概要
イスラム教の伝承に登場する神獣の一種で、熾天使ジブリール=ガブリエルの乗騎。
その姿形はギリシャ神話のペガサスに孔雀の尾羽、ロバの耳を持つ女性の頭を合成したかのような姿をしており、開祖ムハンマドを背に乗せて天国や地獄を含む世界のあらゆる場所を飛び回ったという。
その速さはムハンマドが零してしまった筈の水が溢れる寸前の状態で止まっていたほど。世界中の神話に登場する名馬と比較しても破格のスペックである。
ただ頭が人間でも獣心と人心のどちらを持ち合わせるかは不明瞭。
コップの件も、出発時間までは逆行が保証されるが、それ以上の力が出せるのか…
ともかく、この現実で世界のそこら中に生息していないのが 惜しまれるばかりだ。
関連タグ
創作での扱い
- 女神転生シリーズ
初出は『ソウルハッカーズ』で種族は合体専用の”聖獣”。目にも止まらないスピードの乗り物であるという伝承を拡大解釈した、機械化された人面獣といった姿で描かれた。
球状の奇妙な車両に乗った兵士「モーターブラーク」として登場。
中東を支配する八卦ユースフによって処刑された者たちが、イマージュを注入され蘇ったもので炎を吐いて攻撃してくる。
でもこれほどの超能力者に 戦闘まで期待するってどうなんだろう。
関連する幻獣
ケンタウロス:ちょっとどころか大幅に違う。
スフィンクス:人面獣身の聖獣。
スレイプニル:彼も冥府に向かった逸話が残されている。