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ストライクルージュの編集履歴

2023-11-28 18:54:37 バージョン

ストライクルージュ

すとらいくるーじゅ

ストライクルージュとは、TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」および「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場するモビルスーツである。

カガリ・ユラ・アスハ「ストライクルージュ、行くぞ!」

キラ・ヤマトラクス…!間に合ってくれ!!」


機体データ

型式番号MBF-02
全高17.72m
重量64.8t
装甲材質フェイズシフト装甲
動力源バッテリー
所属三隻同盟オーブ国防軍→無所属
パイロットカガリ・ユラ・アスハキラ・ヤマト

概要

オーブ連合首長国の旗機として、カガリ・ユラ・アスハが搭乗した機体。

大西洋連邦が開発したGAT-X105 ストライクのデッドコピーだが、型式番号はオーブ独自の「MBF-02」が与えられている。


元々はイージスとの戦闘で中破しオーブが回収したストライクをモルゲンレーテ社が極秘裏に修復した際同時に製造されたストライクの予備部品一式であったが、オーブのフラグシップ機として転用が期待されていたアカツキが諸般の事情でお蔵入りとなった事から、その代替機として選定された。

製造の際にはヘリオポリスから回収されていた原型機ストライクのフレームやモルゲンレーテ社で新規製造された部品を組みつけ、ナチュラルが搭乗できるようOS面での改良や新型大容量バッテリーパックパワーエクステンダーを搭載し、作戦活動時間の延伸を図った。

装甲に供給できるエネルギーが増加したことによって防御力が上昇、それに伴ってPS装甲の色が赤系統に変化している(PS装甲をダウンさせた状態はストライクと変わらないが、カメラ・アイの色はストライクが黄色なのに対して色となっている)。これが後のVPS装甲に繋がった。

また、同時期に開発情報が流入していたI.W.S.P.の持つ操縦難易度・バランスの劣悪さを改善した専用ストライカーパック「オオトリ」の開発も決定し、ストライクルージュとは同時進行で製造が進められる。

その最中に起こった「オーブ解放作戦」によって地上では何れも完成する事はなく、実際の建造作業は宇宙に脱出したクサナギ艦内で行われる。


オオトリの完成が間に合わなかった事からカガリは「強そうだ」という理由でI.W.S.P.を希望したが、その難易度はモビルスーツでの実戦経験に乏しいカガリの腕前では使いこなせるはずもなく、代替としてエールストライカーの使用が決定される。

そしてそのパーツ確保に更なる時間を要し、ストライクルージュが実戦に参加したのはザフト側がプロヴィデンスを解禁したのと同時期の第1次連合・プラント大戦の最終盤(ヤキン・ドゥーエ攻防戦)となった。


パイロットが非戦闘員である事から第2期GAT-Xシリーズなどの上位勢をキラ達エースパイロット群に任せたため戦闘での活躍は少ないが、ストライクダガー数機やピースメーカー隊の放ったMk5核弾頭ミサイル数発を撃墜、ジャスティスと行動を共にした際は自爆するジャスティスからアスラン・ザラをカガリが説得し本機に乗せて脱出させている。

その後はPSダウンし小破(恐らくジャスティスの自爆に伴う要塞の爆発)しつつもキラ・ヤマトの安否を確認すべく大破したフリーダムのもとへ向かい、エンドカードを飾った。

その後は実戦で使われなかった、I.W.S.P.を装着し式典に参加。

オーブ国内の政情も有り、国威発揚目的で使用される。


SEED DESTINY

戦後もカガリの乗機として運用され、大気圏内飛行の能力を加えられたエールストライカー(HDリマスター版ではオオトリ)を装備していた。

アークエンジェルのオーブ脱出の際にフリーダムと共に艦載され、フリーダムと共に連合とザフトの戦闘に介入する。

しかし戦闘での活躍はほとんどなく、主にカガリの本人証明のように用いられた。

…とはいえ、ユウナ・ロマ・セイランが偽物扱いしてしまった為ほぼ機能していなかったが。

それでもトダカ等の一部の人物は、カガリであることを確信していた。

ベルリンでのデストロイとの戦闘では、フリーダムの援護の為ムラサメ3機と共に出撃。

ムラサメがカオスとの戦闘、本機は民間人避難を請け負ってシールドでビームを弾くなどの活動をし、フリーダムの負担を減らしている。

フリーダムがインパルスに撃墜された際は、アークエンジェルの撃墜偽装に紛れてストライカーなしで発進し、フリーダムの残ったボディを回収してキラを救助している。


ストライクルージュ(オオトリ装備 キラ搭乗機)

