恋太郎ちゃん私と付き合ってちょうだいッッ!!!!♥♥♥♥♥
プロフィール
※1:劇中で母の日を迎えているため、可能性あり。
※2:133話にて判明。由来は連載開始年(2019年)の『母の日』からだと思われる。
概要
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の主人公《愛城恋太郎》に告白をした6人目の運命の人。
資産家である花園家の当主であり、世の未亡人たちと同様に最愛の人を亡くしており、現在は恋太郎たちが通うお花の蜜大学附属高等学校の理事長を務める。
恋太郎ファミリーの中では薬膳ヤクに次ぐ年長者だが、他のキャラクターに負けず劣らずぶっ飛んだ性格。
その他にもラブコメ漫画としては異例の様々な要素を詰め込まれている。
容姿
プロフィールにもある通り年齢は何と29歳だが、女子高生の娘がいるとは思えない程に若々しい、長身の女性。
その娘である羽香里同様の桃色の髪を、足まで届くほどに伸ばし、花型の髪飾りを散りばめている。
娘以上にグラマラスな体型をしている、大人の色気に満ちた豊満美女であり、胸囲は脅威のIカップ!唐音約60個分の「ビタミンπ」配合!唐音「○すぞ」
プライベートでは、胸元と腰回りの空いた白いロングドレスを着用していることが多い。
勤務時は髪を後ろで纏め、リクルートスーツを着ている。
少女時代はやや髪が短く、髪型変更回で再現された。
人物
上記の情報と名前と苗字からも判る通り、恋太郎の彼女の一人である花園羽香里の実の母親である。
彼女が恋太郎の六人目の彼女になった時には、流石に先に彼女になっていた5人(特に唐音と羽香里)は衝撃を受けていた。
唐音「か…彼女の母親…」
羽香里「実の母…。」
楠莉「未亡人…」
静「混沌…」
娘とは外見だけでなく性格も似ており、恋に落ちると周りが見えなくなってしまう所がある。
欲望に特に忠実で可愛いものが大好きで、現在はファミリーのみんなを愛でたくて愛でたくて壊れ気味。お付きのメイドである芽衣には『幼女は国宝』とさえ断言し、静と楠莉のコンビが特にお気に入り。 そして、そういった尊いシチュなどが展開されると大体劣情を催しており、涎を垂らしたり、鼻血を噴き出しており、終いには魂まで飛び出したりしている。
色々とぶっ飛んでいるため、楠莉からは祖母のヤクにヒロインの特徴を教える際に《おっぱいのでけー変態》と称された(彼女と同じような紹介をされた羽香里と羽々里は猛抗議していたが、唐音と胡桃に冷静に「お前」とツッコまれていた)。尚、その際に他の彼女の特徴も薬莉がまとめて紹介した為、ヤクは整理がつかず様々な彼女の特徴が全く別の彼女と特徴が結びついた結果、その彼女達のイメージ図がとんでもない事になった(緊縛好きな芽衣さん、弱々しすぎる育、フードジャンキーな美々美先輩など…)
そして、羽々里に当てられた属性が芽衣の「すげーめいど」。まさかの主従逆転のような状態に。では、羽々里のイメージは誰に結びついたのかというと、よりにもよって真逆のスタイルの唐音であり、あまりに違いすぎる容姿が結びついた事で、唐音も年上のヤクに向かって、「老眼鏡買ってこい!」と突っ込んでしまった。
