「……悲しみを乗り越えて、人は強くなるの。過ぎてしまった時間は、元には戻らない。たとえ科学が肉体を復活できるとしても」
プロフィール
国籍 | フランス |
---|---|
誕生日 | 1月30日 |
性別 | 女 |
年齢 | 21(2-D) 23 (5-) |
血液型 | AB型 |
身長 | 170㎝ |
体重 | 49kg |
スリーサイズ | B90 / W56 / H86 |
流派 | 劈掛拳(ひかけん) |
職業 | オペラ歌手(2-D)DOATEC総帥(5-) |
好物 | ブランマンジェ |
趣味 | 愛犬の散歩 |
キャッチコピー | 復讐のプリマドンナ(2)闘いの宿命(3)運命を継ぐ者(4-) |
好きな色 | パールホワイト |
CV | 小山裕香 |
英語版CV | Karen Strassman(カレン・ストラスマン、X2・P・5)、Julianne Buescher(ジュリアン・ブエスチャー、D) |
概要
フルネームはエレナ・ダグラス(漢字表記:海蓮娜・道格拉斯)。『DEAD OR ALIVE 2』から初参戦した。
父親は巨大重工業複合企業体DOATEC(正式にはDOATEC Heavy Industries)の創始者にして、各国の首脳達も動かせる事実上「世界最高権力者」の大富豪フェイム・ダグラス(CV:中田譲治 エレナが劈掛拳を習ったのは、フェイムの「格闘を通じて健全なる精神を創り出し、未来を切り開く」という思想を娘に体現させようとした結果である)。
母親は3番目の愛人であり、フェイムの6人の愛人(ゴールディ、アンネ、マリアンヌ、イザベラ、MIYAKO、アナスタシア)の中でただ1人、フェイムの財産や権力ではなくフェイム本人を純粋に愛した世界的有名ソプラノ歌手マリアンヌ。
当初は、オペラ界のプリマドンナとして母と娘二人で、華やいだ日々を過ごしていた。
しかし、そんなある日、オペラの公演中に何者かによって銃撃され、エレナを狙った弾丸が彼女をかばった母親の命を奪ってしまった。
さらに、父のフェイムもDOATEC所有の豪華客船フリーダム・サバイバー号の執務室で、DOATEC内の反ダグラス派の代表であるマッドサイエンティスト、ヴィクトール・ドノヴァン(CV:遠藤守哉)の依頼を受けた暗殺者バイマンに狙撃され、殺害されてしまった(この部分はDEAD OR ALIVE Dimensionsのクロニクルモード第一章で詳細に描かれているが、この時、英語版ボイスのみフェイムの意識が途切れる直前に“Helena…”と娘の名前を呼ぶボイスが確認出来る)。
エレナは、事態の収拾を図るべくフェイムの血縁者として当面のDOATEC総帥代行を務める事になる。母親を殺害した犯人を追う内に事件の発端がDOAにあると知り、真相を確かめる為、フリーダム・サバイバー号船上での総帥代行就任挨拶と共に第二回DOA大会の開催と自らのエントリーを宣言する。
第二回DOA大会は混乱しつつも幕を閉じたが、DOATEC内部では、思わせぶりな態度をとったあやねが怪しいと思いつつも母の死の有力な手掛かりを掴めずに終わったエレナ総帥代行へのドノヴァン派による批判が殺到していた。
そこでかすみ、ハヤテら忍者を被検体とし、クローン技術を応用した生体兵器開発プロジェクトを推し進め、DOATECの乗っ取りを画策するドノヴァンは「エレナの監禁」という策に打って出て、右腕のクリスティをエレナの従者として傍につけ、監視下に置いた。
リュウ・ハヤブサとそのパートナーであるCIAのエージェント、アイリーン・ルゥの活動が活発になってくると、ドノヴァンはエレナ監禁の事態発覚の隠蔽と企業プロパガンダの為、エレナを広告塔として利用する事を計画。「エサ(幻羅)を使い、イプシロン計画が失敗し行方をくらませたハヤテら忍者を再び大会におびき寄せ、エレナお嬢様もまたエントリーさせれば、かすみα2号計画の為にもいい戦術サンプルデータが収集出来る」というクリスティの立案もあり、『DOA3』のストーリーでは、監禁からの解放と真実を知るための交換条件で第三回DOA大会出場を命じられる。
「わたくしも幻羅も傀儡…。組織の操り人形としてのみ、その存在が認められる。」という絶望の中、第三回大会を勝ち進むも決勝で待っていたのは「自由」でも「真実」でもなく、「エレナを始末しろ」との命を受け、従者の仮面を脱ぎ捨てたアサシン・クリスティだったが、事前に雇い味方に付けていたバイマンの割り込みにより殺害される難を逃れ、監禁から解放。悲劇の連鎖を断つ為に、毒虫の巣と化したDOATECの総帥の座へと…「代行」ではない総帥の立場でDOATECの実権を握る(DOA4では隠しキャラの立ち位置で登場する為、最初からエレナは使えないが、デフォルトの全16キャラのストーリーをクリアすると使用可能となる)。
だが、劣勢に立たされたドノヴァン派は巻き返しの秘策…Alpha-152を水面下で進めており、かすみを被検体としたα計画は次のフェーズへと移行しつつあった。
その上、DOATECにより再三の侵害を被ってきたハヤテ率いる霧幻天神流の忍者集団とDOATECの戦争が不可避となり、2大勢力の戦いの渦に巻き込まれることとなる。
そこで彼女は、ハヤテ達忍者にドノヴァン博士、α計画、Alpha-152を壊滅してもらう代わりに、忍者達には立場上「テロリスト」という扱いになってもらい、「DOATECはテロリストに襲撃された被害者」という形で、自分がこの世から消えたとしても父親の築き上げたDOATECの名誉を守る事を思い付く(ドノヴァンの邪悪な計画の壊滅に公的な武力手段に頼ると、DOATECは“悪の組織”として歴史に名を残してしまう為)。
2大勢力が全面戦争に突入し、第四回DOA大会の様相が崩壊してあちこちから火の手が上がるDOATEC本社ビル「トライタワー」の中で、エレナは、停戦交渉に来たかすみや、母の命を奪ったスナイパーが自分であった事を仄めかし勝ち誇ったように高笑いするクリスティを退け、セーフティロックの解除キーを握りしめて制御室へ向かう。その間、頭に去来するのは…
幼い頃に最愛の母とアルバムを眺めた、今と違い何一つ不自由なく幸せだった日々…
その最愛の母がオペラの公演の最中に、スナイパー(クリスティ)の弾丸から自分を庇ってこの世を去った瞬間…
制御室でセーフティロックを解除し、自らの涙が落ちた起爆スイッチを押したエレナは、トライタワーの屋上へ向かう。ヴィクトール・ドノヴァン、α計画、Alpha-152、そして…重い運命を背負わされた自らの人生にピリオドを打つ為に…
