「くそ、背水の陣だ!」
「みんなまだまだね! 四千年の歴史から見ればみんな子供のようだわ。」
「番人だから、邪魔するのよ。」
「あんたとやっても、勝った気がしないんだよねぇ……。」
概要
種族 | 妖怪 |
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登場作品 | 『紅魔郷』3面ボス、『萃夢想』自機(パッチ適用後)、『文花帖』Lv5・書籍版、『三月精』2部8話、『非想天則』自機、『儚月抄』4コマ、『智霊奇伝』第1章 |
二つ名 | 華人小娘(紅・萃・求史・非・三)、色鮮やかに虹色な門番(文) |
能力 | 気を使う程度の能力 |
危険度 | 低 |
人類友好度 | 普通 |
主な活動場所 | 紅魔館 |
テーマ曲 | 明治十七年の上海アリス(紅)、上海紅茶館 ~ Chinese Tea(非) |
※ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
紅魔館の門番を務める中国風の妖怪。『東方紅魔郷』3面ボスとして登場。その後『東方文花帖』『東方萃夢想』に出演したが、『萃夢想』では対戦キャラとしての参加なので登場キャラで唯一シナリオが無い。後の『東方非想天則』にて正式にストーリーのある自機として使用できるようになった。
書籍作品では『東方文花帖(書籍版)』『東方三月精』『東方儚月抄(4コマ版)』『東方智霊奇伝 反則探偵さとり』にも登場している。
キャラクター
『紅魔郷』の舞台紅魔館の主であるレミリア・スカーレットに仕え、紅魔館で門番をしている。
具体的には判明していないが種族は「妖怪」。中国の五行説で五つの方角を守護する龍の類なのか、またルーミアや八雲紫などのように一体一種族の妖怪である可能性もある。
また、妖怪なので年齢も不詳(『非想天則』での台詞から、少なくとも4000年は生きていると思われる)。
名前は中国語で「ホンメイリン(Hong Meiling)」と読む(『萃夢想』、『非想天則』ではHong Meirinと表記されている)。
妖怪ながら館できちんとした衣食住が保障されてるためか性格は穏和で、紅魔館へ不法侵入を試みたり喧嘩を売ったりしなければ襲ってくることはまずない。
朝には太極拳を舞い、昼には稀に…どころかほぼ毎日昼寝をしていたりと、どこか呑気さを感じさせるエピソードが多い(門を通る気配があれば反応するようだが…)。
人間とも親しく世間話をしていたりと、紅魔館の一般人からのイメージアップに貢献している。
門番以外にも色々と仕事を任されているらしく、『文花帖』では庭にある花畑の管理人も任されていることがわかる。
武道の達人という一面から武術家に試合を申し込まれることも多く、紅魔館の主も試合の観戦を楽しんでいるらしい。
メイドである十六夜咲夜に対しては丁寧語で喋り、咲夜の方はタメ口という描写が公式でもよくあるが、門番とメイドの上下関係についての公式見解は無いので、口調は単に彼女の生真面目な性格の現れとも取れる。
ただし、常に敬語を用いて話すような性格かというと原作の会話からはそうでもないらしいことが窺え、咲夜が殺人事件の容疑者となっていた際は咲夜に対して敬語ではなく強い口調で接していた。
二つ名
- 華人小娘(紅魔郷、萃夢想、求聞史紀、非想天則)
中国語で読むと「ホアレンシャオニャン」。「華人」は中華系民族、または外国の国籍を取得した中国人。「小娘」は少女(未熟な若い娘)。少し嘲りを含んだ使われ方をすることがある。中国語で「小娘」を翻訳すれば小姐(Xiao3 jie)、女孩、女児(女儿)で、主に未婚女性を指す(中国人によれば「言わんとする事は分かるが、『華人小娘』より『華人少女』の方が正しい」らしい)。
- 色鮮やかに虹色な門番(文花帖)
能力
要はかめはめ波を撃てるということ(実際に格闘ゲーム内ではかめはめ波のような技も使う)。
弾幕を撃ったり空を飛んだりするのはこの能力によるものと思われる。
周りの人に優しくしたり気配りが上手い程度の能力ではない。それはおそらく空気を読む程度の能力だろう。
容姿・服装
華人服とチャイナドレスを足して2で割ったような淡い緑色を主体とした衣装。
髪は赤く腰まで伸ばしたストレートヘアーで、側頭部を編み上げてリボンを付けて垂らしている。
絵師によって違うが、脚を見せたい派と見せない派で分かれているようだ。
目の色は青がかった灰色。
身長は『妖々夢』までの登場19人中「八雲紫」「十六夜咲夜」と並んで3人しかいない「高」(10代後半以降相当)のカテゴリに属する。
『紅魔郷』に出演した際はスリットの下には下穿きも何もなく、その脚線美をドット絵でそれとなく披露していた。
『萃夢想』や『非想天則』ではパンチラを良しとしない黄昏フロンティアの方針の影響か白い下穿き(長ズボン)を穿いてしまっている(そもそもパンチラを良しとしないのならばパンチラその物を描かなければ良いと思われるが…)。
