概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTCカラー作品集1巻収録「バードキャップ」。
鳥類の頭部を模した帽子であり、これを被って両手で羽ばたく動作をすると、まるで鳥のように飛行することが出来る。人間サイズの帽子だが、ドラえもんの大きな頭にも入る。ただし、飛べない鳥の帽子も含まれる他、帽子のモチーフとなった鳥の特徴や習性がそれぞれ反映されるようになっており、被った者の意思とは無関係にそれらの習性に基づく行動を取ることがある。
大長編版『翼の勇者たち』では背中から本物の翼が生え、両手ではなく翼で飛行する様子が描かれている(映画版では「バードキャップ新型」と説明されている)。
一覧
劇中では以下の種類が登場した。
- ハト
- 飛行能力あり。それ以外の特性については具体的には触れられていない。『翼の勇者たち』ではドラえもんが被った。
- ニワトリ
- 飛行能力なし。
- スズメ
- 飛行能力あり。テレビアニメ第2作第2期では長距離での飛行ができないことが描写されている。
- ハクチョウ
- 飛行能力あり。野生のハクチョウと共に群れで行動する習性がある。テレビアニメ第2作第2期では、このキャップをかぶった静香が野生のハクチョウの群れと共に北に向かって渡りを行うというオチがある。『翼の勇者たち』でも静香が被った。
- ダチョウ
- 飛行能力なし。突然猛スピードで走り出してしまう。
- カワセミ
- 飛行能力あり。川に飛び込んで魚を口で捕まえる。
- オウム
- 一番近くにいる者が言った事を喋ってしまう。
- オオワシ
- 飛行能力あり。羽ばたかずに滑空しながらの飛行も可能。
- ペンギン
- 飛行能力なし。『翼の勇者たち』ではドラえもんが間違えて被った。
関連道具
- 動物ごっこ帽子
『のび太とアニマル惑星』に登場。
動物の耳等の頭部を模した頭巾で、被るとその動物に因んだ身体能力を発揮できる。
例えばウサギなら聴覚が鋭くなり、キツネなら嗅覚が鋭くなる。ゴリラならガレキを簡単にどかせる程の腕力が身に付く。