概要
ナンバリングタイトルでは『ドラゴンクエストⅣ』からかなりの頻度で出ている胴体部位の防具。
いずれのナンバリングでも”下手な金属製鎧顔負けの防御力を誇る女性専用の魔法の服”&呪文に対して何らかの防御効果があるという特徴がある。
が、後述するように呪文防御効果が確率でマホカンタもしくは呪文やブレスのダメージ軽減とナンバリングによってばらつきがあるため、使い勝手はまちまちで「癖が強すぎて使いにくい・・・」というときもあれば「つよい!男なんていらんかったんや!」というときもある波の激しい防具である。
確率で無差別に反射するタイプ
自分を対象にした呪文を確率で反射するタイプだが”ダメージがかさんでピンチになった味方を回復しようとしたら反射されて無駄になってしまった”とか”跳ね返してくれず呪文が直撃してしまった”なんてことが往々にして起こるため、組み立てた戦術がおじゃんになったり回復に失敗してそのまま殺されるなんてトラブルも起こりうる。
しかも、死亡時も呪文反射能力は維持しているため「ザオリク」による蘇生までも失敗する可能性がある。
いわゆる”呪われていないので強力な防具かと思いきや仕様を理解しないとむしろ損害を被る地雷装備”ともいえる。
ドラゴンクエストⅣ
数値だけなら重装備できる女勇者以外の女性の防具の中では最高値なのだが、呪文反射の癖が強すぎて使いづらい。とくに自前の回復手段を準備しづらいアリーナとマーニャにとっては深刻。
公式四コマ漫画でもクリフトがベホマラーを唱えたところアリーナ・マーニャ・ミネアが身にまとっていた光のドレスの所為で全部反射されて自分だけが回復し呆然としてしまうというネタがあった。
ちなみに、ブライ曰く「祖国には光のドレスよりも高級なドレスがある。でも、ドレスをまとう気になってくれただけでもうれしい」とのこと。
ドラゴンクエストⅤ
登場タイミングが悪く、ほどなくして水の羽衣が手に入ってしまうし、おさがり運用もしづらいので使いづらい。
ドラゴンクエストⅥ
転職システムのおかげで各々が自前の回復手段を準備できるという点では『ドラゴンクエストⅣ』や『ドラゴンクエストⅤ』よりましだが、入手したころには防具としてはすでに型落ちになっているだろう
ただしかっこよさを競うベストドレッサーコンテストでなら最終ランク優勝の切り札になりうる。
ドラゴンクエストⅦ
守備力がやや上がり転職制度も続投しているが、やはり使い勝手や近隣の防具の性能の所為で使いづらい。
ドラゴンクエストⅧ
スキル制が導入され回復手段がおいそれと準備できなくなったので使いづらい。ただし、錬金素材としてはかなり優秀。
味方の呪文は反射しないタイプ
相変わらず呪文を跳ね返すのはケースバイケースだが、味方のは跳ね返さなくなったので戦術や不測の事態にトラブルを起こさなくなり使いやすくはなった。いわば呪文版の身かわしの服といったところ。
ドラゴンクエストⅨ
今作から呪文反射の仕様が変わり、味方の回復呪文や補助呪文は跳ね返さなくなった。
そのため、重い鎧を装備できない後衛職なら特殊効果付きの守備力のある防具としてそれなりに有用に。
スパンコールドレスとひかりの石で錬金することでこれを作ることができるほか、これとロイヤルバッジでプリンセスローブを錬金することができる。
ドラゴンクエストⅪ
反射能力に加えて装備者の魅力が上がる効果がある。
防御力が素で67はあり、反射率は20%となかなかあるので、魅力が影響するスキルの多いマルティナならば装備を検討してもいいだろう。
反射ではなくダメージを軽減するタイプ
確実に呪文やブレスのダメージを軽減してくれるため大変便利。しかも盾との相乗効果も期待できる。
リメイク版ドラゴンクエストⅢ
職業問わず女性なら装備可能。
防御力はなんと勇者専用装備の”ひかりのよろい”をも上回る90!あちらには回復効果もあるため何とか面目を保っているが、呪文ブレス双方減らせるが40しかないみずのはごろもや、80とローブにしては高めだがブレスしか減らせないドラゴンローブなんて目じゃない。
しかも、スーパーファミコン版とゲームボーイカラー版ではしんりゅう討伐後に解禁されるすごろく場で資金が許す限り購入できるため、勇者以外を男性にするメリットがまるっきりなくなってしまった。