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ACVIの編集履歴2024/06/20 09:51:18 版
編集者:gsbs
編集内容:「成る」「様に」といったカッツェ式珍妙漢字の修正。 人物・企業は各個別のページができているので記述を簡略化。独立傭兵や主役機も専用の記事があるのでリンク先のみを載せました。

ACVI

あーまーどこあしっくす

ゲーム『アーマード・コア』シリーズの16作目 『ARMORED CORE VI』の略称。フルタイトルは『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』(ファイアーズ・オブ・ルビコン)。

Feed the fire. Let the last cinders burn.

火を点けろ、燃え残った全てに

製品情報

タイトルARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コア シックス ファイアーズオブルビコン)
プラットフォームプレイステーション4プレイステーション5Xbox OneXbox Series XXbox Series SSteam(Windows)
購入形態パッケージ(PS4・PS5・Steam)/ダウンロード(全プラットフォーム)※
発売日2023年8月25日(全プラットフォーム)
開発株式会社フロム・ソフトウェア
ジャンルアクション
プレイヤー数1人(オフライン)、2~6人(オンライン)
レーティングCERO:C(15歳以上)

※PS4/PS5パッケージ版はディスク、Steamパッケージ版はプロダクトコードでの提供。

また、PS4版はPS5版への無償アップグレード(セーブデータ共用不可)、Xbox版はスマートデリバリー機能(セーブデータ共用)にそれぞれ対応。Xbox版のパッケージ版は国内では無く、海外版のみとなっている。

概要

2022年12月9日の「The Game Awards 2022」にて突如発表された、『アーマード・コア』シリーズの最新作。2023年8月25日発売。

ディレクターを務めるのは『DARK SOULS』シリーズに長年携わり、『SEKIRO』のリードプランナーを担当した山村勝氏。しかし、IGNのインタビューによれば、ソウルズボーンに近づけるという事はしていないとのこと。

ゲームシステムは従来のミッション選択制を取り、ストーリーモードは「シングルプレイだからこそ実現できる濃い体験」を重視すべくシングルプレイのみ、一方マルチプレイはオンラインでのアリーナ対戦(1vs1のシングル戦か3vs3のチーム戦、対戦者とは別に3人まで観戦も可能)のみとなっている。

8月25日の発売直後から、非常に高い評価と話題性で売り上げを重ねており、Steamでの最大同時接続数は15万人を突破しており、『SEKIRO』や『ダークソウル3』を抜く快挙となっている。

初週売上はPS4とPS5版のパッケージ合算が16万3,342本。PS4版パッケージが47,949本、PS5パッケージ版が11万5,393本。

その後、発売から約2ヶ月後の10月15日に行われたV.Ⅳラスティを演じた加瀬康之氏のAC6配信において、統括プロデューサー小倉康敬氏より全世界で280万本の売り上げを計上したという言を得たとのこと。それまでのシリーズ売り上げを大きく更新することとなった。

The Game Awards 2023」(2023年12月8日)ではベストアクションゲーム部門にノミネートされ、『Dead Island 2』『Ghostrunner 2』『Hi-Fi RUSH』『Remnant Ⅱ』といった他タイトルを抑えて受賞。10年ぶりの復活で“最高のアクションゲーム”の栄誉を勝ち取り、多くの傭兵から祝福の声が上がった。

ストーリー

恒星間航行によって宇宙への進出が一般化した未来、辺境星系に位置する「ISB2262 惑星ルビコン3」で謎の新物質コーラルが発見された。新たなエネルギー源として人類の技術や通信能力を飛躍的に向上させると期待されていたそれは、しかしある時、星系を巻き込む大災害「アイビスの火」を引き起こし、炎と嵐で飲み込まれたルビコン3と周囲の星々は「燃える星系」となり果てた。

災害によって宙域ごと汚染・封鎖されたルビコン3が、惑星封鎖機構による厳重な監視下におかれて半世紀。

ルビコン3で生き延びた人々が辛うじて命を繋ぐ中で、燃え尽きたはずのコーラルが再発見された事で、封鎖機構を欺いて進駐し、利権を求める強欲な惑星外企業と、ルビコン3に根ざした人々「ルビコニアン」の武装勢力「ルビコン解放戦線」との戦闘が散発するようになり、コーラルの管理・利権を巡る激しい戦いへと発展していく。