これで全て終わる……
まぶたを閉じた彼女の脳裏に、
父フェイムと母マリアの姿が浮かんだ。
—さよなら—
大爆発が起こる寸前、突如現れたヘリから垂れるロープに捕まり、ファンキーな掛け声と共に間一髪のタイミングでエレナの身体をキャッチし救出したのは…
「そこにタワーがあるからさ!」という理由でトライタワーによじ登り、ザックアイランドが海底に沈んで負債まみれの現実などものともしない様子のザックだった。
その後、「テクノロジーの平和利用」を基軸にかかげ、DOATECの再生に着手する。ドノヴァン主導の生体兵器開発プロジェクト(アルファ、イプシロン、オメガ)は全て凍結・解体され、更に世界各国に展開するDOATEC支局に対し「ドノヴァン一派の一掃」を命じる。
2年後、(DOA5にて)名実共にトップの座に就いたDOATECの完全新生をアピールすべく、第五回DOA大会の開催を宣言する……が、滅びる事のなかったドノヴァンは新たな組織“M.I.S.T.(ミスト)”を立ち上げ、かすみを検体とした生体兵器開発プロジェクトを続行、妹こころの母にして父親の5番目の愛人だったDOATECジャパン支局長美夜子のM.I.S.T.との繋がりが判明するなど、一筋縄ではいかない問題が次々と発覚する。
その第五回DOA大会の出場者の1人ほのかが試合中に見せた不思議な力に注目し、サーバントのマリー・ローズに彼女の保護を命じた。
1度はM.I.S.T.側の手に落ちたほのかを無事奪還し、後始末に乗り込んだM.I.S.T.の施設で最愛の母マリアの亡骸が死者蘇生の人体実験に使われている事を知り、母親の蘇生を喜ばない様子を訝しく思うNICOに平手打ちを喰らわせ、
「……悲しみを乗り越えて、人は強くなるの。過ぎてしまった時間は、元には戻らない。たとえ科学が肉体を復活できるとしても」
…と、時間を巻き戻す事は出来ない科学の限界と現実の残酷さ、生命の尊厳を説いた。
決めゼリフは「あなたには関係ない」。
格闘ゲームのキャラクターとしての特徴は、「避け性能に優れた低姿勢の構え『ぼく歩』を交えて翻弄しつつ、それぞれ異なる打撃技が充実した『ぼく歩』『背向け』『通常立ち』の3つの状態から流れるような動きで攻める上級者向けのテクニカルキャラクター」。「浮き」の高さに関係する体格は“中量級”に分類される(軽量級のレイファンより1kg軽く、同じく軽量級のエリオットより6kg軽いのですが、身長170cmという事で中量級に分類されているのでしょうね、きっと)。
DOAXシリーズにおけるバレーボール選手としての特徴は、レイファンと同じ「レシーブに優れるディフェンスタイプ」。レイファンほど防御には特化していないが、その代わりレイファンよりは攻撃面に能力が割り振られている。クイックスパイク、クイックレシーブ、フェイントが得意で、自分で使ってもパートナーにしても安定感ピカイチの性能。DOAXシリーズでも体格はM(Middle)に分類される。
性格・人間関係
やはりお嬢様育ちのキャラだけに、カジノのゲームに勝利した時など…
「当然の結果ですわ。」
「勝ってばかりじゃつまりませんわ。」
…と高飛車というか自信家な一面を覗かせるが、一方ポーカーで手札をSHOW DOWNする時に
「じゃあ、見せっこしましょうね。」
…と可愛らしい一言をポロッと洩らすズレて……じゃなくて、意外性のある人物。
義理堅く意志の強い性格であるのだが、それ故に思い詰め易い一面もある。
かすみが彼女の救出の為に火災現場に突っ込もうとする、バースが再会を喜ぶ、『DOAX』シリーズでは彼女に初期好感度が高いキャラが多い等、彼女に好意的な劇中人物は少なくない。
特にザックは『DOA4』のラストで救出されて命の恩人となっており、後日談である『DOAX2』では彼の顔を立て、『DOA5』以降では堅固な協力関係にある(バイマンから「趣味が悪い」と一蹴されたザックのヘリでは、彼のガールフレンド・ニキと共に写真が飾られている。因みに、ニキとエレナは中の人が同じ)。
ニキがエレナの中の人の声で喋った初セリフは、DOAXオープニングのTITANICのパロディ。ここでのセリフは「私飛んでるわ、ザック!」「世界は俺のものだーっ‼︎」
…………ではなく、「ザック、あの島は何?」「フ、フフフフフフ……俺の島さ…。」「ええっ⁉︎」である。
母の仇であるクリスティは流石に憎悪しており、彼女の好きな物にも不快感を示す程。
また、粗暴な部分のあるティナやコンプレックスを抱える生い立ちである上に一時期親の仇と誤解していたあやねには苦手意識がある。
「あんなお嬢様がこの大会に出場するなんて、ほんとに大丈夫なのかしら?文武両道、才色兼備、闘うお嬢様として世間の注目を浴びるのは、この私一人で十分なのにね」と同じお嬢様キャラのレイファンからは一方的にライバル意識をもたれているよう(DOA2・DOA2Uでは、ガラス張りの壁に映った自分の姿を確認しながらルージュをひくエレナが乗るエレベーターのドアの向こうでレイファンが挑戦的な顔つきで待っているシーンがある)。
父の仇の一人であるバイマンに対しては、彼自身も首謀者に裏切られて散々な目に遭わされた事情を知ってからは「敵の敵は味方」と協力関係にある。
基本的にDOAX、DOAX2、DOAPにおいては、「エレナ・かすみ・ヒトミ・レイファン・リサ・こころ」は他の女の子とペアを組みやすい陽キャの女の子に分類され、「クリスティ・ティナ・あやね」は性格にクセがあり、ペアを組むのに時間がかかる陰キャの女の子に分類される。
DOAPの目玉として、他作品からDEAD OR ALIVE XTREMEシリーズの南の島へやってきた唯一のキャラであるRioも陽キャの女の子に分類出来、エレナとの初期なかよし度も双方「大の仲良し・仲良し・普通・険悪・超険悪」の5段階の上から2番目「仲良し」の相性である。
Rio関連で言えば、Rioをプレイアブルとして開放する際、「ザックの挑戦状」を読み上げるボイスが全女の子に用意されているのだが…
「ィィヤッホ〜ゥ!楽しんでくれてるゥ〜!Rioの自由を賭けてェエ!いきなし、あんたに挑戦状〜っ!イェ〜イ♪ブラックジャックを出して、Rioに勝ってみろぃ!ん〜どう!?」
…と普段丁寧なお嬢様口調で話すエレナが小山裕香氏(英語版CV:Karen Strassman)のボイスでラフな喋り方をするのが聞けるのはここだけ。かなりの棒読みではあるが…。
本家DOAではシリアス路線まっしぐらのエレナの数少ない面白シーンである。
