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ゲジヒト

げじひと

浦沢直樹の漫画「PLUTO」の主人公。また、その原作にあたる手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」の「地上最大のロボット」の登場人物。
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CV:藤真秀

概要編集

PLUTO』における主人公

世界最高水準のロボットの一人で、第39次中央アジア紛争に平和維持軍として参加、治安警察部隊として市街地に潜伏しているテロリストの殲滅にあたった。現在はユーロ連邦ドイツのデュッセルドルフで数々の難事件を解決するユーロポール特別捜査官ロボットとして活躍。現在の階級は警部。正体不明の殺人犯を追いかける。

ロボットでありながら結婚している(本作及び原作『アトム』では珍しくもなんともない)。妻はヘレナという名でもちろんアンドロイド

ゲジヒト(Gesicht)は、ドイツ語で「顔・表情」という意味。

また妻の「ヘレナ」という名前は、「ロボット」という言葉を世に送り出したカレル・チャペック作の戯曲「R.U.R(ロッサム万能ロボット会社)」に登場する、ロボットの人権保護と地位向上を訴えるヒロインの名前と同一である。


容姿編集

形態は人間型。相貌は30代後半と思われるヨーロッパ系の男性で、頭髪はやや薄毛

左手は睡眠ガスを噴射できる銃器、右手はSAAW特殊火器“ゼロニウム弾”の射撃が可能。ボディは特殊合金“ゼロニウム”で出来ていて、電磁波熱線を無効化する。

その他にも、毒物が混入されていないか成分をスキャンする機能や、乱れた画質を安定させる「画像安定装置」、相手の発言の中にがあるかを判別する認識システムなどが搭載され、ルーズベルト曰く『今迄で一番強力な大量破壊兵器』。頭部の骨格が手塚版の顔を思わせるデザインになっている。


地上最大のロボット」版編集

刑事です・・・ロボットの・・・

CV:山田俊司(第2作)

プルートゥを逮捕しようとするロボット刑事。ロボット連続破壊事件の裏で糸を引く黒幕の存在を見抜いており、アトムに事件における裁判での証言を依頼した。外見は無骨な姿で全身は黄金に輝く装甲「特殊合金ゼロニウム」で出来ており常時電磁波、熱線を無効化する。その他、胸部に16門のビーム砲を内蔵。


アトムにプルートゥ逮捕後の裁判で証人になって欲しいと頼むために来日し、ロボットの誇りにかけてプルートゥ逮捕を誓うなど、極めて理知的な性格の人物として描かれている。

嵐の夜、ユングブルーメン付近の中央公園ロボット銅像の前でプルートゥと対峙。逮捕状を提示するもプルートゥが拒否したため戦闘となる。ビーム砲の威力にプルートゥが電磁性遮断ビームを展開して防御するとみるや、素早く地下に潜航して足元から奇襲。素早い動きと、プルートゥの必殺の電磁波攻撃を受け付けず善戦するものの、両手で角にしがみついて熱線を封じたのが災いし、熱線は効かないと豪語した瞬間にあっさり怪力で真っ二つにされてしまい、原作での出番はわずか10ページそこらに終わる。

だがゲジヒトすらプルートゥに勝てなかったことが、アトムが100万馬力への改造を決意する直接のきっかけとなっている。


なお『ASTROBOY鉄腕アトム』に登場する警視庁ARRS(アンチロボット・ロボットスクワッド機動隊)隊長のデルタ刑事は青いカラーリングをしており、ゲジヒトの兄弟機(もしくはリメイク)と思われる。


前日譚『アトムザ・ビギニング』ではドイツの治安会社「ゲズンダー社」(「常識」の意)開発のプロトタイプ型警備ロボット「アウゲンシュテルン」(「」の意)が登場。ヘラクレス社謹製のゼロニウム合金がボディに使用されている。廉価な量産機のため、出力は20馬力とやや控えめ。

ちなみに6巻巻末設定資料によればアウゲンシュテルンのG型と呼ばれるタイプにゲジヒトやデルタが所属している(と推測される)が、K型なる著作権がヤバい機体も後に考案されるらしい。


関連項目編集

PLUTO

モンブラン(鉄腕アトム) ノース2号 ブランド エプシロン ヘラクレス(鉄腕アトム)

擬人化:ある意味、公式擬人化と言っても過言ではない。

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