「これで勝ったと思うなよ!」
この記事は原作最新話のネタバレ要素を含んでいます。 |
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プロフィール
概要
吉田優子とは、『まちカドまぞく』の主人公。
桜ヶ丘高等学校に通う高校一年生。1年D組。部活には入っておらず、帰宅部。保健委員。学力は文系が頑張って70点前後で理系は壊滅(清子曰く「アホだし」)。クラスでは窓側の席に座っている。
2階建て6部屋のボロアパート「ばんだ荘」に住んでおり、家族構成は母・清子、父・ヨシュア(吉田太郎)、妹・良子。なおヨシュアは行方不明。(母・清子曰く原子力潜水空母でイカ釣り漁に行ったきり帰ってこないらしいが真相は…?)
「封印されし闇の一族の末裔」であり、ある日の夢の中で「ご先祖様」と接触したことで突然先祖がえりを起こし、ツノと尻尾が生えて魔族として覚醒する。その際、清子から闇の一族の封印を解くため光の一族の巫女である魔法少女を倒す使命を与えられる。
人物
容姿
まぞくとしての活動名は母・清子に(一方的に)決められた「シャドウミストレス優子」(Shadow Mistress. アニメ版第1話では妹・良子の口を借りて「闇の女帝」という和訳が語られる)。通称である「シャミ子」はこれを縮めたもので、通称の初出は自分で「シャミ」と噛んだことと桃のセリフから名付けられた。この他に「仮面X(かめっくす)」「闇照澪子(やんでれこ)」「十五夜(ゆたか)」が候補に挙がっていた。
学校でも「シャドウミストレス優子」として登録されている。清子以外のキャラクターが「シャミ子」としか呼ばないため(良子は「お姉」)、ミカンから「優子」と名前で呼ばれた時は思わずきょとんとしてしまっていた。
茶髪でクセ毛のロングヘアに大きな巻き角がついており、尖端がハート型になっている長く黒い尻尾が尾てい骨から生えている。
尻尾は彼女の感情に合わせてしなびたり、グルグルしたり、強張ったり、カクカクしたりと桃のみならず良子にまで見抜かれる始末。本人は指摘されるまで全く気が付いていなかった。尻尾を振りすぎるとお尻のよくわからない筋肉が痛む「しっぽ神経痛」が起こる。
尻尾がモノに触れてから身体に伝わるまで1.5秒ほどのラグが発生する。また、「まぞくあるある」として尻尾の先端が拳ほどあるのでデカめの虫と間違えることもある。
ちなみにそのデカめの虫…もとい尻尾の先端は桃曰く「猫の耳みたいな質感」らしい。要するに小指で触れるだけでも折れ曲がるようなぺにょっぺにょということだが、桃の頬より硬くなっている描写もあるため、力の入れ具合で多少変動するものと思われる。
作中では逃げようとした際、桃に尻尾を掴まれて捕らえられることが多い。
角は若干重く、頭部から直に生えてからは猫背気味になった。硬く丈夫だがシャミ子自身に強度が無いため、重いものをひっかけると首に悪影響を及ぼす。角が生えた分、横幅が広がり壁に頭をぶつけることもあり、その場合は脳にダメージが直結する。
角のせいで横向きになると角の重さで脳が圧迫されるのでドーナツ型の枕(本当は痔用の円座クッション)を愛用している。尻尾の次にストッパーとして使用されることがある。多少の揺れが脳に直結するため、痛みを堪えれば大丈夫そうな尻尾より被害は計り知れないものである。
つまり、まぞくの特徴である尻尾、角の両者とも、基本的にデメリットしかない代物であり、作中でも特に役に立ったことがない。せいぜいが尻尾で桃を指差し煽る程度である。
体格は小柄で、身長について作品内で明確な数値は出ていないが、桃(約165cm)との初対面でシャミ子が「頭1コ分デカい」と発言しており、2巻28pの4コマタイトル「R145」から彼女のおおよその身長は145cm以下であると思われる(女性の顔の長さの平均が約22cmほど)。一方で危機管理フォーム改・マーク2・セカンド・弐號機でヒールが25cmの靴を履いた状態だと逆に桃を見下ろせるようになっており、140cm以上あるのは確実である。
小柄だが胸にはご立派な物を持っている。ただし作中で胸に関する言及をされることは"基本的には"ない(リリスが初めてシャミ子の身体に憑依した時に「肩が凝る」とは言っていた)、身長が際立って低いことから子供扱いされることが多い。桃に制服を借りた時はそちらの高身長も相まってブカブカになり、桃が手ずから丈を詰めたほど。
