概要
公式設定
強さと破壊を追い求め、ダークエリアに堕ちた堕天使型デジモンの成れの果ての姿。
しかし、より悪として洗練されており、その暗黒パワーは計り知れないものがある。
強大な暗黒パワーが凝縮されたデジコアは悪魔系デジモン特有の「ダークコア」と呼ばれている。
必殺技の「ネイルボーン」は杖の先についた宝玉から放たれる強力な光で、デジモンのデータに異常を起こし破壊してしまう恐ろしい技だ。
アニメでの活躍
デジモンアドベンチャー02
CV.櫻井孝宏
テレビアニメ第2作目『デジモンアドベンチャー02』ではデーモン軍団の1人として登場し、銀座で暴れ回っていた。
本宮大輔と一乗寺賢は究極体のインペリアルドラモンで迎え撃つが、スカルサタモンは全く怯まずに「ネイルボーン」を放ち、インペリアルドラモンのデータを破壊して戦闘不能にしてしまう。
そして駆け付けた初代含む選ばれし子供達のパートナーデジモン(初代組は全員完全体)を次々となぎ倒すなど、もはや完全体の皮を被った究極体と言ってもいいほどの実力を発揮した。ここまで選ばれし子供達が圧倒されたのはスカルグレイモン以来である。
しかしインペリアルドラモンはアグモン達の残された力を受け取って復活し、ファイターモードに覚醒。子供たちの乗ったバスを人質に取るなど卑怯な手を使って抵抗したが、最期はファイターモードの「ポジトロンレーザー」で斃された。
デジモンフロンティア
テレビアニメ第4作目『デジモンフロンティア』ではルーチェモンの配下であるロードナイトモンの配下として登場。
劇中では「スカルサタモン三兄弟」と呼ばれている。
デジコードを奪うため、三兄弟のうち1体が「炎の町」を襲い、そこに住む成長期デジモンを情け容赦なく虐殺していたところで拓也たちが駆けつけ交戦。カイゼルグレイモン・マグナガルルモンに圧倒されるが、残りの兄弟2人を呼び寄せて3体がかりでカイゼルグレイモンたちを苦戦させる。しかし、最終的には3体まとめてカイゼルグレイモンの必殺技「九頭龍陣」で倒された。
ロードナイトモンに忠義を尽くしていたが、彼は捨て駒程度にしか扱っていなかった。なお拓也たちはスカルサタモン3兄弟には勝利したが、結局はロードナイトモンに「炎の町」のデータを奪われてしまった。
漫画での活躍
デジモンネクスト
「天界」での看守を務めるバルバモンの配下だが、ムルムクスモンに向けて放ったレイヴモンのブラストウイングが天界の最下層にまで貫通し、そのままデジタマに還った。
進化ルート
初登場作品の「アノードテイマー」、「カソードテイマー」ではデビモンとオーガモンのジョグレス体という扱いであった。Bo-190ではデビモンとのジョグレス相手はダークリザモンという扱いであり、いずれにせよ、デビモンとウィルス種のジョグレス体とされる事が多い(この他の組み合わせはムシャモン×ソウルモン、ニセドリモゲモン×カラツキヌメモンの2つ)。
とはいえ、悪魔系デジモン以外から進化するルートの方がカードゲームでは多数派のようで、確認できるものはエクスブイモン、ドーベルモン、ストライクドラモン(ここまでSt-770)、メラモン、ブラックグラウモン、スティングモン(ここまでBo-1061)、ダークティラノモン、レアモン、ゴートモン(St-207)といった感じである。
名前が「サタン」に由来しているのでデビモン系譜で彼を完全体に置いている場合、究極体に置かれるのはデーモンが多数派である。ちなみに完全体がネオデビモンであればダンデビモンやネオヴァンデモンに進化する。
余談
堕天使型の成熟期はデビモンとその亜種しかいないため元はデビモンであったと推測される。
更にデビモンの前身であるエンジェモンとはシルエットがやや似ており、暗黒進化を思わせる。
スカルサタモン自身はデーモンに進化する機会が多いため、ホーリーエンジェモン(デーモンとは対の存在であるセラフィモンの進化元)の暗黒版ポジションともいえる。
ただし進化前後と違い、スカルサタモンとホーリーエンジェモンに設定上の関連性は無い。
因みに名前に「スカル」と名の付くデジモンの進化前は3種類登場しているのに対し、このデジモンだけ何故か「サタモン」自体と言うデジモンは現在の所未登場である。
関連タグ
スカルグレイモン:同じく最強クラスの完全体として名前が挙げられるデジモン