概要
狭義には『機動戦士Zガンダム』に登場するMSのうち、連邦一般部隊やエゥーゴでも運用しているMSについてティターンズで採用しているカラーリングを指す。
黒や青を主体としているカラーリングが多く、いかにも「主人公サイドの敵組織」とわかりやすい暗めの色合いが特徴。
ティターンズはジオン残党狩りを主任務としており、いわば「連邦タカ派」と言ってもいい。同時にエリートを集めた特務部隊という側面もあるため、連邦一般部隊やエゥーゴとは違うのだよという差別化の為に用いられる側面もある。
こういった経緯から、対立しているエゥーゴが使用しない機体、あるいは連邦でもティターンズにのみ配備されている機体に関して使われる例はあまり見られない。
とはいえイメージカラーのような側面もあるらしく、ジム・クゥエルやバーザム等は最初からティターンズカラーで塗装されている。
なお、『ギレンの野望』や『Gジェネレーション』等のゲーム作品では、鹵獲機や寝返り、If展開などの都合で本編とは異なる期待をティターンズが運用した結果、独自のカラーバリエーションが登場する場合もあり、これらも広義に『ティターンズカラー』と呼称される。
エゥーゴVSティターンズDXにおいてはジオン公国・アクシズ陣営とも共通するカラーリングとなっているためか、ジオン残党討伐部隊でありながらジオン的なイメージであるシャア専用的な色やザクカラーに塗られたものも相当数存在する。
pixivでは他作品の機体をティターンズカラーに再塗装した二次創作イラストも散見される。
カラーバリエーション
T3カラー
T3部隊で使われている色で、装甲の地色である灰白を基調としたものと、ティターンズカラーをベースとした2トーンブルーにオレンジのラインを加えたもののの2種類ある。
正規配備されるとティターンズカラーと変更される。
ブラックヘアーズカラー
より黒に近い紺色を基調としている。
その後は機体と共にレジオンへと受け継がれている。
元は連邦軍の機体
30バンチ事件の折に出撃。
あまり知られていないが設定上存在する。
ティターンズ発足に伴い急ごしらえで再塗装されただけであり、2か月後に後継機であるジム・クゥエルが配備された。
『GUNDAM LEGACY』で登場。
アニメ本編で登場したのは連邦軍と同じカラーリングだが、バリエーションで紺色の機体も1カットだけ登場している。
ゲーム作品で登場。
ティターンズ開発だが、他陣営も使用した機体
もっとも有名なティターンズカラーの機体。
スペースノイドを弾圧するための「強大な力」、黒いガンダムとして登場。結果的にエゥーゴに盗まれバラバラに解体された挙句に、解体されなかった機体は白に再塗装される。
Mk-Ⅱの子孫にあたる機体。
『A.O.Z』にて別部隊として紺色に塗装された機体が登場。
ちなみに紛らわしいが連邦正規軍のハイザックは青紫に塗られている(緑のままだと「ザクに乗るなんて…!」という怒りや屈辱による抵抗感や、同士討ちする危険性があったかららしい)。
『A.O.Z』にて登場。北欧神話に登場するワタリガラス「フギン」「ムニン」の名が冠せられている。
おまけ
『ガンダムトライエイジ』でティターンズに奪取され再塗装されたIFの姿が登場。
関連タグ
エゥーゴカラー…対義語