はじめに
この記事は『東方Project』フランドール・スカーレット記事から二次創作ネタを分離させたものです。
この記事は書きかけです。内容は順次更新していきます。
二次創作で多く見られる設定
主にファンや二次創作における扱い、また二次創作で多く見られるフランドールのキャラクター性について言及する。
初出の『紅魔郷』では、「気がふれている」と明言されていた。
『東方智霊奇伝』では殺人未遂の疑惑がかかった相手に対し、事件のことを目を輝かせながら訊いたり、「思い切ったことをしたねぇ」と感心したりするといった狂気的な行動をとっていた。
また、『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持っている。
元々出番が少ないので二次創作の界隈では具体的な設定を窺い知れるような資料が乏しいとされ、その結果、様々なフランのキャラクター性が確立された。
傾向としては5種類の属性をそれぞれの作品・作風ごとに独自の割合で組み合わるような複合的なパターンでフランのパーソナリティが造形されることが多い。
1.狂気設定からスプラッタやホラーを中心とした破壊的で過激なもの。
2.狂気設定と原作での問答から冷酷あるいは非倫理的で残忍なもの。
3.495年の殆どを外界と隔絶して過ごしていたために善悪の区別が曖昧で好奇心旺盛、子供っぽく悪戯好き、純粋で我侭等といった愛くるしい幼女的なもの。
4.ロリでも狂気的でもなく年頃の普通の女の子的なもの。
5.これらを適当な割合で折衷したもの
1.とされる場合、話が通じないレベルで暴走して破壊、というキャラになる。
フランドールの持つ印象が分かりやすく、イラストの題材にされることは多いが、キャラクターとして安定した運用が難しいためキャラ付けとして生かされることは多くない。
2.の場合は、公式の情報における狂気設定と原作での冷静なやりとり、問答から作られたもので、1.と異なり冷静で話は十二分に通じるものの嗜虐性が強かったり倫理観に欠けたりし、対象を玩具のように弄び無機質に惨殺するという存在になりがちで、所謂「幼さ故の残酷さ」な感じのキャラとして描かれやすい。
この場合、常識が通用しない残虐な立ち位置のキャラクターとして非常に分かりやすいため、シリアスさや残虐要素を含む作品では使用されやすい。
3.とされる場合はただの素直な世間知らずの少女で、例えば姉との仲などについては大体において良好と言う場合が多い。狂気は抜けきっており、本来割と冷静で知的だということも省かれ、イラストにする場合も普通のロリキャラになってしまう場合が多い。ただ、R-18の際に姉やチルノなど他のロリキャラと比べて嗜虐的で貪欲であるというキャラづけは狂気設定の影響であろうと思われる。
陽気なアホの子っぽく描かれるが、頭の回転自体は早い・理解力が高いなど頭が悪いというのは稀。ただし洋ロリなことから和に関する知識がない(漢字が読めない、単語の意味を知らない)という風にアホの子らしさを演出するケースもある。
一人称は「フラン」呼びが多いが、原作通りに「私」を使う場合も少なくない。
4.の場合は普通の女の子故にロリロリしさや狂気性こそ薄れてしまうが、サブカルにおける中学生~高校生に近いキャラ付けが出来ることから可愛らしさを重視できるという利点がある。多くの場合弄りに弱く、フランと絡ませやすいレミリア、こいしなどが弄り役として登場するケースが多い。
年頃の女の子らしく姉に対して反抗的、ツンデレ、泣き虫、引っ込み思案、からかい上手など様々なキャラ付けがされる。原作重視というよりは作者の好みが反映されているといった感じか。
5.これらは折衷される場合もあり、3.からいきなり発狂する切り換え型として描写されることもあるが、多くはドS化したり、倫理的にブッ飛んだ発想をして周囲がぎょっとしたり、壊す気は無いのに勢い余ってモノを壊したり、時には自分自身の狂気との付き合い方に悩んだりと言った混在型の描写になる。
