あらすじ
史実とは似て異なる戦国時代…天下分け目の大戦『関ヶ原の戦い』で、長きに渡る因縁に決着をつけようとしていた東軍総大将 徳川家康と西軍総大将 石田三成は謎の光に吸い込まれて異世界ミッドチルダに飛ばされてしまう。
そこで家康は高町なのは、スバル・ナカジマをはじめとする機動六課の面々と出会い、共に戦う事で揺るがぬ絆を作って行く。
一方、三成が出会った悪の科学者 ジェイル・スカリエッティと三成の腹心 大谷吉継、そして石田軍と行動を共にする謎多き妖艶な女 皎月院は、戦国時代から飛ばされてきた西軍武将達そしてナンバーズと結託し、家康の抹殺を兼ねた壮大な陰謀を画策していた……
そして、伊達政宗、真田幸村といったおなじみの武将達も集まり、天下分け目の大戦は関ヶ原からミッドチルダへと舞台を変え、戦国の猛将と若き魔導士達が空に!海に!陸に! 宿命の戦いへと臨んでいく!!
参戦済みの版権キャラ達の所属陣営
※詳しくは戦国BASARA、及び魔法少女リリカルなのはStrikerSとそれぞれの登場人物、及びリリカルBASARA StS 登場人物紹介を参照。
東軍or機動六課
主人公及びメインヒロイン格
真田幸村(今作では東軍側につく)
その他主要人物
猿飛佐助(幸村と同様、今作では東軍側につく)
西軍orナンバーズ
雑賀孫市(今作では西軍側につく)
※今後も随時加筆予定
オリジナルキャラクター
『リリカルBASARA StrikerS -The Cross Party-』には様々なオリジナル武将や魔導師のキャラクターが登場する。ここではその一部のキャラの設定を紹介していく。
※詳しくはリリカルBASARA StS 登場人物紹介(オリキャラ編)を参照。
東軍側
榊原康政
イメージCV 鈴村健一
肩書『軟脳黒鬼』
属性 雷
武器 万能絡繰駆動剣『黒狼』
一人称「僕」
趣味 発明・イタズラ
- 徳川軍発足当初から家康と固い絆で結ばれた3人の勇将『徳川三勇星』の一人。徳川軍一優秀な工作員で徳川工学部隊隊長。発明が趣味であり、常日頃から暇さえあれば創作カラクリ兵器の開発に凝っており、自称「東国一の天才発明家」を豪語するメカマニア。無邪気でイタズラ好きな性格で基本的に誰に対しても友好的で、特に家康とは公私関係なく「いっちゃん」と呼ぶ程の無二の親友である。家康以外にも親しい武将達(例 風魔小太郎を「コタちゃん」と呼ぶ等)全員にあだ名をつけて呼ぶなどフレンドリーかつ、表裏のない性格。
伊達成実
イメージCV 下野紘
肩書『天真雷撃』
属性 雷
武器 無柄刀『雷蛇』
一人称「俺」
趣味 暴食
- 政宗の腹違いの弟。伊達軍の中では政宗、小十郎と比べて戦場に出る機会は少ないものの、自他共に認める小十郎に次ぐNo3的存在である。非常に明るく、曲がったことを嫌う真っ直ぐな性格であり、政宗に対する忠誠心は匂いだけで居場所を把握するなど忠犬ともいえるような特殊技能を起こす程だが、当の政宗からは『ブラザーコンプレックス』と若干ウザがられてもいる。しかし、血は繋がらずとも唯一の肉親という事だけあって兄弟内の絆はとても深い。ゲテモノ喰らいの悪食家であり、大抵のものなら食べても抵抗は無く、虫やザビッシュ(原作のBASARAにも登場したザビーの顔のある野菜)、挙句に泥や雑草など人間では食べられないものから毒物までも平然と食べきってしまうなど、雑食この上ない悪食ぶりを見せる上、誰もが不味いと称し拒絶反応を示すシャマルの料理を「美味すぎる」「この上無い美味」と絶賛する病的なまでに味音痴。
福島正則
イメージCV 杉田智和
肩書『富身猛撃』
属性 炎
武器 種子島刀(日本刀と火縄銃を組み合わせた独自の刀)『斬筒(きりつつ)』&その他各種砲筒
一人称「俺」
趣味 砲筒の整備