また、勝気な性格ながらも本心では親に甘えたい願望を秘めた土呂瀞騎士華とは相性が良く、騎士華加入回ではファミリー全員の前で堂々と自分の乳を吸わせた。
反抗期な胡桃には母性がくすぐられるのか一方的な親愛の情を持っており、髪の毛で彼女に襲いかかったりキスをしたり(キスに関しては胡桃の意図をくんだ恋太郎に頼まれた)等と、結構犯罪スレスレの行為をしている為か本人には割と辛辣な対応をされている。1回だけ、とある事情で胡桃を胸に埋めた際に胡桃が胸を食べ物と勘違いし、甘噛みされた際はとんでもない勢いで飛び上がり、嬉しさのあまり、しばらく動けなくなっていた(その様子を見ていた羽香里はあまりの親の痴態ぷりに顔をしかめ、唐音達に同情されていた)。
身体能力は基本的に普通の女性だが、娘の危機には親の愛の力を発揮し、腕力最強クラスの唐音にしがみ付かれても抑え切れないパワーを見せている。
超大金持ちの資産家であり、金に物を言わせた超展開を繰り広げる愉快な人。その行動力は凄まじく、恋太郎と恋人になった翌日、彼が通うお花の蜜大学附属高等学校を丸ごと買収して理事長の座に就いてしまった。
彼女曰く「(恋太郎に)会いたすぎて学校買収しちゃった♥」とのこと。
だが、根は善良な性格の為に公私混同は余り好まないとして、例え恋太郎ファミリーのメンバーでも特別扱いすることはない。その為、須藤育の野球部の廃部問題やナディー先生の言葉遣いを他の教師に注意された件も理事長の権力を行使することはしなかった。ただし、全くをしないわけでもなくナディー先生を顔が可愛いからで即採用したり、タマを同じ理由で自分の所有する工場で働かせたりしている。一応、華暮愛々が新聞部の標的になった時は生徒を守るという理由から理事長として注意を促している。しかし、逆に弱みを握られて役に立たなかったが…(もっとも、恋太郎ファミリー全体を守るという意味合いではこうするしかなかった)。
彼女の過去と現在
彼女が羽香里を妊娠・出産したのは中学時代だが、いわゆるできちゃった婚ではなく、そもそも結婚自体をしていない。愛した人を余命幾ばくもない病で喪うことから、彼の “生きた証” を残すため中学2年生の頃に人工授精を通して羽香里を出産した経緯がある。
羽香里の事は心から大切に想っており、常に強い愛情をもって育ててきたし、羽香里の存在は彼女にとっては幸せではあったが、それだけでなく彼女にとっては“羽香里”は愛した男性の代わりではなく「本当にあの時に信じていた幸せな人生だったのか?」と問い続けて生きてきた。
その為、一時の恋心に惑わされて人生そのものを台無しにしない為、娘を不幸にしかねない現在進行形で、絶賛五股をしていた恋太郎と無理やり別れさせようとした。
ここまでならば、単に非常に強い芯を持った美人なシングルマザーである。
しかし、羽香里を恋太郎と別れさせようとしたその同日の夜。防犯装置をかいくぐって屋敷に忍び込むために恋太郎が点眼していた「赤外線が見える(副作用として赤外線以外が見えなくなる)目薬」の効果が、上述の経緯を知って恋太郎が感動の涙を流すとともに薄れていき……
ビビーン!