その最中、一人の密航者がACと共に、惑星上の座標グリッド135に密かに落着する…

今作の用語

コーラル

今作の根幹に関わる重要資源。基本的にはエネルギー源として使用されるが、麻薬や酒のような中毒性のある嗜好品としても使用されている他、ミールワームを肥育させるなどして食料生産も可能。更には情報を伝達する特性もある。

コーラルを動力として用いた兵器群は「C兵器」と呼ばれており、放たれるビームや爆炎が赤く発色する外見的特徴がある。強化人間の製造にも用いられ、第4世代を含む旧世代型は一定量のコーラル投与を含む処置を受けていた。

半世紀前に発生した星系規模の大災害「アイビスの火」を引き起こした元凶であり、同事件で燃え尽きたかに思われたが、ルビコン3で再び検出されるようになったために星外企業の進駐を招いた。

ドーザー(Doser)

一言で言えば汚いミグラント

Dozer」ではなく「(over)Doser」=キマりまくったヤク中共という意味で、構成員にコーラル中毒者が混じっているのも当たり前。

ミールワーム

かつて飼育されていたと思われるイモムシやカギムシ或いはクマムシの様な姿の生命体。

主要人物

C4-621

本作の主人公。「脳を焼かれた独立傭兵」。

旧世代型の強化人間であり、独立傭兵として多様な勢力に雇われる事になる。

強化手術の影響で感情が欠落しており、機体操縦に必要な機能以外は失われているとされる。

ハンドラー・ウォルター(CV:坂詰貴之

ある目的のために621を使役する老齢の人物。通信時に表示されるエンブレムは幾本ものリードを巻きつけた右手首。トレーラーでは彼のものと思しき杖を突いた人影が確認できる。

オペレーターとして621と話す様子からは、決して冷徹なだけではない様子が窺える。

エア(CV:ファイルーズあい

621を「レイヴン」と呼び、ナビゲートする女性。英語版でのスペルは「Ayre」。

“交信”と呼ぶある特殊な手段を介して621と接触する為、実在するのか、人間なのかすらはっきりしない謎めいた存在で、ウォルターには強化人間に起きがちな幻聴の一種と思われている。

企業勢力

アーキバス陣営

アーキバス・コーポレーション

惑星ルビコンから産出するエネルギー資源「コーラル」の掌握を目論み、進出を図る惑星外企業。「再教育施設」や「ファクトリー」など名前からしてヤバそうな施設も運営している。

シュナイダー

アーキバスの系列企業。空戦を得意とするパーツが多く、名前からドイツ系と思われる。

ストーリーを進めていくうちにある組織との繋がりが発覚する。

ヴェスパー

アーキバスが擁するAC部隊。隊員の詳細については項目を参照。

ベイラム陣営

ベイラム・インダストリー

惑星ルビコンから産出するエネルギー資源「コーラル」の掌握を目論み、進出を図る惑星外企業。

「物量による制圧」を社是としている。

大豊核心工業集団

ベイラムの同盟企業。「樹大枝細」をコンセプトとした重量級かつ重装甲のパーツを主とする。

名前から中国系と思われる。

レッドガン

ベイラムが擁するAC部隊。隊員の詳細については項目を参照。

ルビコン土着企業

エルカノ

ルビコンの地元企業で、鍛造を専門とする製鉄企業。名前からスペイン系と思われる。

ルビコン解放戦線のAC乗りでの採用率が高い。

BAWS(ベリウス・アプライド・ウェポン・システムズ)

ルビコンのベリウス地方に位置する地元企業。保身の為か顧客を選ばず解放戦線や惑星外企業共に兵器を販売する方針。

惑星封鎖以降は外部からの技術の流入がなかったために、星外企業のアーキバスやベイラムとは大きな技術格差が生じている。

その他の星外企業

ファーロン・ダイナミクス

ミサイルやAC用のブースターを開発している企業。

FCS(火器管制コンピュータ)も製造しており、初期は中距離向けのバランス型だったが、ミサイル愛に覚醒して以降はとにかくミサイル性能に特化したラインナップになっている。

