの信念を曲げる事はない。
常に冷静なため「何を考えているのか分からない」と言われる事もあるが、面白い方の選択肢を選ぶと「絶対言うと思った」等と言われる事もあるため、結構ノリの良い性格でもある様子。怪盗時の「ショータイムだ!」のテンションの高さに驚いたプレイヤーも少なくないだろう。
声を荒げる事は無いものの、高校生離れした極めて強い意志と行動力を備えており、仲間からの信頼は厚い。
得意料理はルブラン仕込みのカレー。心を込めて作るとなぜか激辛になるが、不思議と美味しいらしい。
P3、P4主人公ほど印象的な口癖はないが、重要な場面で「諦めるのか?」と問い質す事が多い。
女性関係においてはシリーズ最多となる9人の女性と恋人関係になれる。しかも、アッパー版のP5Rでは10人に増える。
しかもその内4人は成人女性というアダルティっぷり。
もちろんこれはあくまで「なれる」だけであり、プレイヤーの選択次第では1人の女性への愛を貫くことも、恋人を一切作らないことも可能。
……のはずだったが、後述の「CATHERINE」ゲスト参戦に関する動画では「なぜジョーカーだけがこの世界に参戦できたのか?」→「浮き名を流した男が落とされる場所らしい、まさかジョーカーも」と語られており、ただれた女性関係が公式化してしまっている。
容姿
黒髪のくせっ毛に黒縁眼鏡。前髪をイジるのが癖で、基本的にポケットに手を突っ込んでいる。メガネは変装用であり、度は入っていない。
制服を着崩しているメンバーたちとは対照的に、私立秀尽学園高校の制服をきちんと着用している。上着で見えていないが、学校指定のサスペンダーもきちんと着用。
顔立ちに関しては綺麗に整っており、美形の部類には入るのだが、天パとダテ眼と物静かな性分のせいで全体的にパッとしない印象に落ち着いており、周囲からは再三「地味」「モサ男」などと言われている。
ただし眼鏡を外すと印象がかなり変わるらしく、特に怪盗時には悪役じみた不敵な笑みを浮かべる事が多い。
身長は公式で正確に定められてはいないが、PVの映像などから約175cmくらいだと思われる。
戦闘スタイル
コードネームは「ジョーカー」。
怪盗服はタキシード風の黒いロングコートに白黒のドミノマスク。手袋の色は赤。
まさに怪盗と呼ぶに相応しい姿で活動する。
キャラクターデザインを担当する副島成記氏によると、「仮面の怪盗というと胸ポケットにハンカチーフを飾る紳士のイメージから怪盗服に取り入れ、またワイルド使いであることから愚者=ピエロのようなモチーフを仮面に入れ込んでいる」とのこと。
PlayStation VitaおよびPlayStation4専用のダンスゲーム。
双子の看守によって、ベルベット姉妹のダンスによる姉妹喧嘩に巻き込まれる。
デフォルトネームは「雨宮蓮」が使用されているが、作中で呼ばれることは無い。
ダンススタイルはやはりというか怪盗らしくスタイリッシュ。
掛け声のテンションもやたら高くノリノリ。よく喋るジョーカーはファンなら必見。
ニンテンドー3DSで発売のスピンオフゲーム第二弾に参戦。
モルガナカーの暴走で謎の映画館へと迷い込んだ怪盗団は、そこで自分たちとは違うペルソナ使いの集団「特別課外活動部」と「自称特別捜査隊」に出会う。
視点が選べた前作と異なり、今作ではジョーカーを主人公とするストーリーで展開。
ジョーカー目線で進行するため、本人のセリフは無し。選択肢はいつものようにクールなものからノリの良い面白回答までバリエーション豊か。竜司への扱いが割かし雑なのは信頼の現れと思いたい。
歴代主人公たちとは不思議なシンパシーを感じており、ワイルドあるある(?)ネタで意気投合したりしている。
また、システム上初期ペルソナのアルセーヌを付けっぱなしのため、弱点属性2つを補うスキルを持つサブペルソナを持つかアイテムを装備しておくように。
Nintendo Switchにて発売の、ペルソナシリーズ初となるアクションゲーム。
P5本編から半年後の夏休み。怪盗団メンバーと旅行を楽しむために東京へ舞い戻ってきた主人公だったが、突如日本中でパレスに似た異世界と謎の「改心事件」が発生する。事件解決のため、再び怪盗服に身を包んだ彼らが異世界で出会ったのは、ソフィアという名のAIを自称する少女だった。
エンディングから時間が経過し今作は高校3年生として登場。
久々に再会した仲間と旅行ということで浮き足立っているのか、心なしか半年前よりテンションが高くネタ選択肢もノリノリなものが増えている。
しかし一度は更生を果たしたはずのベルベットルームの牢獄にまたもやぶち込まれ、現実では新たな事件に巻きこまれることに。そしてベルベットルームの住人からある忠告を受ける。
お馴染みのルブランカレーとコーヒーはもちろん、各地の名物料理のレシピと食材さえ入手すればキャンピングカーで調理することも可能。彼の作った名物料理は各地の味を良く再現出来ているらしく、料理の腕は仲間内で好評。
外部出演
「ジョーカー」名義での参戦が多いが、『パズドラ』など一部の作品では「雨宮蓮」も使用されている。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
米ロサンゼルスで開催された「The Game Awards 2018」で、突然『ペルソナ5』の映像が公開。
