スターグル
すたーぐる
ザンギャックの行動隊長。全身に生えた棘の目立つ紫色の外見をしており、両肩から垂れ下がっている飾りがヒトデを思わせる。
宇宙人としての能力の要である自身の指先をインサーンの手で強化し、「メテオドライブフィンガー」なる装備を取り付ける改造手術を施されている。
宇宙人としての上記の能力に加え、親石や童石として祀られているパワーストーンの力を吸収する事でパワーアップする事も可能で、これによって宇宙から巨大な小惑星をも引き寄せられる様になる。
劇中では上記の能力を駆使し、地球に巨大な隕石を衝突させようと目論んだ。
とある神社で童石を入手するが、親友である大吾との約束を果たす為に神蔵山へ向かう少年・将太に目撃された為、彼をゴーミンと共に追い掛ける。
すると先程将太が出会ったゴーカイジャーのジョーと鎧の2人と遭遇した為に交戦(※この2人は買い出しの最中だった)。
ブルーとシルバーにゴーミンを一掃され、更に自身も2人が豪快チェンジしたアバレブルーとドラゴンレンジャーの連携に怯み、「お前らに構ってる暇など無い!」と捨て台詞を吐いてそのまま撤退する。
その後、神蔵山にて先程の童石と対になるもう1つの童石を入手し、2つを合わせる事で生じる超エネルギーをスターグルは体内に吸収し始める。一方、童石の秘密に気付いたゴーカイジャー達は先程の将太の目的地が神蔵山である事も有り現場へと急行。
2人ずつ手分けして向かって来るゴーカイジャー相手にゴーミンとスゴーミンを嗾けて時間を稼ぎを命じ、彼等が駆け付けた頃には既にスターグルはエネルギーを完全に取り込んでいた。「一歩遅かったな!海賊共!」と言い放ち、同時にエネルギーを天高く解き放つスターグル。
「何をした?」と言う鎧の問い掛けにスターグルは「この地に眠っていたエネルギーを使って、宇宙から巨大な小惑星を呼び寄せたのだ!!」と答えると、更に「でけぇのか小せぇのかどっちだ」と大きさを問うマーベラスに対しても「巨大に決まってるだろぉぉぉ!!後は俺がコントロールしこの地球に激突させてやる!」と言い放ち、作戦の全貌を暴露。
地球に衝突する前にスターグルを倒してコントロールを失くそうと、6人は変身して立ち向かうが、土地のエネルギーを取り込んでいたスターグルは想像以上にパワーアップしており、その力で彼等を圧倒する。
これに対してゴーカイジャーは、シルバーの提案で6人が豪快チェンジしたゴセイジャーの天装術でスターグルを怯ませると、そのままダイレンジャーの大輪剣・気力シュート、オーレンジャーの超力ダイナマイトアタックを連続で叩き込む。だが、スターグルは攻撃力のみならず防御力までパワーアップしていた為にしぶとく耐え抜くタフネスさを見せ付けた。
その直後、慌てたワルズ・ギルが「今倒される訳には行かん!」と放った巨大化ビームを浴びて巨大化(※この時インサーンは「あっ…私の仕事…」とガックリ膝を付いていた)。
ゴーカイオーと豪獣神相手に立ち向かうスターグルだったが先程までの精彩を欠いており、2体を苦戦させる事無くシンケンゴーカイオーの獅子火炎哮に怯み、止めのゴーカイ侍斬りを受けて遂に倒されて爆散。だが、今わの際に「勝ったつもりだろうが、もう遅い!空を見るがいい!」と言い残した。
スターグルの敗北後、引き寄せられた小惑星は地球の引力に引かれ始め、地球衝突の危機に陥るが、豪獣神の新必殺技「ゴーカイ電撃ドリルスピン」によって宇宙空間で粉砕され、地球は事なきを得た。
モチーフはヒトデだが、刺々しい外見からその中でもオニヒトデと思われる。名前の由来も隕石を呼び寄せる所から「スター(星)」と「手繰る」の掛け合わせ。
また、ヒトデつながりで「仮面ライダーV3」の登場怪人・カミソリヒトデもモチーフになっている。
声を演じた佐々木氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、続く次回作では敵組織の首領を演じている。
ニュートラルのアインI:前作に登場したヒトデモチーフの怪人。
デーボ・ナガレボーシ:2年後に登場する隕石繋がりの怪人。
バラクローズ、バラガード、メルダメルダ、武者人形オルグ、ユメバクラ、カゲカムロ:声優が次回作でラスボス及び敵組織の首領を演じた怪人繋がり。