- 作中オリジナルである豊臣軍の中でも特に名だたる手練な武将 5人によって構成される幹部組織『豊臣五刑衆』の先代第四席で、現在は徳川軍の客将。火縄を仕込んだ種子島刀と呼ばれる特殊な刀を振るう他、片マントで覆い隠している左半身に忍ばせた数々の兵器(砲筒、火炎砲筒、爆炎筒(ダイナマイト)、鋼糸(ワイヤー)、回転式機関砲(ガトリング砲))を使いこなした遠近両用の戦法を駆使する。少々皮肉屋で事なかれ主義な一面もあるが面倒見が良く、筋が通っていない事を嫌う正義漢。その為、徳川軍の中では良き兄貴分として慕われている。加藤清正とは少年期から死線を共に超えてきた親友同士であり現在でも行動を共にする事が多く、清正のセクハラ的言動を抑えたり窘めるのは大抵は彼の役目。また、かつては石田三成とも親しかったが、現在は相棒である清正共々袂を分かってしまっている。
加藤清正
イメージ声優 神奈延年
肩書『勇撃一走』
属性 風
武器 短刀槍(六尺棒に脇差を取り付けた即席の槍。平時は六尺棒と脇差に分けて持ち運ぶ)
一人称「俺様」
趣味 春画集め、覗き、ナンパ
- 『豊臣五刑衆』の先代第五席で、現在は徳川軍の客将。正則同様、豊臣の元幹部であるが、その言動はスケベそのものであり、覗き、下着泥棒、セクハラの常習犯であり、腰には今まで盗んできた女性用下着を束ねて作った特製の回しを巻いているなど、己の性欲の赴くままに生きているまさに女の敵である。女性に対する口説き方は壊滅的。一方で「女を泣かせる事」を何よりも嫌い惚れた女性にはとことん尽くす義理堅い一面もある他、一度戦闘になると抜群の看破能力と判断力を兼ねそろえた名将ぶりを見せる。
西軍側
皎月院
イメージCV 井上喜久子
肩書『夜狂蛮姫』
属性 闇
武器 番傘・呪符・杖
一人称「わちき」
趣味 花札占い
- 三成に付き従う石田軍の女呪術師。花魁のような格好をして、片目は常に充血しているというなんとも不気味な雰囲気を漂わせる妖艶な女。番傘や呪符、禍々しいデザインの杖を使った不気味な呪術で敵の精神を蹂躙しながら攻撃する。本質的には冷酷かつ独善的であるが、物腰が柔らかい為に、処世術を応用した情報戦等にも長けており、口先だけで怒り狂う三成を宥めたり、手玉に取るほどのしたたかさを見せる。魔導師に対しては憎悪とも見て取れる多大な嫌悪感を抱く等、謎の多いキャラ。
霧隠才蔵
イメージCV 寺島拓篤
肩書『紅天跳駆』
属性 光
武器 暗殺用トンファー『掌槍』、針子、手裏剣
一人称「拙者」(幸村の前では「私」)
趣味 日光浴
- 佐助の弟弟子にして、真田忍隊の副長。佐助とは正反対に性格は生真面目で、一度受けた恩義には必ず報いようとする努力家だが、それ故に一本気で融通が利かない。過去に織田軍との戦いの中で故郷と恩師を失い、それ以降力に執着する傾向が強くなり、それを危惧した幸村や佐助と対立し、やがて武田と石田の同盟の象徴として石田軍に出向する事となるが、次第に自分の力を認めてくれる石田へと心が移り、幸村、佐助の東軍寝返りをきっかけに彼らと袂を分かつ。
後藤又兵衛
イメージCV 高木渉
肩書『我高周低』
属性 風
武器 三日月刃の長槍『三日月刈』
一人称「俺様」
趣味 博打
- 西軍からの尖兵にして作中で最初に家康達と戦うオリジナル武将。功名心と自己顕示欲が非常に高く自分が手柄や名誉を得るためには手段を選ばない自己中心的な性格だが、頭を使う事は苦手でノリのいい間抜けな一面もあり、三成などの自分より位、実力共に上な人間には媚び諂い、逆に格下とみた人間には勝気で尊大かつ傲慢な態度をとるなど本質的には小者である。かつては黒田官兵衛の家臣であったが、内心では官兵衛を頭からバカにしており、彼を陥れるべく秀吉存命時に、彼の密かな天下への野望を三成に密告。思惑通り官兵衛は追放され、自身は秀吉の軍下へと入った。つまり作中独自の設定であるが官兵衛が九州に追われる直接の原因となった人物。最近では読者や劇中の人物達からも『小物』として認識されている模様(笑)
なお、2014年発売予定のシリーズ最新作『戦国BASARA4』に本当に後藤又兵衛が登場するが、言うまでもないがこちらの又兵衛とは別人(あちらのCVは三木眞一郎である)。
小西行長
イメージCV 緑川光
肩書『蛇心卑行』
属性 雷