第39話では、キラや整備班によって何らかの調整を受けていたところにエターナル緊急発進の報を受け、フリーダムを失っており大気圏突破が可能なPS装甲機が本機しか残っていなかったため型落ちを承知でキラがカガリから借り受けて使用。この際、キラのセッティングによってPS装甲色は原型機同様のトリコロールに戻っている。

その際には「ストライクブースター」を使用し、猛烈なスピードで大気圏を突破・戦闘に乱入。

防戦に回っていたアンドリュー・バルトフェルドガイアの援護を開始する。


キラの技量をもって型落ち機とは思えない圧倒的な回避機動と射撃を見せ、一度に3機以上のザクウォーリアグフイグナイテッドを相手取り奮戦する。

しかし一対多の状況である事に変わりなく、機体性能の差から徐々に劣勢に立たされる。

ちなみに、この時に交戦したグフイグナイテッドはザフトにおいてエースパイロットである「赤服」が操縦している。その為、ビームライフルの何発かはシールドで防がれている。

また、当時のザクの時点でストライク以上の性能な上、PS装甲の常時展開とビームライフルを連発すればストライクルージュの方がエネルギー的に不利である。

それ以前に、フリーダムですら追いつけていなかったキラの反応速度にストライクがついていけるはずもなく、そういった意味でも不利とみられた。

ガナーザクウォーリアの砲撃からエターナルを庇った際にシールドごと左腕が破損。

直後に別機のガナーザクウォーリアの砲撃で右腕も喪失するがビームライフルは無事で、ガイアがキャッチして使用している。

その後はバルトフェルドの指示により、砲撃で両足をもがれながらもエターナルに辛うじて緊急着艦した。

本放送では(かつての主人公機の擬似的な復活という燃える展開とはいえ)エールストライカー装備で奮戦するという無茶をしていたが、HDリマスター版ではストライクルージュがオオトリ装備に変更されたために戦闘にも変化が加わっている。

最初にビームライフルをガイアに投げ渡し対艦刀を装備、エターナルを庇った方法がオオトリを囮に使う形に変化、シールドごと左腕が破損した際には相打ちに近い形で対艦刀を投げてザクの頭部を破壊している。

エターナル収容時点の機体の状態にも変更があり、ストライカーパックがないが右腕が生きている。


なお、これ以降キラはストライクフリーダムを、カガリもアカツキを使用するようになり、以降のこの機体の消息は語られていない。

兄妹(もしくは姉弟)間の貸し借りでまともに物が返って来ないという「いい例」だとネタにされる事も。


武装

手持ち武装や固定装備はストライクと同様。

対ビームシールドのみ、カラーリングが本機独自のものに変更されている。


ストライクブースター

ストライクブースター

単騎で大気圏を突破するための補助推進器。機体の脚部を納めるように接続する。

ザフトに発見されたエターナルの援護のために使用、猛烈なスピードで大気圏を突破した。

戦闘に乱入した際、数発この状態で撃った後に破棄される。


ストライカーパック

AQM/E-X01 エールストライカー

ストライクと共通する装備。

戦後は大気圏内飛行が可能なように改良された。

DESTINYのHDリマスター版では後述のオオトリが採用された為、出番が無くなった。


P202QX I.W.S.P.

