シャドルーへようこそ、チュンリー刑事!
いやシャドウレディと呼ぶべきか!?ワハハ
概要
対戦格闘ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』(1998年)に登場した隠しキャラクターの一人。
キャラクターセレクト画面で特定のコマンドを入力すると選択できる。
グラフィックは春麗の色違いだがゲーム中での挙動や性能は異なり、勝利時のメッセージも専用のものが用意されている。
次作『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』(2000年)には登場しなかったが、『ストリートファイターV』の期間限定イベント「エクストラバトル」にて復活登場している。
性能
基本性能は春麗と同じだが、気功拳に代わって突進技のミラクルドリル、全身を高圧電流で包む攻防一体のプラズマバリアー、背部から射出する誘導弾レインボーミサイルなどの機械武装を内蔵しており、百裂脚はインフィニティレッグ、旋円蹴はスカイカウンタークラッシュと改名されている。
ハイパーコンボは射程無限のビーム砲ビッグバンレーザー(モーションは気功掌)、レインボーミサイルの強化版ギャラクシーミサイルと、ファイナルミッションがある。
ファイナルミッションはシャドウ(後述)の同名の技と同性能で、ゲージを三本消費し、突進して繰り出した開始技がヒットすると相手を上空に打ち上げ、空中で瞬獄殺的な追撃を喰らわせる技。キャプテンアメリカのファイナルジャスティスも参照。
ノーマルな春麗と較べて攻め手に欠ける部分はあるが、春麗にはない低空での空中ダッシュが強味。
正体
本作におけるノーマル春麗のエンディングは、シャドルーの罠にかかり機械人間に改造されそうになるものの、前作『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』(1997年)の隠しキャラシャドウが間一髪かけつけて改造を免れる、というもの。
シャドウレディの正体は、シャドウが間に合わなかった結果生まれたシャドルーの改造人間。洗脳の直前に脱走しており、メカザンギエフのようにシャドルーやベガを崇拝する発言は無い。脱走後はシャドウと合流し、シャドルーの陰謀を挫くべく日夜戦い続けている。
なおシャドウレディのエンディングは、ベガに敗れたジン・サオトメが「シャドルーに加える価値もない」と瀕死のまま放置され(ひでぇなオイ)、駆け付けたシャドウとシャドウレディが延命のために改造手術を施すというものになっている。
これは『仮面ライダーV3』のパロディである。というより、『X-MEN VS. STREET FIGHTER』(1996年)におけるナッシュのエンディング、『MvS』におけるシャドウのエンディングを含む一連の流れが、全体的に『仮面ライダー』のパロディになっている。
余談
pixiv投稿作品を含む一部の二次創作では、「洗脳されてシャドルーの戦力となったシャドウレディ」や「春麗のクローン体を基に新造され、本物の春麗と対峙するシャドウレディ」「改造人間ではなく、春麗を模したロボットとしてのシャドウレディ」が描かれることがある。
また「単に色黒なだけの春麗」がシャドウレディとして描かれるケースもある。
なお、「シャドルーによる改造(洗脳)で悪堕ちした春麗」には、TVアニメ『ストリートファイターⅡV』(1995年)終盤における「額にサイバーチップを埋め込まれた春麗」という前例がある。
関連タグ
シャドウ(ヴァンパイア):「シャドウ」を冠したカプコンの格ゲーキャラ繋がり。