この他に、表面に表れるときは狂気性を帯びているものとして表現されているものの、その奥には495年間の苦悩などからの一種の達観を覚えているフランなど、二次創作におけるキャラクター性は多種多様。また、未来の幻想郷をイメージした作品などでは「外に出る機会が増えて様々な経験を積んだ結果、姉のレミリアよりも身体年齢、精神年齢共に上になってしまった(というよりレミリアが両方とも全然成長していないという方が正しいか?)」という常識的で大人びたキャラとして描かれやすい。
フランは元々二次創作で人気な東方キャラであるが、先述した通り原作であまり登場せず、人物について深く分かるような資料も少なかったため、二次創作ではファンの間で様々な「フランドール・スカーレット」が見出されてきたのである。
なお
原作でのフランのイメージと、二次創作でのフランのイメージを比較すると、異なる点が見られる。
原作では、フランは落ち着いていて知的な狂人として描かれているようで、スペルカードや会話の節々から頭の回転の速さ、知識の豊かさを読み取ることができる。初対面に「さん」付けをする礼儀正しさも兼ね揃えているようだ。
『衝動に駆られて何もかも破壊しまくる残忍な怪物』『無知で無邪気な幼い少女』というよりは、『計画性のある頭脳派シリアルキラー』のような印象を受ける。
原作のフランは人間味があり、二次創作のフランとはまた違った恐怖を味わえる。
人物関係
公式では、人物関係は姉を除いてほとんど存在しない。
二次創作においても姉のレミリアとの組み合わせ(レミフラ、スカーレット姉妹)が最も多い。ただしお互いどう思っているのか、原作でも描写が一貫していない。
ただ、書籍作品である『東方鈴奈庵』の2巻第7話では、最後に二人で仲良くペットのチュパカブラを眺めるという微笑ましいシーンがあった。
また、『智霊奇伝』で、二人の新たな会話シーンがある。レミリアから疑惑をもたれたフランだが、むしろ疑われたことをひと暴れする口実が出来たと返す、好戦的で人外らしさを感じさせる濃い関係性が描かれている。
また、紅魔館の門番である紅美鈴との組み合わせも有名(レミ咲のレミリアと咲夜の対になるように、フランと美鈴の組み合わせが増えた)で、メイフラ、メイフラは希望の虹、「それでも彼女はいなくならない」といったタグが存在する。
少数派では、咲フラ(咲夜×フラン)、パチェフラ(パチュリー・ノーレッジ×フラン)というカップリングも。
やはり原作の出番が少ないため、人物関係は紅魔館の中だけで完結され気味。
しかし、最近ではEXボス・妹キャラ・狂気系のキャラという繋がりがあることから「こいフラ」として古明地こいしとカップリングが増加傾向にある。ただしこの二人は、原作では一度も会ったことがない。
さらに封獣ぬえを加えて「EX三人娘」と呼称するグループタグも存在するが、フランとぬえの単体同士での組み合わせはかなり稀。やはり妹キャラであるかどうかが関係あるのだろうか。
また、『東方剛欲異聞』に登場したことによって、ストーリー上で絡みがあった摩多羅隠岐奈や饕餮尤魔とのカップリングが新たに追加された。
主人公たちとは、霧雨魔理沙との組み合わせが多く見られ、フラマリ(マリフラ)というタグもあるが、公式で魔理沙は紅魔館に忍び込んだ際、妹に出くわすこともあるため刺激しないようにやり過ごしているのだが、せっかく忍び込んだのだから出てこないでほしいと評価しており、最近は魔理沙側に他のキャラとの絡みが増えたこともあってか少なくなってきている。
逆に原作では『巫女』に興味をもったようだが、かつて魔理沙との組み合わせが主流だったせいか、今も昔も二次においては扱われること自体が稀である。
尚、東方剛欲異聞でも2人が対面し、その際フランが霊夢に対し強い拘りを持つ場面があった。
(魔理沙とも出会ってはいるものの完全に雑魚扱いだった)
紅魔館や主人公二名以外では、『文花帖』での件から射命丸文と関わる作品も見られ(文フラ)、上記の強欲異聞で新しく交流関係になった摩多羅隠岐奈と関わる作品も増えた(おきフラ)。
東方キャラの日
二次創作設定の「東方キャラの日(東方記念日)」では「7月4日はフランちゃんの日」が東方企画立案を通じて提案された。これは年齢が「495歳程」という公式設定から「4月95日」が見いだされ、実際の日付に当てはめると「7月4日」となることから。企画が終了した現在では次の表記揺れタグも広く用いられている。