また、生まれつき体が弱く、頭もあまり良くないため空回りが多い。幼いころ、「せいいき記念病院」に入院しており、長い間院内学級だった。呼吸器に問題があった時期もあり、退院後も走るなどの運動は禁止されていた。かつらを着用していたとの発言もあり、薬の副作用で髪が抜けていたと思われることから、かなりの重病だったと考えられる。
高校生になってからも、先祖がえりを起こす前は早退が多かった(先祖がえり後は本人曰く「凄く元気になった」らしい)。そのために基礎体力はからっきしで桃に戦いを挑んだ際も誤ったフォームによるパンチの乱打で息を切らし、手首と脇腹を痛めた。50m走も11.2秒と、小2女子の平均にすら劣る。
このために、後に桃と共闘するようになってからは、桃から「魔力増加の為の修行」という名目で、筋トレやマラソンなどの運動メニューを課されている。
ほとんど桃の趣味のようなものだが、シャミ子の筋肉量は着実に増えており、魔力もこのためか上がっている。
呪い
清子曰く光の一族が闇の一族である吉田家に科した呪い。
光の一族との戦いで闇の一族はあらゆる能力や古代の姿を封印され弱体化してしまった。
更に「家族4人で月4万円生活の呪い」という呪いも付け足され、家族4人で4万円しか使えない生活を送るハメに。この呪いは4万円を超える稼ぎを手にすると「知人のおめでた婚が重なる」「お賽銭で小銭と間違えて財布を入れる」「財布ごとドブに落ちる」「給料袋を鳥に攫われる」などの「がっかり微調整」が入る。生活に欠かせない医療費・教育費・暖房費は別腹扱いで稼げる。
古代からの呪いのはずなのになぜか「通貨が現代レートになっている」。
一族の呪いの都合上家が貧乏なので、食のストライクゾーンが広く多少まずい食べ物でもおいしく食べられる。シャミ子曰く「本当にだめな食材は口に入れるとしびれるかノドが本能的にえづく」。
美味しいモノを食べたり、自分のキャパを超える出来事に遭遇すると「宇宙のめくれ」が発生する。
性格
性格は優しく真面目かつ素直であり、やるときはとことんやる大胆さも持ち合わせている。宿敵であるはずの魔法少女・桃に対しても優しさを持って向き合っているが、こと彼女に対しては宿敵とか以前に一人の友人として信頼を寄せているのか、やや強情ともいえる部分を見せることもある。
基本的に誰に対しても丁寧語で接するが、負けん気が強いため語調が強くなることもしばしば。相手に対して「きさま」「~だからな」とまぞくっぽい喋り方もする。
桃に勝負をしかけては一蹴されることが多く「これで勝ったと思うなよ!」と泣いて逃げるのがお約束。「堅実に出せるのは涙ぐらいです」とシャミ子が言うようにことある毎によく泣く。
家族
家族を大事にしており、特に妹である良子に対しては強くて理想の姉であろうと努力している。しかし、良子から逆にかなり気を使われており、挙げ句叱責される等いまいち威厳は示せていない様子。
とはいえ、良子は姉の事を尊敬しており、「魔法少女を配下にしたすごい姉」「そんなお姉の参謀や軍師になりたい」と考えている。シャミ子は妹のこの想いに応えんと、自分なりに努力はしている。
母・清子からは料理の作り方を学んでおり、1巻ではバイト先でウインナーを炒め、2巻では少し手伝った程度だが4巻ではお弁当が作れるぐらいになった。父の話を聞いたり、家事の手伝いをするなど良好な関係を築いている。
父・ヨシュアに関しては、清子から真実を聞かされるまで「原子力潜水空母でイカ釣り漁」「宇宙戦艦に乗って空気清浄機の買い付けに行っている」と聞かされていた。ヨシュアの写真を見た時に母ではなく、父の方が身長が低かったので自分にこれ以上の伸びしろは無いと悟ってしまった。
ご先祖様であるリリスに対しても敬意は持っているが自宅や終業式後の学校に置き忘れたり、習字の墨ボトルと間違えてしまったりとおっちょこちょいな面が目立つ。ただし、作中でリリスを小馬鹿にしたことは一度も無く(※)、リリス自身や他人が否定しても必ず自身が肯定する優しさを持つ。
(※ただし幻滅したならあるか? 5巻p.34参照)
住居