クリスティとの関係
“マリー・ローズとの関係”のページにあるように、一問♡一答でも溢れるエレナ様愛を表出している“小”悪魔サーバントと違い、クリスティは初登場したDOA3でいきなり、
「エレナ様のお世話係。でも、実はアサシン。…始末しろってさ。」
とエレナ様を裏切るストーリーが描かれた(DOADのクロニクルモードでの補足によると事前に雇い、味方に付けていたバイマンの割り込みによりエレナは殺害される難を逃れた)。
にもかかわらず、その後も固有のタッグ協力技「両翼肘撃飛転脚(りょうよくちゅうげきひてんきゃく)」で2人息ピッタリにバック宙を繰り出したり、母の仇だと気付いたDOA4の後の時間軸のDOAX2では、ジャングルの木に腰掛け2人背中合わせになって寛ぐ固有のペアグラビアがある(一応、お互いの初期なかよし度は最低ではあるが)など、中々の矛盾仕様である。
とは言え、エレナもDOA5以降の作品ではこころやマリー・ローズとの絡みに焦点が当たる事が多くなり、実際DOA6でもクリスティに対して「もうわたくしに用はないはずよ」というセリフがあるが、DOA5の公式ストーリーに「世界各国に展開するDOATEC支局に対し“ドノヴァン一派の一掃”を命じた」とある以上、DOATEC総帥はドノヴァン諸共クリスティも始末する気なのだろう。
こころとの関係
エレナはDOATEC創始者フェイム・ダグラスとその3番目の愛人マリア(マリアンヌ)との間に生まれた子であるが、こころはフェイムと5番目の愛人美夜子(MIYAKO)の間に生まれた娘である。
つまりエレナにとって腹違いの妹がこころ。こころが舞妓であるのは、美夜子が芸者の世界の人間だからそうなっただけの事で、美夜子の「芸者の顔」は世を忍ぶ為の「表の顔」であり、「真の顔」はフェイムの信任を経て、日本の裏社会を執り仕切っている裏社会の重鎮である。
初期の頃はエレナがフェイムの唯一の嫡子と言われていたにもかかわらず、美夜子がこころを身籠った経緯は公式から明らかにされていないが、“反ダグラス派の科学者ドノヴァンとフェイムの2番目の愛人アンネによるフェイム暗殺計画を美夜子は知っていたがフェイムには教えず、見殺しにした”という設定が存在する。
また、こころが初登場したDOA4におけるエレナの真エンディングの中で、幼き日のエレナとフェイムを囲む家族写真ダグラスファミリーの肖像が出てくるのだが、その白黒写真ではフェイムの愛人らしき成人女性は4名しか確認出来ず、フェイムに愛人が6人いた設定ならば2人足りない。その2人が上述のようにフェイムを裏切り、ドノヴァン派に寝返ったアンネと美夜子の2人だと考えれば辻褄が合う(公式からは、どの女が誰々で写真に写っていない2人がアンネと美夜子だという明言はなされていない)。
一緒に暮らしていた事のない数奇な出生の姉妹は、姉の方は父親とその5番目の愛人の間に腹違いの妹が存在する事を知っていたが、妹の方は4つ上のフランス国籍の姉の存在を第四回DOA大会で闘う事になるまで知らなかった(姉の口からはっきり血縁が語られたのは、後の肖像画の写真がキッカケのDOA6のストーリーである)。
一般的に合わせて学ぶ事が多い劈掛拳と八極拳をそれぞれ別の場所で学び、血が呼び合うようにして第四回DOA大会で闘う事になった妹に
「こころ……憶えておくのよ。わたくしの技を…!」
と己の劈掛拳を遺そうとした。
その後、DOATEC所有のプラントのバーで再会し、こころから「エレナさんのお父様って、どんな人ですのん?」と聞かれた際には
「優しくて素敵な人でしたわよ。…そう、きっとあなたのお父様もそうだと思うわ。」
と、カクテルを飲みながら真実を話しつつも核心を逸らすような言い方で返した。
しかし美夜子が消息不明となり、こころが自分の庇護下で生活していた時、天才少女NICOがこころへ置いていった幼い自分とこころと父親の3人が描かれた肖像画の写真を見せられた時には、真実を隠し通せないと観念したのか、「…そう、私たちの父はフェイム・ダグラス。……あなたは私の妹」と真実を話し、より詳細な真実を聞こうとこころが美夜子に会いに行こうとした際には
「あなたはわたくしの最後の家族だから。わたくしがあなたを守るから、…行かないで」
と、引き留めた。
エレナ…そして娘とは一切、仕事に関する話はしない母・美夜子には…
“こころには、巨大組織の覇権争いなどのドロドロした世界とは無縁のところで、平穏無事に生きてほしい”
という思いがあると思われる。
DOAX2では夕方のビーチで手を繋ぐ固有のペアグラビアがあり、エレナは「フリルな日傘」、こころは「和風な日傘」で傘をさす、また手に持った布を翻して舞を舞うようなグラビアがある点も姉妹共通。DOA5では固有のタッグ演出も存在する。
こころと話す時は、いつも少し緊張してしまうらしい。
因みにこころは、雑誌Xbox360のTeam NINJA公式連載“Team NINJA FREAKS”第52回における板垣伴信氏のコメントによると「製作に際し、テレビゲームが盛んな国が国籍のキャラは一通り生み出し、スタッフは日本人を作りたがっていたが、日本人(アジア圏)キャラばかりになってしまうのもねぇ…と難色を示していたところ、スタッフから“新キャラは日本人が作れないなら、ロボットでもいいんじゃないか。衛星軌道を周回する偵察衛星とリンクされていて、その情報を元に狙撃するロボットで、こいつがエレナの母・マリアを殺した事にストーリーを変更しよう”という仰天な案が上がってきて『じゃあ好きにしろ』という事で、日本人にした」らしい(女の子で八極拳使いというのは、その前に決まっていたようだが)。
マリー・ローズとの関係
DOAX2、DOAPのアイテムの1つ“てさげのバスケット”に対するコメントで「1人ぐらしにもそろそろ慣れないと…」とあるように、サーバントのいない時期があったようだが、2013年DEAD OR ALIVE5 ULTIMATE ARCADEにてエレナのサーバントという設定(要するに、クリスティの後釜)でマリー・ローズが登場し、人気を博した。
DEAD OR ALIVE5 LAST ROUNDでも固有のタッグ演出が存在するが、公式ガイドブックでは「マリーからエレナへチェンジするタッグ協力技」の名前が記載され忘れているので不明である。
ファミ通の「DEAD OR ALIVE XTREME3 Scarlet発売記念特集 マリーちゃんに一問♡一答」でマリー・ローズは
Q エレナ様に仕えた理由を教えて!
