EPISODE_FINAL
えぴそーどふぁいなる
概要
正式名称は『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』。
その名の通り「最終回」を意識した作品だが、テレビシリーズの最終回はまったく異なったものになった(しかし終盤は劇場版を意識した(寄せている)展開となっている)。
厳密に言うなら本編と分岐したパラレルワールド・及びタイムベントによる、本編より前の2002年での物語である。もっと噛み砕いて言うなら、井上敏樹の考える最終回が本作で小林靖子の考える最終回がTV本編の最終回との事。
TVシリーズに置き換えると第48話〜最終回に相当する時間軸らしい。
白倉伸一郎は公開に先駆けて「テレビシリーズとの連動性から公開時期での鑑賞を推奨しており、後から観たのでは意味がない」と宣言している。未見の人はTV本編で仮面ライダーオーディンが登場し、タイムベントを発動する辺りのタイミングで鑑賞すれば「あのオーディンが敗北・消滅した後の出来事なのか?」という印象を追体験出来るかもしれない。
あらすじ
現実世界へのシアゴーストの襲撃が激しくなってきたある日、神崎士郎は生き残ったライダー6人を集めて「あと3日で決着を付けなければ、望みを叶える事は出来ない」と宣言し、戦いを促す。
残った者は龍騎、ナイト、ゾルダ、王蛇、ファム、あとまだ姿を見せない謎の人物。
それでも真司は、ライダーの戦いを止めようと必死で行動していく。その途中、真司はミラーモンスターの重大な秘密に気付いてしまった。
主な登場人物
劇場版限定キャラクター
城戸真司と同じ姿をしている。普段はミラーワールドに存在し、現実世界での活動時間には制限がある。
余談
往々にしてループ説に組み込まれる作品の一つではあるが、この作品では仮面ライダーオーディンが退場し、それを再登板させる神崎士郎も消滅した事でループができなくなってしまう為、完全な別世界説もある(それに対する反論として「龍騎サバイブはストレンジベントでタイムベントを引き当てた」という説を挙げるファンもいる)。
関連タグ
劇場版限定ライダー→仮面ライダーファム 仮面ライダーリュウガ
MISSING_ACE:こちらも厳密に言うと本編から分岐したパラレルワールドという設定である。
仮面ライダージオウ:回想として本作の映像が使用されている。
トゥルー・エンディング:『仮面ライダーエグゼイド』の劇場版作品。今作同様に「テレビ本編に先駆けてエンディングを先行公開する」仮面ライダーの夏の劇場版作品。
なお、今作が本編に対する分岐的な立ち位置の作品に落ち着いたのを受けてか、正式に本編と繋がる作品となっていることが情報解禁の段階からすでに公式側から明言されている。
銀河鉄道999:テレビ放送中に結末部分を劇場映画版で先行公開した先駆者。その後テレビ放送版の最終回は、劇場版とは異なる結末になった。
魔法先生ネギま!:こちらも原作連載中に結末部分を劇場映画版で先行公開。原作最終回は劇場版とも続編の15巻回想シーンとも異なる結末になった。
シュシュッとTHE_MOVIE:同時上映のスーパー戦隊映画。
PROJECT_G4→EPISODE_FINAL→パラダイス・ロスト