タキガワ・ハーモニクス

パルスガンやパルスバックラーと言ったパルス技術を用いた装備を開発。

パルス技術のリーディングカンパニーの様で、パルスを使った兵器はほぼここが製造元。

VCPL(ヴァイス・アンド・コーエン・プラズマ・ラボラトリー)

主にプラズマライフル、プラズマミサイルなどのプラズマ兵器を開発しているが、レーザーブレードなども製造している企業。

メリニット

名前からフランス系と思われる、炸薬の業界リーディングカンパニー。

火薬の組成から自社で組み上げる拘りの花火師集団である。

非企業勢力

ルビコン解放戦線

創作における「〇〇解放戦線」のご多分に漏れず過激で思想的な台詞が飛び出してくる、ルビコン3の土着勢力からなる組織。『RLF』(Rubicon Liberation Front)の略称が用いられることも。

独立傭兵

様々な目的でルビコン3に密航し、いずれの勢力にも属さない傭兵達。

詳細については項目を参照。

ドーザー

RaD(Recycle and Development)

ドーザー最大手の一派で、作業用や探査用など主に非戦闘用ACのパーツを多く製造している。

主人公機ハウンズの機体にもパーツが組み込まれており、星外にも有る程度の量が流通していると思しき描写がある。

ジャンカー・コヨーテス

ドーザー最大勢力。ただし大半はRaDから闇市場に流れた(あるいは盗み出した)MT等を戦力としている。

惑星封鎖機構

未だにコーラルが多数残るルビコン3を封鎖・隔離する為の軍事組織。

ルビコン調査技研

かつてルビコン3に存在していた技術者集団。

コーラルに関する研究を行っていたが、「アイビスの火」の発生とともに壊滅している。

オールマインド

特定の勢力に与せず、独立傭兵を支援するシステム。

本作の要素

  • 状態異常「スタッガー」と「衝撃力」の概念。攻撃によるダメージと同時に、相手の姿勢制御システム(ACS=attitude control system)に負荷をかける衝撃力が蓄積され、ACS負荷が限界に達する事で行動不能となるスタッガー状態となり、短時間だがこの間は全ての攻撃が直撃判定となる。実弾系武器は衝撃力が比較的高く、特に榴弾系は極めて高い。
    • レーザー等のEN系武器は衝撃力が低い傾向にある反面、スタッガーなしでもダメージが高めという武器も存在し、スタッガーを無視して直接耐久力を削り取る構成もある。
    • 直撃補正による火力の上昇率は武器によって異なり、通常時と大差ない武器もあれば、2倍~2.5倍にまで威力の増す武器も存在する。
    • 当初は重い機体程スタッガーが発生しづらかった為、軽量機体が(一部スピード狂以外からは)少々軽視されていたがアップデートによって軽い機体ほど直ぐ復帰し、重いと復帰に時間が掛かるようになり、場合によってはその一瞬の差で生死を分ける事もあるので、今まで以上に重量に気を配る必要が出てきた。
  • 自機のスピードは『4』系と『V』系の中間と例えられる。戦闘距離は過去作よりも近めでアクションが多様なのでスピード感は高い。
  • 「ターゲットアシスト」、要は固定ロックが可能となり、一定の距離内で遮蔽がなければ敵機の速度や動きによらず自動で捕捉してくれる。複雑な機体操作と視点操作を同時にこなさなければならず“操作難易度SS”と評されてきた歴代『AC』シリーズから見ると、かなり取っ付き易くなっている。
    • 同時に、過去作まで重要だった“機体による旋回速度の差”はなくなり、ロックオンの距離もパーツによらず一定となった。操作の簡略化に伴ってイレギュラーと一般傭兵との腕の差は縮まったともとれるが、AC同士では至近距離での苛烈な攻撃の応酬となるので、一瞬の判断力と反射神経が求められるだろう。
    • ただし、ターゲットアシストをオンした状態ではFCS(火器管制)に負荷が掛かり、二次ロックまでの時間がかかる等のデメリットがある。特に中・遠距離での射撃戦になるとその差が顕著。アセンと戦法に寄って使い分けが求められる。
  • ミッションでの標準装備となる「リペアキット」を使用する事で最大3回までAP(=HP)回復が可能になった。スタッガーによる硬直中や攻撃時以外であればいつでも使用可能で、使用時のリスクやコストもない。気にせず使おう。ただし、敵ACもリペアキットを使用するので注意。
    • 過去作では長時間ミッション中の区切りにAPや弾薬を補給できる場面は稀にあったが、“回復”というシステムは本作にて初登場。その分、敵の攻撃は殺意が高めで、総合的な難易度がヌルくなっている訳ではない。
  • 標的から離れ過ぎていたり、硬い相手に爆発を伴わない弾を打ち込むと弾が跳ねて威力が下がる「跳弾システム」が実装されており、十分な有効射程を見極める必要がある。
    • 爆破武器は弾速もリロードも遅く、四脚・タンク以外の脚部では発射時には自機の足が止まるという欠点があるが、それでも重宝される。どの武器でも有効な距離は意識していきたい。
    • 爆破武器による爆撃構成、ミサイル中心の構成、リニアライフル等の跳弾の影響が低い火器を中心とした遠距離構成も一定の存在感を発揮している。
