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「ロックオン・ストラトス、目標を狙い撃つッ!

「兄さんのこと、責められねぇな。

 コイツだけは、許せねぇ!!」

プロフィール

生年月日2283年3月3日
年齢ニール:24歳(1st season) ライル:29歳(2nd season)→31歳(劇場版)
身長ニール:185cm ライル:186cm
体重ニール:67kg ライル:68kg
血液型O型
好物ニール:じゃがいも ライル:アイリッシュウイスキー煙草
趣味ニール:読書 ライル:喫煙
パーソナルカラーグリーン
CV三木眞一郎
舞台版キャスト伊万里有(ニール・ディランディ)

概要

意味は「成層圏まで狙い撃つ」。彼らの口癖も「狙い撃つ」。

ニール・ディランディ

通称初代ロックオン。

搭乗機体はガンダムデュナメスアイルランドダブリン出身。

2代目であるライル・ディランディ双子の兄でもある。

幼い頃に両親と妹のエイミーをKPSA(反政府ゲリラ)の自爆テロで失っており、テロリストに対して強い憎しみを抱いている。その為、過去にKPSAに所属していた刹那に銃口を向けることすらあった。

それ故に、かつてKPSAを指揮した張本人であるアリー・アル・サーシェスは家族の仇とも言える人物であり彼と交戦した際には「貴様は戦いを産み出す権化だ!!」と激昂している。

普段は飄々として面倒見が良く、社交的で他者を大事にする思いやりのある好漢である。

因みに学生時代は射的大会で優勝した事もある狙撃の名手で有り、作中でも利き目の右目を負傷した時を除いて狙撃を外したのは、グラハムとの遭遇戦の時だけである。

作中では機体の特性もあってサポート役に回る事も少なくはなく、時として他のマイスターの尻拭いなど損な役回りを押し付けられる事が多いが、当時の近接と投擲以外はからっきしの刹那、もう1つの人格ハレルヤにならないと実力を発揮できないアレルヤ、ヴェーダのバックアップありきなティエリアと比べるとパイロットとしての能力は頭一つ抜けていた。

余談だが、兄貴肌であるイメージからは少し遠く「料理は作ってもらうタイプ」である為、刹那、アレルヤよりは料理の腕は良くないらしい。しかし、あくまで刹那とアレルヤよりは作らないというだけであり、一般的には得意な部類に入る。

来歴

テロ後のCB加入前では裏稼業に従事していた。

精神的に幼かった他のトレミーのクルー、特に刹那やティエリアの兄貴分として大きな影響を与える。

国連軍のフォーリン・エンジェルス作戦で家族の仇であるアリー・アル・サーシェスと相対するが、利き目が使えない事もあってガンダムスローネツヴァイの猛攻に苦戦し、デュナメスは大破。機体とGNドライヴをハロに託し、自らはバラバラになったGNアームズのGNキャノンで最後の狙撃を敢行。スローネツヴァイを撃墜に追い込むが、直前に勘付いたサーシェスが放ったビームがキャノンに命中。結果的に相討ちに成り、爆発に巻き込まれて戦死した。25歳没。

「よう、お前ら……満足か?

 こんな世界で…………俺は………イヤだね…………」

デュナメスが帰還し全員無事であると喜ぶプトレマイオスクルー達だったがコックピットには主の名をひたすらにつぶやくハロの姿だけ…彼の死を察したクルー達は悲しみに暮れることになる…

  • 救出にあと一歩間に合わなかった刹那は絶叫
  • アレルヤは「そんな…」と唖然、ティエリアは「嘘だ…!」と涙を流す
  • ロックオンに想いを寄せていたフェルトもブリッジで泣き崩れる

と、ニールの死は、直後の戦闘で戦死したリヒティクリス(轟沈したプトレマイオスの爆発に巻き込まれて命を落とした)の件も相まってクルー達の結束をより強めることになる。

以降は回想や刹那の夢の中に登場。

劇場版では、ELSの脳量子波で昏睡状態に陥った刹那を励ます為に、刹那の夢の中で登場。

励ましの中でも共通した言葉が「変われ刹那。変われなかった俺の代わりに。」と、最後まで憎しみや復讐といった負の感情から決別出来なかった自分の代わりに、刹那に負の感情から決別してほしいというものだった。

小説版では、死亡する直前救出に向かってきていた刹那に対してこの言葉を投げかけていた。

なおこの言葉は、ブレイクピラー事件直後にプトレマイオス2船内で催されたパーティーの場において、ニールを想っていたフェルト(彼女もニールたちの死によるショックは大きく、敵であったマリーに初めて会った際にはその件で蟠りをぶつけてしまうほどだった)にも伝えられた。

余談だが、女性ファンの多くが彼の死を受け入れられなかった為か、スペシャルエディションⅠでは爆発に巻き込まれ、絶望的な表情を浮かべた彼の遺体が宇宙を漂うと言う悲惨かつ明確な死亡シーンが追加されている。(明らかに死亡確定だったのに大人の事情で生存していた事に成ったこの人とはある意味対照的)。

