概要
正式なシリーズ名は「ファンタ学園シリーズ」。
学園をテーマとしたCMであり、金八先生風に個性強すぎる先生達が紹介され、授業風景が流れた後、生徒達が放課後の河川敷などで愚痴や不安を口にしてファンタを飲むのが一連の流れとなっている。
本家をリスペクトしてかB組は欠番となっている。韓国でも吹き替え版が放送された。
2008年頃にファンタ日本発売50周年企画の一環としてこの学園シリーズが少しだけ復活した。
そのインパクトの強さから人気を博し、pixivではそのパロディのイラストが投稿されている。
シリーズ終了後の2005年にスタートした「そうだったらいいのにな」シリーズもファンタ学園シリーズの名残で学校が舞台になっていた。
ちなみに校門にて生徒たちが登校してくるシーンに「~年~組〇〇先生」とタイトルが出るのだが、急いでいるのか右から走って登校してくる生徒が毎回いるのも特徴。なお、季節によって夏服になったりするので使いまわしではない様子。
教師一覧
※は復活版。
革ジャン先生
3年A組担当。
ロックミュージシャン風の英語教師。
「Oh Yeah!」とテンションMAXで叫びながら授業するが、生徒達はそのテンションに付いて行けず、渋々先生がシャウトする英単語を繰り返す。「Baby!」「ベイベー…」
前振りが長い上に単語しか出てこないので、生徒達に「受験間に合うかな…」と言われる始末…。
ドラゴン先生
演:笠原大
3年C組担当。
授業中は例の怪鳥音をとどろかせながら黒板に滅茶苦茶にチョークを走らせる。そして突然普通のテンションで「はい、ここテストに出ま~す」と一部を丸で囲うので一応何か意味のあることを書いているらしいが誰にも読めない。
その後、生徒は「やってらんねぇ…」と愚痴をこぼしていた。
「フルーティグレープフルーツ」新発売CM。
終業式では怪鳥音をとどろかせながら校長の服をはぎ取りレフェリー姿にしていた。
激安先生
演:児島浩次郎
3年D組担当。
マシンガントークで電化製品の値引き価格に絡めて授業を行う、黒板には様々な値引きやセールのことしか書いてないが、一応計算の問題を出しておりこれまでの教師と比べればかなりまとも。
ちなみに、テストの答案が返された際、生徒が「38点」と書かれた自分の答案を見つめ「六割引きだったよ」と減点を割引きと呼んでいた。
「ホワイトピーチ」新発売CM。
DJ先生
演:大堀こういち
3年F組担当。
そのまんまのDJ風の数学教師。
授業中もノリノリだが、答えを指名した女子生徒・山下が問題を間違えると散々ためた後に真顔かつ強めの口調で「違います」と言い放つなど、意外と冷徹。
山下も思わず「傷つくわぁ…」(恐らくはスクラッチとかけている)と落ち込んでいた。
「スウィーティー」新発売CM。
将軍先生
演:林統一
3年G組担当。
馬に乗って教室に入って来ており、生徒達は一様に頭を机に平伏したままの体勢で授業が進む。
「この問題が解けるものはおらぬか?」と聞くが全員平伏しているため答えられず、さらに「おらんのか?」と煽ったところでやっと女子生徒の一人が「はい」と頭を上げてと挙手すると、今度は「頭が高い!!」と怒鳴る。
あまりの理不尽さに生徒は「どうすりゃいいのよ…」と愚痴をこぼしていた。
「面を上げよ」と言われるのを待つべきであったかもしれない…(もしくは平服状態から「恐れながら申し上げます」とそっと手をあげれば、あるいは「苦しゅうない、申してみよ」と返してくれるかもしれない)。
ちなみに演じた林は本家『暴れん坊将軍』にも出演している。
昼メロ先生
演:松井涼子
3年H組担当。
昼ドラのようなことをする国語教師。名前は「サダコ」。復活版を除く唯一の女性教師。
先生が教科書を読んでいると、突然教室の前の扉からスーツ姿の恋人が現れ、「今更何よ!」と激怒するが、男性が「俺が悪かった!」と謝ると、「馬鹿ッ! 寂しかった!」とそのまま恋人に抱きつく。