  • 各武器には射撃反動が設定されており、連射による反動の蓄積量に応じて腕武器の命中精度が低下していく。時間経過で精度が回復する他、反動が回復量を下回っていれば撃ち続けても問題はない。
    • サイト中央のクロスヘアの開き具合でおおよその判断は可能。
    • ちなみに射撃適性は照準追従=単発の精度、反動制御はそのまま連射の精度である。リニアライフル等のセミオート武器を持っているのに反動制御の高いアームを持っていてもあまり意味はないし、射撃適性が高くともガトリングなんぞ担いでしまえば弾がバラけてしまう。使う武器に応じたステータスのパーツを使用する様にしよう(ダブルトリガーの場合は単発でも反動がキツく成るので両方のバランスが重要になる)。
  • レーザーランスやチェーンソー等の近接武器が追加。今作の近接武器は全て通常の攻撃と別にボタン長押しでのチャージ攻撃が用意されている。
    • 射撃武器のチャージも幾つか採用されており、前作の様にレーザーライフルの威力を上昇させると言った使い方の他にも、実弾ライフルで高速なバースト射撃に変化させたり、レールガンの威力や弾速を大幅強化したりと攻撃方法の選択肢が増えた。
  • 「マガジン」リロード要素が復活しており、幾つかの射撃武器ではマガジン内の弾薬を撃ち切るとリロードタイムが発生する。任意のタイミングでのマガジン交換も可能。マガジンを振り落とすモーションはあるが装着のモーションはほぼ省略されている。
    • 手動でのリロードも復活しているが、これがスタッガー重視な実弾系武器を使う上では非常に重要。スタッガーを取ったと同時にリロードに成っては目も当てられないので遮蔽に隠れている等で牽制でも撃たない状況なら、手動リロードで弾倉を満タンにしておく等タイミングを見極め調整する必要がある。
  • 武器のオーバーヒート要素もあり、全ての近接武器は攻撃モーションを発生させると空振りや連撃回数に関係なく数秒のクールタイムが発生する。幾つかの射撃武器も連射を続け過ぎたりチャージショットを使用したりするとオーバーヒートゲージが溜まっていき、終いには銃身を冷やすクールタイムが発生するので、このゲージの管理にも気を配る必要がある。
  • アリーナを攻略すると手に入るポイントで「OSカスタム」を行ない、スペック上昇やキック等のアクションをアンロックできる。
    • スキルポイント制だがアリーナを進め切ればフルオープンできる上、多少の金銭は必要だが何度でも振り直せる為、よく使う機能や今必要な機能を優先して解放して都度カスタムすると良い、まず開けるべきなのは「コア拡張」のどれか一つと「ブーストキック」「重量制御」辺り
  • OSカスタムで「ブーストキック」を取得すると、アサルトブーストから蹴りを入れられる様になり、非常に威力と衝撃力に優れる為、中級者以上になると積極的に使用される。脚部や重量によって威力やモーションが変動し、機体が重いほど高威力となる。前作『ACV』でも「ブーストチャージ」というキック攻撃はあったが、モーションは一新されている。
  • 「コア拡張機能」の追加。トレーラーで使われていたアサルトアーマーはこの一種。全周囲の攻撃を防いでいたのはパルスアーマーで、設置型で長持ちするパルスプロテクションと、一度だけAP1で二秒確実に耐えるターミナルアーマーがある。このいずれか1つを搭載でき、対戦プレイでも使用可能。上記OSカスタムでパーツを入手できる。一切の負荷が無いので載せ得。
  • 近接武器が大幅に使いやすくなった。過去作での変態アセンの代名詞とも言える“ブレードオンリー”も(過去作と比べれば)多少は実用的になった。
    • 近接武器は左手にしか搭載できないが、左肩に予備を携行し交互に持ち変える“疑似二刀流”は可能。またENシールド系も左肩限定と部位限定のパーツが直近作品よりも多い。
  • 脚部特有のアクションの追加。タンクならドリフトターン、四脚なら空中ホバリング移動が使え、逆関節はジャンプやクイックブーストの瞬発力が強化される。
    • 特有のアクションだけでなく、素直な挙動の二脚に比べ逆脚はQBで自動的に高度を上げてしまったり等、同じ動作でも操作感がかなり変わるのが本作の特徴。なんなら同じ二脚でも種類に寄って跳躍性能などの操作感が変わってくるので良く吟味したい。
  • 「アサルトブースト」。過去作のオーバードブーストに当たる概念だが、本作ではスタッガー状態の相手との間合いを詰める等の強襲性能を重視したものだという。クールタイムやタメ動作はほぼ無いのでエネルギーの限りガンガン使っていける。今作は機体上昇時の消費エネルギーが極端に大きい為、普通に飛行するよりも上に向けてアサルトブーストを使った方が圧倒的に低燃費で高度を稼げる。
    • オーバードブーストやグライドブーストとの最大の違いはカメラ方向にしか進めない点。相手を視界に収めながらアサルトブーストで後退する事は出来ない。逃げる為に使うには相手に背を向ける必要があり、攻め有利の調整に成っている。
  • 「フォトモード」の実装。細部まで作り込まれたパーツ群を選び抜き組み合わせペイントし魂を込めた愛機を魅せる事ができる機能が遂に実装された。ハンガーだけでなくテスト場でもアリーナでもストーリー中でも時を止め、かなり自由にカメラを動かせる。F値や露出、ブラーも調節でき本格的な編集が可能。

