データ
別名 | 風魔神 |
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身長 | 89m |
体重 | 7万4000t |
出現地 | オーストラリアの砂漠 |
概要
第4話「デガンジャの風」に登場。
オーストラリアの先住民アボリジニの伝説の風神の魂がゴーデス細胞の力で実体を持ち怪獣化したもの。
オーストラリア中部の砂漠地帯に突如出現し、体を巨大な竜巻で包んで移動しながら密猟を行っていた人間達を襲って殺害していた。
一度アボリジニの青年ムジャリ(演:アーニー・ディンゴ/吹替:中尾隆聖)が作った結界に封じ込められるが、UMAのチャールズ・モーガン隊員の攻撃に怒り、実体化してしまった。
武器は両手から発する雷電光。また、怪力の持ち主で強靭な肉体を持ち、ウルトラマングレートをも苦戦させた。
グレートと激戦を繰り広げ、雷電光をマグナムシュートで何度も跳ね返され体内のゴーデス細胞を除去された。
ゴーデス細胞の浸食から解放されたデガンジャは雨雲になり、助けてくれた人間達に報いるかのようにオーストラリアの砂漠地帯に雨を降らせたのだった。
その他
「ザ・グレイトバトルⅢ」にはSD世界にいても違和感のない元のデザインのままで登場。怪力の点を踏まえ、得物はハンマー。
「ウルトラマン超闘士激伝」には象ったゴーデスの分身の生きた鎧の邪生鋼(エビルブレスト)の一体、デーガンが登場。騙されたテロリスト星人の体を操る。チンピラ然とした言動を見せる。その刀を振るって暴れ、自身の能力は不明。
超闘士ウルトラマンに体を20倍に強化したと豪語するが、それではきつくないかと言われて鎧袖一触にされる。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの体の一部として登場している。
余談
頭でっかちの猛獣のような、インパクト抜群の外見をしているが、これはシナリオ原案の小中千昭自身が描いていた2足歩行のクリーチャーのようなデザイン画(氏のホームページや著書に掲載)が存在しており、それをデザイナー吉田譲がくみ取って、着ぐるみとして成立するように作中に登場した姿をデザインしたものである。
デザインモチーフは「タスマニアデビル」。
実際、姿の存在しない風神を、タスマニアデビルの亡骸を依り代にゴーデスが実体化させたという裏設定が存在する。
デザイン段階では「ハイウェイではねられた霊の集合体」という設定であり、顔には人面瘡状があった。また、体の植毛はデザイン時には存在せず、造形時に追加されたものである