「エレナ様は私の憧れの人なんです!美しくて、強くて、やさしくて……。エレナ様のために働けるだけで、マリーはとっても幸せです。だから……理由なんてありません!」
Q ふだんはどんなお仕事をしているの?
「えっと、エレナ様のスケジュール管理や、執務室のお掃除とか……。それから……お洋服のコーディネートや午後のティータイムのスイーツ選びとか……それからそれから……」
Q どうしてシステマを習ったの?
「ごめんなさい、それは秘密です……。でも、エレナ様のためなら、どんなに難しい技だってマスターしちゃいます!」
Q バトルスーツ、恥ずかしくない⁉︎
「これはエレナ様からいただいた立派なバトルスーツなんですよ。恥ずかしくなんかないです!」
Q 島でのバカンスは、どんなところが楽しみ?
「それはもちろん、エレナ様といっしょに過ごせることです!それに、みさきやレイファンさんともいっしょに過ごせるなんて♡マリー、すっごい楽しみです♪」
Q 自分の容姿で、いちばんどこが好き?
「やっぱり、このツインテールかな?エレナ様に結ってもらうこともあるんですよ……うふふ♪」
Q いろいろ小さいこと、気にしてる?
「え?気にしてませんよ。小さくたって、マリーの抱くエレナ様への想いは世界一……ううん、宇宙一おっきいんです!」
Q 得意の裁縫では、何を作ったりするの?
「コスチュームとかぬいぐるみとか……。あ、そうそう、エレナ様の衣装のお直しとか!」
Q プリンセスバーケルセは故郷のお味?
「はい♡ お姫様たちのお気に入りだったケーキって、とってもロマンティックですよね?マリーは、エレナ様とこのケーキをいただいているときがいちばん安らぎます!」
Q 好きなファイター、苦手なファイターはいる?
「好きなファイターはもちろんエレナ様です‼︎ 苦手なファイターは……やっぱりエレナ様です……。……だって、マリーの大切なご主人様ですから♡」
Q ほのかちゃんとの修行はどうだった?
「そうですね〜……。最初はエレナ様のお言いつけだったけど、ほのかちゃんはとっても……あ!これ以上は、エレナ様から口止めされてるんです、ごめんなさい!」
と述べている。
DOAXVVにおいて、2023年3月の期間限定イベント“True Coller Marie Rose”ではマリーにオーナーの臨時サーバントを命じ、マリーの為にトゥルーカラーコーデ「トゥインクル・ローズ」を用意している。
たまきとの関係
2018年4月にDOAXVVにて、元モデルで現在エレナが贔屓にしている服飾デザイナーという設定でたまきが実装された。
ヴィーナス諸島に来る前から面識があり、歓迎パーティーの席では「わたくしの親友」と紹介し、たまきからは「大恩人(“ああ見えて意外とお茶目。イタズラ大好き”とも)」と称され、「ずいぶん軽い大恩人だこと」と返している。
エレナがVV内で身に付けられる「純白のスリットワンピ」「プラチナ・フィズ」は、たまきのデザイン・製作であり、エレナは「人間的には、色々と問題がある子だけれど、腕は確かだわ。」と感想を述べている(“純白のスリットワンピ”は、DOAX3Sにてみさき水着として「ベルーガ(=シロイルカの事)」という白色もイルカも好きなエレナにピッタリな感じの名前が付いてて、エレナの好み:大嫌いに分類されているんだけど……。色違いの「ウォーラス」「ラブカ」も同様)。
たまきは、合気道の使い手としてDEAD OR ALIVE6にDLCで参戦しており、そちらでも対エレナ戦の試合前・勝利時に「負けないわよ、エレナ様♡」「ありがとう、エレナ様♡」と固有のセリフが用意されている(エレナ側からたまきへの固有のセリフはない)。
わたくしの旋律、感じてもらえて?(テーマ曲関連)
・Blazed up Melpomene(DOA2時点のキャラ曲で1番最後に出来た曲。製作初期の頃は中盤の転調する所にムービーのエレナのソプラノの原形が入っていた。エレナの声優からイメージを膨らませ、リテイクを繰り返して今の形に仕上げられた。開発者曰く「エレナの復讐の念が表現できたと思う」との事。)
・Helena Remix(DOA2U)
・Memoir(DOA2とDOA2Uのサウンドテストにあり、上述の“ムービーのエレナのソプラノ”。)
・blood tie(DOA3、DOAD…CD“DEAD OR ALIVE3 ORIGINAL SOUND TRAX side-RED”冊子の開発者のコメントより「今回のエレナはかなり重いストーリーだったので、血を連想させるような曲にしてみました。格闘中のBGMとしてはちょっと重すぎじゃないかと今でも感じています。まあ設定も設定だけにこれでいいのだ。ということでタイトルも“血のつながり”」。)
・Caribbean Blue(DOA3エレナエンディング)
・Solitary Desperation(DOA4)
・Amazing(DOA4エレナエンディング、Aerosmithのこの曲はDOA3のゲーム内サウンドテストにもフルバージョンが収録されている。)
・Blood Tie ~DOA5 Ultimate mix~(DOA5U、DOA5LR)
オペラ歌手という経歴からか、試合前・勝利敗北時の演出でも…
「プレリュードも終わってないわ」
「レクイエムが聴こえる…」
「最高のハーモニーだわ」
「そう、このメロディーよ」
…など、音楽用語を意識したセリフが多い。
「神の祝福のあらんことを」
「神は私と共にある」
「女神はあなたに微笑まない」
…など、神がかったセリフも多い。
服装(コスチューム)
通常時はタイツスタイルのフリルと袖付きコルセットドレス、ライダースーツ(肩が露わになっていたりいなかったり、ロングブーツにベルトが追加されるなど微妙なデザイン変更はあるものの、このライダースーツが初登場時から必ずある(Xシリーズは除く)エレナの代名詞コスチュームで、DOA4のエンディング、キービジュアルではその上に黒いコートを着用、DOA6では既存の青赤のカラーバリエーションの他に、緑バージョンも存在する)などで、常に大きなリボンで髪を結っている。
