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ナノマシンの編集履歴

2022-10-17 09:45:14 バージョン

ナノマシン

なのましん

ナノサイズの機械のこと。

概要

マイクロマシンよりも小さいナノサイズの機械の総称(1ナノメートルは0.000 000 001メートル)。ウイルスバクテリアサイズの機械の事である。


すでに実用化が進んでいるマイクロマシンと異なり今のところSFの世界でしか登場しないフィクションとみなされているが、現実世界でもナノスケールの半導体や新素材などの開発はされている。こういった技術を応用してナノサイズの歯車といった「ナノ部品」の試作に成功しており、理論上はナノサイズのモーターなどの機械の開発の目処もついている。


しかし、ナノ部品をプローブなどを使って組み立てるのは極めて生産性が悪く、著しく高価な代物となる。よって、大量生産にはナノレベルの部品が自律的に組み立てられる「自己組織化」機能や、ウイルスのような「自己増殖機能」が必要になる。身体の損傷や病気を治療する為の医療分野、新素材の開発などといった工業目的への応用が期待されている。また媒体によっては小さくした機械ではなく、人工的に作成したウイルスもナノマシンとして扱う場合もあったりする。


しかし、ナノマシンの自己増殖機能は考えようによっては非常に危険である。ナノマシンの自己複製が止まらなくなり、地球全体をナノマシンの塊「グレイ・グー」にしてしまうという危惧も語られている(ただし、専門家の中にはグレイ・グーは起こりえないと発言する者もいる)。


フィクションのナノマシン

フィクションでは肉体治療の他に、ナノマシンによって肉体を変形や強化したり、体内での人工的なエネルギー生成ができる作品の他、ナノマシンの塊で出来た肉体を持った人物が強敵として現れる場合も。


その一方で、前述のように「細菌兵器」として登場したり、特に無差別による散布で一部の人間だけを生態兵器に改造してしまう上に、不適合者を細胞崩壊させて死に至らしめるといったもの投与されたナノマシンが高圧電流で暴走したのが原因で醜悪な怪物になってしまうといった悲劇が描かれる作品もある。


登場作品


関連タグ

SF 機械 ロボット

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