『三月精』ではズボンは見られず、スリットの合間にすらりと伸びる足が描かれている。
『東方智霊奇伝』では、胸元が大きく開いた女性らしい衣装を着ている。
龍星
緑色の帽子に付いている星型の飾り(エンブレム)には「龍」と一文字書かれている。
『非想天則』では「龍の力が籠もったと言われる頭飾り。使えば気が漲り短時間攻撃を受けても怯まなくなる」というスーパーアーマー機能のある装備品となっている。
なお、ゆっくりの場合は「龍」ではなく「ゆ」と書かれている。
スペルカード
美しさを重点に置いた彼女の虹色の弾幕の華麗さは東方Project内でも屈指とも言われる。
また弾幕を放つだけでなく相手に接近して格闘を組み合わせたような攻撃も行うため、弾だけでなく美鈴そのものを避けなければならない場合も少なくない。
そもそも目立つ様な弱点がこれといって無い万能型であるため、体力に大きなハンデがある人間が退治するとなると非常に難しい。しかし美鈴自身は他の妖怪のように特化した部分も無いため、そのような妖怪が相手になると少々不利であるようだ。
紅魔郷
- 華符「芳華絢爛」
- 華符「セラギネラ9」
- 虹符「彩虹の風鈴」
- 幻符「華想夢葛」
- 彩符「彩雨」
- 彩符「彩光乱舞」
- 彩符「極彩颱風」
萃夢想
壱符
- 彩符「彩光風鈴」
- 光符「華光玉」
- 華符「破山砲」
弐符
- 極彩「彩光乱舞」
- 極光「華厳明星」
- 三華「崩山彩極砲」
文花帖
- 華符「彩光蓮華掌」
- 飛翔「飛花落葉」
- 彩華「虹色太極拳」
非想天則
非想天則ストーリーモード
- 彩翔「飛花落葉」
- 彩符「極彩沛雨」
二次創作での扱い
性格
「真面目で穏和」か「不真面目で穏和」かのどちらかである事が多く、温厚な性格であることは大抵の場合一貫している。後者の場合勤務中に昼寝して咲夜にナイフを刺されるのがお約束。常識人、あるいは被害者ポジションの役回りが多く、「紅魔の良心」的ポジションにつきがちである。「遊んでくれる」などの理由でバカルテットなどの子供っぽいキャラから慕われている事も多い。
また居眠り設定を逆手に取って「本当に危険人物が来た時は目を覚まして入館を阻止しようとする」という昼行灯として描かれることもある。
また、上記以上に浸透しているのが敬語キャラである。実際原作でも目上の立場の者にはきちんと敬語を使う礼儀正しい人物ではあるものの、霊夢や魔理沙など立場が対等な者に対してはタメ口で接している。
その点二次創作では、この2人を含む誰に対しても常に敬語を貫く丁重なキャラクターとなっている事が多い。
巨乳
pixiv内の投稿イラストを見ると巨乳で描かれていることが多い。→ちちゅーごく
ZUN絵で小野塚小町の様に巨乳と思わしき描かれ方をされた訳ではなく、八意永琳や西行寺幽々子と同じくチャイナドレスに生足、長身等の要素から生まれた二次設定。
一応『三月精』にて(咲夜共々)それなりの胸に描かれている。
カップリング
従者同士のめーさく、レミ咲に対応したメイフラの二大カップリングが強い。
妖怪としての正体
東方界隈の中でもある程度高い知名度を誇るキャラクターである割に、何の妖怪なのか、何故元々身体能力が高い妖怪の癖に武術を心得ているのか、本気を出すとどれ程の実力者なのか、何年生きているのか、何故・何時から門番として紅魔館に仕えているのかなど、その素性に関しては謎も多い。
専ら龍に描かれることが多く、いじられてはいるがみんな頼りにしているというのが鉄板なようである。
幻想郷では最高神の位にある龍の血族・化身・成り損ない説や門の呼び鈴説、キョンシー説など多岐にわたる。
『中国』ネタ
トークショー『東方の夜明け』にて、原作者ZUN自ら「いつも中国と言ってから美鈴って言い直してますが、中国で良いですよ。そもそも、いてもいなくても差し支えない程度のその他妖怪なので」と発言。長い間「中国」「くれないみすず」「本味醂(ほんみりん)」など『名前で呼ばれない』ネタでいじられていた。
今は風化したネタであり、この手のネタを嫌悪する人は多いので注意が必要。
関連イラスト
関連タグ
二次創作系タグ
短髪美鈴 ポニテ美鈴 レオタ美鈴 いぬめーりん ねこめーりん
EX美鈴 門番の本気 かつての霧の湖の主 ちちゅーごく 攻めーりん
あけおめーりん メイド長時代のめーりん JAOOOOO 美鈴が神霊廟を攻略するようです。
企画タグ
カップリング・グループ
メイフラ(メイフラは希望の虹、それでも彼女はいなくならない)
パチュみりん(めーぱちぇ) めーレミ(めーれみ) めーこあ(めーこあ)
3ボスの集い 3ボス体育会系 3ボス中華系 東方中華娘 龍神組
紅魔郷ボス
チルノ(大妖精)→紅美鈴→パチュリー・ノーレッジ(小悪魔)
3面ボスの系譜
紅美鈴→アリス・マーガトロイド