CV:江川央生
概要
コウモリのような姿をした虚で、生前は連続殺人犯。人間時代も強面で凶悪そうな顔をしている。
シバタユウイチの母親を殺害した際にふとした事故(シバタに靴紐をつかまれバランスを崩してベランダから転落)で死亡し虚となった。自分が死ぬ原因となったユウイチを逆恨みして彼から魂を抜き取りインコに封印し、逃げきれたら母親を生き返らせる事を条件に罰ゲームとして鬼ごっこをするなど陰湿な性格をしている。(勿論生き返らせる気など無いし、そもそんな手段などない)
元々凶悪な人間だった為か虚時代も人間時代も性格は全く変わらない。
黒崎一護と朽木ルキアを苦戦させるが、母親を利用した非道な行いをヘラヘラしながら自白したことで一護の逆鱗に触れ、敢えて甚振られることで「殺される側の恐怖」を味わわせられることになる。最期は恐怖の叫びを上げながら一護に斬られ、地獄の門が現れ、地獄の番人・クシャナーダに引きずられながら地獄に行った。
尸魂界ではなく地獄に行った理由はルキア曰く「生前に重すぎる罪を犯したため」とのこと。自業自得である。(斬魄刀が禊ぐのは虚になってからの罪のみで、生前のものは本人の意思によるモノであるため)
その後の彼がどうなったかは原作では不明。
獄頤鳴鳴篇での再登場に期待しよう。
死神代行篇どころか、全ての敵キャラで比較しても一二を争うレベルで邪悪な存在と言って良い。逃げ回って子供を守るシバタの母親をメッタ刺しにしたことに「ゾクゾクした、殺しの醍醐味だ。」と述べ、当然子供のシバタも殺すつもりであり「ガキ(シバタ)を殺せなかったことだけでも悔しかった」とも述べるほどの残虐な快楽殺人鬼だった。アーロニーロをも凌ぐレベルの外道っぷりとクズっぷりであり、相対的にグランドフィッシャーがマシに見えるレベル。
しかしこの男であればシュリーカーとタメを張れるか凌駕しているかもしれない。
因みにザエルアポロと黒刀も生前に殺人を犯している。というか他の咎人の殆どは生前に犯した罪ははっきりしていない。
名前は浦原商店にルキアがコンを買いに行った際の浦原さんとの会話で判明した。(原作13話)
シュリーカーを演じた江川氏は、後に胴元も担当する。
能力
「小虚(ミューズ)」を召喚する。小虚は蛭(ヒル)を飛ばす能力を持っており、本体であるシュリーカー舌を鳴らし超音波を飛ばすことでそれを爆発させることが出来る。初見殺しの能力だが舌を鳴らさないと発動できないという弱点があるほか、自分にも通用してしまうため、それを逆に一護に利用されたことで敗北した。(一護に放った小虚を口に突っ込まれ、その爆発に巻き込まれないか動揺してる隙に舌を引っこ抜かれ、そのままフルボッコされた)
なお、小虚には僅かに自我はあるが、痛覚は無い。
シュリーカーの名前を日本語に直すと「金切り声」になるが、この超音波のことを指しているのかもしれない。
インコのシバタを封印する時に使った術が彼の固有能力なのか、虚であれば誰でも使える術なのかどうかは作中では最後まで明言されることはなかった。
アニオリ「劇場版地獄篇序章」
TVアニメ版「地獄篇序章」でまさかの再登場。地獄で何度もクシャナーダに殺されたためか大幅パワーアップを果たしていた。ルキアと阿散井恋次と交戦。ルキアをあと一歩というところまで追い詰めるが、そこで服が脱げそうになり、攻撃の手を緩めてまで服を整えることを優先したことが原因で敗北。地獄に帰還するが上司である朱蓮に口封じ目的で始末される。ある意味、彼らしい最期といえる。
なお、服をわざわざ直した理由は、服が脱げるとクシャナーダに見つかり地獄に強制的に戻されるから、とのこと。