ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ブロロロームの編集履歴

2024-03-08 19:13:56 バージョン

ブロロローム

ぶろろろーむ

『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン(キャラクター)の一種。

基礎データ

全国図鑑No.0966
パルデア図鑑No.294
ローマ字表記Burororoom
ぶんるいたきとうポケモン
タイプはがね / どく
たかさ1.8m
おもさ120.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいぼうじん/フィルター(隠れ特性)
タマゴグループこうぶつ

各言語版での名称

ドイツ語Knattatox
英語・スペイン語・イタリア語Revavroom
フランス語Vrombotor
韓国語부르르룸
中国語普隆隆姆

進化

スターモービルくん改め……

ブロロンブロロローム(レベル40)


概要

単気筒エンジンなブロロンの進化形。

V型多気筒エンジンにパワーアップした。頭部の円筒部分が口となっており、そこからベロを出して毒液をまき散らす。パワフルな排気音も威嚇に有用。


寄生する岩の車もレースカーのような形状に変化しており、変わらず体内の毒素と岩の成分の反応で発生したガスを、8つに増えたシリンダーで爆発させエネルギーを作り出している。

※図鑑の説明文では8気筒エンジンのようだが、外観は6気筒のそれに近い。


色違い

色違いは目の色が黄色からピンクに、毒素は赤紫から青紫に変化し、銀色だった部分が全て金色に変化する。また、普段は見えない舌の色もピンクから白に変わっている。岩の色は通常色と変わっておらず設定に忠実。

銀色→金色という王道を行くカラー変更からSV新ポケモンの色違いの中でも人気が高い。


ネーミング

エンジンの掛かる音「ブルンブルン!!」+英語の「vroom」(ブルーム、エンジン音の擬音)、または「スチーム」や「スラローム(蛇行走法)」、V型6気筒エンジン略称「ブイロク」からか?語感から「ブコローム」(医薬品の一種)、ポケモンの初期設定を考えると、「超人バロム1」(の主題歌)に掛かっている可能性もある。何気に、ギギギアル以来の同じ文字が3回連続するポケモンである。


英語表記の「Revavroom」はrev(英語でエンジンを回す)+vroomから来ている。

フランス語表記の「Vrombotor」はvrombir(フランス語での音が轟く表現)+モーターから。

ドイツ語表記の「Knattatox」はknattern(音を立てる)+Toxin(生物学的な毒)から。



ゲーム上の特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
8011990546790500

種族値は攻撃に優れ、次いで防御・素早さが次ぐ。

特殊方面は攻防共に弱めと、わかりやすく物理型のポケモンになっている。


第9世代現在唯一のはがね・どく複合。

耐性に優れた2タイプの複合と言う事もあり、弱点がじめん4倍とほのお2倍のみで、半減6タイプ、1/4が3タイプ、どく無効と優秀な耐性を備えている。


特性は悪路を突き進むと言う事か「ぼうじん」となっている。

ブロロロームは元々すなあらしによるダメージを受けないため、主になるのは粉無効。

とりわけ粉技に頼りがちなくさタイプにはとことん強く、特に「キノコのほうし」への依存度が高いキノガッサには強く出られる。「じならし」されたら一瞬でお陀仏だが。


夢特性は「フィルター」。

ただ、弱点は上記の通り2個かつ4倍弱点を捌けるほど硬いわけではないため、どちらかと言うとテラスタルと搦めて最大限に活かすものになっている。


専用技は「ホイールスピン」。

はがねタイプとしては珍しく威力・命中が安定して高い大技だが、タイヤに負担をかけるせいか反動で素早さが2段階下がってしまう、使いどころを割と選ぶ技。

上から叩く戦法を取る場合には厳しいデメリットなのだが、何気に習得可能な「すてゼリフ」との噛み合いが良く、強力な耐性を活かして安全に味方と交代しやすくなる。ものは使い様である。