上述したようにボロアパート「ばんだ荘」住まいで、吉田家は2階の真ん中の部屋に住んでいる。清子が言うには「昔は賑やかだった」のだが、作中初期では吉田家以外の住人は確認できない状態だった。
3巻にて右隣にミカン、左隣に桃(夏休み限定…だったがその後も住み着いている)がそれぞれ越してきて、5巻で桃の部屋の真下にリコと白澤が住むことになった。
また、3巻でミカンが呪いにより黒魔術部の部室を崩壊させてしまって以降、拠点を失った小倉しおんが屋根裏に住み着くようになり(4巻)、実質的に吉田家の同居人になっている。
と、色々あったため、原作6巻現在のばんだ荘では住民が増え、吉田家の周辺は賑やかになっている。
交友関係
宿敵である千代田桃とは、当初は(一方的な)戦いによる(一方的な)惨敗を喫していた。しかし義姉・千代田桜の件で共闘を始めてからは、種族の垣根を超えた良い交友関係を築く。
互いを大事に思い合っており、シャミ子が自身の記憶の中でピンチになった時には一時的とはいえ、精神を闇堕ちさせて助太刀に行くのを躊躇わずに提案し実行できるほど。また、SNSに桃を観察する裏垢を作っていたことを白状した(当然消された)。もうお前ら結婚しろ 。
角と尻尾が生える前からの友達である佐田杏里や小倉しおんとも日々を共にしており、ウガルルは彼女たちがいなければ復活できずに消滅してしまうところだった(実際に6巻において、暗に示す描写がある)。特にしおんに関しては、危機管理フォームへの覚醒や桃の闇堕ちなど、まぞく関係でよく世話になっている。
また、杏里とはまぞくとして覚醒前から友人であり、角が生えても互いに変わらず友人として接している。
原作一巻(アニメ一期2話)では、杏里とともに飛び道具の材料を探しにショッピングセンターマルマへと赴き、しおん、桃とともにここのフードコートでうどんを食した。
ちなみにこの時、シャミ子は自身が取ったちくわ天を、桃のかしわ天と交換している。
桃の同僚である陽夏木ミカンに対しても分け隔てなく接し、自分のために護衛に来てくれたことに感謝もしている。
2人して仲が良いので、たまに桃の嫉妬を買ったりすることも。
杏里のツテで知り合った喫茶店「あすら」のリコと白澤は、アルバイト先の先輩と上司。
リコの料理をまかないやお土産という形で連日食べ続けたことで記憶が吹っ飛んだり、ハイテンションになったりもしたが、それ以降も何かと協力してくれている。
ミカンの中に眠っていたウガルルからは「ボス」と呼ばれているが、とある件から白澤にボスの座を「ボス(シャミ子)のボス」という形で取られる。
※ウガルルの失敗を責めるどころか良い方向へ導き、諭したところから当然と言えば当然なのだが。
因みに学校の同学年内でシャミ子のチャットグループ(グループ名は「魔のものファンクラブ」。参加者45人。ちゃっかりシャミ子の盗撮画像が載せられている。)があり、裏ではかなり人気者とのこと。
趣味
古いゲーム(特にRPG)が好きで、魔法少女の持つ必殺技や「ダークネス」「儀式をするパパ」など、ファンタジーな概念に対する憧れや興奮が強い。
特に桜と接触した、幼い頃のシャミ子の夢の中に侵入した闇堕ち桃ことダークネスピーチの衣装に対して「すごくかっこいい!!」「興奮してきた!!」と1人で大盛り上がりした。
とはいえ、格好いいものに何でも興奮するわけではなく、桃から「携帯が壊れるといけないから」と迷彩柄のゴツい携帯電話を勧められた時は「かっこいいけど好みじゃない!!」と格好良さに関しては一定の基準があるようだ。
ゲームに関しては元々ファミコンのような旧式のゲーム機で遊んでおり、主なソフトの購入先は中古屋の100円ワゴン品。誕生日の時にはリコから(白澤が最新版を買ったため)15年前のゲーム機「プレイキャスト2」本体とゲームソフトをプレゼントされ、「ほげぇ!!ほげぇ!!」と大興奮であった。
機械音痴で、パソコンのOSを「オーエス(応援)」と勘違いする、
Wi-Fiを飛ばすことを「楽しい雰囲気を出すとインターネットさんが家に来てくれる」、
アプリケーションは秋の味覚の一種……などと勘違いしていた。