ストライクと共通する装備。

実戦経験で運用できなかった為に、主に式典で配備される際に装備している。

その後はオーブ軍所属のパイロットによるマーシャン追撃部隊の任務で使用されるが、使用を許可したファントムペインの指揮官の手で秘密裏に改造され、ストライカーパックのスペアとして利用されている。


EW454F オオトリ

HD版SEED DESTINYで登場したストライカーパック。

製造開発はモルゲンレーテ社が担当。

PMP社から開発を引き継いだI.W.S.P.をベースとしているが、そのバランスの悪さや操作性・整備性を見直す為ストライカー本体はシンプルなX字可変翼による素体構造に改変し、その周囲にオプション式の高エネルギービーム砲およびレールガン、ミサイルポッド、大型対艦刀といったストライカーパックの各種装備を積載可能な分散構造をとった。

後にこのパックの技術をフィードバックした、アカツキ専用装備としてオオワシが開発されている。

OPや作中ではI.W.S.P.の代わりにこれがルージュに付けられている。


EW454F オオトリ(AP仕様)

オルタナティブ・プロジェクトによって複製されたオオトリ。

ドライグストライクに搭載されていたバックパック用のジョイントをストライカーパックの上面と下面にそれぞれ搭載、ソードストライカーやランチャーストライカーの武装を増設出来るように改良されている。


関連動画

立体物

ストライクの色替えのため立体化の機会には恵まれている。

大体何らかのストライカーパックとセットで販売され、単体で発売される例は稀である。

ガンプラ

1/144はHG SEEDとHGCE、1/100はMGとMG Ver.RMが一般発売されている。

HG SEEDはエールストライカーではなくI.W.S.P.が付属。

その為、エールストライカーは同ブランドのエールストライクから持ってくる必要がある。

HGCEの方はエールストライカーになっているがオーブのマーキングシールが付属する分、エールストライクより値段が100円増しとなっている。

キラ仕様はエール装備であればHGエールストライクのシールドとシールをルージュのものに交換するだけで簡単に再現可能。HGCEであれば左肩にマーキングシールを貼ると再現度が上がる。


MGはエールストライク同様エールストライカーとなっている一方、MG Ver.RMはリマスター化に伴い新登場したオオトリに変更されている。


RGではかつてガンプラEXPO限定商品として発売された経緯がある。

その後更にオリジナル武装グランドスラムを付けたものが、ガンダムベース限定商品で発売された。

アクションフィギュア

MS IN ACTION、ROBOT魂、METAL BUILDで発売。

この他「天空のキラ」版と称したオオトリ装備でカメラとシールド以外は、オリジナルのストライクと同色のストライクルージュがROBOT魂化している。


外部出演

スーパーロボット大戦シリーズ

『第3次α』『J』『W』『K』『L』に登場。

性能は本家ストライクと大差ないが、ストライカーパックの運用に何らかの制約があることが多く、『第3次α』では隠し要素のI.W.S.P.を入手しない場合はエールストライカー以外使えなかった。

『J』『W』ではその制約が無く、本家ストライクにI.W.S.P.やルージュにソードやランチャーといった組み合わせも可能だった。

また、『J』ではルージュだけM1アストレイの召喚攻撃ができたが、『W』で本家でもできるようになったため色以外の違いはほぼなくなっている。

『K』『L』では換装を没収されてエールストライカーのみになってしまい大幅弱体化。

なぜか修理可能な他、カガリ以外を乗せるとキラ搭乗時のトリコロールに変わる。

『Z』ではアイコンのみ。本編と違って大破していないが、ユニットとしての出番は与えられなかった。


Gジェネレーションシリーズ

ストライクから開発可能。

性能はストライクと大差ないが、パワーエクステンダーを持ち、ストライクよりEN消費が抑えられている。

代わりにHPS機能を持たない為エールストライカーから換装できない。

I.W.S.P.やオオトリ装備は別ユニット扱いで、ルージュから開発しなければならない。


余談

放送当時、フレイ・アルスターがMSパイロットになる予定があった為、彼女も搭乗することを想定した機体となっていた。

没案に終わったものの、Gジェネレーションシリーズなどの乗り換えがフリーな作品で再現して見るのも一興である。

[pixivimage:68418918s]


『DESTINY』における現存を機にストライクルージュの処遇が注目されており、ガンダムSEEDシリーズ20周年を記念して製作される劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にて処遇が描かれることが期待されている。

ただし、DESTINYの時点で型落ちもいいところなストライクルージュが更に2年経ったFREEDOMの時点でまともな運用ができるとも到底思えないため、インパルスのように改修される可能性は極めて低いだろう。


関連項目

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY 機動戦士ガンダムSEEDMSV

カガリ・ユラ・アスハ キラ・ヤマト

ストライク アカツキ

オーブ連合首長国 オーブ国防軍 三隻同盟

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