ライル・ディランディ

2代目ロックオン。搭乗機体はケルディムガンダムで兄と同じアイルランドダブリン出身。

初代ロックオンであるニール・ディランディの双子の弟であり、容姿も兄と瓜二つ。

その為、何度も兄と間違われた際にはその反応に「飽きた」と漏らしている。

少年時代は寄宿学校に通っていたため、故郷から離れていたライルは自爆テロを免れている。

兄のニール並みに性格は良いが、彼と比べて精神面で未熟なところもある。ELSとの決戦後に刹那が連れて来た後任マイスターにはアレルヤと共に「ムチャクチャな人事だ」と突っ込んでいる。当初はガンダムマイスターの中で最も精神が未熟であったが、物語を通して大きく成長した。

また双子である事から兄弟で比べられることが多く、優秀だった兄にコンプレックスを抱いている様な台詞も幾つか見受けられる。

また、狙撃の適性も高いが、兄ほどではなく幾らか攻撃を外される場面がある。その一方で、GNピストルⅡを使った近接射撃では高い成績を残しており、重要な戦闘場面では主にこれによるインファイトを行い、多くの強敵と渡り合った。兄より操縦訓練期間も短かった事から、近中距離戦においては兄より適性があると思われる。その実力はサーシェスを早撃ち(それも自分は銃を下し、サーシェスは銃を構えて完全に照準を定めていたというハンディキャップ付き)で抹殺したほど。

当初から本名が明らかに成っていた事に加え、兄との区別の為かファンからはロックオンとあまり呼ばれず、また刹那からもニールとは明確に区別している為か本名で呼ばれる事が多い。

なあ、2nd Season放送の直前に発行されたガンダム関連の資料には、双子である事は記載されないで彼をロックオン・ストラトスと紹介していた(右目を負傷していない点に違和感を覚えた人は少なからずいそうだが)。

劇場版ではガンダムサバーニャに搭乗。火器管制の複雑さに対応するため、サポート役のハロが1体増えている。

来歴

実は1st Seasonの頃から登場しており、ソレスタルビーイングによる全世界への宣戦布告から間もない頃家族の墓参りに来ているのが確認できる他、兄ニールがGNアームズの爆発に巻き込まれる前「これからは……ライルの……生きる未来を……………」というセリフからも存在が仄めかされていた。なおその頃はファンから「ロックオフ」と言った仮称で呼ばれていた。

ただしこの頃は元々家族と疎遠だった生活を送っていた為か、またはキャラが固まりきっていなかった為か、先に墓標に添えられていたニールの花束を見て「あの人」と何処と無く他人行儀な反応を見せていた。

また勘違いされがちだが、上記の通り後から墓に来て驚いていたのがライルであり、それを木の陰から見ていたのがニールである

元々はAEUの商社に勤めながら反連邦組織カタロンの構成員「ジーン1」として活動しており(その為多少ながらモビルスーツでの戦闘経験もあった)、刹那によってソレスタルビーイングにスカウトされ、兄のコードネームを受け継いだ。

当初は裏でカタロンに情報を流すスパイだったが、その事はいつの間にか周知の事実と成っており、要所でカタロンとCBとの橋渡し的な役割を担った他、終盤ではそれを考慮した作戦も行われた。

アロウズとの戦いの最中でのアニュー・リターナーとの恋愛と離別、そしてサーシェスとの対峙などを経て兄・ニールの遺志を継ぎ、ガンダムマイスターとして生きる決意を固める。

「アニュー、お前のおかげで人と人とが分かり合える世界

 不可能じゃないって思えたんだ。

 だから、世界から疎まれても咎めを受けようとも俺は戦う!

 ソレスタルビーイングのガンダムマイスターとして」

アロウズとの戦いを経た後も変わらずCBとして小規模なテロ鎮圧の為に行動しており、劇場版冒頭では刹那と共に、コロニー建造現場を訪れていたマリナシーリンをコロニー公社側の襲撃から守っている。

ELSの襲来に対してはサバーニャを駆り出撃。火星圏における戦闘で刹那が意識不明と成った時には、ティエリアの救出行動で外されたダブルオーライザーのコックピットブロックを確保し、アレルヤと共に離脱して刹那を助けている。その後も、刹那が目を覚まして戻ってくる事を信じていた。

地球圏最終防衛ラインにおける最終決戦ではサバーニャの能力をフル活用して奮戦。機体は大破寸前に成ったものの、無事生き残っている。

外部作品における扱い

Gジェネレーションシリーズ

「ロックオンのバックアップに回る!」/「生きてくれ。生き抜いてくれ。ニール・ディランディ………!」 - 刹那・F・セイエイ

(血縁系)「確かにコイツぁ、ライル向けの機体だな………!」 - ニール・ディランディガンダムサバーニャに搭乗時

(血縁系)「ライル!用心深くいけよ!」/「お前は手が早いからなぁ………!」 - ニール・ディランディ

(血縁系)「ここで兄さんをやらせるかよ!」/「兄さん!借りは少しずつ返していくぜ!」 - ライル・ディランディ

「無人機相手に、容赦する必要ねぇよな!」 - ライル・ディランディ、対無人機

「次こそは、ニール・ディランディを守り抜く!」/「援護する!ロックオン・ストラトス!」 - ティエリア・アーデ(劇場版)