掲載当時のアオリ「やりやがった!!マジかよ恋太郎マジかよ運命ッやりやがった!!」
羽々里にとっても恋太郎が運命の人であると分かり、一目惚れ。その場で恋太郎に告白した。
本記事の冒頭に記述されているのは、その際の発言である。一応親子関係自体はそこそこ良好だが、流石に同日にあれだけ脅しをかけていたのに、自分はさらっと娘の彼氏に告白していたという行為はそれなりに羽香里に恨まれてはいたりする。
羽々里の母親としての芯の部分自体は極めて強いものであるが、『「恋に落ちると周りが見えなくなってしまう」花園家の血筋』も強いものであり、その後は恋太郎の彼女に加わった。
ただし、この過程で羽々里は娘との交際をなし崩し的に認めたわけではなく、一度告白したあとに正気を取り戻し、娘を守るために再び恋太郎と対峙している。詳細は割愛するが、恋太郎のことを認めたのは恋太郎が羽香里を命をかけてでも守るという言葉を有言実行で示したあとである。このように、「運命の人」というシステムで問題が解決されているわけではないことに注意が必要である。
それまでは色々なしがらみを抱えて生きてきたこともあって冷静沈着なスーパーウーマン然としていたが、恋太郎と恋人になってからは肩の荷が下りてしまった為か、己の欲望に正直すぎる残念な人になってしまった。息をするように痴態と醜態をさらけ出しているため、娘にとっては頭痛の種であり、事実、母親の醜態を目にする度、顔をしかめたり、唐音と共に制裁を行うなど、普段母親に負けず劣らずスケベな羽香里でさえ頭を悩ませている。
しかし、恋太郎の事になると息の合ったコンビネーションを見せる。
若くして母親になったことで、普通の学生のような青春を送れなかったことを内心残念に思っていたこともあり、理事長になってからは(ほぼ私欲で)頻繁に学校イベントを催すなどエンターテイナーとして辣腕を振るっている。
羽香里の父親
(↑のイラストの右の男性。CV:石田彰)
実は花園家の人間は知らないが、羽香里の父親は羽々里と羽香里が心残りでずっと成仏できなかった。(アニメだと、恋太郎と対面する前から窓に写るなどよりその一面が強調されていた)
また、羽々里もそんな羽香里の父親も一途に愛し続けており、恋太郎に対する恋心を覚えながらも、羽香里の父親への愛も捨てきれずにおり、板挟みの感情に陥った。
しかし恋太郎は、そんな羽々里に対して、「心からの愛が二つあっちゃいけないなんてだれがきめたんですか!!」と、羽香里の父親を愛しながらも自分を愛する羽々里を肯定する。
そうして、羽々里を自分と言う呪縛から解き放ってくれた男が現れて、漸く彼も現世に対する未練が無くなり、まるでバトル漫画の様なテンションで成仏した。
後に羽々里髪暴走回や9巻のおまけ一コマに登場。羽々里の暴走を止める恋太郎を手助けしたり、本気グループの極楽湯に浸かってしまい昇天しかけた恋太郎ファミリーらの魂がまだ来ないよう必死に阻止していた。
作中での立ち位置
メタ的に言えば、羽々里のファミリー加入は本作における大きなターニングポイントの1つである。
5人目まではメンバー全員が高校生だったため、まだギリギリ普通のラブコメのレベルであったが彼女の母親という色んな意味でエキセントリックな彼女が彼女数が2桁にも行ってない段階で加入したことにより、ただでさえ100股を目指すという常軌を逸した設定のこの作品を冗談抜きでなんでもありにしてしまい、より混沌を極めることになった。
この事は作中でも少なからず影響しており、恋太郎も自分の身内や彼女の家族に会う際には「もしかしたら運命の人かもしれない」と身構えるようになっており、特に彼女の御宅を訪問する際は細心の注意をはらっている。現に年下の従妹や彼女の祖母ともビビーンしてしまっている。
また、羽々里の加入によってコスプレや集団で遠出する等の金銭に負担の掛かりそうなイベントを円滑に行いやすくなっているため、物語の展開の幅を拡げることにも貢献している。
余談
名前の由来は「母」から。
色んな意味で強すぎる母性を持て余している彼女には最適な名前である。
作中の色んな奇行ぶりから原作読者からは「ヤツ」呼ばわりされている。
実は当初、羽香里の母の他に姉も登場し、母が敵に、姉が彼女になるという構想だったが、新キャラクター2人に大きくページ数を割くことになり、既存の彼女たちの出番が減ってしまうため、両方とも母に集約することになったことが中村力斗×赤坂アカ対談で明らかとなった。
