概要
ブラックライトを当てた物体は内部に含まれる蛍光物質だけが発光するため、視覚効果の一種としても利用される。暗闇で蛍光物質だけを幻想的に光らせることから、独特のアートを作り出す例もある。
単純に不思議な空間・雰囲気を演出できることから、お店のインテリアとして用いられるが、ブラックライト自体はぼんやり薄暗いため、単体では照明としては力不足気味。
偽造防止として、肉眼で見えない不可視インクを反応して光らせる例もある。
例えばこんなものが光ります
- 蛍光ペン
- 照明下でも鮮やかに光るが、紫外線照射によって激しく発光する。暗闇では際立って光る。
- 生物の体液(血液、汗、尿、精液、皮脂等etc...)
- 含まれるアミノ酸類が光る。もちろんタンパク質(意味深)も光る。もし中古フィギュアやコスプレ衣装を購入するならこの性質を知っておいても損しないだろう。
- サソリ
- なぜこのように進化したのかは謎。
- アニサキス
- この用途に特化した「アニサキスライト」がいくつか商品化されている。生の魚介類を食べる際に試してみるのもいいだろう。ただし過信は禁物。
- 栄養ドリンク(リアルゴールド、リポビタンDなど)
- ビタミンB群が光る。同じ理由でパインアメも光る。
- パスポート
- クレジットカード
- 上記2つは、偽造防止の為に特殊なインクを使った印刷がされてある。
- 発送されたハガキ
- 肉眼では視認不可な識別用のバーコードがスタンピングされるため。
- ガンプラの一部クリアパーツ
- 洗濯用洗剤・洗濯用漂白剤・紙
- 一部の製品には白さを際立たせる目的で堂々と蛍光剤が含まれているが、無添加を売りにしているような商品なら入っていないこともある。
- 一部天然石
- 蛍光成分に反応(ルビーなど)。
- 納豆
- アーモンド
- 米(特に古米)
- コメに含まれる脂質が酸化すると蛍光性のある物質に変化していくからだという。
- 植物の葉
- 赤く光る。葉緑素に吸収された光エネルギーの余剰分が赤色光となるため。
- 灯油・重油
- 一部の犯罪者
- カラーボールが当たった者はもちろん、一部の貨幣や貴重品などの「外に出てはまずい品」は持ち出される過程で肉眼では視認不可な蛍光剤が体や服に付くような保管方法が取られている。無論、その性質上簡単には落とせないものが使われるため、付着した跡や付着品を処分した痕跡が犯罪の証拠となる。
- ゆるキャン単行本6・7巻の背表紙
- Switchのコントローラー、プロコンの中で、ネオンカラー系統のもの
他、一部の100円ショップでは小型の紫外線ランプの付属した不可視ペンがおもちゃとして売られており、スパイごっこやマーキングなどの活用も可能。
その他
可視光線を挟んで反対側を用いる赤外線ライト(IRライト)もあるが、そちらも同様に肉眼では見えない。(暗視装置と併用した照明・マーカーなどに用いられる)