スマホを購入した時は、アプリの入れ方どころか言われるがままにプランを契約し、月額支払いが10000円オーバーしたり、スマホ=薄い電話という程度の認識しかなかったが、現在ではスマホゲーの課金要素に手を出すぐらいの余裕が出ている模様。ちなみにガチャ結果は爆死。
なおそれ自体が趣味かどうかは不明だが、入院生活が長かったためか尋常でなく画力が高い。現在のところ発揮されたのは夏休みの絵日記程度だが、自画像(これも相当上手い)と比べてかなり気合を入れて描かれた桃の絵は、漫画の絵柄(=現実の桃の姿)完全にそのままという、常軌を逸した仕上がりになっている。
苦手なモノ
スプラッタが苦手だが、リリスを浮遊霊的なものとして認識しているため幽霊は平気。ただし、念写して不気味に映ったリリスには驚いた。
虫も平気で、Gに対しては自宅の隙間が多いので慣れており、曰く「攻撃力が無いので怖くない!!なんなら桃の方が怖い!!」と、嫌悪を抱く様子はなかった。むしろ「生まれただけで…出てきただけで叩かれるなんて…まぞくみたいでかわいそう」とシンパシーを感じている。
なおスプラッタについては「貧血を起こすかも」と本人は言うものの、せいぜい「嫌い」程度の認識であるらしく、映画でゾンビがモツをはみ出させてもそれなりに平気で見る事ができていた。呪いを自力で沈静化しようとしたミカンに誘われ、ゾンビ映画を劇場で見に行った際には、ゾンビ側に感情移入している。
そのほか、諸事情により目の前で、漫画表現の都合により意図的に隠されるほどの凄惨なシーンを見せつけられても、会話に集中できていた。
能力・体質
夢魔の一族であるため、他人の夢に潜り夢を操る資質を持っている。
もっと詳しく言い換えると、人や動物、無生物などあらゆる無意識に侵入する能力。
この無意識領域には記憶や先天性知識が蓄積されている場所であり、ここに入り込むことで、その内容を覗き見たり改竄したりすることができる。また、自分自身の無意識にも侵入できる。
人によっては、トラウマや不幸などの「いやな記憶」が心の中に反映された、文字通りの「ドロドロになった夢」も存在し、そこを「お掃除」してきれいにすることで相手から不安や憎悪といった負の感情を取り除ける。
その際、例えば「自身の記憶から取り出したコーラ等を振る舞ったりする」と、目覚めてから無性にコーラが飲みたくなるという副作用が残る場合もある。
この能力は「心の大掃除」と言えば聞こえは良いが、悪い言い方をすると「洗脳」で、その能力を危惧しているものもおり、5巻終盤では自分の能力の正しさに悩んだりもした。
他に微弱ながら魔力の放出も可能。飛ぶには飛ぶがスピードは遅く、しかもその途中で推力が足りずに魔力の方が戻ってくる始末。当たると筋肉注射程度の痛みがあるらしい。
危機管理フォーム
「危機管理フォーム」という戦闘フォームに掛け声一つで変身することができる。ただし、常に変身できるわけではなくリリスが言うには「優子自身がマジの危機感を感じていないと変身できない」という欠点を抱えている。びっくりした時の強烈な魔力の流れで変身するようだ。
4巻までは邪神像経由でイメージ力を補って変身しており、5巻でリリスが邪神像を離れてからはシャミ子自身の力で変身するようになった。自分の力で変身する場合は「強い自分の姿をイメージし、現実に持ってくる」ことで変身ができる。リリス曰く「邪神像経由の方が特殊」。
危機管理フォーム状態だと能力が若干上昇する(50m走が9秒前半くらいになり、練習次第で倒立前転ができるようになる)。
夢魔は被覆面積が少なければ少ないほど戦闘力が上がる。フォーム自体もリリスがシャミ子のために考え抜いた立派な戦闘フォームなのだが彼女自身が露出の多い衣装を好んでおらず、布面積多めの「裏フリースあったかジャージフォーム」にしたが「魂が合わない」という理由で却下された。
当初は恥ずかしいという理由で変身することを拒んでいたものの、5巻では学校の追試や体育の授業、2階以上の階段を上る時など…と、日常的に活用しており、シャミ子の恥ずかしさが薄れ、周囲も慣れてしまっていたことが明らかになった。
「きっ、危機管理~!」
初期形態 | 基本形態であり、露出が多く、近所の人に二度見されるフォーム。「裸族」「ろしゅつまぞく」とも呼ばれる。リリス曰く、身体能力がちょっとだけ上がるので全力で逃げる時に便利とのこと |