武器 鞭剣(全体に刃の付いた特殊な鞭)×2
一人称「私」
趣味 拷問
- 『豊臣五刑衆』の現第三席に属する小西軍の将。類稀なる美丈夫だが、それとは裏腹にかなりのサディストで、一度弱者と認識した人間に対しては徹底的に見下した態度をとり、殺戮や拷問をゲーム感覚で楽しむ残忍かつ慇懃無礼な性格で、毒蛇の如く凶悪かつ狡猾な男。作中におけるザビーが日の本から帰国した原因を作った人物(ザビー教を騙し討ちで財産を根こそぎ奪った)。実力はヴィータを圧倒し、佐助、ザフィーラ(人間形態)をも退けた程に強い上に弁舌にも長けており、劇中では周囲へのジェラシーや自分の平凡さに苦しむティアナに対してみんなのトラウマにもなりかねない暴言と共に彼女を絶望のどん底に陥れた。作者公認の吐き気を催す邪悪なキャラだが、以前投稿していた投稿サイトでの人気投票では意外にも上位に食い込んでいる。
宇喜多秀家
イメージCV 陶山章央
肩書『操蟲翻弄』
属性 氷
武器 白い羽の扇『白雲』、黒い羽の扇『黒雲』
一人称「ぼく」
趣味 蟲達の世話
- 『豊臣五刑衆』の現第四席に属する名門武家『宇喜多家』の現当主。欲望や殺意などの人間の負の感情から製錬した『邪蟲(むし)』と呼ばれる使い魔的な存在の怪物を生み出してそれを召喚し、操るなど、呪術の使い手であるが、六爪を装備した政宗と、なのは、成実を同時に相手にして互角以上に渡り合うなど純粋な戦闘能力も非常に高い。名門の御曹司故に周囲から有能だった父宇喜多直家(作中には登場せず)と比べられる等、それなりに葛藤やジレンマを抱えており、その為、我が物顔で権力を振るうばかりで、自分では何もしようとしない人間を激しく憎悪する。
木村重成
イメージ声優 遊佐浩二
肩書『鳳舞鷲斬』
属性 炎
武器 サーベル『牡丹』、改造ボウガン『薔薇』
一人称「拙」
趣味 自炊
- 『豊臣五刑衆』の現第五席に属する浪人上がりの将。博識な上に南蛮渡来の兵器 西洋刀(サーベル)と洋弓銃(クロスボウ)の名手でそれらを上手く併用した華麗にして圧倒的な戦闘技能の持ち主でもある文武両道の天才であるが、それを鼻にかける事もせず、豊臣勢力の幹部の中でも稀にみる、陽気さと、心優しさを兼ね揃えており、子供好きで人当たりがよく、如何なる時も関西弁で話す親近感が溢れる温厚な好人物。無駄な殺生や戦いを好まず、風流や時代を先行く物を愛し、戦よりも芸能ことを好むなどの少々自由奔放な言動を見せるが、その人柄から西軍の末席における潤滑油兼まとめ役を担っている。後藤又兵衛とは浪人時代からの親友であり、立場が変わった現在でも、何かと又兵衛の事を気にかけている数少ない人物。
安国寺恵瓊
イメージCV 松本保典
肩書『不動破天』
属性 風
武器 金剛杵『大地散華』
一人称「俺」、「節操」
趣味 腕相撲
- 毛利軍副将兼密偵。表向きは毛利家の菩薩寺であるが、その真の顔は毛利軍最強と目される冷酷な僧兵集団『安国寺』の住職(頭領)である破戒僧。巨大な金剛杵を軽々と振り回す怪力の持ち主で、他にも刀や、火縄銃、槍や手裏剣に至るまで、様々な武器の扱いに長けた凄腕の殺し屋。毛利軍の兵士の中でも抜群の戦闘能力から毛利元就の側近として重宝されており、ボディガード的な役割を務めている。しかし外見に反して意外に思慮深い性格で、必要なことしか口にせず、行動で全てを示そうとする。一人称は基本的に「俺」だが、元就との対話の際は「拙僧」になる。元就に対し、絶対的な服従を誓っており、彼へ危害を加える、あるいは無礼を働いたと判断した対象は独自の判断で徹底的に排除する。一方で、元就にとって自分は数ある駒の一つに過ぎない事も理解しているが、それでも黙って毛利の果せる通りに行動するなど、その忠誠心は非常に深い。また、元就には及ばずとも、彼もそれなりに知略に長けた一面もある。
時空管理局
シルビア・スパシエール
イメージCV 豊口めぐみ
肩書『一千騎心』
属性 氷
魔法術式 ベルカ式
魔術師ランク AA
使用デバイス レイピア型デバイス『アルマース』
一人称「私」