TIPS

  • 副題の【rubicon】とは、イタリアのルビコン川のことであり、あのユリウス・カエサル「賽は投げられた(ālea jacta est)」と発し、政敵の罠によって逆賊の汚名を着せられながらも政変を達成した故事で知られる。
    • ルビコン川はローマ領と属州であるガリア地方との境界線にあたり、ここに軍を率いて川を渡ることは反逆行為とみなされた。転じて、欧米では「帰還不能境界線」「後戻りのできない選択」を意味し、差し迫った選択を強いられることを「ルビコン川を渡る(cross the rubicon)」という。
  • 本作においてルビコン(rubicon)は、コーラルに並ぶ作品のキーワードとも言える言葉であり、副題に採用されるのみならず、舞台となる惑星の名前ルビコン3は恐らくルビコン川をもじった名前であり、エンディングルートの一つは上述の故事から名前が取られた「賽は投げられた」である。

発売前の反響

2013年に発売されたACVDの発売から実に9年という長い月日を経て発売が発表。これを知った多くの歴戦のレイヴンリンクスミグラント闘争心を湧き立たせた。その一方で、散々「新作はまだか」と当て擦られていた中で一切のリークなく発表された事からSNSでは(いまさら新作など信じられないという意味で)「集団幻覚」がトレンド入りする事態に発展した。

また、X(旧Twitter)上では、前作から10年後の8月に発売という状況から、夏を代表する名曲『secret base』になぞらえる者も出現した。

情報が公開されるにつれて概要で挙げられたインタビューとは異なりソウルライクは強めではないかと言われる様になっており(実際に発売されてみると特にボス戦においてはソウルライクな死にゲーの一面もあった)