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初期形態(リテイク) | ヘソ周りと太腿を温かい布で覆っただけ。すぐに元に戻された |
裏フリースあったかジャージ | おしゃれだがほぼ全身を覆っているので地面にめり込むほど重い |
山の神 | タスキ付きで動きやすいが動きやすすぎてスピードが制御できない |
心の壁(ホタテ) | 全身を覆い隠せるホタテ貝。防御力に特化しており、しおんの作った薬の効果も遮断できる |
心の壁マークⅡ(ガンゼキバショウ) | うつ伏せで入り込む縦型フォーム |
改・マーク2・セカンド・弐號機 | 初期形態+25cmのヒール |
武器
陽夏木家の工場の倉庫跡地で埋まっていた「なんとかの杖(頭文字アから始まること以外は名称不明のためこう呼ばれている)」を武器として所持している。
本来は実体のない杖で、周辺の価値観の影響を受けて形状が変化する。主な能力は一族の魔力を掛け算的に増幅し、棒状のものなら自由に変形できるというもの。元々は父・ヨシュアの持ち物。
なお発見当初は「先端に星が付いたステッキ」だったが、持ち主であるシャミ子の武器観に影響されたため、基本的にフォークの形状を取っている(これは恐らく、清子が武器として支給したただのフォークの影響だと思われる)。
普段は直系のまぞくである、シャミ子の想像できる範囲の「棒状のもの」にしか変形できないが、夢の中限定で「ずるい武器」として、常識を凌駕した能力を持つ武器に変形できる。
現実でも「凄い武器」として十数倍のフォークを呼び出したが重すぎて持つことができなかった。
「棒」の基準が大雑把なので、桃に指摘されるまではうちわも棒扱いだった。
また「油の膜で覆われた育ち切った中華鍋」を一瞬で作り出すなど、様々な物理法則を無視した変形も可能。さらにはどう考えても棒ではないミカンの武器であるボウガンを、不完全ながらも再現している。※
※「ミカンさんの武器コピーモード」として使用。性能はほぼコピーしているが構造がボウガンとしてはデタラメ。もしかすると「棒ガン」というオチかもしれない…。
このようにシャミ子が「これは棒の1種」と認識すれば伝説の剣だろうがミサイルだろうが変形できるといっても過言ではない。
だがそう都合よくはいかないようで、シャミ子自身が無意識の内にストッパーをかけており「全長30kmの棒」や「絶対弾切れしないロケットランチャー」「純金の割り箸」など常識外れだったり、シャミ子の想像力が追いつかない武器や道具には変形させられない。
リリスが言うには「無茶を現実にするための魔力が足りない」「夢の中でイメトレして徐々に現実に持ち込めば作りづらい物もうまくできるかもしれぬ」とのこと。
後に封印空間で特訓を行い、「炎の杖」「おやつタイムの杖」などのバリエーションを(夢の中限定で)増やすことには成功した。
ただし、変形させたものが何らかの異能を伴うものであった場合、それを駆動するためのエネルギーはシャミ子自身の魔力であるため、強力な武器であるほどシャミ子の魔力消費は激しくなる。
作中、夢の中で「天沼矛(混沌を混ぜ固める泡立て器)」に変形して行使した際は、一回の使用でほぼ魔力を使い切りダウンしてしまった。
桃も「悪用法なら私でもどれだけでも思い付く」と発言している通り、邪悪で魔力も大量な人物等悪意のある人物が持った場合、人類を数日で滅ぼせるか世界征服が短期間で出来る事間違いなしのバランスブレイカーである。彼女があまり頭が良くはなく、何よりも優しい為所持していても大した悪事に使わないが故に許されているような凄まじい効果の武器である。
きららファンタジア
左:通常★5 右:運動会★5
「まちカドまぞく」参戦イベント、「異世界まぞくとごせん像」より実装。メインのクラスはそうりょ。
イベント配布キャラである★4・そうりょ(陽属性)と、召喚対象である★5・そうりょ(月属性)の両方が実装された。
どちらも味方単体のMATを上げるクラススキルを持つため、まほうつかいの支援役に適している。
2020年運動会イベント「大運動会と女神の聖杯」では、運動会限定クリエメイトとして★5・せんし(月属性)として実装された。