「私もサポートします。ロックオン………!」 - フェルト・グレイス(1st)、ニール支援時

「ライルと一緒なら、私も未来を………!」 - アニュー・リターナー、ライル支援時

「え!?ラ、ライルのお兄さん………!?」/「本当に愛しているのよ、ライル………!」 - アニュー・リターナーイノベイド)、対ディランディ兄弟

兄ニールは『WARS』に、弟ライルは『WORLD』に参戦。『OVERWORLD』からは劇場版ライルが登場する。

ここではディランディ兄弟の団結力が際立っており、特殊なセリフも存在する。

スーパーロボット大戦

第2次スーパーロボット大戦Z破界編で初参戦。1期からの参戦である為、兄であるニールが登場。

当然ステータスは射撃主体。愛機のデュナメスの能力と相俟って敵の射程外からバンバン狙い撃てる。エースボーナスの「射程1、及びMAP兵器を除く武装の射程+2」を取得すればもう止められない。

但し、主武装となるGNスナイパーライフルは移動後使用可能武器ではないので移動に不便をきたしてしまう。攻撃後移動可能となる「ヒット&アウェイ」は必須。

スパロボにおいても貧乏くじ体質は健在ではあるが、健在どころかむしろ強調されており、最序盤のCBルートではやはり貧乏くじとハロに言われるほか、ルート次第でCBの見習い隊員となった主人公のクロウに貧乏くじ役を押し付けようとしたり、同じ貧乏くじ役のデュオから同じ貧乏くじキャラの雰囲気を感じ取りニヤニヤしたりと散々ネタにされた。

また、スナイパー繋がりと言う事でマクロスFミハエル・ブランと親交があり、彼からはスナイパーとしての目標であるとも言われた。

さらに、シナリオ最終盤で死亡した際、クロウに「最後の最後まで貧乏くじ引きやがって!」とその早すぎる死を悔やまれた。

続く再世編では、002期の参戦に伴い弟のライルが参戦。運用方法は基本的に兄と同じ感覚。

原作通り刹那にスカウトされるが、これ以前に顔を隠した状態でカタロン仕様のイナクトに乗り登場しており、アロウズの攻撃からカタロンの同僚を救った際にティエリア達に驚かれると同時に、その高い狙撃技術からニールを思い起こさせていた。

やはりZEXISメンバーからニールと比較されるが、その中でクロウからは必要以上に比較されずにニールとは別人として接してもらうと同時に、貧乏くじ同盟に引きずり込まれる。

また、前述した通り先代ロックオンを尊敬していたミシェルからは、ただ「双子の弟だから」という理由で兄の名を継いだ事から当初は敵視されていたが、後に和解している。

フラグを満たすと恋人のアニューを救う事ができるが、その際に刹那がコクピットギリギリを外す形で機体の動きを止めるよう狙い撃つという離れ業をやってのける。

刹那は「狙撃のコツはあの男に教わった」と発言しているが、その男とは言うまでもなくニールの事である。兄は死して尚、弟の心を救ったのであった。

第3次Zでは兄と同じスナイパーであるクルツとの絡みが、エースパイロットのお祝いではアニューが生存して木星圏にいる事が判明。

また、某作品某キャラとは物語開始前に交戦歴があったらしく一方的に因縁を付けられたが、その相手が兄であるにもかかわらず弟にふっかけた。

が、その事を聞かされると大人しく引き、その兄の事で酒を酌み交わす約束を交わした。

言わなくても分かるだろうが、スパロボお得意の中の人ネタである。

ガンダムVS.シリーズ

両者とも機動戦士ガンダム EXTREME VS.でケルディムはコスト2500、デュナメスはコスト2000でそれぞれ初参戦。但し、ニールは家庭版からの参戦となっている。

原作の事情が事情なだけにディランディ兄弟が揃うという事はなかったが、この作品で初めて兄弟が揃い、二人の明確な絡みが見られる。

また、家庭版の新要素であるトライアルミッションでは、ニールとライルが敵として一緒に出現するミッションがあり、2人であの決め台詞を言う。ミッション名はズバリ、「狙い撃つぜ!」。

EXTREME VS. MAXI BOOSTでは、ライルがガンダムサバーニャで参戦。コストは3000。主役機やライバル機及びラスボス機以外の機体がコスト3000で参戦するのはこれが初めて。

関連タグ

貧乏くじ同盟

クロウ・ブルースト デュオ・マックスウェル 青山圭一郎(青山は中の人も同じ)

関連リンク

Neoapo

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