その他一致技は「アイアンヘッド」や「どくづき」、「ダストシュート」など、火力を出す技は一通り揃っている。


また、エンジンポケモンらしく「ギアチェンジ」も習得可能。

習得者では元祖であるギギギアルに次ぐ物理特化であり、強みを更に伸ばす嬉しい技となっている。

じめん4倍を「でんじふゆう」で透かせなくもないが技スペースが足りない。

その他の補助技は「どくどく」「ちょうはつ」「いちゃもん」など。どくタイプと言うよりあくタイプのような気もしなくはない。


と、確かな強みを持っているポケモンではあるのだが、欠点も割と深刻。

どく・はがね複合は先述の通り防御面は優れているのだが、攻撃面では半減されやすく弱点も突きづらい非常に難儀なタイプでもある。特にはがねとはまともに殴り合えない。

そのためサブウェポンが重要となるのだが、完全に外見に引っ張られてしまって(登場当時は)「しねんのずつき」・「じならし」・「ダメおし」・「じばく」(タマゴ技)くらいと言う恐るべき狭さを誇る。

そのため、威力60の「じならし」がサブウェポン筆頭候補と言う冗談のような状況に陥ってしまっていた。ないと本当にはがねに勝てないのである。


一応、エンジンにも関わらず「オーバーヒート」を覚えてしまったりするが、無振りだと無振りハッサムがようやく落とせる程度なので努力値がそれなりに喰われる。ナットレイがいないのは幸か不幸か……。


つまり、守りに強いタイプ・攻めに強い種族値・不足しすぎている攻撃技と何とも噛み合っておらず、言葉通り「癖が強い」ポケモンになってしまっている。



ただ、もちろん強みもある。

先述の「ギアチェンジ」もあるが、そのタイプの都合上フェアリータイプにはとことん強い

じめん技を使えるフェアリータイプは数が少ないため、攻防共に有利を取りやすい。

テラスタルで返される可能性はあるが、それでテラスタルの権利を切らせてしまえるのであれば御の字であろう。


さらに、複合タイプのはがねの常というのか、サザンドラとも相性補完が良い。

2匹合わせると等倍以上で通るのがかくとうタイプしかなくなる。

その代わり、この二匹で組み合わせるのであればサイクル型として育てる事になる為、強みの「ギアチェンジ」とは噛み合いがよくない。


テラスタイプはみず・ほのおが主流。

みずは弱点であるほのお・じめんを牽制しやすく、ほのおは詰みやすいはがねに打点を持つ事が出来る。いずれにせよ、サブウェポンのなさを解決できる「テラバースト」との相性が良いが、切らないと(特攻が低いため)本格的に腐る点には気をつけたい。

じめん透かしならひこうもなくはないのだが、ただでさえ対はがねが出来ないのにますますはがねに何もできなくなると言う欠点からこれが選ばれる事は稀。


持ち物はふうせんが主流で、完全にじめん透かしを意識した形が多め。

受けに強いタイプと言う事もあり、「どくどく」「てっぺき」と組み合わせて「くろいヘドロ」を活かした物理受けとして立ち回ると言う手もある。



少なくとも、素直な立ち回りはご法度。

強みが局所で尖っているポケモンであるため、車だけに上手く差し込む必要があるだろう。


なお、登場当初は先述の通り通り技不足と言う大問題を抱え込んでいたが、碧の仮面では「10まんばりき」、藍の円盤では「やけっぱち」を習得し、一応改善傾向にある。



テラレイドの星6で出てくる個体は、変化技を使おうとすると必ずちょうはつを放ってくる。特性がいたずらごころのポケモンやブロロロームより早いポケモンなら問題ないが、レイド用に体力と攻撃にだけ努力値を振っているテツノカイナマリルリだとそれだけで大幅な戦略の見直しを求められるため注意(ちなみにマリルリはレベル100のH振りであったとしてもダストシュートではらだいこできないほどのダメージを負うため、出さない方が無難)。

一方でこの思考ルーチンが災いして、挑発効果を無効化できるポケモンに対しても攻撃はそっちのけで執拗に「ちょうはつ」を繰り出し続けるという少々おバカな一面もある。特性が「どんかん」のポケモンや変化技そのものを無効化できるサーフゴーで挑むと面白いぐらい簡単に討伐ができるので、どうしても勝てないという場合はこれらのポケモンを用意してみるとよい。特に、サーフゴーは、はがね複合故に相手のメインウェポンの1つであるダストシュートを完全に無効化できる上、高い特攻で以て一方的に大ダメージを与えて勝負を有利に進めることができるのでおすすめである。