アニメでは
本作のアニメ版が決定して、公式サイト等で主人公の恋太郎や娘の羽香里から薬膳楠莉までの恋太郎の運命の人のメインビジュアルと声優が公開され、原賀胡桃〜盆能寺百八までの当時の単行本の範囲に登場していた運命の人は後ろ姿のみだが写ってるのだが、何故か羽々里のみ後ろ姿が映っていないという不自然なビジュアルであり、放送開始後も100カノのグッズでは明らかに羽々里を意識したシークレット枠が存在し、普通のアニメなら円盤やCDの情報が出回っていてもおかしくない時期をすぎても、全く情報が公開されないなど、羽々里に関する情報だけ一向に解禁されないと言った形で明らかに情報が伏せられている状態だった。
そのため一部のファンの間では1クール=13話でキリよく終われるように羽々里がラスボスになるのではないかという説が挙がっていた。
そして、アニメ放送が開始し2話でOPが公開され、その映像の中に顔は隠されているものの暗い部屋にいて、漫画初登場の際に見せた現在連載中の範囲では全くしなくなった怖い雰囲気を纏ったいかにもラスボスらしき風貌で登場。これにより、アニメは羽々里編をやる事が確定した(一応、先行キャラクターPVに羽々里編への導入になるフラワーパークのシーンがあった為、その時点で一応確定していた)。
↓OP(1:10辺り)
尚、毎回このシーンがニコニコで映る度、彼女の奇行が赤字の文章で埋め尽くされる。
迎えた9話の先行カットにて、ついにアニメ版のビジュアルが初公開。その段階でCVはまだ公開されるか怪しかったが無事声も披露された。同時に(彼女の奇行を演じる事を考えて)担当声優のこれからの声優生命を心配する声が原作勢から上がった。なお当の本人はノリノリどころか、クレイジーなレベルで熱演していた。杞憂にも程があったようで。
そして迎えた彼女の恋太郎ファミリー加入回は特殊EDが流れた。が……
上記の動画を観てもらえばわかるが、今日のエンディングは私が買い取ったから好きにしていいわよね♡という第四の壁を金の暴力でぶち壊す彼女らしい曲名。内容もカオスとしか言いようがなく、初見勢の裏で笑いを堪えていた原作勢たちすらも困惑させた。
なお、原賀胡桃、須藤育、美杉美々美、華暮愛々の4人は最終回のスタッフロールで台詞を発してこそいないが、恋太郎が花園邸から学校の屋上に向かうまでの間に登場している(ただし、胡桃は恋太郎がコンビニを通り過ぎた後にコンビニから出てきた、育は素振りに夢中で気づかない、美々美は窓ガラスに映る自分の姿に夢中で廊下の方を見向きもしなかった、愛々は恋太郎が階段を登った後に下の階の廊下を通過したなど共通して恋太郎に気付いていない)。
銘戸芽衣に関してもメイドという扱いではあるものの羽々里編にて登場しており、胡桃に先駆けて声優も決まっている。
関連イラスト
ラスボス時代のもの
関連タグ
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 母 未亡人 シングルマザー 人妻 理事長
ラスボス:アニメ版(第一期)の山場を務めた羽々里に当てはまる。…のか?
恋太郎の運命の人
関連する他作品のキャラクター
- 柚原春夏:『メインヒロインの実母』という共通点がある。しかし、主人公とは初対面の時から印象は良く、娘と主人公を引き裂くような事はしていおらず、羽々里とは違って夫は存命であり仕事(自衛官)の関係で別居している。
- クレア・マジョラム:みつめてナイトに登場するヒロインの1人。こちらも健全なギャルゲーでは珍しい未亡人キャラだが、初登場時の年齢は27歳である、劇中で未亡人になる、実子がいない等の相違点もある。
- 星野アイ:十代で子供を産んだという共通点があるキャラ。こちらも産んだ経緯に『愛』が関わっている点が共通しているが、両者の理由が「確かな愛が存在していた証拠を残したかった」羽々里と、「確かな愛を知りたかったから産んだ」アイであり、動機は共通していてもののその中身は真逆となっている。
- スーパークリーク(ウマ娘)、源頼光(Fate)、雲母麻美:他のキャラクターに対して母親として振舞おうとしている人物。ただし実際に母子関係があるというわけではない。
- ティアマト(Fate):キャラクターに対して母親として振舞おうとしている人物。血縁関係こそないが、こちらは神話的に見ても全人類の母親だと説得力がある人物。