「奴隷作戦は中止だ。地球人を皆殺しする‼」
DATA
概要
第24話「裏切ったアンドロイドの星」に登場。
とても友好的な宇宙人で、矢的猛=ウルトラマン80も彼らのことを認知していた。地球に「銀河大連邦」への加盟を呼びかけ、宇宙にユートピアを共に築こうと持ちかけるためにやって来た…。
というのは見せ掛けであり、その正体はファンタス星人たちが自分たちの姿に似せて製作した労働用のアンドロイドで地球侵略の為に訪れたというのが真相‼
実は本物のファンタス星人たちは、自我を持ち、反乱を起こした彼らに既に滅ぼされていた。この事は誰にも知られる事はなく、アンドロイド達はファンタス星の支配者となっていたのだ。
労働用に制作された経緯から生物、とくに自分たちを馬車馬の如くこき使ってきた星人=人間たちを軽蔑しており、これからの宇宙は生命ではなく機械である自分たちアンドロイドが支配するという歪んだ自我に目覚めてしまい、全宇宙征服の為に行動を開始していた。
光線銃を武器として所持しており、地球侵略の為に邪魔な矢的猛=ウルトラマン80を暗殺する為に、地球人の姿に似せて制作した暗殺部隊を使って襲撃させるが失敗してしまい、逆にその残骸の集積回路から正体がUGMにばれてしまう結果へと繋がってしまう。
銀河大連邦への加盟式に立ち会った猛は、握手した際に彼らの手が冷たいことに不審を抱き、透視能力によってその正体がアンドロイドであることを見破る。それを指摘し調印を妨害しようとする猛だったが、逮捕され独房に監禁されてしまう。そのまま彼らの手で抹殺されそうになるが、イトウチーフが駆けつけてこれを阻止。
数々の計画の失敗から、地球人の奴隷化を諦め、ロボフォーで地球人を殲滅しようと試みたものの、最後はウルトラマン80によりロボフォー諸共全員破壊され、目論見はあえなく潰えたのであった。
「ウルトラマン80め、殺してやる!」という台詞や地球人の奴隷化作戦を決行した事を考えると友好的な造り主にはあまり似なかったようだ。また、労働用にアンドロイドとして作られた経験から自我に目覚めて、造り主を滅ぼし、異星人の奴隷化作戦を考えついた事からもわかるように、皮肉にも自分の軽蔑している生物と同じ感情を手に入れてしまっている(他者をこき使う面ばかり学習し、それに造物主を滅ぼすロボットにありがちな機械的な合理主義が作用した末に辿り着いた答えなのかもしれないが)。
余談
彼らの野望を見破るも全く信じてもらえず、独房に監禁された猛は変身して脱出することも考えたが、そんなことをすれば正体がバレてしまうため逡巡する。このときの彼の心情はナレーションで語られているが、同様の状況でとった先人の行動への皮肉のようにも聞こえてしまう……。
マスクはガラガラ星人に改造された。
ウルトラ忍法帖
荒神流編にて登場。シャドーの側近でウル忍にも気配を読ませなかった。ダイナによって改心したバルキーを背後から釵で一突きして致命傷を与え、ダイナも釵で切りつけるが、怒りに燃えるダイナに肘を抑えられ顔面に裏拳を食らい、胸倉を掴まれ底突きで倒された。
関連項目
ロボット長官、ガメロット、ビートスター :似たような境遇で、自分たちを製作した主人たちを逆に支配し、更には別の惑星を侵略しようとしたアンドロイド関連。
第四惑星人:辛うじて滅ぼされてはいないが、自分達の製作したアンドロイドに逆に支配された宇宙人関連。
ギルバリス:こちらも案外似ている?
文明自滅ゲーム:彼らアンドロイドが自我を手に入れた可能性として挙げられている
鉄人兵団:ロボットだけの星であるため自分達の制作者との関わりはないものの、人間を労働力とするために他の星の侵略を企てたロボットたち。
総統メビウス:こちらも同じ経緯から人類を支配し、侵略に乗り出した機械
ナポギストラー一世:こちらも似たような境遇から、自分たちを製作した主人たちを逆に支配したロボット。こちらも下手すれば他の星を侵略しようとした可能性がある。
宇宙鉄人(仮面ライダーフォーゼ):こちらも主人たちを殺して、支配者になろうとしたロボット繋がり。
イレギュラー(ロックマンX):ある意味これに該当する。
トランスフォーマー:こちらもファンタス星人同様に労働用ロボットとして作られたが製作者から酷使されていき、遂に感情が芽生えて反乱を起こしたと言う経緯を持つ。ただしこちらは製作者を滅ぼさずに工場惑星から追い出した程度であり、中には平和を愛し人間と友好的に接する善良な者もいたり、後に2派に分かれて戦争を起こすと言うファンタス星人とは異なる点がある。しかし前者は劇中のファンタス星人の様な過激な発言が目立つ