すると、今度は教室の後ろの扉から恋人の母が現れ、「この泥棒猫」と言われて「お義母様!?」と驚愕する。
だが、生徒達は完全に置いてけぼりであり、「授業しろよ…」と呆れられている。
「すもも」新発売CM。
ツッパリ先生
演:渡辺隆二郎
3年J組担当。
「漢字テストだコラァ!」の怒号から始まり、黒板には「吐露非狩古鬱」の文字、「横田!三年だったら読めんだろ!!」と生徒・横田に答えさせようとするが当然読めるはずもない。
ちなみに答えは「ト・ロ・ピ・カ・ル・フルゥツだーっ!!」だそう。
酷い当て字に横田は「そんな無茶な…」と愚痴る。
先生が告知している通り「トロピカルフルーツ」の新発売CM。
終業式では「校長の話だァ!」と進行役をしている他、ロスタイムのボードを上げる役を務めた。
黒ひげ先生
演:銀治
3年S組担当。
黒い髭面でバンダナを巻き、樽の中に納まって授業する地理の先生。かなり小柄。
生徒達が特大のナイフを持って樽を刺していくと、先生が飛び出す。そして先生は若干申し訳なさそうに刺した生徒の肩を叩くと「掃除当番です」と当番を割り当てる。
当ててしまった生徒は、「そんなのありかよ…」と嘆く。
商標の関係か、放送当時の公式サイトでは唯一プロフィール紹介がなかった。
校長先生
演:竹之内啓喜
この学園の校長先生。
おなじみの教室から舞台は離れ、体育館での一学期の終業式の校長の話で、「明日から夏休み…」と話を切り出すが、「…のはずでしたが!!!」と話を一転。ドラゴン先生が背広を脱がせると、その下にサッカーの審判の服を着込んでおり、生徒の遅刻や居眠りをロスタイムとして「一学期を続行します!!」と宣言。それによって生徒全員が新喜劇のように倒れ、最後は「もういや!!」と生徒が絶叫する。
(復活版を除けば)シリーズ最終作かつ全校集会のため、これまでに登場した先生達が一堂に会しており、歴代の先生達が総登場することから、オールスターとしての側面も持ち合わせている。
「さっぱりピーチ」新発売CM。
エビさん先生※
演:土井きよ美
3年AB組担当。
道徳・校則指導担当。
校則に厳しく、両手にあるロブスターっぽいハサミで生徒を叱りつけながら校則違反のピアスや伸びすぎた前髪を切っていく。一方鼻毛の出ていた男子生徒に猫なで声で諭しながら鼻毛を切ってやることも。
このハサミはコンクリートにヒビが入るほど固いが、日本ではハサミのないエビが一般的であるため生徒に「むしろカニちゃんだろ…」と囁かれる。
なお、髪を切られた女子生徒役は後に『あまちゃん』で脚光を浴びる松岡茉優。
透明先生※
演:稲川哲也
3年X組担当。
理科教師。
熱血スパルタ教師のようで生徒に厳しく接するが、名前の通り透明でネクタイしか見えない。生徒からも「先生遅い」と言われる程気づかれないが、一方でそれを生かして授業中悪さをする生徒を懲らしめることもあれば、倉庫で告白しているところを「俺も好きだ!」と割り込んで悪用することも。
最後はいつものように河原で「やってらんねぇ…」と愚痴っていた生徒が川に小石を投げ込もうと投げたところに偶然自転車に乗って移動して横切り、透明ゆえに気付かれず小石をぶつけられて転倒してしまい、驚いた生徒達に「いたんですか!?」と言われ「いたよォ!!」と叫ぶ。
ネクタイや鞄、自転車は透明になっていないということは、透明で見えないから済んでいるものの、彼は全裸ネクタイという恰好で授業をし、外を出歩いていることになるがいいのだろうか。
関連動画
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関連タグ
ファン太郎 :2009年頃のファンタのCM。
呪術廻戦:2024年7月の単行本27巻発売時にCMのパロディ動画が発表された公式が病気。登場するのは「3年J組 超人先生」。同名記事を参照。