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DirectAttackの編集履歴

2022-09-01 19:00:32 バージョン

DirectAttack

だいれくとあたっく

アニメ『リコリス・リコイル』に登場する非公然の政府組織。
  1. 英訳で『直接攻撃』を意味する。→ダイレクトアタック
  2. アニメ『リコリス・リコイル』に登場する架空の非公然組織。本項で解説する。

概要

通称『DA』

リコリス・リコイル』の世界の日本における、警察公安とは異なる独立治安維持組織。

犯罪者犯罪を行おうとする人物を秘密裏に抹殺することで治安を維持しており、政府と協力関係にありながら指揮下に置かれず強い特権を有しているなど謎が多い。


当然、その存在は世間一般には非公開とされ、戦闘任務で生じた被害は表向きは事故として処理されており、決して大衆に情報が漏れないよう徹底的な情報統制を敷いている。

この組織によって殺人テロのような凶悪犯罪が未然に防がれているのは事実ではあるのだが、必然的に組織内の空気は殺伐としており、その胡散臭い体制をよく思わない者もいる。


リコリス

DAの実行部隊にして、エージェント。詳細は当該リンクを参照。


メンバー


喫茶リコリコ


沿革

明治政府の樹立以前に秘密裏に結成された影の組織『八咫烏』を前身としており、第6話でロボ太が集めた資料のなかに「裏帝(りてい)」という文字があることから、少なくとも明治から令和の5つの時代にかけて日本を陰から守ってきたことがうかがえる。

また、同資料には『八咫烏』の下に「金鵄(きんし)」と総称される3つの部署『鴉』『雅』『鵶』があることや、『鴉』が男系暗殺部隊の『君影草』、『雅』が女系暗殺部隊の『彼岸花』、『鵶』が影武者部隊の『花葵』を指揮下に置いていること、そして各部隊ごとに「大烏(おおからす)」と呼ばれる3名のトップが配されていることなどが記されている。


令和になった現在では、『八咫烏』は『DA』と名前を変え、男系暗殺部隊の『君影草』は『リリベル』、女系暗殺部隊の『彼岸花』は『リコリス』とそれぞれ呼ばれるようになっている。なお、影武者部隊の『花葵』が現在どのようになっているかについては明らかになっていない。


関連施設

  • DA関東本部・東京支部

山梨県の富士山の麓にあると思われる施設。国有地に存在するところからも、政府との協力関係がうかがえる。

厳重なセキュリティに守られており、監視カメラやゲートが何重にも張り巡らされ、熱源映像装置で車に乗る千束がシルエットで映し出されていた。また、施設の入り口にも手荷物検査装置や顔認証システムなどが設置されている。


大型のモニターと多数のコンソールを備えたオペレーションルームや体力測定にも使う医療棟、屋内射撃場を含む訓練所、リコリスが暮らす寮など多数の棟で形成された複合施設。ラジアータがここにあるのかは第3話時点では不明。

また、広い天井を確保したキルハウス(屋内戦闘訓練場)も建てられており、二階以上には勾配のある突き出たガラスに守られた見学スペースが四方に設けられているほか、天井にはキルハウス全体を見下ろすモニタリングルームもあり、楠木司令がそこから模擬戦闘開始の合図を出していた。


ここの施設の寮はリコリスの憧れの場所で、「特に移転組にとって本店は特別だからな」というフキの台詞からもそれが窺える。

寮の料理人は元宮内庁の料理長で腕は折り紙つきだが、甘味類はかりんとうのみであり、その旨を千束は愚痴っている。(実際に、第3話ではエリカの部屋にそれらしきものが置かれている)


千束たちの職場で、表の顔として喫茶店を営むDAの支部。

だがここのみ明確に気風・スタンスが違い、組織内における問題児として、島流し先の左遷支部扱いとなっている。


  • ラジアータ

DAにおいてリコリスの作戦をモニターする際に機密性を担っているAI

すべてのインフラの優先権を持ち、幾度となくハッキングやスパイによる攻撃にも耐えた。

第1話で通信障害が発生して本部との連絡が不可能になったが、これはウォールナットによってクラッキングされたことでラジアータがダウンしてしまったためである。しかし、クラッキングされたことは上層部に報告できないため、あくまで技術的トラブルと現場リコリスのスタンドプレーが表向きの作戦失敗の要因とされ、クラッキングの件は秘密裏に処理されている。

