概要
オーボス軍の支配者。一人称は「わし」。大軍団を率いて数多の星を侵略し、プラネットエナジーを略奪してきた。ヤンチャーの母星も滅している。
その正体は最後まで不明であったが、彼の姿を偶然に垣間見たビオレッツェによると「自分達とは次元の違う化け物」と口にしている。また、どうやら不老不死らしい。
小説で明かされたその過去は宇宙開闢より存在しており、あらゆる娯楽に飽きたが為に、惑星の持つ『プラネットエナジー』を開放しては破壊を楽しむようになった。だが破壊にも飽きてしまい、誰も見てはいない〈伝説の力〉を見る為に知的生命体が住む星々を壊滅し続ける。
地球に対しては当初は興味を示さなかったが、派遣した部下達が次々に敗れた上、求めていた〈伝説の力〉が現れたのを契機に自ら侵攻を開始。勇者チームを徹底的なまでに追い詰めるが、最終回で〈伝説の力〉を体現したダ・ガーンGXの攻撃を浴びて、オーボス「これで死ねるのか…」と呟きながらオーボス星と共に滅びた。
能力
自身を「宇宙そのもの」と語り、オーボス星と呼ばれる要塞で、これまでに数多くの星々のプラネットエナジーを吸収し続けてきた。
幹部達の前では実体の無いエネルギー生命体のような姿をしているが、これは幻影に過ぎず、ビオレッツェが見た真の姿が明らかにされはしなかった。勇者シリーズでは唯一、最後まで正体不明なままで終わったラスボスである。
物語が後半に入るとオーボス軍の侵攻が本格化。オーボス直属の部下であるシアンやレッドガイストはいずれも強敵で、勇者チームは終始劣勢だった。
オーボス自身も底知れない力を持ち、本腰を入れてからは勇者達を圧倒し続けた様子から、ファンから「歴代の勇者シリーズでも屈指の強敵」との評価も多い。
余談
名前の由来はもちろん「大ボス」。
関連タグ
ブラック・ノワール:次作のラスボス。こちらも「娯楽感覚で宇宙支配を目論む別次元の存在」の設定が共通している。
星王バズー:7年前のスーパー戦隊に登場する、正体が惑星規模のラスボス。
暴走皇帝エグゾス:4年後のスーパー戦隊に登場する、巨大宇宙人のレベルでは片付かない星座そのものが擬人化したであろう惑星規模のラスボス。ある目的のために本作の敵組織を間接的に利用し、多くの星々を滅ぼしていた。
ロン、ダグデド・ドゥジャルダン:こちらも不老不死であり、目的が快楽のために命を弄ぶラスボス。
ナイアルラトホテップ:地球外出身の享楽主義者のバケモノ繋がり、基本的に人類では到底太刀打ち出来ない程、兇悪かつ強大な存在である。
ブラッド族:上記と同類項だが、こちらはオーボス同様ヒーローによって倒された存在。
マゼラ:28年後のアニメに登場する敵組織のボス。凶悪かつ強大な存在で正体がとんでもないものだったことも共通している。
勇者シリーズラスボスリンク
オーガニックドライアス←オーボス→ブラック・ノワール