このリボンは、2011年5月に発売されたニンテンドー3DS対応のDEAD OR ALIVE Dimensionsまで格闘エンターテイメント、XTREMEシリーズ問わず、コスチューム・水着によって色が変わる仕様であり、公式ガイドブック“DEAD OR ALIVE XTREME BEACH VOLLEYBALL BEST SHOT”ではゲーム内で入手出来る水着328着全てに1つ1つ「エレナリボン 赤」「エレナリボン 青」等の表記がある(DOAX内で存在するカラーは「赤」「青」「黒」「金」「銀」の5色)。
またDOAXのオープニングのベッドで目覚め、紅茶を飲みながら新聞に目を通すシーンと、DOAX・DOAX2・DOAPにおいて頭アクセサリー「帽子(帽子であれば種類は何でもよし)」を身につけた時のみ普段付けていた巨大な蝶のようなリボンではなく、細長い紐状のリボンで髪をまとめている姿が見られる。同時に、帽子+細長いリボンの時は顔の両サイドに垂れた髪もきっちり束ね、もみあげが露わになった顔を見る事が出来、これもDOAXVVやDOAX3等ここ数年のタイトルではお目にかかれない貴重な姿である。
同じリボン結びのポニーテールでもXbox、Xbox360のタイトル(DOA3・DOAX・DOA2U・DOA4・DOAX2)では太ももの半ばくらいまで達する長さだが、DOA3のアラビアン衣装の時は胸の高さ辺りまでの長さ、DOAPとDOADでは尻のすぐ上くらいまでの長さ、DOA5・DOAX3・DOAXVV・DOA6では尻辺りの高さと同じくらいまでの長さ…と、よく見てみると衣装やタイトルによって髪の長さに微妙に変更が加えられている。
DOA5LRにおける戦国無双とのコラボコスチューム「綾御前コスチューム」の時のみ、サイドを切り揃えたセミロングのヘアスタイルを見る事が出来る。
2Pで用意されている白いドレスは谷間の小窓+絶対領域と割と属性が盛り込まれている…が、DOA5では姿を消してしまった(DLCの配信もない)。
『DOA5』では任意でリボンを外し、ストレートロングにもできる。
また、追加コスにはアラビアンナイトないしベリーダンサー風の装飾(舞踏)衣装などがある。
『DOA5U』においては初回封入特典のアルティメットセクシーコスチュームで『DOAX2』の「ゴッドファーザー」を用意されたり、ハロウィンコスチュームがサキュバスっぽかったり…と割と過激なモノが増えていたりする。2014年のクリスマスコスチュームでは裸リボンにも。
DOAXにおいては、薄紫ベースの多色柄物ビキニ『パナシェ』やクリアブルーのワンピースタイプ水着『ブルーラグーン』、エメラルドグリーンと水泡柄のビキニ『パパゲーナ』などで、水着のネーミングはカクテルに由来する。
DOAX2・DOAP・DOAX3でのエレナプレイアブルにおける最高額100万ザックの水着は、上述の貝殻マイクロビキニ「ゴッドファーザー(アレクサンダー、ノックアウトと別のカラーバリエーションも存在する)」だが、これは公式攻略本「デッドオアアライブ エクストリーム2 オフィシャルガイド -BASIC FILE-」によるとクリスティのスーパーストリング鎖水着「ダイアモンド、アクアマリン、サファイア」同様、ファンからの投稿がベースとなっているらしい。
ちなみに専用水着は白ネコをモチーフにしたTバックバンドゥワンピースの『ホワイトキャット』である。
DOAX〜DOAX3でわかる趣味嗜好・エピソード
DOAX3においては、人気投票の結果9位で島に招待された(因みに、DEAD OR ALIVE5 LAST ROUNDの最強パッケージ特典“等身大タペストリーにしてほしいキャラクター”投票では10位である)。公式サイトの内容によると、マリーに島の視察を任せる予定だったが、たまには休暇でもと思って (ユーザーの期待に応えて) 島へ行くことにしたようである。
にもかかわらず、等身大胸部立体マウスパッドはDOAX3人気投票で当選した9名の中で彼女だけ発売されていない(なぜ?8位の紅葉との差は僅か0.2%なのに、画面の向こうで揺れていたエレナ様のあの胸は、あの微笑みは、貴方のお部屋にやってこない!)。
部屋と言えば、初代DOAX〜DOAX3に至るまで夜帰って来るホテルの部屋に対して「せまい部屋ね…」と言うセリフが必ず存在する(庶民的感覚から言えば十分広くてオシャレ、豪華なのだが…)。
それでもDOAX2、DOAPにおいて、3種類あるホテルの部屋の趣味は“GEMSTONE SUITE”。
またもう1つ、初代DOAX〜DOAX3に至るお約束として…
DOAX
「やけに暑いところね。」
DOAX2(DOAP)
「宇宙平和のためにお父様のDOATECを再建する。あの男と約束して来てみたのはいいけれど…暑い。」
DOAX3
「暑い…。何度来てもこの島は暑い…。」
…と、彼女のバカンスは毎度毎度「暑い」というセリフで始まるのがお決まりである。
プレゼントを開けた時のセリフは…
DOAX
大好き→「まぁ、これは!大切にさせていただくわ。」
好き→「まぁ!ありがとう!」
普通→「ありがたくいただきますわ。」
嫌い→「うーん…ありがとう。」
大嫌い→「…とりあえずいただいておくわ。」
DOAX2、DOAP、DOAX3
大好き→「まぁ、これは!大切にさせていただくわ。」
好き→「まぁ、嬉しいわ!」
普通→「ありがたくいただきますわ。」
嫌い→「…いただいておきましょうか。」
大嫌い→「気を遣っていただかなくてもけっこうよ。」もしくは「わけもなく受け取れませんわ。」
