概要
『スプラトゥーン3』で新たに登場した新カテゴリ「ストリンガー」のブキ。
ストリンガーの先陣を走る武器であり、溜め撃ちをすることで、インクを急速冷却して着弾点で爆発させる機能が付いている。
ちなみに、全弾ヒット音はH3リールガンと同じ。
製造メーカーは本作で初登場のつり社。元はバンカラ地方発祥の釣り具メーカーで、今回ナワバリバトル用ブキ業界に参入したらしい。
そのこともあってか、ブキの外観はずばり釣り竿のようになっている。他にも、サイト部分に釣り用リールのようなパーツがあり、3つの射出部は浮き輪用の空気入れをイメージしている。
前作におけるスプラマニューバーのような、本作の目玉ブキのポジションである。
ヒーローモードでの出番もそこそこあるのだが、「他のブキのプレイスキルの流用が効かない完全新機軸のブキ」とあって、まだプレイヤーの練度も伴わなかった発売当初は「かえって難易度を上げてしまっている」との声が殺到ししていた。
ただ、現在では発売から時間が経っているため、ブキの研究が促進したことやプレイヤーのウデマエの上昇、アップデートによる強化によって評価が見直されている。
種類
Splatoon3
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
トライストリンガー | ポイズンミスト | メガホンレーザー5.1ch | 4 |
基本的な立ち回り
このブキは非常に大雑把に言えば「スプラチャージャーとエクスプロッシャーのハイブリッド」とでも言うべきものである。
長所・短所、およびその両方になりうる点はイカが挙げられるだろう。
- 長所
- 大半のブキに有利を取れる長射程。フルチャージすればスプラチャージャーと同等の射程になる。
- チャージ度で射程を自由に調節できる。
- 曲射をイカして地形を無視することが可能。遮蔽物やスプラッシュシールドの裏をかくことができ、スペシャルのメガホンレーザー5.1chでの追撃もできる。
- フルチャージが直撃すれば確1、半チャージから矢の起爆が起こるため、爆風ダメージで塗りつつ追い込める。
- 短所
- 弾速が遅めのため偏差撃ちが必要。
- 矢の仕様上ヨコ撃ち・タテ撃ちの使い分けが必要。
- チャージした場合塗り性能が下がる。
- サブ・スペシャルとも直接キルを取る性能には劣る。
- 長所短所どちらでもある
- チャージャーのような予測線が出ない。狙いをつける・攻撃を当てるという面ではチャージャーに劣るが、相手に攻撃を感知されにくく「どこから弾が飛んで来るか分からないから怖い」と相手にプレッシャーを与えることができる。
- 矢の起爆は着弾からやや時間をおく。敵の退路に撃っておくことでトラップや「置きボム」のような運用ができるが、爆風範囲が狭く、即効性や直接のキル性能に欠ける。
ここから言えるのは、「無理にチャージャーやスロッシャーの真似をする必要はない」ということ。
混戦の中で相手の動きを予測し、
- フルチャージで直接射抜く、または爆発に巻き込む
- 半チャージの広範囲塗り+爆発をイカして中距離での牽制を行う
- ノンチャージで塗りに徹する
- 「足を止めたら確1の攻撃が来る」と相手にゆさぶりを掛けつつ前線を張る
- 曲射で矢を「落とす」ようにして崖上から一方的に爆撃を仕掛ける
などなど、様々な役割を一手に担えるのがストリンガーの強みである。
総じて、溜め段階における塗り範囲の推移や爆発の有無、曲射の読みがこのブキに於いて最も重要と言えよう。使い込めば使い込むほど味が出るスルメのようなブキである。
サブのポイズンミストは留まっている相手の炙り出しや行動の妨害、近づかれた時の煙幕を担当し、スペシャルのメガホンレーザー5.1chもメインと同じく地形に左右されない攻撃手段のため、本ブキは接近戦以外は様々な状況に対応できるオールラウンダーと言える。だからといって、調子に乗って相手の陣地や近接ブキの間合いに入り込みすぎないように気をつけよう。ただし、使い手の中には地形やサブを利用し、近距離戦でキルを重ねるいい意味で常識破りなプレイヤーもいる。今後もプレイヤーの練度が上昇していけば、真のオールラウンダーブキと呼ばれる日も遠くはなイカもしれない。
2022年11月30日のアップデートにて発射時のインクの飛沫の数が大きく、かつ広くなったのでスペシャルを溜めやすくなり、塗りにも貢献しやすくなった。今まで敬遠していた方もこれを機に触ってみてはイカがだろうか?
