データ
- 身長:50m
- 体重:不明
- 出身地:関山城跡の沼
概要
実写ドラマ『悪魔くん』第5話に登場した怪獣並みの巨体を持つ妖怪。
源田家の先祖によって関山城跡の沼地に封印されていた妖怪で、封印の通力を持った地蔵が二人の男が乗ったトラックが誤って破壊してしまったことで現代に復活した。
口から人間をも溶解する強力な胃液を吐き出す。なおメフィストは以前からペロリゴンの存在を知っていたらしい。
遊園地を破壊しながら真吾を追いかけ、貧太を飲み込み、真吾とメフィストの攻撃をものともせず逆に二人を飲み込んだ。
だがメフィストの魔力「ボーリング」で胃に穴をあけられ脱出されてしまい、そのまま胃液が全身に回りドロドロに溶けてしまった。
漫画版では未登場だが、後述のビチゴンの回で既に悪魔くんたちに倒された事が判明している。
ビチゴン
別冊少年マガジンに掲載された『ビチゴン事件』に登場するペロリゴンの同族。
世界一汚い妖怪と言われており、口から大便を発射する(そのため、メフィストもペロリゴンの方がマシと言っている)。
2000年間冬眠していたが、ねぐらの穴に養豚業者が始末に負えなくなった豚糞を大量に遺棄したことが原因で目覚め、大便を吐きながら自衛隊を蹴散らし暴れ回る。メフィストをも大便まみれにして食べてしまったが、一緒に誤飲した水素ボンベを腹の中でメフィストに開けられたことでパンパンに膨れ上がって破裂死した。
余談
- 4期鬼太郎の最初のエンディングの『カランコロンの歌』にも小型の個体がモブとして登場している。
- 「第一次怪獣ブーム」が『悪魔くん』と『ゲゲゲの鬼太郎』に与えた影響が大きい事は方々で指摘されている。
- キブンゴの腹部と牙のデザインはペロリゴン/ビチゴンと類似性が強く、水木しげるとの関連性も強い昭和ガメラの影響がある可能性がある。そのためか、実写ドラマ版では、ペロリゴンは腹部のデザインのみが重点的に変更されている(大魔神も実写ドラマ版に登場した際はデザインが変更されている)。
- 水木しげるは大海獣の前身である『怪獣ラバン』に本物のゴジラを登場させているが、昭和ゴジラとペロリゴンの身長が同じであり、また、平成ガメラの監督である金子修介による『GMK』でも、護国三聖獣は封印されていた地蔵を破壊されたことで復活し、ゴジラも人間によって体内に穴を開けられ、そこから放射熱線が漏れ出して自爆するなど、ペロリゴンとの類似性が見られる。
- 『怪獣ラバン』は、メカニコングやメカゴジラやビオランテなど後の東宝怪獣を先取りした存在としても有名であり、『怪獣ラバン』におけるゴジラの登場シークエンスは昭和ギャオスに影響を与えた可能性が大きい。何の因果か、「他の生物を怪獣化させる」という点では、オリジナルギャオスにも『怪獣ラバン』との類似性が見られる。