使用トレーナー

ゲーム版

※スター団のは初戦のみ後述スターモービルという特殊個体を使う。シュウメイのみスターモービルとは別に通常フォルムも使用する。


特殊個体

スターモービル

スター団のボス達が乗る、ブロロロームがエンジンとして搭載された改造車。チームごとに装備やペイントが異なり、それぞれ「(チーム名)・スターモービル」と名前がつけられている。開発者はオルティガで、当初はパワー不足により動かないポンコツだったがメロコの助言を元に改良され動くようになった。

スター団ボスは追い詰められるとこのスターモービルを戦闘に繰り出してくる


戦闘中のメッセージでは「ブロロロームをくりだした!」などと表示されるものの、戦闘を行うのはあくまでブロロロームが搭載された車体。そのため通常のブロロロームとはタイプや特性が異なり(タイプの変更は内部的にはテラスタルによって行われている模様。スター団がアカデミーから無断でテラスタルオーブを持ち出してその技術を組み込んでいるとも解釈できる)、さらにこの形態専用の技も使用する。加えて、ポケモンではなく車体なので状態異常も無効。


通常フォルムから変更された特性はどれも強力。状態異常を無効化するため搦め手も通じにくく、スター団ボスの名に恥じない強敵として主人公の前に立ちはだかる。

特にメロコ個体の「かそく」や、ビワ個体の「じきゅうりょく」は、戦闘が長引くほどこちらが不利になる特性であり、火力不足で長期戦になりがちなシナリオでの戦闘においては脅威となる。


現状ではこれらの個体はアカデミー内で学則違反となるからか、プレイヤーが入手する手段はなく、敵専用ポケモンとなっている。

ただ、過去作における敵専用形態であるムゲンダイマックスと違い、種族値自体は通常フォルムと同じなので、今後使えるようになる可能性もなくはないと思われる。


車両一覧

名前ボスタイプ特性専用技
セギン・スターモービルピーニャあくいかくダークアクセル
シェダル・スターモービルメロコほのおかそくバーンアクセル
シー・スターモービルシュウメイどくどくげしょうポイズンアクセル
ルクバー・スターモービルオルティガフェアリーミストメイカーマジカルアクセル
カーフ・スターモービルビワかくとうじきゅうりょくファイトアクセル

余談

レッツゴー要員としては、進化前のブロロンの優秀さに隠れがちだが、ブロロローム自身の移動は遅いわけではなく、寧ろ速い方である(ブロロンが速すぎるだけ)。こちらも弱点の少ないタイプ構成に加え水陸問わず動けるため、性能も申し分ない。高レベルの野生ポケモンを相手にする際、ブロロンだと力負け(種族値や相性などでダメージを受ける)することもあるため、進化させて採用するのも手である。さしずめ「スピードのブロロン」、「安定のブロロローム」といったところか。


また、発売前のPVでスター団が紹介された際、スターモービルに搭載されたブロロロームが舌なめずりをする映像が公開されており、この時点でスターモービルに搭載されているのがエンジン型のポケモンであることは予想されていた。


放課後のブレス』3話の配信後に、親名が“スターだん”の特別な個体が配信されている。

ヒールボール入り、テラスタイプはかくとうと、カーフ・スターモービルを意識した調整がされている。また、「げきはつの証」という証を所持している。

特筆すべきは個体値はこうげきが最高(31)かつ努力値が252まで降ってあること。このため、手に入れれば即戦力として使うことができる。性格はやんちゃで固定なので、後からミントで変更してあげよう。


関連イラスト

ブロロロームたきとうポケモン ブロロローム!!

ブロロロームドオーと遊ぶブロロローム


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV

ポケモン一覧 はがねタイプ どくタイプ

スターモービル


0965.ブロロン0966.ブロロローム→0967.モトトカゲ


改造ポケモン スター団

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました