本記事は本家『ドラえもん』とは一切関係ありません。
概要
2008年頃に公開されたBMSA製作者の一人・RUNGE氏による作品。
正式名称は「リアルドラえもん_のび太の超人類」
キャラクターや世界観は「ドラえもん」を元にしているが、マリオやラーメンマンなど無関係なキャラが登場するなどその内容はもはや別物である。
後述するパロディを多用している故、劇中の登場人物等のキャラが相当ぶれまくってはいるが、RUNGE氏の作品ではよくある事なので突っ込んではいけない。
FLASHサイトやニコニコ動画などの動画サイトの中でも有名なBMSA作品で現在でも視聴することができる。
あらすじ
ある年の春、晴れて中学生になったのび太。
しかし、相変わらずの軟弱ぶりにドラえもんやしずかちゃんの心は次第に彼から離れていき、ジャイアンやスネ夫によるいじめはエスカレートしていく。
そんなある日、空き地で謎の書物を見つけたのび太。そこには、「超人類」になるための薬の製法が記されていた。
のび太はそれを使ってジャイアンやスネ夫に復讐しようと決意する。しかし、その裏に隠されていた計画を、彼は知らなかった・・・。
登場人物
メインキャラクター
主人公。
序盤からジャイアンのいじめを受けるシーンから物語が始まる。ドラえもんにさえ見限られ、家に帰らず空き地で途方に暮れていたところ「超人類」になるための書物を拾い、研究のために地下室に籠る(原作の野比家には地下室がない)。
その後、完成した薬を自分に投与し巨大化。街を蹂躙し始める。
のび太の悪友。序盤で「手加減」と称しながらものび太に猛烈ないじめを行っていた。
超人類化したのび太へ対抗すべく、原理は不明だが『スーパーマリオブラザーズ』の世界に潜り込み、マリオを撲殺。スーパーキノコを強奪して巨大化して対抗する。のび太にパンツ事ズボンを奪われ縮小、電柱でたたき殺される。
のび太の悪友。序盤でなんとしずかちゃんとベッドインしていた。あらすじのようにのび太をいじめている描写はなかったが超人類化した彼に対抗するべく、νガンダム(「バンダイのプラモデル!」)で参戦。のび太に敗北したジャイアンを見限る。その後は、いつの間にかのび助を殺害してのび太を動揺させて不意打ちで追い込むがドラえもんの乱入で形勢逆転。スモールライトで小さくされた後、踏みつぶされてしまった。
ヒロイン。序盤でスネ夫と肉体関係を持っていた。二人を倒したのび太の所へ駆けつけるものの目の前に転がっていたスネ夫の生首を見て仰天。のび太に罵声を浴びせるが逆鱗に触れてしまい、月まで殴り飛ばされた挙句、戻ってきたところで彼に食べられてしまった。
全ての元凶。増えすぎた人類を調整するべく、実験台としてのび太に「超人類」になるための書物を拾わせた。しかし、のび太が暴走したことから見限り全人類を抹殺してリセットすることを選択する。
ドラえもんの妹。静香まで殺害したのび太の目の前に現れ、現人類はすでに終わるべき種族だと説明する。
その他
第一章に登場。ジャイアンに蹴り殺される。
第四章で登場。ドラえもんからは「美来斗利偉・拉麵男」と呼ばれ、のび太に加勢するが原作での活躍が嘘のように全く歯が立たず、逃亡しようとしたところで撲殺される。
第三章に登場。スネ夫に殺害される。
最終章にゲスト出演。ドラミがジョジョ立ちをして召喚する。
結末
のび太を倒した後、ドラえもんとドラミは全人類を抹殺し世界をリセットする。
その後始まりの人類として静香とスネ夫を復活させ、二人が自然のみとなった世界を歩いていくところで物語は完結。
と思いきや、最後に実は今までの出来事はスネ夫が自宅で見せたビデオの内容だったことが判明する。
その内容について感想を聞こうとするが、自分たちの余りのぞんざいな扱い振りにジャイアンが拳王化、静香は完全にドン引きし、のび太さえも聖帝化してスネ夫をいたぶるのであった。
関連動画
第一章「天の章」
第二章「闇の章」
第三章「愛の章」
第四章「新世紀」
最終章
余談
- RUNGE氏の実質的な最後の作品だけある上に完成度は高く、絵、演出、ストーリー構成なども過去作品に比べしっかりしている。
- 当時のアニメのパロディもふんだんに使われており、分かりやすいものでも北斗の拳、ドラゴンボール、ブラックジャック、キン肉マン、ガンダム、ジョジョの奇妙な冒険と、特にジャンプ系のネタの割合が多い。氏曰く「パクリばかりのイカれたBMSA」
関連タグ
リアルアンパンマン:こちらもいい勝負ができるほどぶっ壊れている。