「フランドール・スカーレットの日」は7月4日のみの為、日付を含まないタグも同日を指す。
また、フランを含む複数名の日として次のものがある。
- 5月25日はこいフラここの日(こいフラここ⇒古明地こいし/フラン/秦こころ)
- 6月6日は紅姉妹の日(レミリア・スカーレット/フラン)
- 6月6日は東方悪魔の日(スカーレット姉妹など)
- 6月9日はこいフラの日(こいフラ⇒古明地こいし/フラン)
(2024年7月現在)
東方二次創作衣装
色変え | |
---|---|
黒フラン | 白フラン |
フランドール・ブルーレット/青フラン | [[]] |
[pixivimage:] |
服装 | |
---|---|
フランサンタ | メイドフラン |
チャイナフラン | レオターフラン/レオタドール・スカーレット |
巫女フラン | 和服フラン |
水着フラン | タッグコスフラン |
ナースフラン | チアガールフラン |
バニードール | ベビードール・スカーレット |
制服フラン | ウェディングフラン |
踊り子フラン | ボンデージフラン |
アイドルフラン | インターネットフラン |
シスターフラン | 不思議の国のフラン |
軍服フラン | パーカーフラン |
パーツやアイテムなど
フランドール・スカーレットを元ネタとした二次創作キャラ
フランママン | グランベル・スカーレット |
---|---|
大人化&母親化 | 『フラン』を『グラン』と打ち間違えた事により誕生 |
フランドール・スカーレット(lagoon9673) | シュガードール・スカーレット |
ゆっくり実況関連 | ゆっくり実況関連 |
ハンター狩りの吸血鬼 | 孔雀卿 |
東方ロストワード | 東方ロストワード |
関連タグ
東方二次創作
U.N.おっぱい U.N.ちっぱい ふらんわん ふにゃん ぬこーレット姉妹 ちびフラン 長髪フラン ロングフラン 尻尾フラン/しっぽフラン フランちゃん フランちゃんウフフ/フランちゃんうふふ 高級感溢れる羽 妹様は成長期 スカーレット200% 東方ライダーFFF 孕ンドール ふくらんどーる 495歳児 きゅうきょくフランちゃん 理性を破壊する程度の能力 チュッとしてドカーン U.N.オーエンのためのセプテット 不夜城のセイバー 妹様マジ天使 ちっちゃいフランちゃん 入浴フラン 林檎フラン 病みフラン
カップリング系
レミフラ(フラレミ/レミフラマジ天使) メイフラ(メイフラは希望の虹/それでも彼女はいなくならない) パチェフラ 咲フラ ふらこあ(こあフラ) フラマリ(マリフラ) レイフラ(フラ霊)
フラルミ(ルミフラ) チルフラ フラアリ フラみょん もこフラ(フラもこ/紅い妹) 文フラ もみフラ サナフラ こいフラ イクフラ フラパル ぬえフラ フラクラ おきフラ 尤フラ フラ霖 レミレイフラ 東方五魔女 コいふラ霖 EX霖 EX三人娘 レミフラサンド(両手に紅魔)
ルフランが俺の魂 こいフラが俺のイドブレイク 一心フランにこいしてる 俺のレーヴァテインがスターボウブレイク
二次創作ネタカップリング
東方キャラの日
7月4日はフランちゃんの日/7月4日はフランの日/7月4日はフランドールの日/フランちゃんの日/フランの日/フランドールの日/7月5日はフランちゃんの日に間に合わなかった人の日
楽曲
最終鬼畜妹フランドール・S 物凄い狂っとるフランちゃんが物凄いうた インターネットサバイバー
表記・呼称
芙兰朵露·斯卡蕾特 芙兰朵露•斯卡雷特(いずれも「フランドール・スカーレット」)
二小姐(中華圏でのフランの愛称の一つ)
※なお、同名タグだが別に分けられてしまう【フランドール・スカーレット】がある。
これは真ん中の『・』が半角か全角かの違いによって引き起こされている。
統計的にみると「フランドール・スカーレット(『・』が全角)」の方が数も多いので、コチラで登録するのが良いだろう。