敵を自分で画面に捉え続ける必要があった従来とは違い自動で画面内に捉えてくれるターゲットアシストや道中で回復ができるリペアキット、旧作では一般的と言えるアセンを考え直す必要があるシステム等、旧作と大きく変わったシステムは一部の古参プレイヤーから戸惑いの声も上がった。

2023年7月26日には、YouTubeを始めとする動画閲覧サイト、SNS等で本作の紹介を行う各メディアによる先行プレイ動画が公開された。

そこでは、各メディアの中から選ばれた記者たちによって、序盤のステージから、最初の壁となるボス・ジャガーノートに挑むまでの姿が録画されていたが、初めて『アーマード・コア』に触れたであろう記者も散見される中、明らかに動きの違うレイヴンの姿もあった。特に、鮮やかな赤色の機体を操る「Vジャンプ」記者は、歴戦のレイヴンも唸る熟れた操縦で多くのファンを騒がせた(シリーズの要点を押さえた的確な解説も評価を得ている)。

しかし、そんな歴戦の猛者をしても、初見での壁越えを達成できた者は僅かに2名という有様だったという。

そうして、ますます本作への期待が高まる中、8月25日の発売に先がけた7月29日から8月20日の日程で、全国の大型ゲーム取扱店(大阪、東京、名古屋、広島、札幌、博多、横浜、仙台)にて、一般人が体験することのできる制限時間つきでの試遊イベントが開かれる事になった。

体験版配布ではなく、あくまでも実店舗に並んでの参加型イベントとして開催されたこの試遊イベント、主催したフロム側はそこまで参加人数も伸びないだろうと踏んでいたようだが、そこには炎天下の中でも長蛇の列を成して壁越えを果たそうとするレイヴンの群れがあった。

三桁に及ぶ歴戦の傭兵たちは、壁越えを果たした猛者達を讃え、異名と共にその戦いぶりを伝え広めていった。

ネットで有名になった主な異名についてはこちら

二次創作

10年ぶりの新作と前評判もあってか、発売から2週間ほどの時点で様々なネットミームや二次創作が作られる程の人気ぶりに、寧ろ古参傭兵ほど呆然とする事態が起こっている。

詳細な内容についてはACVIの二次創作一覧を参照のこと。

余談

  • 発売日の2023年8月25日にはSNSであるX(旧Twitter)上で「チュートリアルのヘリ」「アサルトブースト」等の関連ワードがトレンド入り。
  • 驚くべきヒットを出したエルデンリングのGOTY受賞式中、その場で公開した本作はその劇的な発表とACはニッチの奥の方という共通認識も相まって「フロムは仕事のエルデンで稼いだ金で本命(趣味)のACを作った」とよく冗談半分で言われる。勿論冗談…と思いきや公式の人間が「作りたいから作った」と発言したり時期的にエルデンリングはあり得ないがソウルシリーズ等の売上は使われているだろうという事で、冗談半分、本当も半分…あるのかもしれない。
  • 作中楽曲を手掛けた星野氏曰くオールドSFをイメージしたとの事。

設定やストーリーも、過去作以上に壮大なSF物方面のテイストが特徴。

関連動画

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『アーマード・コア6』発表に沸くTGA2022会場の反応【2022.12】

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(ナレーション:園崎未恵

Live-Action Trailer feat. Karl Urban — "Let's Get to Work”【2023.8】

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アーマード・コア

コトブキヤ:コトブキヤが展開するアーマードコアのプラモデルシリーズ、『アーマード・コア ヴァリアブルインフィニティ(AC V.I.)』は(機種依存文字を使用しない)6の略称と同じくACVIで表記されることもある。

カール・アーバン:CM出演俳優

SEKIRO:常に画面中央に敵が収まる強力なエイムアシストや体幹を削って一撃を入れる戦闘が基本となる事からメカ版SEKIROと評される事もある。

ACVIの編集履歴2024/06/20 09:51:18 版
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編集内容:「成る」「様に」といったカッツェ式珍妙漢字の修正。 人物・企業は各個別のページができているので記述を簡略化。独立傭兵や主役機も専用の記事があるのでリンク先のみを載せました。
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