「Refuse to lose!未来のクイーンは、この私よ!」
プロフィール
キャッチコピー | |
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誕生日 | 3月9日 |
身長 | 165cm |
体重 | 大胆 |
スリーサイズ | B82・W52・H84 |
靴のサイズ | - |
学年 | -等部 |
所属寮 | -寮 |
得意なこと | - |
苦手なこと | - |
耳のこと | - |
尻尾のこと | - |
家族のこと | - |
ヒミツ | |
自己紹介 | |
CV | 希水しお |
アメリカ育ちのリーダー気質なウマ娘。
目立つことが大好きで、いつも人に囲まれている。
自分に確固たる自信を持っており、そのプライドの高さゆえ、人に弱みを見せたがらない。
強いハートを武器にして、目指すはトリプルティアラのクイーン。
- 公式サイトより
概要
デアリングハートは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフ元は、実在の競走馬・繁殖牝馬「デアリングハート」号。
2024年2月4日開催の5thライブ東京公演DAY2にて、ゲーム版メインストーリー第2部の告知に合わせ、ラインクラフト・エアメサイアと共に発表された(シーザリオは先行で発表済)。
サンデーサイレンス産駒の牝馬のウマ娘化は彼女とエアメサイアが初。社台レースホースの所有馬のウマ娘化はネオユニヴァース以来2例目となる。
「アメリカ育ち」とされているものの、実は史実のデアリングハート号はアメリカ生まれの外国産馬でもなければ、母がアメリカで種付けされた後に日本で輸入された持込馬でもない純然たる内国産馬である。
ただ両親・母父はいずれもアメリカ生まれの外国産馬であり、近親にもアメリカでの活躍馬がいるので、そこを翻案した結果かもしれない。
競走馬『デアリングハート』
2002年3月9日、社台ファーム生まれの鹿毛の牝馬(05世代)。父サンデーサイレンス、母デアリングダンジグ、母父ダンジグという血統。
父のサンデーサイレンスは言わずもがな、日本競馬の歴史を大きく変えた名種牡馬。母父のダンジグは「20世紀最高の種牡馬」ノーザンダンサーの後継種牡馬の一頭で、自身も多数の活躍馬を輩出して3年連続で北米リーディングサイアーに輝き、「ダンジグ系」と呼ばれる父系の祖となった。
馬主はウマ娘関連では先述したようにネオユニヴァースを所有した、一口馬主クラブの社台レースホース。馬名の意味は「勇敢な心」というもので、母の名の一部を取って命名された。合わせて、「厳しいレースに立ち向かうには、なにものをも恐れない勇敢さが必要だ。」と説明されている。
現役を通じて420kg前後と小柄な馬で、そのためか募集価格は85万円×40口(=3400万円)と40口の高額馬としては安めの価格となっていた。
管理調教師は後にサクセスブロッケンやエイシンフラッシュ、シャフリヤールなどを手掛ける藤原英昭(栗東トレセン所属)。主戦騎手は武幸四郎(現調教師)→後藤浩輝→藤田伸二で、他にも松永幹夫(現調教師)が1回、短期免許時代のミルコ・デムーロが2回騎乗している。
2004年にデビューして2戦目の未勝利戦で勝ち上がったものの、その後は阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)5着、年明けの紅梅ステークス(当時オープン、現リステッド競走)3着、エルフィンステークス(当時オープン、現リステッド競走)6着と、はっきりいって平凡な成績だった。
それでも桜花賞のトライアル競走の一つ・フィリーズレビュー(GⅡ)に乗り込むと、7番人気で迎えた本番は好位先行策を取り、後に幾多も干戈を交えることとなるラインクラフトの2着となり、優先出走権を確保する。