趣味 読書・剣の鍛錬
- 特殊部隊『機動七課』の第一分隊『チーム・アルカイド』隊長を務める少女。18歳で階級は曹長。『氷華の君』という異名と共に管理局の未来の提督と称される実力者。騎士道に非常に忠実で、戦う事を『名誉』として重んずる誇り高き根っからの武人であるが、それ故に他者に頼る事を知らず、協調性の無いワンマン実力主義者。よく言えばいかなる誘惑や脅迫にも決して屈せず、自分を貫き通そうとする芯のある性格、悪く言えば独り善がりで、自分から敵を作ってしまうタイプである。幼少期から唯一の趣味としてきた騎士道小説などの影響によって「強いものがすべて」「戦士はたった一人の“王”のみを信じ、忠誠を誓うべきもの」という独特の美学を持ち、一方で「英雄」や「偽善」という概念に対して激しく蔑視しており、スバルとはそれぞれ掲げる理想の違いから対立する。あるきっかけで勃発した機動六課と機動七課の抗争に際し、スバルと決闘で決着を付ける事となるが、家康や徳川軍の武将達との修行で力をつけた彼女の前に敗れ、それをきっかけにシルビアを取り巻いていた周囲の人間達はそれぞれ穢れきった本心を剥き出しにして、シルビアはかつての主や配下の人間から見限られ、侮蔑の言葉を投げかけられ、ついには管理局からも追放された。自分が信じていたすべてに裏切られ、何もかも失ってしまい、打ちひしがれていたところを、凶王 石田三成と出会い、その時に目の当たりにした復讐心を糧にして圧倒的な剣を振るう彼の姿に「主」としての素質を感じ、彼に忠誠を誓い、西軍へと加わる。
名前の元ネタは日産自動車の『シルビア』とフランスの飛行機メーカー『エアロスパシエール』。
ウィリアム・アウトランダー
イメージCV 金元寿子
肩書『純粋士道』
属性 雷
魔法述式 ベルカ式
魔術師ランク A
使用デバイス 日本刀型デバイス『フジヤマ』、脇差型デバイス『ゲイシャ』
一人称「僕」
趣味 ジャパニーズアイテム収集
- スバル、ギンガの幼なじみの少年魔導師。通称「ウィル」。15歳。その男らしい名前とは裏腹に、小柄な美少女のような外見であり、密かにコンプレックスとなっている。ミッドチルダ西部 エルセアの地方貴族『アウトランダー家』の次期当主で、ナカジマ家とは家族ぐるみで付き合いがあり、スバル・ギンガとは兄弟のような関係。スバルや本人曰く幼少期は気弱で泣き虫な性格だった為に、ギンガからはスバルと共に妹のような扱いを受けていたらしい。その縁で知った日本文化(特に戦国時代)が大好きで特に武士を『漢の鏡』称し憧れるように憧れている。その一方で肝心の日本文化の知識には乏しく、必殺技を繰り出す際は日本の食べ物の名前を叫ぶなど、どこかおかしな事になっている。魔力の腕前は凡人であるが、剣術は政宗、小十郎も認める程の腕を持っている。お調子者かつハイテンションで明るい性格だが、自身の容姿へのコンプレックスから血の気が多く些細な事から腹を立てて暴走してしまう一面もある。「誰よりもブシドーとサムライを愛する男」を自称し、特に徳川家康を「戦国の勝利者」、伊達政宗、真田幸村を「真の猛者」としてそれぞれ強く尊敬している。
名前の元ネタは徳川家康に仕えたイギリス人 三浦按針こと『ウィリアム・アダムス』と三菱自動車の『アウトランダー』。
アイリ・シャルルマーニュ
イメージCV 田中理恵
肩書『才色兼武』
魔法術式 ベルカ式
魔術師ランク 陸戦AA
使用デバイス ロングソード型デバイス『ジュワユーズ』
一人称「私」
趣味 パッチワーク
- 特殊部隊『特務銃士隊』兵士長を務める女性。階級は一等陸尉。20歳。スバル・ティアナの訓練校時代の教官で『剣聖』の異名を持ち、ベルカの騎士としてずば抜けた剣術と魔力を持つ事から、なのは、フェイト、はやて等と比例し『ミッドチルダのエース・オブ・エース』と称され、スバルやティアナを始めとする訓練生からは尊敬されて、地上本部からも数少ない有力な人材であると期待されている性格は女神の如く穏やかで、どんな人物に対しても対等に接し、非魔力保持者に対しても理解を示す優しい性格の為、教え子であるスバルやティアナは現在でも彼女を慕っている。また、一時期はアウトランダー家の家庭教師を努めた事もあり、教え子であるウィルは今でも「アイリ姉さん」と呼び彼女に頭が上がらず、アイリもウィルの事を実の弟のように可愛がっている。