DOAXにおいて、カジノのエレナモチーフのスロット台“SEA PARADISE”、名前の漢字表記で“エレナ”の“エ”の音に対応する「海」からもわかるように、海の生物アイテムイルカのブローチ、イルカの置きどけい、ドルフィンシーワールドのチケット、貝がら(二枚貝、巻き貝、ホネガイ)は全て大好き(ビーチの貝を拾い、屈んで音を聴くグラビアもある)。プロフィールの「趣味:愛犬の散歩」からわかるように「イヌのくびわ」も大好き。
好物はプロフィールにあるブランマンジェの他、メロン、フランスパン、アイスティー。
嫌いな飲食物は、オレンジジュース、寿司、ソフトクリーム、あんみつ、饅頭、パイナップル。
DEAD OR ALIVE XTREME 3 ビジュアルガイド(攻略本)からわかる色の趣味は
・ピンク→嫌い
・赤→大嫌い
・水色→嫌い
・白→大好き
・紺→普通
・クリーム色→大嫌い
・黒→普通
・オレンジ→大嫌い
・紫→普通
・シルバー→好き
・ゴールド→大嫌い
同じくDOAX3で“好き”に分類されている水着(固有の水着は除く)は…
エレナでプレイした時に購入出来る水着
「グラスホッパー」
「ブロンクス」
「ラスティ・ネイル」
「シャンゼリゼ」
「ニコラシカ」
他の女の子の水着
「ペルシャ」(マリー)
「エキゾチック」(マリー)
「オリエンタル」(マリー)
「チャービル」(ほのか)
「キキーモラ」(あやね)
「メリア」(あやね)
「フォーン」(あやね)
「びわ」(こころ)
「ブルーベリー」(こころ)
「クランベリー」(こころ)
「ポメロ」(こころ)
「タマリロ」(こころ)
「スターフルーツ」(こころ)
「かげろう」(紅葉)
「せきうん」(紅葉)
「よぎり」(紅葉)
露出度の高い大胆な水着は好まない。
好きな楽器はハープ。
「好みの詩集は、人生とともに変わる…」という考えの持ち主。
楽譜集を前に「もう…歌は歌わないと決めた」。
今でこそDOAXVVで色々な女の子の間で使い回されている“日傘をさして歩くグラビア”と“ビーチで本を読むグラビア”の元々の持ち主であり、「強い日ざしから、肌をまもってくれた…」「こ…こんなに面白いなんて!?」というコメントで「フリルな日傘」「恋愛小説」は喜ばれる(ただ“恋愛小説”は、かすみの反応によると「なんだか、Hなシーンが多くて…」という事らしいが…)。
筋トレには積極的らしく、“ダンベル”に対しても「大好き」の反応で「技は力の中にあり!」というコメント。
「はじめてだけど、意外とかんたんね♡」と、セレブのお嬢様には新鮮に映ったらしく「空色のラジコンカー」大好き。
「黄色い風鈴は、金運を招くらしいの!」
「チャクラムの練習にはなるかも…」
「お茶会でも開こうかしら…」
「世界に5台しかない、プレミアムアイテムね!」
…というコメントで、「黄色い風鈴」「夕日のフライングディスク」「ティーセット」「プロトタイプXBOX」も好感触。
「私は紅茶のほうが…」「フンコロガシのお守りなんて…」というコメントで、「中国茶セット」「伝説のスカラベ」には否定的な反応。
絵を描くのは下手(アイテム“お絵かきセット”からわかる事実だが、DOAX2では「じつは、絵がへただった…」というコメントが、DOAPでは「絵は苦手ですの…」に変更されている)。
トースター、茶道セット、風ぐるまの用途、カニの食べ方がわからない。
アイテム“古い時計”は、「お父様の形見に似ている…」らしい。
“大河小説「輝きの海」”を読んで、主人公の母の死に自分を重ね合わせ涙した。
自宅の中庭で薔薇を育てている(アイテム“赤いじょうろ”に対するコメント「中庭のバラたちは元気かしら…」より)。
劈掛拳の秘技「孔雀跳腿(くじゃくちょうたい)」を極めたいと思っている(アイテム“孔雀の扇子”に対するコメントより。DOAPでは「あのすてきなオペラの小道具を思い出したわ♪」に変更)。
マリアお母様とガルニエ宮に行った事がある(アイテム“オペラグラス”に対するコメント「お母さまと行ったパレ・ガルニエをおもいだした」より)。
DOAX3では食べ物・飲み物を除く雑貨に対する感想コメント表示が廃止されているが、DOAX3で初登場となるアイテム「天狗のうちわ」は“好き”に分類されている。
アクセサリー類は、好きな色である白系の「白いユリ」「白いかみかざり」「白いウェスタンハット」「白いリボン」「白いブレスレット」「白いハイヒール」に対しては“好き(まぁ!嬉しいわ!)”の反応。「シルバーなゴーグル」も“好き”。しかし、DOAXではイルカ系のアイテムは“大好き”だったにもかかわらず、なぜかDOAX2の「イルカのぼうし」には“嫌い”か“大嫌い”の反応。
あやね同様、朝フェイズのみ一時的になかよし度が下がる事から、朝は苦手のよう。また、DOAX2、DOAPでリサのガイドなしで始めて最初にペアを組めるキャラとして回って来た場合…
エレナは「今は1人になりたいの。遠慮してくださらない?」
あやねは「私のことはほっといてくれないかしら?」
…と聞いてくる為、「はい」の場合はスルーし、「いいえ」を選んだ場合ペアを組めるキャラである事、DOAX3において、プレイヤーが最初に選択したキャラでない場合、バカンス最終日まで日焼けをしない点もあやねと共通している。
DOAXとDOAX2におけるビーチバレーやマリンレース等のアクティビティに対する「初期やる気度」は、かすみ同様“やる気なし”。
なかよし度を「A=大好き、B=好き、C=普通、D=嫌い、E=大嫌い」の5段階とした場合…
「ペアの維持に最低限必要ななかよし度の度合い」
=D
「島を去ってしまうなかよし度の度合い」=E(“大嫌い”まで低下すると島を去る。)
…と、この点もかすみ同様で余程険悪な関係にならない限り、ペアが解消されたり帰国してしまう事はないキャラである。
カジノのポーカーでは、高額をベット(レイズ)して他者のフォールドを誘う戦術を常用する。
DOAXVVでは
公式プロフィールを見てわかるように、さゆりより1つ歳下である。
節分時のホーム画面でのセリフによると、普段は「仕事の鬼」と呼ばれているらしい。