AIの名前であるラジアータは、彼岸花の学名『リコリス・ラジアータ』から来ているものと推測される。


  • クリーナー

千束が個人的に利用している民間のもみ消し屋。依頼料は高いらしい。

DAは交戦者はもとより、情報のため捕縛した捕虜も最終的に殺してしまうらしく、その方針を嫌った千束は自腹で独断かつ秘密裏に処理を頼んでいる。


  • セーフハウス

千束が使用している住居。作中に登場したマンションの部屋以外にも3軒所持しているらしい。

ダミーの何もない部屋の下の階が居住スペースになっており、移動用の梯子は回転扉に隠されている。

仕事柄、尾行されて住居がバレてしまった際には、ダミーの部屋で相手を始末しているようで、窓から投げ飛ばして退散させている。


  • リリベル

いわゆる男性版リコリス。『八咫烏』隷下の男系暗殺部隊『君影草』を前身としており、スズランの和製英語に当たる『リリーベル(lily bell)』が由来と思われる。

以前にも何度かセーフハウスに潜り込まれている千束(理由不明)はその活動内容を、たきなはその存在自体を知らずにいたため、リコリスとは明確に別組織扱いである模様。


リコリスが使う武器・装備品

リコリスの大半が使用する拳銃

すべてが米国SilencerCo社のOspreyサプレッサーを装着している。

作画の簡略化のためかフレームの形状はGen2モデルに近い。


第10話の次回予告にて登場。

Ospreyサプレッサーとフォアグリップが装着されている。

リコリスの採用装備がグロックであることを考えるとマガジン共有が可能な9mmモデルと思われる。


  • ストライクガン

錦木千束が使用する拳銃。

アラン機関の吉松シンジから心臓と共に渡された物でリコリスの正式採用装備ではない千束の私物である。

実際のモデルは存在しない架空銃だが、銃器・アクション監修の沢田犬二氏のTwitterアカウントにて、参考にしているエアソフトガンのなかに東京マルイストライクウォーリアが含まれているため、リアサイトの位置からもこれに近いものといえる。

銃口部には、銃口を相手に密着させてもスライドが後退せずに発砲に影響を与えない、いわゆるストライクヘッドが装着されている。

作中でも非致死性弾を装填しているマガジンがシングルスタックであること、発砲音が6回であることから、大口径で装弾数が少ない.45ACP弾を使用するものと思われる。

非致死性の特殊弾は千束がミカに頼んで製作してもらった特注品であり、いくら死なないとはいえ、命中すれば戦闘を継続する意志を喪失するほどの激痛が走る。しかし、その性能の代償として命中精度に悪影響が出ており、確実な命中弾を与えるためには近接戦を要求されてしまう。また、第8話にてたきなに弾薬代が高いことを指摘されている。


井ノ上たきなが使用する拳銃。

これも上記と同じ架空の銃で、Ospreyサプレッサーを装着し銀色のスライドが特徴。

作中では第1話でバンに対し30発以上射撃しており、その後のマガジンチェンジにおいてマガジンを収納する学生鞄には1個分の空間があるため、2マガジン使用したと推測して1マガジン15発以上入るモデルがM&Pにはあることから、9mmパラベラム弾を使用すると思われる。

しかし、その後のシーンでは11発でホールドオープンしていたり、千束の非致死弾薬を共有できていた場面もあった為、.45ACP仕様の可能性もある。

戦闘時基本はサプレッサーを装着した状態で射撃するが、突発的な戦闘や時間が無い状態では装着せずに射撃を行っている。


リコリス全員が担いでいる鞄。

外見上は革製の学生鞄でDAのエンブレムが刻印されており、中身としては拳銃のコンシールドキャリーのためのホルスターとして鞄右側面が開くほか、鞄底部分あるいは鞄左側面を開くことによって収納された予備マガジンを取り出すことができる。また、かぶせ蓋を開くことによって大型の防弾用エアバッグが膨らみ、盾や遮蔽物として利用できる模様だが、現時点ではOP映像のみの登場で劇中で使用されていない。


情報統制された作戦

  • 電波塔事件

10年前、東京を象徴する巨大タワー電波塔がテロリストによって占拠された事件。

当時7歳だったリコリス錦木千束の活躍によりテロリストを無力化し、リコリスのなかでも特に有名な活躍として語り継がれるほどの解決をしたものの、電波塔自体が傾くほどの被害を受けた。

しかし、建物自体の解体はせず『現代日本の平和の象徴』のシンボルとして保存されている。

この事件以来、日本は世界一治安がいい国とされ、作中の駅にあるデジタルサイネージでも8年連続世界1位と治安のよさがアピールされている。

高さ634mの日本でもっとも高い建造物の『延空木』が完成する予定で、このタワーが新たな平和のシンボルになっている。


オープニングアニメではその場面らしき部分が映っており、多くのリコリスが爆発に巻き込まれ、それをミカと楠木が司令室から目撃しているという、リコリスたちの間で伝わっている『錦木千束の単独制圧』という活躍とは異なる裏の事情がある様子がうかがえる。


