概要
競馬の重賞は施行時期や条件などにより、同じ格のグレードが付けられていても、(年による変動はあるが)レースのレベルに差異があることが珍しくない。
国内ではGⅡはGⅠの前哨戦として施行されているものが多く、レベルは年やレースによってまちまちだが、様々な要因、2歳・3歳クラシック戦ならクラシック取れるであろう逸材馬の出走、古馬戦ならGⅠホースが多数出走することによりレーティングが高くなりやすいGⅡレースもあり、これらを俗にスーパーGⅡと称する。
スーパーGⅡとして扱われがちなレース
2歳戦
3歳クラシック戦
古馬戦
- アメリカジョッキークラブカップ
- 金鯱賞
- 中山記念
- 阪神大賞典
- 日経賞
- 阪神牝馬ステークス
- 京王杯スプリングカップ
- 札幌記念
- オールカマー
- 毎日王冠
- 京都大賞典
- アイルランドトロフィー
- スワンステークス
- 富士ステークス
- 阪神カップ
太字は2023年年間レートに伴いGⅠ昇格可能なレートを取得しているレース。札幌記念・阪神カップの2レースは2006年より斤量をGⅠと同じく定量で、GⅠ馬の参戦を想定したレースになっているため毎年レベルが高くなりやすい。
過去スーパーGⅡと称されたレース
いずれものちにGⅠに昇格した。
- 産経大阪杯 現・大阪杯。GⅡ時代は阪神大賞典と並んで天皇賞(春)トライアルだった。
- 高松宮杯 現・高松宮記念。GⅡ時代は芝2000m施行で、ほぼ現在の札幌記念と同じようなものであった。
- ホープフルステークス