そして、2023年7月27日のアップデートにて着弾爆風が30ダメージに強化という激烈な強化を受けた。
これは3本の矢のうち1本を外したらミリ耐え(35+35+28=98)されて逃げられていた今までとは打って変わり、容赦なく爆風で追撃してそのままキルすることが可能になった。それどころか、牽制に撃った射撃で"いつの間にかキルをとっていた"ということも増えている。また、チャージ中&フルチャージの移動速度も13%アップしており、これまでよりずっと扱いやすくなっている。
トライストリンガーのこれからの活躍に期待がかかる。
おすすめギアパワー
ヒト移動速度アップ
チャージしてから狙撃というブキの特性上、チャージ状態で素早く動けることは強力な武器となりうる。同様に「相手インク影響軽減」もあり、2つを合わせてもよい。
インク効率アップ(サブ)
インク消費が重いポイズンミストのカバーに。
サーマルインク
フク専用ギア。インクを当てた相手がしばらく壁越しに見えるようになるが、矢の爆発では発動しないため注意されたし。
狙撃大好きなイカは搭載してみても良いだろう。
リベンジ
フク専用ギア。こちらはやられた際に相手が壁越しに見えるようになる。どちらがいいかはプレイスタイルで決めよう。
スペシャル増加量アップ、スペシャル減少量ダウン
上記の「サーマルインク」や「リベンジ」と合わせたいギア。壁越しに見えている相手を確実に追い詰めたい時に。
サーモンラン NEXT WAVEでの立ち回り
マトが全体的に大きいのでイカタコ相手より全弾を当てやすい。
チャージャー系ブキの例によって威力補正がかかっており、最大溜めで全弾当てると450ダメージを叩き出す。バクダンやドスコイを一撃で撃ち抜けるので積極的に狙っていきたい。
近接戦闘やコジャケ相手はやや苦手だが、チャージャーと違いワンチャージ(一周)で弾が爆発する上にノンチャージでもコジャケを倒せる。しかも3方向拡散のため多少囲まれてもあまり問題ない。
弾は的に当たると爆発しないので地面に当てるか敵に当てるか考えて撃つ必要がある。
基本的にはワンチャージが主力だが、高体力シャケにはフルチャージを撃ちまくろう。
ヘビ・テッパンなどの体力500族はフルチャージ全弾当てからのノンチャージ、タワーにはチャージしてからの縦撃ち、コウモリはフルチャージ全弾当て2発、テッキュウは同3発、ハシラは下からのパシュパシュ数回、ダイバーのエリアもそこそこ塗れ、ナベブタも曲射で墜落させられると、スペックはかなり高いブキ。
ワンチャージの壁塗り能力は爆発もあいまって特筆すべき力がある。積極的に塗ってあげよう。ハシラを縦撃ちで塗って味方に登ってもらうのも手だ。
2023年5月31日のアップデートにて1段階目のチャージショットのダメージが33%増加し、ザコシャケ処理性能が高くなった。ワンチャージを床に撃って爆発を狙う戦法もより有効となったため、ザコシャケの群れを更地にしてやろう。
フルチャージはオカシラシャケのタツの弱点(ボム)を狙うのにも向いている。できるだけタツに張り付き、味方のイクラキャノンと絡めて狙撃していこう。ヨコヅナの場合はワンチャージの全弾当てを連射するのが有効だが、オオモノ処理も忘れないように。
関連タグ
ブキ種 | ブキ |
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シューター | わかばシューター/スプラシューター/.52ガロン/.96ガロン/N-ZAP85/シャープマーカー/ボールドマーカー/プロモデラーMG/L3リールガン/H3リールガン/ジェットスイーパー/デュアルスイーパー/プライムシューター/ボトルガイザー/スペースシューター |
ブラスター | ホットブラスター/ロングブラスター/ラピッドブラスター/Rブラスターエリート/ノヴァブラスター/クラッシュブラスター/S-BLAST92 |
ローラー | スプラローラー/ダイナモローラー/カーボンローラー/ヴァリアブルローラー/ワイドローラー |
フデ | パブロ/ホクサイ/フィンセント |
チャージャー | スプラチャージャー/スクイックリンα/リッター3K・リッター4K/14式竹筒銃・甲/ソイチューバー/R-PEN/5H |
スピナー | バレルスピナー/スプラスピナー/ハイドラント/クーゲルシュライバー/ノーチラス47 |
スロッシャー | バケットスロッシャー/ヒッセン/スクリュースロッシャー/エクスプロッシャー/オーバーフロッシャー |
マニューバー | スプラマニューバー/スパッタリー/デュアルスイーパー/ケルビン525/クアッドホッパーブラック |
シェルター | パラシェルター/キャンピングシェルター/スパイガジェット |
ストリンガー | トライストリンガー/LACT-450 |
ワイパー | ドライブワイパー/ジムワイパー |
クマサン印のストリンガー:魔改造版。クマサンブキお馴染みの高スペックだがインク消費の重いストリンガー。ちなみにクマサンとこの武器には意外な関係が…。