その中で、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に参戦する事が明かされた。
詳細はジョーカー(ファイター)を参照。
ワンダーランドウォーズ
2019年6月15日に『ペルソナ5』コラボ第二弾で参戦が発表され、6月17日のVer.4.10へのバージョンアップ時に実装された。ロールはアタッカー。
同タイトルでは初のコラボキャストになるが、御伽の国という世界観を大事にしていたタイトルだけに、参戦時はプレイヤー間で賛否両論が巻き起こった。
一応、「心の怪盗団の活躍が噂・都市伝説となったため、童話の原型たる人物と見做された」という理由付けがなされている(マッチング画面TIPSより)。
実装後に行われたリリィフェスタで、変幻の栞(他のゲームで言うスキン)が通常コスチュームの色違いの他に、秀尽学園高校の制服と、『P5D』のデフォルト衣装である「宴・ダンシング衣装」を基にした「ダンシング・スターナイト」の2つが追加されている。
レベル4スキルである「HOLD UP!」を相手キャストに当てるとお馴染み「総攻撃」の演出が入る。
戦闘スタイル
取り回しの良いショットと性能の高いスキルを持ち移動スキルである「ACTiON!」を駆使して戦場を駆け回る万能型アタッカー。
アタッカーではあるが兵士処理能力の高いスキルである「エイガオン」を持つため、兵士処理能力も高め。
またVer3.x以降のキャストに多く見られるアビリティゲージなどの特殊ギミックも持たないため、それらを管理する手間も不要。
総じて各キャストの長所を煮詰めたような万能型キャストに仕上がっており、アタッカー初心者にも簡単に扱えるようになっている。
欠点は自身の火力や速度を上げるバフを持たないこととスキルのMP消費が重く、最大MPも少ないため何も考えずにスキルを連射するとすぐにMPが枯渇する点。スキルはちゃんと考えて使いたい。
その高い性能から実装直後は環境において猛威を振るい、他のアタッカーの上位互換的な存在として環境に君臨した。
怪童丸以降に追加されたアタッカーであるジュゼ、妲己、マリク、エルルカン、ジョーカーの後に実装されたウィキッド・ドロシィが軒並み実装直後は微妙な性能だっただけに客引き用のコラボキャストとして強めに調整されたのだろうと推測されている。
そしてこの推測は稼働5周年記念の開発コメントにて肯定されている。
現在は下方修正が入り、強キャラの一人、くらいの立ち位置に収まっている。
ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ&インテグラル・ファクター
2020年2月17日に参戦。『ザ・ロイヤル』からの参戦扱いとなっている。
また、『SAO』のキャラクター達が『P5』のキャラクターになりきっているコスチュームも登場した。
予告状、#コンパスのオタカラを頂戴する
NHN×ドワンゴにより共同開発されたTPS(三人称視点シューティング)リアルタイムオンライン対戦ゲーム『#コンパス』にも、『ペルソナ5』からのコラボヒーローとして、2021年6月21日に参戦。セガ及びアトラスからの初参戦。
どうやらコンパスの世界はパレスと近い雰囲気のようで、どこか懐かしさを感じるらしい。その中にはシャドウかペルソナっぽいキャラ、怪盗と相対する立場と近いコラボキャラも…
コスチュームは全て『スマブラSP』と同じ物で同作の5P・3Pカラー(『P5』と『P3』のイメージカラー)と、7P・8Pカラー(秀尽学園の制服)を採用している。
ジョーカーのロールはスプリンター。攻撃倍率は春麗や中島敦と同じでアタッカー寄り。防御と体力はほぼ平均値。
『近』『周』カードの攻撃速度が速く、前線での戦闘を得意とするキル型スプリンター。
ヒーローアクションは他のスプリンターの例にもれず「ダッシュ」。範囲内でダッシュを解除するとダッシュ攻撃となるが、アビリティ『1MORE』によりダッシュ攻撃時に弱点属性にヒットすると敵は必ずダウン。原作おなじみの「WEAK」演出とともに敵の隙を大きく作り自分や味方の追撃チャンスにできるという、弱点属性でダウンを取り、再行動する原作再現である。
ヒーロースキルは『ペルソナ』。発動中は全攻撃が必ず弱点ヒットになり、『近』『遠』『周』『連』のカード攻撃力がアップする。つまりアビリティが常時発動可となり、攻撃カードの威力も弱点ヒットとカード強化により大きく跳ね上がる状態となる。
その上効果時間は1分、キルされてしまってもヒーロースキル効果は消えることがないという他の自強化系ヒーロースキルにはない特徴もあるためかなりの強化となるだろう。
その代わり、防御・体力のステータスは通常のまま、貫通攻撃カードはカード強化効果の対象外である点には注意。効果時間が長いと言えどリスポーンなどで前線に戻る際に効果時間を無駄にしてしまうため、できるだけ安全地帯での発動が望ましい。
まさに弱点を突いての攻撃参加やダウンで攻撃チャンスを作るスプリンター。
攻撃カードも得意な物が多く、高い機動力と高水準にまとまったスペックもあるため、どれだけダッシュアタックによるアビリティなどで数的有利を作れるか、生存し続けてヒーロースキルを長時間続けられるかが重要なポイントとなるだろう。
ちなみに、担当声優の福山氏はオリジナルヒーロー『ヴィーナス ポロロッチョ』のCVも担当している。