名前の元ネタは騎士道物語のカール大帝の別名『シャルルマーニュ』と三菱自動車の『i(アイ)』。
セブン・コアタイル
イメージCV 神谷浩史
肩書『独善七光』
魔法術式 ミッドチルダ式
魔導師ランク B-
使用デバイス 杖型デバイス『グレートセブン』
一人称「俺」
趣味 ギャンブル
- 時空管理局地上本部武装隊一等陸尉(後に父 ザインのコネで一等陸佐に昇進)。ミッドチルダ北部第七陸士訓練校主任教官、陸士66部隊→機動七課指揮官。25歳。名門貴族『コアタイル家』の御曹司で、地上本部参謀長にして少将のザイン・コアタイルを父だが、性格は救いようがない程に腐れ切っており、無駄にエリート意識が強く、プライドも無駄に高く、人徳はほぼ皆無。日頃から何かとつけて己の持つ権力や出自を鼻にかける尊大かつ傲慢な言動ばかりとっており、魔法以外の戦闘術や、魔力を持たない民間人を見下す魔法至上主義者。また、日和見主義な一面や陰湿な一面もあり、機動六課の事も日頃から見下すと同時に激しい敵愾心を抱いており、中でも特に自分と深い因縁を作った政宗や家康への敵意は尋常でない。そのくせ、政宗の気迫に一発で怖気づくなど根は小心者で、実戦経験は僅か1回(それもほとんど部下に任せて自分はおいしいところだけ持っていったらしい)と、本質的には親や家の七光りだけで威張り散らしているだけの無能である。機動六課のメンバーからは「バカ息子」呼ばれりされ、挙句には作者や読者からも蛇蝎のごとく嫌われている文字通りの人間のクズ。
作品独自の四字熟語(カップリング)
二次創作のクロスオーバーにはよく、クロスさせる作品同士のキャラやオリジナルキャラで独自のカップリングなどの交流関係が作られる事が多いが、『リリカルBASARA』も例外ではない。既に東西両勢力共に幾多のオリジナルカップルや独自の師弟関係が生まれ、それらコンビを示す四字熟語も設定されている。
○はカップリング及び同士関係
●は師弟及び主従関係
東軍
○『金蒼師弟(こんそうしてい)』…徳川家康×スバル・ナカジマ※ちなみに家康役の大川透はスバルの父親であるゲンヤ・ナカジマの声も演じている。
○『蒼桃英竜(そうこえいりゅう)』…伊達政宗×高町なのは
○『烈火迅雷(れっかじんらい)』…真田幸村×フェイト・T・ハラオウン
○『自由奔放(じゆうほんぽう』…前田慶次×八神はやて
○『射心既影(いしんきえい)』…猿飛佐助×ティアナ・ランスター
●『烈虎兄弟(れっこきょうてい)』…真田幸村×エリオ・モンディアル
●『龍精鋭剣(りゅうせいせいけん)』…片倉小十郎×キャロ・ル・ルシエ
○『忠臣騎武(ちゅうしんきぶ)』…片倉小十郎×シグナム
○『混沌悪舌(こんとんあくぜつ)』…伊達成実×シャマル
○『小身有能(しょうしんゆうのう)』…夢吉×リインフォースⅡ
○『血迷心酔(けつめいしんすい)』…ザビー×カリム・グラシア
●『振回強属(しんかいごうぞく)』…大友宗麟×ヴェロッサ・アコース
○『書淫海花(しょいんかいか)』…ユーノ・スクライア×鶴姫
西軍
○『凶王妖姫(きょうおうようひ)』…石田三成×皎月院
○『狡略連盟(こうりゃくれんめい)』…大谷吉継×皎月院×ジェイル・スカリエッティ
○『海地隻眼(かいちせきがん)』…長曾我部元親×チンク
●『反突門弟(はんとつもんてい)』…長曾我部元親×ノーヴェ
●『天鳳若雛(てんほうじゃくすう)』…雑賀孫市×ウェンディ
○『邪心伏計(じゃしんふくけい)』…天海×クアットロ
余談
作風はシリアスな展開や残虐な場面もあるが、基本的には明るめの作風で、時には中の人ネタやキャラ崩壊等、BASARA、なのは双方のイメージからは考えられないようなギャグな場面も挟んでいる。