まんじゅう
まんじゅう
小麦粉(米粉などの場合も)の皮に餡を包んで加熱して作る和菓子。
概要
中国の「饅頭(マントウ)」が日本に伝わり変化したとされる和菓子の一種。小麦粉または米粉を主体にした皮に餡を包み、焼いたり蒸したりして作られる。お菓子なので味は一般的に甘い。
全国各地にご当地銘菓としてのまんじゅうがある。漢字では語源となった「饅頭」以外にも「万十」「万頭」「曼頭」等の表記がある。
有名なまんじゅう
- ひよ子:福岡県の銘菓。
- もみじ饅頭:広島県の銘菓。
- 大みか饅頭:茨城県の銘菓(マイナー?)。
- 人形焼き:東京都の銘菓。
- 金萬:秋田県の銘菓。
- 十万石饅頭:埼玉県の銘菓。うまい、うますぎる
- 薄皮饅頭:東北福島の代表銘菓。
- あいすまんじゅう:餡子が入った白いアイス。
- なごやん:愛知県の代表銘菓。
- 大手まんぢゅう / 藤戸饅頭:岡山県の銘菓。超薄皮の酒蒸饅頭。名称の違いは生産地と製作所の違いによる。(大手が岡山市、藤戸が倉敷市)紛らわしい名前だが新潟県長岡市の「大手饅頭」とは完璧な別物。
- かりんとう饅頭:福島県田村市の老舗菓子店が発祥と言われ、全国ネットのテレビ番組で紹介されたことから全国に広まった。黒糖饅頭を油で揚げるので、表面がかりんとうのように硬い。
- 身延まんじゅう:山梨県身延町の銘菓。小麦粉と味噌で練り込んだ生地を使用している。ゆるキャン△で紹介されてから知名度が急上昇している。
中国の饅頭(マントウ)
まんじゅうの語源となった中国の饅頭(マントウ)は、現代では一般に餡の入っていない蒸しパンを指し、餡の入っているものは「包子」と呼んで区別されるが、古くは餡の入ったものも饅頭と呼んでいた。
日本では包子は「中華まん」と呼ばれている。
ちなみに中華圏で饅頭が割れた事を破了(われた)と表現するのは非常に縁起の悪い事とされている。と言うのも、饅頭は人の頭を連想させる為である。そんな訳なので現地ではよく似た言葉である『笑了』(「笑った」の意)と表現するのである。
余談
まんじゅうの多くは丸い形をしているため、丸っこい物や動物・キャラクターを指して「まんじゅう」と呼ぶことがある。
ちなみにまんじゅうが付く動物も実在する。(例:スベスベマンジュウガニ、クロホシマンジュウダイなど)