2022年、ダークネスピーチ姿の桃が実装されるにあたり、5000RT達成に伴い★5シャミ子が(2022年5月17日のメンテまでにきららファンタジアを始めている)全プレイヤーに配布されるという豪気なサプライズも行われる事となった。
メインシナリオ第2部『断ち切られし絆』1章「まちカドまおう」で登場している。
……しかし、きらら達が知っているシャミ子とは似ても似つかない、聖典を破壊する魔王と化していた。
関連イラスト
関連動画
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主要人物
シャミ子の家族
シャミ子の友人
純喫茶あすら
その他
別名
- シャドウミストレス優子
- シャミ子
- ツノなしシャミ子(角と尻尾が無い状態)
- 魔王シャドウミストレス(きららファンタジアでの闇堕ちした状態)
関連・類似キャラクター
きらら作品
- メリー・ナイトメア…アニメ制作会社繋がりで、彼女も「夢魔」である。泣き虫、低身長と共通している。一方で胸の大きさは真逆。
- 萌田薫子…低身長、泣き虫、ポンコツ繋がり。一方でメンタル面と胸の大きさは真逆。
- 風色琴音…同じ連載雑誌繋がりで、2丁目の放送時期が同じ。故に商品やエイプリルフールでコラボすることが多く、特に後者では互いに衣装交換をしていた。それ以外に優しい性格で、小柄で巨乳……など共通点が多い。また、中の人は占い師のカーサ役を演じている。
その他
- 羽衣ララ…中の人繋がり。こちらは宇宙人。⇒キュアシャミルキー
- 藤原千花…中の人繋がり。「童顔」、「小柄で巨乳」、「ややアホ」という共通点あり。さらには2丁目の放送時期がかぐや様3期と同じだったどころかBS11に至ってはまちまぞ2丁目の次の番組がかぐや様3期だった。
- ククリ…中の人繋がり。こちらも作中で魔族化した事がある。
- 竈門花子…中の人繋がり。こちらは妹。また、彼女の姉は相方と中の人が同じである。
- 海野幸…こちらも上記と同じく、中の人繋がり。また、姉が相方兼宿敵?と中の人が同じである。さらには2丁目の放送時期が同じ。
- 花寺のどか…かつて病弱で、誰にでも優しく健気な性格、運動経験が足りていないなど、似通っている部分が多い。また、両者とも運動も勉強も得意な友達がいる。
- 後藤なな…中の人及びアニメ制作会社が同じ。
- サタンガンダム…同じ捨て台詞を吐くことで共通している。
- 黒奈=メイフィストフェレス=シナモンロール…中の人繋がりで、「まぞくと悪魔」、「高校1年」、「低身長」と妙に設定が被っている(性格や胸の大きさなど、真逆な所もある)。
- ユニ(プリコネ)、真行寺由仁…中の人繋がり。「高校生」、「童顔」、「小柄」、「運動音痴」という共通点あり。叫び声がシャミ子っぽい。
- 越谷小鞠…外の人繋がりでアニメ版のキャラクターデザイン担当者が同じ。「低身長」、「アホ毛」、「八重歯」、「言動が子供っぽい」など、共通点がある(料理の腕や胸の大きさなど、真逆な所もある)。
以下、物語の軸となるネタバレが記載されています。
コミックス未読の方・アニメのみの視聴者はご注意下さい。
入院していた幼少期のシャミ子に、自らの存在=コアを託した魔法少女。桃の義姉。
妹・良子が本来背負うはずだった分の呪いをシャミ子が背負ったため、思うように生活できなかったことが推測される。
桜はシャミ子の中で魔力を少しずつかすめ取って存在を維持しており、幼少期のシャミ子の記憶を探るために潜り込んだ夢の中で、一時的に復活を果たす。
しかし、彼女から掠め取っていた魔力が切れたため、再び消えてしまうことに。完全に消滅したわけではなく、へそくりした魔力が溜まれば会話ができるぐらいにはなるらしい。存在が固定されてないので多少の衝撃で形が崩れてしまう。
桜曰く「シャミ子が呪いを克服できるほどの強いまぞくになれば、桜は彼女の命を支える必要が無くなり、コアを取り出せるようになる」という。
上述の「4万円の呪い」は桜が元の呪いに干渉し、作り替えたもの。
「残された一族の金運」を「シャミ子の健康運」に変換、吉田家がギリギリ生活できるように運命のリソースを調整することでこの呪いを作り上げた。
メタ子がシャミ子の中に桜の存在を感じ取ったのは、シャミ子の中にコアが入っていたため。