イジルデストロイヤー4世
いじるですとろいやーよんせい
トジテンド最高技官のイジルデが、これまでに自身が開発したバトルシーザーロボシリーズの機体データを基に、更なる技術を投入して強化建造した最終兵器巨大ロボ。
操縦もイジルデ自身が務め、コクピットスペースへ直接コネクトして、トジテンドのパワーをフィーバーさせてコントロールする。バトルシーザーロボ同様に思考制御である。
ステイシーザーの専用機体として開発したバトルシーザーロボの技術を流用している経歴(ナンバリングもバトルシーザーロボから引き継いでいる)から、正しくイジルデの研究成果と悪行の総決算(あるいは醜態成)とも評すべき存在である。
外見はバトルシーザーロボ2世と同じなのだが、カラーリングはイジルデの専用機らしく、本人と同じ白と紫主体に改められている。
その一方、武装はイジックハンドを大型化したマニピュレータ棍『ダイイジックハンド』を携行するだけに留められていて、先端のマニュピレータで敵の武器を掴んで掠め取るのが得意。この辺りもパクリが得意なイジルデ自身の性質をよく表している。
イジルデが制裁手段としてよく使っていた、イジックハンドからの『イジル電撃』をそのままサイズアップさせた、広範囲無差別電撃を主な攻撃手段としており、市街地戦では建物や庶民キカイノイドを問わずにお構いなしに電撃で敵を薙ぎ払う。単純なパワーも機界モードのゼンカイジャー3人と拮抗する他にも、援軍としてクダイテストを呼び出し加勢させるのも厭わない。
また、機体装甲の頑強さ(特にコックピット周り)等に関しては、過去のバトルシーザーロボシリーズ以上に強化されている(風に見える。実際にバトルシーザーロボのコックピットと比べ、被弾時の火花の噴出頻度は明らかに減っている)。
トジテンドパレスに乗り込んでくるも、運悪く分断させられてしまったゼンカイジャーの面々(ゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン、ゼンカイマジーヌの3人)と対峙。巨大化して立ち向かう彼らを圧倒するがゼンカイザー、ゼンカイブルーン、更にはセッちゃんが合流、2体のゼンカイオーへの合体を許してしまう。
最後はイジルデのこれまでの悪行の数々を突きつけられた末、『ゼンカイオーゼンリョクフルブレイク』を喰らい敗北。操縦者のイジルデ諸ともに爆発四散した。
登場以前の状況からして、本機は「ステイシーの投獄と脱走以降は操縦者が不在となっていたバトルシーザーロボ3世を、イジルデが急遽改造したものではないか?」と考察する視聴者もいる。
スーツは見た目通りバトルシーザーロボ2世の物をリペイントし、イジックハンドをイジルデから流用して持たせている。
未撃破状態でフェードアウトしていたバトルシーザーロボ3世とは、身体部分を共有していると思われるも、リペイントだけなので3世に戻すのは比較的に容易だと考えられる。
ゼンカイジャーとの直接対決に専用ロボを用意して対決させる展開にしたのは、イジルデの体格が戦いに不向きで映像化し難かったのが一因であろう。当初は「アジト崩壊に巻き込まれるTHE・マッドな最期を迎える案もあった」が、制作サイドがイジルデの声優の竹田氏ならび、SAの村岡氏の両雄の演技と功績を称賛したい意図から「主人公達と真っ向からやり合って散る」と名ヴィランへの最後の花道に仕立て直したそうだ(イジルデの記事も参照)。
バトルシーザーロボシリーズ:開発のベース元(武装面は反映されていない)
ネオ・クライシス:『未来戦隊タイムレンジャー』に登場した巨大ロボで開発のベース機が存在する点、マッドサイエンティストの機械人間が乗り込み、全身に搭乗者自身を象徴するパーツを有した点が共通している。但し、イジルデストロイヤー4世は曲がりなりにも、イジルデが首領への忠誠を誓って戦うべく乗り込んだのに対して、こちらは搭乗者が首領を殺してまで製造・自らの〈無差別破壊〉の欲求を満たすためだけに乗り込んだと、対極の位置にある。
グレートインサーン:『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場した巨大戦力で、ネオ・クライシスと同様の共通項が複数ある。但し、こちらも搭乗者の戦闘技術・経験の少なさに加え、原型機の劣化モデルでしかない為、単なるやられ役だった。
コメント
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VSイジルデストロイヤー4世/イジルデ(機界戦隊ゼンカイジャー)
令和戦隊シリーズの2作目『機界戦隊ゼンカイジャー』で登場した『最高技官イジルデ』が搭乗する『イジルデストロイヤー4世』の掛け合いです。939文字pixiv小説作品 - スーパーロボット大戦風会話
VSイジルデ/イジルデストロイヤー4世(機界戦隊ゼンカイジャー)
今回は機界戦隊ゼンカイジャーよりトジテンドの技官である イジルデとの会話です。 トジテンドをおのが技術で発展させていった恐るべき天才。 しかし、実は五色田介人の両親を誘拐しパクリしまくりと判明。 それでも、オリジナルの発明がない訳でもなくパクリだろうとその発明品の 数々は常に脅威であった。 声優さんたちの演技もあって、当初は崩れる王宮に巻き込まれる予定が 自らロボットに乗って戦うという見せ場をもらえたイジルデ。 いよいよ、トジテンドとの最終決戦が始まる。2,428文字pixiv小説作品