オーナーに自分の写真を撮ってもらうまで、「思い出を形に残すなんて、自分には必要ない」と思っていた。
「お化粧は家族や友達、身近にいる人に自分を見てもらいたいと思い、お化粧をした自分を想像して楽しむ事が大切」という考え。
大人っぽい大胆な水着は「堂々と着ないとダメ。恥ずかしさや自信の無さは相手に伝わる」という考え。
イベント“秘密の迷宮”で、ルナの事を「あなたは、とても賢くて、優しい人ね。……あと、少しだけ、臆病、なのかしら?」と評し、自分にも秘密はたくさんあると言った上で…
「人の『秘密』は、心の迷宮のようなもの。ひとりで迷い込んでしまうと、出られなくなってしまう。でも、誰かが一緒なら……きっと、そこから連れ出してくれる。」
…とアドバイスしている。
イベント“2人のプリマ”で、「昔、オペラで歌っていたことがある」とフィオナに話した事から「あなたの『憧れ』に、応える歌ですもの。そんなに簡単ではなくてよ?」と言いつつも、デュエットで合唱をする事になり、歌声をフィオナから
「美しくて、優しくて……力強くて、気高くて……でも、少し……少しだけ、哀しくて、愛おしくて……一緒に歌うことで、包まれているような、包み込んでいるような……とても、優しい気持ちになれました。」
と評されている。
「憧れの女性像」は誰というわけではなく、「わたくしの周りの人たちに恥じないように、常にそうありたい」と思っている事。
DOA4のキャラ紹介文で…
“すべての因縁の源となった巨大組織を、いったいどこへ導こうというのか?しかし、いかなる未来にも、彼女の幸せなどありはしない…。”
…というあんまりな一文を添えられてしまった彼女をオーナーさん達は幸せにできているだろうか…?
余談
・DOA4のキービジュアルとストーリーモードのキャラクターセレクト画面では真ん中におり、エンディングムービーは彼女1人エンドロール付きの真エンディング。
・DOADのクロニクルモードでは、終章としてDOA2〜DOA4のストーリーをエレナの視点で追う「エレナ編」が用意されている。
上述のように、過去作で主役級の活躍をしており(世間的にはDOAの主人公はかすみ)、ストーリーテラー・ストーリー上の最重要人物という意味では主人公と言っても過言ではない人物なのだが(遊戯王デュエルモンスターズで言えば、大企業のトップで大会主催者海馬瀬人のようなポジション)、上述のマウスパッドの事やアズールレーンやコーエーテクモゲームスの他タイトルへの出張コラボは今まで1度もないグッズ面やコラボ面で冷遇されてる主役級キャラという他作品と比べてもそうそういないだろうキャラクターである(1番スポットライトがあたったであろうDOA4の時ですら、エレナ単体で写っているグッズは、紙製のしおりとサウンドトラックCDに付いてて、11月と12月担当の毎年使える縦横約15cmのカレンダーくらい……)。
DEAD OR ALIVE Dimensionsまでは髪に巨大な蝶が止まっているようなリボンがトレードマークだったが、DEAD OR ALIVE5からはレースのリボンへ変更。その上さらに、ストレートロングやロイヤル三つ編み、DEAD OR ALIVE XTREME VENUS VACATIONではハーフアップテールなど、任意でヘアスタイルを変えられる仕様になった。
DOA5ではエレナ側からM.I.S.T.へのスパイとして潜入しているリサ・ハミルトンに対し、DOAXで最初アプローチされた時に「あら、どなたかしら?」と返しているのだが、後に発売されたDOADで、DOAXの前の時間軸(DOA2とDOA3の間位くらい)のドラマとしてラボを覗こうとした際、白衣姿のリサに拳銃を突きつけられ追い返されるシーンが描かれている為、後付けストーリーで矛盾が生じている(フツー自分に至近距離で拳銃突きつけてきた女を「あら、どなたかしら?」と忘れないだろ)。
矛盾と言えば、オペラホールでの銃撃事件のシーンにおいて、DOA2(後にXbox版としてリメイクされたDOA2Uも含め)の回想シーンでは母マリアはエレナを突き飛ばして庇っているが、DOA4の回想では娘を突き飛ばさず、娘の前に出るだけで庇っている為、ここにも矛盾が生じている(DOADには、どちらも収録されている)。
DOA4の時に1番多く劈掛拳使いとしての追加技が実装されたが、この時に元ネタ劈掛拳の套路「青龍拳・飛虎拳・太淑拳」をモチーフとした
「青龍・神槍双手(せいりゅう・しんそうそうしゅ、PP↓KP)」
「飛虎・掌後蹴腿(ひこ・しょうこうしゅうたい、PP←K)」
「太淑盤掌(たいしゅくばんしょう、←P↓P)」
…等の新技が実装され、DOA5では劈掛拳の象徴的な型「烏龍盤打(うりゅうばんだ)」に焦点を当てた新技が多数実装された。
DOA5LRまでのタッグモード(DOA6にはタッグモードが存在しない)で試合前・勝利時、双方からパートナーへ選手交代するタッグ協力技で固有の演出がある相手はクリスティ、ゲン・フー、レイファン、こころ、マリー・ローズだが、DOA5シリーズではゲン・フーとの試合前・勝利時の固有演出は削除されている(双方から相方へチェンジする固有タッグ協力技は、それまでのタイトル同様存在する)。
また、かすみとも試合前・勝利時の固有演出はないものの双方からの固有タッグ協力技が存在し、リュウ・ハヤブサともエレナ側からのみ固有タッグ協力技を発動出来るが、DOA5のストーリー上でPHASE-4をかすみと勘違いしていたからか、DOA5LRではPHASE-4とタッグを組んだ時もかすみと組んだ時と同様の固有タッグ協力技を発動出来る。
上記以外とタッグを組んだ時、相方から試合相手を受け取る際に放つ技は中段Pホールドの「転身盤又」。また、エレナから相方へチェンジする際のアクションは「バック転」「側転」「後退」の3つの内「側転」。
