「私…見たんです…。」
演:小林里乃
概要
特撮作品『特捜戦隊デカレンジャー10YEARS AFRTER』に登場した宇宙人クレメント星人の美少女。年齢は当時13歳の小林里乃のインタビューによれば自分と近い年齢らしい。
一人称は「私」。心優しく父親想いな性格で礼儀正しく敬語で話す。クレメント星人は同族や他の異星人の腹部に何度でも入り込むことができる。ただしバンの化けたキャリーはウメコを騙す為「一週間に一度しか使えない能力」と言っている。異星人らしく奇抜な恰好をしており上半身は銀色と白の衣装に黒いマフラーのような物を巻いており、下半身はパニエを穿いているというスタイル。両足には黒いニーソックスを履いており絶対領域のふとももが特徴である。髪型は長髪を上で纏めている。
同じクレメント星人の父親と共に、本作の黒幕カイト・レイドリッヒと宇宙マフィア「キュルリアンファミリー」の密会の様子とそれを止めようとするドギー・クルーガーを偶然目撃した際に驚いてドラム缶上のネジを落としてしまう。音に気付いたレイドリッヒから父はキャリーを庇って彼女を体内に隠し、みずからはミラージュディメンションでドギーに化けたレイドリッヒに斬殺されてしまう。ドギーもキャリーらを救おうとレイドリッヒの攻撃を受けて昏睡状態となるが、力尽きる前に信用できる人物赤座伴番らの名を告げる。
その後、2年間の逃亡生活の末にある惑星で胡堂小梅らを訪ね地球に連れて行って欲しいと頼みドギーの無実を晴らし、真の黒幕レイドリッヒを断罪すべく裁判で証言する為、テツに目撃したこと全てを告白する。宇宙検察庁への護送中にウメコと交流を深めるが、その正体はミラージュディメンションでバンが化けた偽物のキャリーであった。偽物のキャリーはムギ・グラフトンとアサム・アシモフに拉致され、レイドリッヒと面会させられるが、恐れない態度とその美しさからか裁判で証言しなければ配下として生かしてやるとレイドリッヒに進言される。作戦を知らないウメコが飛び出しピンチになるも、見事に武器を使いこなしウメコを救った。
その後、本物のキャリーは宇宙検察庁の裁判でドギーの無罪を証明した。そしてキャリーはドギーと握手を交わしデカレンジャー達に別れを告げ新たなる道へと旅立って行った。
余談
父親が死亡したキャリーの身の上の問題は劇中の描写を見る限りでは未解決だが、バンたちの計らいによって故郷もしくは新天地にてヤーコのように宇宙警察からの支援を受けて暮らしている可能性も十分に考えられる。
- ゲストキャラクターだがOVAを見たファンからインターネット上などで「あの美少女は誰?」と話題になった。
- 演じた小林里乃氏は後に同じく特撮作品である『仮面ライダーゴースト』第6話に君島陽子役で出演している。 また小林氏は以前、ドラマ『聖母・聖美物語』で『仮面ライダードライブ』でチェイスこと魔進チェイサー/仮面ライダーチェイサーを演じた上遠野太洸の妹役を演じていた。