こうして乗り込んだ桜花賞ではあまり評価されず10番人気に留まるものの、本番では再び好位先行策を取って最終直線で抜け出すと、後ろにいたラインクラフトとの追い比べに突入。最終的に競り負けた上に追い込んで来たシーザリオにも交わされ3着となった。
続いては距離適性の関係からNHKマイルカップ(GⅠ)に出走。桜花賞に引き続き10番人気となり、ラインクラフトと三度の対決となる。本番では4番手で先行するラインクラフトをマークし、直線で内から前3頭を交わしたラインクラフトを追って外からそれらを交わすが、結局2着。
この後はクイーンステークス(GⅢ)は4着、秋華賞(GⅠ)はラインクラフトとエアメサイアが一騎打ちを繰り広げる中で距離の問題からか12着と大敗、スワンステークス(GⅡ)も15着、年明け2006年も古馬に入ってからの初戦である阪神牝馬ステークス(GⅡ)で12着と低迷してしまう。
しかしこの年から新設されたヴィクトリアマイル(GⅠ)で6着(ちなみにラインクラフトは9着で彼女に初めて先着したが、これが同時に最後の対決となった)、エプソムカップ(GⅢ)4着と徐々に復調する。そしてクイーンステークス(GⅢ)で好位先行策を取ると、ヤマニンシュクルを完封して重賞初制覇を遂げた。
ただ、ラインクラフトはその6日後に急性心不全のため急死。ライバルを失ったデアリングハートだったが、それでも府中牝馬ステークス(GⅢ)を得意の好位先行策で制して重賞2連勝を飾り、ライバルに手向けの勝利を挙げた。...もっともその後挑んだマイルチャンピオンシップ(GⅠ)では13着と大敗している。
年明けて5歳となった2007年はダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)で6着となると、続くヴィクトリアマイル(JpnⅠ※)は8番人気の人気薄から先行策を取り、コイウタとアサヒライジングを捉えきれなかったものの3着に入線。
この後はエプソムカップ(GⅢ)6着、クイーンステークス(JpnⅢ)9着と陰りが見えたかに思えたが、秋初戦の府中牝馬ステークス(GⅢ)は得意の好位先行策で見事2連覇を達成した。しかし大目標として挑んだエリザベス女王杯(GⅠ)はやはり距離の壁か、この年の二冠牝馬・ダイワスカーレットが優勝する中でブービーの12着と大敗してしまった。
ここで社台レースホースの規定(牝馬は原則6歳となる年の3月に引退)により2008年3月での引退が決まっていたデアリングハートはなんとダート路線に転向。初ダートとなるクイーン賞(JpnⅢ)で3着と好走すると、続く年明けのTCK女王盃(JpnⅢ)でも2着入り。ラストランとなったフェブラリーステークス(GⅠ)は7着となるも、意外なダート適性の高さを見せつけて引退した。
引退後は故郷の社台ファームで繫殖入り。2022年をもって繫殖牝馬としては引退したものの、2024年現在も社台ファームで繋養されている。産駒は全部で8頭だが、この中から活躍馬は現れなかった。
しかし、初仔のデアリングバード(父キングカメハメハ)が長谷川牧場で繋養されると、2018年に父エピファネイアの黒鹿毛の牝馬を出産。この一頭の牝馬こそが、後に2020年に史上初の無敗牝馬三冠を達成したデアリングタクトだったというのは有名な話である。
デアリングハートは、孫世代で見事牝馬三冠のリベンジを成し遂げたのだった。
- ※:同年、日本が国際セリ名簿基準委員会のパートⅠ国へ昇格したことによる一時的措置。実はこの前年までJRAが使用していたいわゆる独自格付けで、この年から委員会の勧告に基づき、委員会による審査で国際格付けが認可されるまでの間はこのような表記に変更されていた。ヴィクトリアマイルは2009年より国際的にGⅠの格付けが与えられている。
関連タグ
同期(05世代)
血縁繋がり
牝系直系
- デアリングタクト(ウマ娘):史実で母母がデアリングハート、父母がシーザリオの三冠牝馬。