とらねこポケモン。図鑑番号432。ノーマルタイプ。とくせいは「あついしぼう」「マイペース」。デブへの豹変は実にトラウマポケモン。
___回収された記録より
基礎データ
進化
ニャルマー → ブニャット(Lv.38)
分類
「とらねこポケモン」。虎毛の猫のことらしいが…。
ちなみにとらねこは英語で「tiger cat」といい、この言葉はジャガーネコやオオフクロネコ(こちらはタスマニアデビルやタスマニアタイガーに近縁)のことも指す。
名前の由来は不(あるいはデブ)+ニャー(猫の鳴き声)+cat(猫)となっている。
生態
進化前のニャルマーのドラネコ部分が進化成長したらしく、他のポケモンの住処を侵略して自分の物にしてしまうというニャルマー以上にずうずうしいポケモン。性格面の変化が体型に変化を及ぼしたとでもいうのか。
それゆえにギンガ団のマーズが愛ポケとしているのも納得がいく。
カードゲームでも「ドラネコダッシュ」という技が採用されている(【U】042/054)。ちなみにそのカードではシンクを陣取っている。
可愛くおめかしされたような澄ました目つきも進化した事で濃いめのアイシャドウを塗ったようなより鋭い猫目に変化。ヒゲも張りがなく、先端が波打っている。
"とらねこ"ポケモンという分類といい、どことなくマダムを思わせる身なりだが、今の所、ジョウト地方での生息例はない。
二股の尻尾(先がU字型になっている)で体を縛って大きく見せているそうだが、特性にあついしぼうがあるため、アニメでの描写からわかるように腰から尻尾をはずすと太いおなかがポヨヨ~ンと出る。多分縛らなくても十分大きいだろう。
進化した事でデブネコになったが、他の猫ポケには無いムチムチ具合やふわふわの尻尾など、可愛らしいポイントも多いし、笑った顔は中々に愛嬌がある侮れないヤツなのだ。その厚かましさが良いというファンもチラホラ。
公式・外伝作品共に悪役にされがちなポケモンだが、めげずに愛してやりたい処である。
ちなみにネコの世界ではデブネコの方がモテる傾向にある。痩せたチーターとムキムキなトラでは何方が強いかという理屈で考えれば分かりやすいだろう。
路地裏が似合いそうなポケモンであるが、『ディアルガVSパルキアVSダークライ』では街に住み着いたポケモンの一体として穏やかに暮らしている姿が見られる。
なお、マーズのパートナーである個体の初期レベルは16(Ptでは17)と進化レベルを無視している。恐らく本作で最初に目にする公式改造ポケモン。ジュピターのスカタンクがLv.20、サターンのドクロッグがLv.37とギンガ団界隈ではよくある事らしい。
後述する素早さと攻撃種族値のために、ワンリキーやモウカザルのようなノーマル対策をしていても、生半可なレベルでは勝つのは中々に困難である。
ゲーム内での特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
71 | 82 | 64 | 64 | 59 | 112 |
見た目によらず結構すばやいが、他はそうでもない。エテボースやチラチーノなど、より早くて攻撃力のあるポケモンがいるのも辛い処。
一方、習得技にはねこだましやさいみんじゅつ、でんこうせっかなど便利な小技が揃う。とっておきやじたばたで火力を出す引き出す事も。
隠れ特性がまけんきな事もあり、シングルで殴り合うより、ダブルで味方のサポートしながら戦うのがオススメか。
ちなみに、トリプル界隈では爆発することで有名。
性別比では1:3の割合でメスが生まれる為、オスで厳選したい人には少々根気がいる。
それと、ニャルマーとブニャットでは覚える技に微妙な違いがあるので、欲しい技があるなら進化させるタイミングに注意しよう。
後にダイパリメイクでは全て思い出し技に設定され、育成のやり直しも楽になった。
なお、剣盾では対を成すスカタンクとは異なりDLC配信後も結局最後まで復帰できなかった。
ポケダン
『マグナゲートと∞迷宮』では(「誰に指示されて」とは言わないが)ドクロッグとつるんで主人公たちを追い回す悪役として活躍している。
アニポケでは
DP編第178話「さよならロケット団!ニャースの恋!?」で登場。
新人トレーナー・マミイのニャルマーが進化した姿。進化前時代はニャースが一目惚れし、サトシやヒカリ、ロケット団のエース(当時の対戦環境で猛威を振るっていたゴウカザルやムクホークにトゲキッスなど)をあっさり倒すほどの"愛の力"を発揮させたが、マスキッパのタネマシンガンを浴びて進化してしまい、ニャースを愕然とさせ、最後ははかいこうせんでロケット団を空の彼方へ吹っ飛ばしてしまった。
ニャースはBW編でも猫ポケモンに惚れていたが、結果は…。