  • ガス爆発事故

第1話の冒頭に登場した、銃取引現場を押さえるための作戦。

作戦中、リコリスの一人が武器商人に人質にされてしまい、さらにタイミング悪くラジアータがクラッキングされたことでDA本部との無線が不通になり、現場リーダーの春川フキは通信の復旧と本部からの命令を待つために待機を指示する。しかし、武器商人が人質のリコリスを射殺するためのカウントダウンを始めたことで、作戦メンバーであったたきなはそばにあったPKM機関銃を拾い上げて射撃。武器商人を含め全員が死亡し、銃弾によって割れた窓ガラスはガス爆発事故として処理された。


ラジアータのクラッキングによってDAの機能が一時的にダウンさせられたこと以外にも、サードリコリスが写った何枚かの写真が外部に流出している。これにより、4名のサードリコリスの情報をテロリスト側がつかんでしまい、写されていたサードリコリスたちはそれぞれ二子玉川お台場立川品川で任務中に襲撃されて殉職する結果となった。


  • 北押上駅脱線事故

場所は北押上駅7月15日、半蔵門線を走行中だった自動運転回送列車の東急電鉄東急5000系前方三両が脱線し、ホーム側壁に衝突した事故。

無人の回送列車だったために死傷者は0人という脱線事故としては幸運な話だが、これは表向きの話。


真島テロリスト数人が駅のホーム内に銃火器を持ち込んだことを受けて、地上では駅周辺にリコリスが配置されるとともに、DAの職員によって当該の駅も封鎖されていた。

車両が駅に乗り入れると同時に真島たちが発砲を開始し、掃射によって車体は穴だらけにされてしまうものの、この電車はDAがあらかじめ用意していた囮の車両だった。電車が完全に停車し、ホームドアが開くと同時に座席を盾に身を潜めていたサードリコリスたちが一斉に発砲を開始、真島たちテロリストの殲滅を図る。

ホーム内に迂回したリコリスとの挟撃によって真島以外のテロリストが次々と射殺されるなか、残った真島は奥の手として残していた爆薬を起爆させる。ホームの柱が破壊されたことで天井が崩落し、ホーム内と車両で作戦にあたっていたリコリスたちが全員巻き込まれ、生死不明となっている。


崩落に巻き込まれたリコリスたちは戸籍がないという事実上の人権剥奪ゆえに、「死傷者0人」の名のもとに存在を消されている。また、喫茶『リコリコ』の常連の刑事が事故現場に入ることができなかった点から、DAは警察に根回しもしくは圧力をかけている可能性がある。


  • 押上警察署襲撃事件

警視庁押上警察署で暴力団による襲撃事件。

指定暴力団仁興会幹部三人が銃刀法違反で逮捕されたがDAによって情報統制の為のスケープゴートにされた。

実際は真島らテロリストによる犯行でロボ太によるダミー映像でリコリスを現場から遠ざけさせ、到着の時間を遅らせることにより実行。

襲撃理由はDAのシステムに侵入するにはただクラッキングしただけでは逆探知され報復されるので、DAと繋がりのある所長のパソコンから直接バックドアを作らなければいけない為。


関連動画

おしえて!『リコリス・リコイル』②:「DA」ってなに?


関連タグ

リコリス・リコイル リコリス(リコリス・リコイル) 喫茶リコリコ

秘密警察 諜報機関

ディストピア 架空の部隊


  • 公安9課:『攻殻機動隊シリーズ』に登場する、内務省公安部内に設置された秘密組織。荒巻課長の『犯罪に対して常に攻性であること』という信念のもと、事件が発生した後ではなく発生する前に秘密裏に食い止めるというDAと似たような役割を持つ。ただし、政府・警察から独立したDAとは違い、秘密組織ではあるものの内閣総理大臣の直轄で内閣総理大臣や内務大臣の指示で動くこともあり、あくまでも内務省の内部組織であることに変わりがない。また、DAは生け捕りなどの命令がなければ抹殺するが、こちらは殺すことはあれど逮捕することも多い。
  • 防衛庁情報局(DAIS)福井晴敏の作品シリーズに登場する、防衛庁 / 防衛省に設置された非公認の情報局。超法規的な活動が認められているほか、カウンターテロリズムを専門とする実働部隊『SOF』を傘下に配しているなど、似通った点が多い。
  • 社会福祉公社:『ガンスリンガーガール』に登場する、イタリア政府が運営する公営組織。表向きの姿を偽装していたり、高度な訓練を施した少女を対テロ作戦に投入して治安維持を行なっている点などが共通している。
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