DOA6で試合前・勝利時に固有のセリフをかける相手はクリスティ、ザック、マリー・ローズ、ジャン・リー。ジャン・リーに対しては勝利時の「うるさい人ね」というセリフだけなのだが、このセリフはDOA2(DOA2U)、DOA3でもジャン・リーに勝利時に言っている歴史あるセリフである(余程ジャン・リーの「アチョー‼︎」が耳障りなのか、公式が何度も言わせたい程お気に入りなのか…)。
試合前・勝利時に他キャラクターからエレナに対してのみ言うセリフは…
「エレナさんかて、手加減しまへんよ(こころ、DOA6)」
「自慢の歌も聴けなかったわね(あやね、DOA2、DOA2U、DOA3、DOA6)」
「また舞踏会でお会いしましょう(レイファン、DOA2、DOA2U、DOA3)」
…など。
DOA6で、バースとティナが設立したプロレス新団体“THE MUSCLE”のスポンサーをDOATECが務める事を承諾し、リグを事業部長に任命している。
一人称が「わたくし」で統一されたのは、DEAD OR ALIVE4からである。それまでは「わたし」「あたし」の一人称を使っていた。
愛犬がいる事は、登場初期の頃からプロフィール欄の「趣味:愛犬の散歩」よりわかっていたが(DOA3のエンディングでは、エレナがイルカと戯れダイビングを楽しむ様に嫉妬するかのようにクルーザーから吠える飼い犬の姿が映っている)、DOA6のトリビアより猫も飼っている事が判明した。
カップ麺を食べた事はないが、知ってはいる(DOA6の「トリビア」の項目より)。
DOA4とDOADにおけるエンドロール付きの大エンディングムービー内で、父親の2番目の愛人アンネを射殺したと思しき、トレードマークのリボンと胸の膨らみからわかる黒いシルエットが映っている(現時点でフェイムの愛人は、ゴールディ、アンネ、マリアンヌ、イザベラの4名が故人となっている。DOA6のストーリーの終盤から予想出来るように、マリアンヌ(マリア)は今後蘇生されるのかもしれないが、ゴールディとイザベラに関してはDOA4の取扱説明書のキャラクター相関図で死亡扱いになっていただけで、現時点では公式からの詳細な描写、説明はない)。
フェイムの愛人達は、6人全員設定画(見る限り、マリアはボブカット、ゴールディは「モデルにして描いただろ!」と思ってしまうくらい、“某”姉妹のお姉さんの方に激似なのだが…)は公開されているが、ゲーム中に3Dモデルで登場しているのはアンネ、マリアンヌ(マリア)、美夜子(MIYAKO)の3名だけである。
美夜子は藤野とも子氏のボイスで京言葉を話す劇中内セリフがあり、マリアは娘を庇って撃たれた瞬間の悲鳴しか声を発した場面がないのだが、直後の娘の狼狽える声と同じ為、公式から正式なクレジットはないがマリアの悲鳴も小山裕香氏の演技と考えていいと思われる。
エレナモチーフのスロット台は、DOAXでは「趣味嗜好・エピソード」の欄で述べているようにイルカや貝や魚が描かれた「SEA PARADISE」、DOAX2とDOAPではペガサスやホワイトホールが描かれた「COSMIC DEVOTION」。どちらの台もマイナス役はないが、役が揃いづらい台である。
決めゼリフは概要欄にもあるように「あなたには関係ない」だが、DOAX2にて前作に続き最初のガイドを務めるリサのからかい…
「ここにね、ザックが宇宙基地を作るんだって。愛されてるのね、エレナ!」
「…あなたには関係ないわ。」
「『俺たちは永遠の宇宙の中で…星になって結婚するのさ…』って、あいつノロケてたわよ?」
「あなたには関係ない。」
「もう、とぼけちゃってー♪」
「あ・な・た・に・は・か・ん・け・い・な・いっ!」
…と3発返すシーンがあるのだが、このシーンDOAPでは
「ここにね。ザックが宇宙基地を作るんだって♪ 愛されてるのね、エレナ!」
「……あなたには関係ないわ。」
「『宇宙にエレナとの愛の巣をつくるんだ〜……』なんて、あいつノロケてたわよ?」
「おっしゃっていることの意味がわかりませんわ。」
「もう、とぼけちゃってー♪」
「すこしばかり冗談がすぎるようですわね…。」
…に変更されている。因みに「あなたには関係ない」というセリフ、書籍“DEAD OR ALIVE HISTORY —Team NINJA FREAKS—”のエレナ紹介ページにおける板垣伴信氏のコメントによると「設定としてはひとつだったが、エレナ役の小山裕香さんがいろんなレベルの演技をしてくれたところ、あまりに名演技だったんで、どのボイスも気に入ってしまい、急遽全部使うことにした」らしい。
2006年公開の実写映画「D.O.A」では、サラ・カーター(日本語吹き替え:愛河里花子)が演じた。
ゲーム内でマリー、たまき、クリスティ、バイマン、ザックが使っている「エレナ様」という呼び方が、ファンの間ではほぼ固有名詞として定着している(ゲーム内獲得称号にもあり、リグは「ダグラスの姉さん」という独特な呼び方をしている)。
板垣伴信氏曰く「エレナの劈掛拳は(製作に)非常に苦労した。劈掛拳として作って、確かに劈掛拳をなぞったキャラとして1度完成したが、使ってみたら気持ち良くなかったので、全部作り直した。DOAでは初めてとなる“構え”の概念を入れたキャラで、間違いなくDEAD OR ALIVE2時点では1番苦労したキャラクター。」との事。
漫画家の真島ヒロ氏は、DOAのキャラの中でエレナがお気に入りらしく、DEAD OR ALIVE5 LAST ROUNDでFAIRY TALEとのコラボコスチュームが配信された時、エレナ専用の“アクエリアス”がモチーフの衣装を自らデザインしている。
DOAX2、DOAP、DOA5で英語版ボイスを担当しているKaren Strassman(カレン・ストラスマン)も、20歳の頃にフランスへ留学経験がある事からフランス語を話す事ができ、エールフランスやユーロスターの機内アナウンス、ルーヴル美術館やオルセー美術館のオーディオツアーを務め、アメリカ合衆国の他にフランスにも市民権がある人物である。